藤井隆

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藤井隆
本名 藤井隆
生年月日 1972年3月10日(42歳)
出身地 日本の旗 日本大阪府豊中市
血液型 A型
身長 173.8cm
方言 大阪弁共通語
最終学歴 大阪市立西商業高等学校
出身 吉本新喜劇プロジェクト
芸風 喜劇ほか
事務所 よしもとクリエイティブ・エージェンシー
活動時期 1992年 -
同期 陣内智則
ケンドーコバヤシ
たむらけんじなど
現在の代表番組 土曜はダメよ!
ニッポン!いじるZ
ナマイキ!あらびき団
過去の代表番組 Matthew's Best Hit TV
サルヂエ
藤井陣内のザ・レジェンド
配偶者 乙葉
親族
公式サイト 公式プロフィール
受賞歴
第15回日本映画批評家大賞新人賞

藤井 隆(ふじい たかし、1972年3月10日 - )は、日本お笑いタレント俳優歌手

大阪府豊中市出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。血液型A型。身長173.8cm 。妻はタレント乙葉

略歴[編集]

学生時代[編集]

豊中市立南丘小学校豊中市立第九中学校、大阪市立西商業高等学校(現・大阪市立西高等学校)卒業。高校卒業後の数年間は、化学薬品会社の経理課に勤務していた。

芸人デビュー[編集]

1992年、サラリーマンを続けながらYSP(吉本新喜劇プロジェクト)へ。同年、『テレビのツボ』(毎日放送)でテレビデビューを果たし、これを機に仕事を吉本興業に一本化した。

吉本興業の同期には海原やすよ・ともこココリコ大阪NSC11期生の中川家陣内智則たむらけんじケンドーコバヤシ烏川耕一たいぞうらがいるが、NSC11期の芸人に関しては実際には彼らのほうが後輩である。陣内は当初藤井に対しては先輩として接していたが、後に「隆」と呼んで対等に接するようになった。『テレビのツボ』では、NHK大阪放送局と毎日放送担当のチャンネル君(丸一日特定のチャンネルを視聴し、夜の生放送でその日の一番の見所を報告する役割)を務めた。天然パーマに繋がった両眉毛という、インパクトの強い容姿が番組のファンに親しまれていたが、当時のキャラクターはいたって普通の青年で、本格的に彼の個性が爆発するのは番組終了後のことである。

一時期吉本新喜劇を退団し、オランダを放浪していたが、後に帰国。帰国後に吉本へ挨拶に出向くと、なぜか何事も無かったかのように即仕事を入れられたため、復帰することとなった。新喜劇の全国展開が活発になってきた頃、中堅クラスの多くが遠征で不在のためにベテラン数名と二線級以下のYSPメンバーばかりで演じなければならない時期があった。この期間、病院に緊急入院した内場勝則の同室の病人(島木譲二)と院長(チャーリー浜)がオカマというシナリオで、それまでゲジゲジ眉毛しかギャグがなかった藤井がオカマキャラを演じて観客に強烈なインパクトを与え、そのまま「オカマの藤井」として一気にブレイク。わずか1か月ほどの間に中條健一らと番組の冒頭で番組紹介をするほどになる。

全国区タレントへ[編集]

ブレイク後

1997年、当時レギュラー出演していた『超!よしもと新喜劇』(毎日放送)でもオカマキャラを演じ、全国区で再ブレイク。登場時の声援は凄まじく、「HOT!HOT!」のギャグをする時には観客から手拍子までも起きた。また同番組ではダウンタウンがゲスト出演した際に松本人志の仕掛けに嵌り、浜田雅功とキスをするはめになった。これがきっかけでブレイクして以来、ダウンタウンの番組にも多数ゲスト出演。2001年には、4年ぶりに復活した『ダウンタウンのものごっつええ感じスペシャル』(フジテレビ)に元々のレギュラーたちと並んで出演している。

