ポケットモンスター (劇場版)

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ポケットモンスター (アニメ) > ポケットモンスター (劇場版)

ポケットモンスター (劇場版)』は、ゲームソフトポケットモンスターシリーズ』を原作とするテレビアニメポケットモンスターシリーズ』の劇場アニメ映画作品について解説する。

概要[編集]

東宝による配給で、作品群の通称は、第1作(1998年)から第16作(2013年)までは「ピカチュウ・ザ・ムービー」(PIKACHU THE MOVIE)である。監督は、アニメ版総監督の湯山邦彦が、アニメと同様に一貫して務めている。予告映像は本編からの流用ではなく、専用のものが制作されている。劇伴(音楽)は『黒き英雄 ゼクロム』を除き全作品宮崎慎二による。

「ピカチュウ・ザ・ムービー」のロゴは4作目まで(アメリカでは3作目まで)は毎年異なったが、5作目から16作目まで(アメリカでは4作目から16作目まで)はほぼ統一されている。キャラクターなどを除き、テレビ版とのつながりはあまり意識されていないことからパラレルワールドとも言えるが、テレビシリーズでも劇場版と関連のあるシーンやエピソードが放送されることはある。

いずれの作品も、邦画作品全体では毎年ベスト10に入るほどの高水準の成績を記録している。6作目『七夜の願い星 ジラーチ』からは、ゲーム版では通常では入手できないポケモンのデータを入手できる特別前売り券が販売されるようになり、以降の作品でも同様の前売り券が販売されている。10作目『ディアルガVSパルキアVSダークライ』以降の作品では、映画館のスクリーンでもニンテンドーDS本体のワイヤレス機能を用いてのポケモンのデータ配布が実施されている。14作目『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム・白き英雄 レシラム』時点での合計で、観客動員数は6,074万人、興行収入は644.2億円[1]にまで達しており、国内邦画のヒットシリーズとして確立した。

毎年、様々な芸能人がゲスト声優として参加しており(本シリーズでは「特別出演」と呼称)、山寺宏一[2]はこれまでの全作品に参加している。その他には、7作目『裂空の訪問者 デオキシス』から9作目までは山寺と同じく『おはスタ』に出演していたベッキーが連続で出演した。10作目以降には、『ポケモン☆サンデー』、『ポケモンスマッシュ!』、『ポケモンゲット☆TV』にレギュラー出演している中川翔子が出演しており、様々なキャラクターを演じている。

また主題歌を手掛ける歌手は、小林幸子のような演歌歌手から、安室奈美恵PUFFYスキマスイッチEvery Little Thingいきものがかりなどの一般のJ-POPアーティスト、サラ・ブライトマンのような海外アーティストなど、これもまた様々で幅広い。

上映から1年後には、その年の作品の宣伝を兼ねてテレビ放送が行われるが、2005年からは放送時間の関係で、冒頭部分(作品全体についての説明が毎年冒頭で行われている)やエンディングの部分を中心に、一部のシーンがカットされている。これとは別に、アニメ専門チャンネルのキッズステーション(テレビ版も放送しているが、2013年2月17日からはデジタルリマスターHD版(第1作~第5作)を放送している)でも、各作品が不定期(主に週末の特番枠)に放送されているほか、地上波では、一部の局で年末年始の時期に特番で放送されている(いずれも一部シーンのカットはない)。夏に放送の場合はテレビ版のネット局全てで放送されるが、年末年始の場合はテレビ東京系列以外の独立UHF局では、一部の局のみの放送となる。映画で使われたBGMは、その後テレビシリーズで使用されることがある。

2007年9月21日には、劇場版10周年を記念して第9作までの全作品(同時上映された短編を含む)を収録したDVD-BOX『劇場版ポケットモンスター PIKACHU THE MOVIE BOX』が発売された(第5作までと第6作以降を収録した2巻構成。限定生産のため、現在の入手は困難である)。特典として、復刻版のミニチュア劇場パンフレット(長編のみ)、各作品の予告編を収録したスペシャルディスク、特製のデータブックが封入された。

2008年3月、シリーズ全体の功績を評価され、第17回日本映画批評家大賞特別功労賞(増淵健賞[3])が「ピカチュウプロジェクト」に贈られた。シリーズとしては初の受賞である。子供向けのアニメ作品としては、2004年に田山力哉賞を受賞した当時の『ドラえもん』声優陣に続く2例目。

