ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー

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ポケモン・ザ・ムービー XY
破壊の繭とディアンシー
監督 湯山邦彦
脚本 園田英樹
出演者 松本梨香
大谷育江
梶裕貴
伊瀬茉莉也
牧口真幸
足立梨花
山寺宏一
中川翔子
中川礼二
中川剛
三田佳子
音楽 宮崎慎二
主題歌 SCANDAL
「夜明けの流星群」
製作会社 小学館集英社プロダクション
配給 東宝
公開 日本の旗 2014年7月19日
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒
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ポケモン・ザ・ムービー XY 破壊の繭とディアンシー』(ポケモン・ザ・ムービー エックスワイ はかいのまゆとディアンシー)は2014年7月19日公開のテレビアニメ『ポケットモンスター』の劇場版第17作目の作品。

キャッチコピーは「ポケモン映画、新次元へ!」「世界は、聖なる輝きに包まれる―」。

テレビ東京開局50周年記念作品。

概要[編集]

XY』シリーズ初代作。短編映画『ピカチュウ、これなんのカギ?』が同時上映されている。当初発表されたタイトルは『ポケモン・ザ・ムービー XY 破壊の繭』であり、本作で初公表となるポケモン・ディアンシーの名が伏せられていた[1]。また、「劇場版で(後に正式タイトルに組み込まれる)主役となるポケモンはそれまでゲーム版で公開されていなかった初登場のポケモン」という慣例が、2012年公開の『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士 ケルディオ』以来2年ぶりに復活した。

今までは、『劇場版ポケットモンスター○○(シリーズタイトル名)』として上映されていたが、今作から『ポケモン・ザ・ムービー○○(シリーズタイトル名)』として上映されることになった。

また、前作までの劇場版は、アニメーション制作をオー・エル・エムのプロデューサー、小板橋司が率いるTEAM KOITABASHIが担当していたが、本作ではテレビ・映画『たまごっち!』シリーズなどを制作してきた亀井康輝が率いるTeam Kameiに交代。副監督として『ポケットモンスター ベストウイッシュ』シリーズの監督を務めた須藤典彦が登板するなど、制作体制が変化した。

時系列は「XY」第35話(放送順カウントで)以降である[2]

全国357スクリーンで公開され、2014年7月19、20日の初日2日間で興収3億9,325万9,400円、動員36万0190人になり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で 初登場第1位を獲得。また、ぴあの調査による初日満足度ランキングでも満足度91.8となり、第1位となっている。

前売り券・配布ポケモン[編集]

本作の前売券は2014年4月19日に発売され、2007年公開の『ディアルガVSパルキアVSダークライ』以来7年ぶりに配布する幻のポケモンを事前に投票する企画が2014年1月15日から2月10日にかけて行われた。候補は同時上映作品『ピカチュウ、これなんのカギ?』に登場するジラーチ、ビクティニ、マナフィ、ダークライの4匹で3月15日に最終結果が発表され、ダークライが1位となった。このダークライは通常では覚えない『ゴーストダイブ』を覚えている。また『七夜の願い星 ジラーチ』から前作までは前売券の上部に、配布されるポケモン及び特殊アイテムの引換券(切り取り無効)が付いていて、ポケモンセンター全店舗やセブンイレブン、大手百貨店などの対象店舗でゲーム内の『ふしぎなおくりもの』を起動して店員の指示に従い赤外線通信で配布していたが、本作からは『ふしぎなおくりもの』内で入力するプレゼントコード(シリアルコード)が付くようになり、引換券は廃止された[3]

劇場では、映画の主役ポケモンのディアンシーが配信され、7月19日から9月30日まで配信が行われる。また、このディアンシーを2014年11月21日に発売される『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』に連れて行くと『メガディアンシー』にメガシンカする。通常プレイでは入手できない幻のポケモンがメガシンカするのはこれが初。

ストーリー[編集]

カロス地方には生命を司るといわれる伝説のポケモンが2体存在していた。1体は生命を与える力を持ったポケモンで「ゼルネアス」と呼ばれた。一方でもう1体はあらゆる生命を奪う力を持ち、「イベルタル」と呼ばれていた。遙か昔、イベルタルはカロス地方からあらゆる生命を奪い、全てを石に変えた末に繭となって眠りについた。その後に現れたゼルネアスは石となったポケモンや自然に生命を与え、事無きを得た。

