コンピュータRPG

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コンピュータRPG(コンピュータ・アールピージー)は、コンピュータゲームのジャンルの一つ。

概要[編集]

コンピュータを用いたロールプレイングゲーム(RPG)群を指す。

日本の家庭用ゲーム市場では人気の高いジャンルで、特に『ドラゴンクエストシリーズ』、『ファイナルファンタジーシリーズ』、『ポケットモンスターシリーズ』はコンピュータRPGのみならず、家庭用ゲームを代表するタイトルである。スマートフォン(スマホ)ゲーム市場においても同様で、『パズル&ドラゴンズ』(2012年~)や『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』(2013年~)を始め、Google Playのトップチャートには多数のコンピュータRPGがランクインしている[1]

北米(以下同)で発売された『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(1974年~)を開祖とし、『ダンジョン』(1975年・1976年)でテキスト・コマンド入力といった要素が登場、そして『ウルティマ』(1979年~)と『ウィザードリィ』(1981年~)によって根幹となるゲームシステムが確立された。特に初期(~1980年代)の作品ほど後2作品の影響が大きく[2]、また現在は別ジャンルのアドベンチャーゲームと未分化な点もあった。

日本におけるコンピュータRPGは、まずパソコンゲームで発達した。当初は詳細なストーリーを持たず、ゲーム内に隠されたヒントを自力で探し出すと言った作品が多かった(『ザ・ブラックオニキス』(1984年)など)。この「隠されたヒントを自力で探し出す」点がコンピュータRPGの面白さと認識され発達し、コンピュータRPGは難しいほど面白いゲームとされていた(『ザナドゥ』(1985年)など)一方で、限られたプレイヤーにしかクリアできないハードルの高いゲームであった。この傾向は、『イースI』(1987年)・『イースII』(1988年)の発売を機に一転し、90年代に入ると、『ドラゴンクエストシリーズ』と『ファイナルファンタジーシリーズ』を筆頭とするRPGブームが訪れ、ストーリー重視の作品が主流となった。

コンピュータRPGは、対戦型格闘ゲームと並んで苦手な人の多いジャンルである[3]。理由としては、クリアをするのに時間がかかること、レベル上げが面倒なことなどが挙げられる。にも関わらず、本ジャンルの要素があらゆるゲームに浸透しているのはなぜか。Ryan Clementsは、「物語」や「キャラクターの成長」といった要素が人の想いに根ざしたものであり、それを目で追っていくことがプレイヤーの欲求を満たすものであるからと解説している[4]

コンピュータRPGの特徴[編集]

ゲームプレイの肝となる行為結果(戦闘など)を、ターンごとに攻撃をして、能力値計算を主とした処理で判定するため、アクションゲームシューティングゲームに比べてプレイヤーの反射神経や操作技能に依存しないゲームバランスになっているのが特徴。

多く見られるのは、プレイヤーが主人公とその仲間を操作し、障害として立ちふさがるモンスターとの戦闘を繰り返しながら「経験値」を蓄積してパワーアップし、徐々に行動範囲を広げていき最終的に目標を達成するというものである。特に日本市場ではユーザーの意思をゲームに反映させる手段にコマンド選択式インターフェイスを採用しているものが多い。

ゲームメディアなどで「RPG的要素を持つ」と言われる場合は、大抵下記の要素がゲームプレイに含まれている。

  • 成長要素。努力の成果としてキャラクターの能力値が成長する楽しみがある。
  • リソース管理要素。アイテム選びや消費、能力の成長の仕方といったリソースを効率よく管理し、ゲームを有利に運ぶ楽しみがある。
  • 物語演出要素。コンピュータならではのダイナミックな演出、RPGならではの感情移入しやすい物語を楽しめる。
  • 冒険探索要素。広い世界を探索し、旅をする楽しみがある。

また、日本では複数のプレイヤーキャラクター(パーティ)によって行われる戦闘をRPG要素として捉える場合もある。

レトロRPG[編集]

近年ではファミコン世代もしくは、それ以前のコンピュータRPGを再評価しようとする傾向が見られる。中には、出荷本数が少なかったためにプレミアの付いているソフトも存在しており、中古品がオークションやオンラインショップで高額で取引されることもある。また、有名な作品であればゲームメーカー各社が行っている旧作のダウンロード配信サービス(バーチャルコンソールPlayStation Storeなど)や、携帯ゲーム機などへの移植が行われている。

ローグライクゲームと呼ばれるダンジョン自動生成型の「終わり無きRPG」に対する根強い人気も見られる。この種のゲームはグラフィックによる表示が難しかった時代の産物であるため、伝統にしたがって文字だけを使った画面表示、またはそれに類するシンプルな画面表示しか用いないのが通例である。なお、ローグライクゲームはフリーウェアとして提供されているものも多い。

その他[編集]

欧米においては、独自の進化を遂げた日本製RPGを「クラシックスタイルRPG(classic style RPG)」や「JRPG(Japanese RPG)」と表現するようになっている[5]。PC市場をメインとし続けた欧米では、リアルタイム制や、シームレスや、オープンワールドを組み込んだRPGのスタイルが確立されている。そのため、ターン制や、コマンド戦闘や、エンカウント方式にとどまるなどスタイルの古い日本製のものは区別されていると考えている[6]。ただし、売り上げにおいてはポケットモンスターシリーズが全世界で1億9300万本[7]ファイナルファンタジーシリーズは全世界で9700万本という売上を残し[8]ドラゴンクエストVIIIはアメリカ大手ゲームサイトGameSpotにて2005年度最優秀RPGを受賞、2010年E3アワード全機種RPG部門にてイース7がベストRPG賞を受賞し『RPGFan Feature-E3 2010 Awards』を獲得するなど海外でも日本製RPGは一定の評価を受けている。

主なコンピュータRPG[編集]

1970年代

1980年代

1990年代

2000年代

2010年代

脚注[編集]

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関連項目[編集]