1998年や2011年等の例外を除き、一番のメインとなるゲストポケモンはそれまでのゲーム版で公開されていなかった初登場のポケモンとなることが多く(当時現行のバージョンで入手できるものと、次回作で登場するものの二パターンが存在する)、制作初期はそのポケモンを組み込まない仮タイトルを公開し、時機を見てそのポケモンの名前を入れた正式タイトルを発表する流れを基本としている。

長編映画はすべて、てんとう虫コミックスで漫画化されている。第5作まではオールカラーのアニメ版(アニメのセル絵を使用してコマ割りして吹き出しをそえたもの)しか存在しないが、第6作以降は、漫画家にコミカライズさせたオリジナルの漫画も出版されている。これは映画公開にあわせて、コロコロコミック本誌にタイアップのかたちで連載されたものをまとめたものである。当初は、毎年異なる漫画家を起用していたが、第13作から第16作まで井上桃太が連続して漫画化を担当した。

作品一覧[編集]

長編作品[編集]

通算
シリーズ
タイトル
脚本
公開日
収入
順位
(邦画)

ゲスト声優
1 無印 ミュウツーの逆襲 首藤剛志 1998年7月18日 72.4億円 2位

市村正親小林幸子佐藤藍子レイモンド・ジョンソン

2 幻のポケモン ルギア爆誕 1999年7月17日 62.0億円 1位

鹿賀丈史浜田雅功ダウンタウン

3 結晶塔の帝王 ENTEI 首藤剛志
園田英樹
2000年7月8日 48.5億円 1位

竹中直人加藤あい薬丸裕英山寺宏一[4]

4 セレビィ 時を超えた遭遇 園田英樹 2001年7月7日 39.0億円 2位

佐野史郎鈴木杏藤井隆、山寺宏一

5 水の都の護神 ラティアスとラティオス 2002年7月13日 26.7億円 4位

神田うの釈由美子グッチ裕三、山寺宏一

6 AG 七夜の願い星 ジラーチ 2003年7月19日 45.0億円 2位

牧瀬里穂パパイヤ鈴木、山寺宏一

7 裂空の訪問者 デオキシス 2004年7月17日 43.8億円 4位

上原多香子ベッキー、山寺宏一、KABA.ちゃん

8 ミュウと波導の勇者 ルカリオ 2005年7月16日 43.0億円 2位[5]

岡江久美子菊池桃子、ベッキー、キングコング、山寺宏一

9 ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ 2006年7月15日 34.0億円 7位

藤岡弘、眞鍋かをり、ベッキー、ホリ、山寺宏一

10 DP ディアルガVSパルキアVSダークライ 2007年7月14日 50.2億円 2位

石坂浩二山本耕史加藤ローサロバート中川翔子[6]、山寺宏一

11 ギラティナと氷空の花束 シェイミ 2008年7月19日 48.0億円 4位

中村獅童南明奈、中川翔子、TIM、山寺宏一、クリスタル・ケイ

12 アルセウス 超克の時空へ 2009年7月18日 46.7億円 2位

美輪明宏高嶋政宏北乃きい、中川翔子、ロバート、山寺宏一

13 幻影の覇者 ゾロアーク 2010年7月10日 41.6億円 5位

陣内孝則塚本高史加藤夏希、中川翔子、山寺宏一

14 BW ビクティニと黒き英雄 ゼクロム/白き英雄 レシラム 2011年7月16日 43.3億円[7] 2位

高橋英樹谷原章介つるの剛士石原さとみ大地真央水樹奈々[8]

15 キュレムVS聖剣士 ケルディオ 2012年7月14日 36.1億円 7位

高橋克実ローラ、中川翔子、山寺宏一

16 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒 2013年7月13日 31.7億円 8位

高島礼子平成ノブシコブシ、山寺宏一

17 XY 破壊の繭とディアンシー 2014年7月19日 29.1億円 10位

三田佳子足立梨花中川家、中川翔子、山寺宏一、内田篤人

18 光輪の超魔神 フーパ 冨岡淳広 2015年7月18日 公開前 公開前

未定

短編作品[編集]