そして時は流れ、現代。イベルタルとゼルネアスによる一連の事件は「大破壊」という名で伝えられていた。その現代のカロス地方にはメレシー達が平和に暮らす地底王国「ダイヤモンド鉱国」が存在し、幻のポケモン「ディアンシー」が姫として鉱国を治めていた。鉱国には巨大ダイヤモンド型のエネルギー源「聖なるダイヤ」が置かれており、鉱国はその鉱石によって形を保ち続けていた。その聖なるダイヤはディアンシーにしか生み出せないといわれているが、ディアンシーは未だに聖なるダイヤを生み出せずにいた。そうしている間にも聖なるダイヤは寿命が縮まっていき、鉱国は滅亡の時を控えていた。

ある日、滅亡を待つばかりとなったダイヤモンド鉱国にサトシ達が訪れた。ディアンシーと出会ったサトシ達は鉱国の危機を知らされ、共にゼルネアスを探す旅に挑むがその道中ではロケット団や盗賊のマリリン・フレイムニンジャ・ライオットの襲撃やスティール親子との出会いが待っていた。そしてサトシ達とディアンシーは「大破壊」の爪痕が残る「オルアースの森」に辿り着くがマリリンとライオットがディアンシーを襲撃し、同じく盗賊だったスティール親子も本性を表し、ディアンシー争奪戦が始まってしまう。

その中、森で眠りについていたイベルタルが復活し、大昔の様に周囲から生命を奪い始めた。カロス地方全体を脅かす未曾有の危機にサトシ達と同じく復活したゼルネアスが立ち向かう。

登場人物[編集]

詳細は個別記事かアニメ版ポケットモンスターの登場人物を参照。

レギュラー[編集]

サトシ
- 松本梨香
主人公。ポケモンマスターを目指して旅をするマサラタウン出身の10歳の少年
セレナ
声 - 牧口真幸
準主人公。ポケモントレーナーとしてサトシと共に旅をする少女。幼少時代からサトシと面識がある。
シトロン
声 - 梶裕貴
ミアレジムのジムリーダー。サトシと共に旅をする少年。
ユリーカ
声 - 伊瀬茉莉也
シトロンの妹。
ムサシ
声 - 林原めぐみ
ロケット団の女性団員。
コジロウ
声 - 三木眞一郎
ロケット団の男性団員。
ニャース
声 - 犬山イヌコ
ロケット団に所属するポケモン。人間の言葉を話すことができる。
ナレーション
声 - 石塚運昇
サトシのポケモン
ピカチュウ
声 - 大谷育江
ケロマツ
声 - うえだゆうじ
ヒノヤコマ
ルチャブル
声 - 三木眞一郎
セレナのポケモン
フォッコ
声 - 林原めぐみ
シトロンのポケモン
ホルビー
ハリマロン
声 - 生天目仁美
ユリーカのポケモン
デデンネ
声 - 佐藤恵
ムサシのポケモン
ソーナンス
声 - うえだゆうじ
コジロウのポケモン
マーイーカ
声 - 三宅健太

ゲストキャラクター[編集]

マリリン・フレイム
声 - 足立梨花
魔女風の衣装を着ている女盗賊
使用ポケモン
マフォクシー
メガヤンマ
ニンジャ・ライオット
声 - 山寺宏一
忍者の衣装を着ている男盗賊。
使用ポケモン
ゲッコウガ
テッカニン
ミリス・スティール
声 - 中川翔子
緑の衣装を着ている眼鏡少女の盗賊。アルガスの娘にして部下である。ディアンシーの捕獲という目的の為に素性を隠しつつサトシ達に協力する。
使用ポケモン
ブリガロン
ヒトツキ
ニダンギル
アルガス・スティール
声 - 中川礼二中川家
ミリスの父。飛行艇を所有するほどの大盗賊。チョコレートが好物。
使用ポケモン
ギルガルド
ウッシー
声 - 内田篤人プロサッカー選手ブンデスリーガ シャルケ04所属)
ホテルのポーター運搬人)。
アヤカ
声 - 沢井美優
使用ポケモン
カエンジシ
ニャオニクス
アブソル

ゲストポケモン[編集]

