コンピュータRPG

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コンピュータRPG(コンピュータ・アールピージー)は、コンピュータゲームのジャンルの一つ。

概要[編集]

コンピュータを用いたロールプレイングゲーム(RPG)群を指す。

日本のテレビゲーム市場では人気の高いジャンルで、特に『ドラゴンクエストシリーズ』、『ファイナルファンタジーシリーズ』、『ポケットモンスターシリーズ』はコンピュータRPGのみならず、テレビゲーム市場を代表するタイトルである。

このジャンルの初期作品は最初のRPGである『ダンジョンズ&ドラゴンズ』に端を発する海外のコンピュータRPGである『ウルティマ』や『ウィザードリィ』等からの影響が強い[1]。なお、世界初の(テキストベース)コンピュータRPGは『ダンジョン』である。初期~1980年代には、アドベンチャーゲームと未分化な点もあった。

日本におけるコンピュータRPGは、まずパソコンゲームで発達した。詳細なストーリーを持たずゲーム内に隠されたヒントを自力で探し出すと言った作品が多かった(『ザ・ブラックオニキス』(1984年)など)。この「隠されたヒントを自力で探し出す」点がコンピュータRPGの面白さと認識され発達し、コンピュータRPGは難しいほど面白いゲームとされていた(『ザナドゥ』(1985年)など)一方で、限られたプレイヤーにしかクリアできないハードルの高いゲームであった。この傾向は、『イースI』(1987年)・『イースII』(1988年)の発売を機に一転し、90年代に入ると、『ドラゴンクエストシリーズ』と『ファイナルファンタジーシリーズ』を筆頭とするRPGブームが訪れ、ストーリー重視の作品が主流となった。 コンピュータRPGの要素は現在ではあらゆるゲームジャンルに浸透している。それを成し得たのは、「物語」や「キャラクターの成長」といった本ジャンルの概念が人間の願望に根ざしたものであり、それを視覚的に追っていくことがプレイヤーの欲求を満たすものであるからだろう[2]

コンピュータRPGの特徴[編集]

ゲームプレイの肝となる行為結果(戦闘など)を、ターンごとに攻撃をして、能力値計算を主とした処理で判定するため、アクションゲームシューティングゲームに比べてプレイヤーの反射神経や操作技能に依存しないゲームバランスになっているのが特徴。

多く見られるのは、プレイヤーが主人公とその仲間を操作し、障害として立ちふさがるモンスターとの戦闘を繰り返しながら「経験値」を蓄積してパワーアップし、徐々に行動範囲を広げていき最終的に目標を達成するというものである。特に日本市場ではユーザーの意思をゲームに反映させる手段にコマンド選択式インターフェイスを採用しているものが多い。

ゲームメディアなどで「RPG的要素を持つ」と言われる場合は、大抵下記の要素がゲームプレイに含まれている。

  • 成長要素。努力の成果としてキャラクターの能力値が成長する楽しみがある。
  • リソース管理要素。アイテム選びや消費、能力の成長の仕方といったリソースを効率よく管理し、ゲームを有利に運ぶ楽しみがある。
  • 物語演出要素。コンピュータならではのダイナミックな演出、RPGならではの感情移入しやすい物語を楽しめる。
  • 冒険探索要素。広い世界を探索し、旅をする楽しみがある。

また、日本では複数のプレイヤーキャラクター(パーティ)によって行われる戦闘をRPG要素として捉える場合もある。

レトロRPG[編集]

近年ではファミコン世代もしくは、それ以前のコンピュータRPGを再評価しようとする傾向が見られる。中には、出荷本数が少なかったためにプレミアの付いているソフトも存在しており、中古品がオークションやオンラインショップで高額で取引されることもある。また、有名な作品であればゲームメーカー各社が行っている旧作のダウンロード配信サービス(バーチャルコンソールプレイステーションストアなど)や、携帯ゲーム機などへの移植が行われている。

ローグライクゲームと呼ばれるダンジョン自動生成型の「終わり無きRPG」に対する根強い人気も見られる。この種のゲームはグラフィックによる表示が難しかった時代の産物であるため、伝統にしたがって文字だけを使った画面表示、またはそれに類するシンプルな画面表示しか用いないのが通例である。なお、ローグライクゲームはフリーウェアとして提供されているものも多い。

その他[編集]

欧米においては、独自の進化を遂げた日本製RPGを「クラシックスタイルRPG(classic style RPG)」や「JRPG(Japanese RPG)」と表現するようになっている[3]。PC市場をメインとし続けた欧米では、リアルタイム制や、シームレスや、オープンワールドを組み込んだRPGのスタイルが確立されている。そのため、ターン制や、コマンド戦闘や、エンカウント方式にとどまるなどスタイルの古い日本製のものは区別されていると考えている[4]。ただし、売り上げにおいてはポケットモンスターシリーズが全世界で1億9300万本[5]ファイナルファンタジーシリーズは全世界で9700万本という売上を残し[6]ドラゴンクエストVIIIはアメリカ大手ゲームサイトGameSpotにて2005年度最優秀RPGを受賞、2010年E3アワード全機種RPG部門にてイース7がベストRPG賞を受賞し『RPGFan Feature-E3 2010 Awards』を獲得するなど海外でも日本製RPGは一定の評価を受けている。

主なコンピュータRPG[編集]

1970年代

1980年代

1990年代

2000年代

2010年代

脚注[編集]

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  1. ^ IT用語辞典バイナリ
  2. ^ Choke Point|【コラム】あらゆるゲーム・ジャンルを支配するRPG” (日本語). Choke Point (2012年12月14日). 2013年3月4日閲覧。
  3. ^ それに対して欧米のRPGをWRPG(Western RPG)と区別することもある
  4. ^ FF13がPS3独占を捨てたやむを得ぬ事情・E3を読む(上)[リンク切れ] 「IT+PLUS」 2008年7月18日
  5. ^ Graft, Kris (2009年8月14日). “More Pokemon Remakes Inbound As Platinum Hits 5.7 Million”. Gamasutra. 2009年8月14日閲覧。
  6. ^ Leigh Alexander (2010年3月19日). “FFXIII Achieves 1 Million-Unit Five-Day Sales”. Gamasutra. 2010年3月20日閲覧。

関連項目[編集]