全ての作品がポケモン達の視点でストーリーが進行し、サトシなどの人間は下半身(首から下)のみ描かれる。

通算
シリーズ
タイトル
脚本
公開日
ナレーション 備考
1 無印 ピカチュウのなつやすみ 園田英樹 1998年7月18日 佐藤藍子
  • 1998年劇場長編アニメと同時公開
2 ピカチュウたんけんたい 1999年7月17日 さとう珠緒
  • 1999年劇場長編アニメと同時公開
3 ピチューとピカチュウ 2000年7月8日 酒井法子
  • 2000年劇場長編アニメと同時公開
4 ピカチュウのドキドキかくれんぼ 大橋志吉 2001年7月7日 遠藤久美子
  • 2001年劇場長編アニメと同時公開
5 ピカピカ星空キャンプ 2002年7月13日 優香
  • 2002年劇場長編アニメと同時公開
6 AG おどるポケモンひみつ基地 2003年7月19日 山田花子
  • 2003年劇場長編アニメと同時公開
  • 2004年から2011年までは、劇場公開は長編アニメのみ
15 BW メロエッタのキラキラリサイタル 2012年7月14日 夏菜
  • 2012年劇場長編アニメと同時公開
16 ピカチュウとイーブイ☆フレンズ 松井亜弥 2013年7月13日 前田敦子
  • 2013年劇場長編アニメと同時公開
17 XY ピカチュウ、これなんのカギ? 冨岡淳広 2014年7月19日 渡辺麻友
  • 2014年劇場長編アニメと同時公開
18 ピカチュウとポケモンおんがくたい 園田英樹 2015年7月18日 未定
  • 2015年劇場長編アニメと同時公開

機内上映作品[編集]

夏休み期間に全日空の一部の機内で短編アニメーションが上映されている。

2004年から2011年までのオリジナル作品については

2012年以降は、劇場用短編映画が上映されている。

3D映画[編集]

期間限定で上映された短編の3D映画作品。

ポケモン3Dアドベンチャー ミュウを探せ![編集]

概要
世界初のポケモン3D映画。「愛・地球博ささしまサテライト会場内に開園した「ポケパーク」に隣接する「109シネマズ名古屋」でのみ、ポケパークの開園期間中に上映された。2006年4月15日 - 5月14日東京アニメセンターなどで、オリジナルバージョンが上映された。2011年2月26日から那須ハイランドパークで上映され、見ることが可能[9]
キャスト

ポケモン3Dアドベンチャー2 ピカチュウの海底大冒険[編集]

概要
ポケモン3D映画の第2弾。東京アニメセンターなどの4ヵ所で、2007年5月20日 - 8月31日まで上映された。
キャスト

主題歌[編集]

第15作までのオープニングは全てピカチュウレコードメディアファクトリーレーベル)よりリリースされているが、タイアップであるエンディングは発売元が異なる。

長編作品の主題歌[編集]

短編作品の主題歌[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ “ギネス記録も! 数字で振り返る『ポケモン映画』の15年”. ORICON STYLE. (2012年7月13日). http://www.oricon.co.jp/news/movie/2014270/full/ 2012年7月17日閲覧。 
  2. ^ 山寺自身はプロの声優であるが、あくまでも「『おはスタ』の司会者・山ちゃん」としてゲスト参加している。ただし、2作目『幻のポケモン ルギア爆誕』まではゲスト扱いではない。
  3. ^ 第17回日本映画批評家大賞公式ページ
  4. ^ 本作からゲスト扱い。過去2作にも出演しているが、ゲスト扱いではなかった。
  5. ^ 2005年の興行収入第1位を記録した2004年公開の『ハウルの動く城』を除くと、2005年に公開された日本映画の中ではトップとなっている。
  6. ^ 本作から毎年声優としてゲスト出演している。なお、発表は毎年『ポケモン☆サンデー』、『ポケモンスマッシュ!』、『ポケモンゲット☆TV』内で発表される。
  7. ^ 2作合算での数字。
  8. ^ 山寺同様、水樹自身はプロの声優だが、歌手としてゲスト出演している。なお、『裂空の訪問者 デオキシス』に出演した際はゲスト扱いではない。
  9. ^ 那須ハイランドパーク

外部リンク[編集]