ディアンシー
声 - 松本まりか
お姫様としてダイヤモンド鉱国を治めている幻のポケモン。宝石を生み出す能力を持っているが未熟ゆえに生み出した宝石は短時間で消滅する。聖なるダイヤを生み出す為、ゼルネアスの力を分けて貰おうと考え、サトシ達と共に旅に出る。
ゼルネアス
声 - 三田佳子
生命を司ると伝えられている伝説のポケモン。生命を与える力「フェアリーオーラ」を持つ。
イベルタル
破壊を司ると伝えられている伝説のポケモン。あらゆるものから生命を奪い、に変えてしまう力を持つ。
メレシー
ディアンシーの召使いたち。四匹ともゲーム版とは異なる、映画オリジナルのデザインをしている。
ダイイ
声 - 飯塚昭三
ダイヤモンド鉱国の長老。イベルタルが起こした「大破壊」の目撃者
マジマ
声 - 佐藤健輔
紅一点。
ナイト
声 - 古島清孝(スペシャルアニメ)、中川剛(中川家)
四匹の中で一番若々しい外見をしている。
ジョーク
声 - 三宅健太
ディアンシーの執事。デザインはゲーム版にほぼ近い。

その他の登場キャラクター[編集]

詳細は個別記事かアニメ版ポケットモンスターの登場人物を参照。

カルネ
カロス地方ポケモンリーグチャンピオン。プロローグでガンピと対戦した。
ガンピ
カロス地方の四天王の一人。プロローグでカルネと対戦した。

用語[編集]

ダイヤモンド鉱国
聖なるダイヤ
オルアースの森
大破壊

スタッフ[編集]

原画[編集]

一石小百合 松原徳弘 宮田忠明 田口広一 酒井強至 佐藤陵
新村杏子 大豆一博 新岡浩美 入好さとる 堤舞 松原京子
片山美和 松本勝次 高橋かつみ 長部洲太 横田和彦 山下敏成
越智博之 高橋靖子 吉田夫美子 宮本幸子 鈴木信一 杉江敏治
佐藤元昭 新野量太 宮井加奈 泉保良輔 徳川恵梨 阿部千秋
和田高明 宇田川一彦 小川みずえ 反町司 三島千枝 八崎健二
吉川真一 茂木琢次 冨谷美香 山崎克之 立花希望 深野敏彦
西山努 桑原麻衣 杉本里菜 中村真由美 青木昭仁 加藤健二
森悦史 長谷川哲也 馬場俊子 難波功 牛島勇二 小野歩
黒石崇裕 片桐貴悠 齋藤香 寺澤伸介 松坂定俊 中澤勇一
横田拓己 松永辰 針金屋英郎 石川真理子 大庭小枝 落合瞳
清水文乃 宇佐美皓一 音無竜之介 尾鷲英俊 小川一郎 田中修司
福地純平 沢田正人
第二原画
小竹由莉 神山栄吏 紅野華奈 安西俊之 陳達理 池田佳織
柳原好貴 林由香 羽田智織 関みなみ 今橋明日菜 池下博
中山裕美 大槻ちえ 長縄宏美 竹内一将 新見ちひろ 津久井瞳
寺田眞佐子 後藤拓也 出口花穂 折笠奈津樹 河村涼子 比舎千恵子
益子啓道
スタジオワンパック スタジオコクピット アニタス神戸 十文字
スタジオりぶら 動画工房 ボンズ ライジングフォース
スタジオギムレット スタジオエル きのプロダクション 手塚プロダクション
AAA AI CLコーポレーション RIC

主題歌[編集]

オープニングテーマ「メガV(メガボルト)
歌・作詞 - 遊助 / 作曲 - たなかひろかず / リミックス編曲 - 塩川満己 / オリジナル編曲 - CHOKKAKUソニー・ミュージックレコーズ
エンディングテーマ[4]夜明けの流星群
歌 - SCANDAL / 作詞 - TOMOMI、田中秀典 / 作曲 - 田中秀典 / 編曲 - 亀田誠治EPICレコードジャパン

コミカライズ[編集]

月刊コロコロコミック』で漫画版が2014年6月号から7月号まで前後編形式で掲載された。作画は北村謙次。単行本は公開日と同時に刊行される。

とうぞくと1000びきのポケモン[編集]

2014年6月5日にニンテンドーeショップで無料配信が開始されたすれちがい通信専用ゲームで、株式会社ポケモンとマーベラスAQL(現:マーベラス)との共同開発。同年9月30日までの限定配信。

劇場版のプレストーリー(前日譚)が描かれており、盗賊団のマリリンとライオットが登場する。プレイヤーがすれちがい通信で仲間になったポケモン(ハリマロン・フォッコ・ケロマツ)と共に、盗賊団に盗まれたダイヤモンド鉱国の秘宝『ゆうひのダイヤ』と『ほしぞらのダイヤ』を取り戻すために冒険するストーリーとなっている。

全16ステージ用意されており、ステージクリアする毎に次のステージで投入できるポケモンの数やすれちがい通信でストックできるポケモンの数が増える。なお、ゲームコインを消費してプレイヤーが設定したポケモンを増やすことも可能。また、戦闘中にピカチュウが登場することがあり、ピカチュウが登場すると敵にクリティカルダメージを与えることができる。

劇場版が上映されるスクリーンでゲームを起動し、タイトル画面の下画面で「スクリーンからうけとる」をタッチするとスペシャルステージ「アルガス・ミリスステージ」がダウンロードでき、アルガスとミリスが登場する。そのステージをクリアすると『X・Y』でふしぎなおくりものを使ってマスターボールを入手するためのシリアルコードが発行される。

鉱国のプリンセス ディアンシー[編集]

2014年夏に映画前作『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』と共に放送されるスペシャルアニメで、映画の前日譚(プロローグ)となるエピソードを描いている。テレビ東京系列などでは2014年7月17日に放送され、翌日にポケモン公式サイトでも公開された。

キャスト[編集]

  • ディアンシー - 松本まりか
  • マジマ - 佐藤健輔
  • ナイト - 古島清孝
  • ジョーク - 三宅健太
  • ヤンチャム - 安野希世乃
  • ナレーション、ゴロンダ - 石塚運昇
  • ミリス・スティール - 中川翔子

スタッフ[編集]

  • 原案 - 田尻智、増田順一、杉森建
  • スーパーバイザー - 石原恒和、久保雅一
  • エグゼクティブプロデューサー - 浅井認、福永晋
  • プロデューサー - 盛武源
  • アニメーションプロデューサー - 小板橋司
  • 脚本 - 武上純希
  • 総監督 - 湯山邦彦
  • 絵コンテ・演出 - 山口健太郎
  • 設定協力 - GAME FREAK inc.、The Pokémon Company
  • キャラクターデザイン - 一石小百合、松原徳弘、毛利和昭、佐藤和巳
  • プロップデザイン - 本田隆
  • 作画監督 - 池田裕治
  • 動画検査 - 齋藤友希
  • 色彩設計 - 吉野記通、佐藤美由紀
  • 色指定・検査 - 野上亜希子
  • 特効 - 太田憲之
  • 美術監督 - 白石誠
  • 撮影監督 - 山越康司
  • 撮影 - トライパッド
  • 編集 - 三浦亜矢子
  • ビデオ編集 - アオイスタジオ
  • 音響プロデューサー - 南沢道義、西名武
  • 音響監督 - 三間雅文
  • 効果 - 神保大介
  • サウンドミキサー - 平野延平
  • サウンドエディター - なしもとりょうこ
  • 音響制作担当 - 小野勝弘
  • 録音スタジオ・音響制作 - HALF H・P STUDIO
  • 制作デスク - 松浦一郎
  • 制作進行 - 植木貴一、大木崇宏
  • アニメーション制作 - OLM Team Koitabashi
  • 製作 - ピカチュウプロジェクト

原画[編集]

頂真司 田中修司 森知鶴 大山博史 福地純平 郷津春奈
森悦史 春日広子
第2原画
関みなみ 神垣弥生 古和田真弓 清水由紀子 中山裕美 林由香
池田佳織 山本恵美里
Wish マウス UEC ボンズ

リアル脱出ゲームとのタイアップ[編集]

上映期間中にSCRAP主催のゲームイベントである『リアル脱出ゲーム』とのコラボで『ダイヤの国の姫を救え』がよみうりランド(東京)とひらかたパーク(大阪)で実施される。

脚注[編集]

  1. ^ 当時のポスターはメガシンカをしたポケモンの姿を列挙されている物であった。
  2. ^ 第35話以降でサトシのヤヤコマヒノヤコマに進化するため。
  3. ^ 普通の前売券ではプレゼントコードが記載された部分はスクラッチになっており、コインで削るとコードが見えるようになり、セブンイレブンでは前売券は独自のプリンターで印刷され、前売券とプレゼントコードが別々に印刷される
  4. ^ エンディングテーマは「主題歌」とクレジット。

外部リンク[編集]