オレたちやってま〜す』(MBSラジオ)でも活躍し、藤井は、林原めぐみと水曜日を担当。アシスタントには初代に原史奈を迎え、以後周防玲子藤本綾加藤明日美さとう珠緒と順に交代している。この時に林原と親交を深め、後年、林原が雑誌『Newtype』に連載していた対談コーナーの最終回に藤井が迎えられ、また藤井の結婚式にも林原が出席した逸話もある。

マルチな才能でさらに活躍

2000年、浅倉大介のプロデュースによるシングル「ナンダカンダ」で歌手デビューし、同年『NHK紅白歌合戦』(NHK)に初出場。司会者からは「お笑い芸人がポップスの世界に殴り込んだ」と紹介された。その翌年にもRe:Japanのメンバーとして2年連続出場(ウルフルズコラボレーション)し、「明日があるさ」を熱唱した。歌手としては、2004年に上海、ロサンゼルスでワールドツアーを行った。

2001年に放送がスタートし、一時はゴールデンタイムに進出した『BEST HIT TV』シリーズ(テレビ朝日)でマシュー南というキャラクターで司会を務め、人気を集めた(後述)。

2004年、劇場版アニメ『マインド・ゲーム』で初声優を務める。

2005年4月からは、フジテレビ系列局で放送された朝のワイドショー『ベリーベリーサタデー!』(関西テレビ)で鈴木杏樹とともに2年間司会を務めていた。

結婚後[編集]

2005年5月7日に、乙葉との婚約を発表。同9日に会見を開いた。同年7月29日に婚姻届を提出し、翌7月30日に都内のホテルで挙式・披露宴を行った。

2006年6月2日、映画『カーテンコール』(2005年11月公開)の演技で、第15回日本映画批評家大賞新人賞(南俊子賞)を受賞。

2007年10月31日、一児(女児)の父親となった。

『超!よしもと新喜劇』以降、ブレイクのきっかけとなったNGKの舞台に定期的に立つことはなかったが、2009年4月5日放送開始の『爆笑!ふれあいコメディ こちらかきくけ公園前』(朝日放送)で週に1回ながらも約12年ぶりに復帰し、その後継番組である『全快はつらつコメディ お笑いドクター24時!!』と『ほっとけ!3人組』にも引き続き出演していた。その後は非吉本の舞台演劇への出演が多い。

人物[編集]

芸人として[編集]

  • 持ちギャグは「フォー!!」など。2001年ごろまではテレビでの登場の際、ほぼすべての出演番組で「HOT!HOT!」と言いながら出演することが多かった。
  • ハイテンションで明るく、ややオカマっぽい口調のキャラクターを常に演じる芸風。テレビ出演初期には、個性的で強烈なキャラと素の部分(後述、「普段の性格」参照)との落差を先輩に指摘されるというのもネタのひとつとしてあり、ブレイクのきっかけにもなった。ブレイクとともに芸風をスライドさせていったため、以後はハイテンションな芸を演じることはめったにない。
  • 好感度が高い人気タレントであり、深夜番組や土日の昼に放送される出演番組は好評を博するものもある反面、ゴールデンタイムのレギュラー番組は大抵が1年以内に終了してしまい、長続きしないケースが続いている。『ベリーベリーサタデー!』終了の翌月にスタートした『キャプテン☆ドみの』(TBS)でも進行役を務めていたが、こちらはわずか3か月で打ち切りになるなど、MCとして災難が続いている状態である。ちなみにゴールデンでのレギュラー最長番組は、『サルヂエ』(中京テレビ日本テレビ)の1年3か月。

普段の性格[編集]

  • 実際の性格は、テレビで見せるような(特に全国区タレントになった頃の)芸風とは全く正反対で、非常に物静かで礼儀正しい。また、かなりの人見知りで、プライベートではスイッチが切れたように大人しくなる。吉本新喜劇で共演していた未知やすえも乙葉との結婚発表時、普段の藤井は居るか居ないのか分からないほど大人しく、聞き取れないほどの小声で喋っていたと語っている。
  • 辻本茂雄は、「本当に優しくて気遣いの出来る男だが、意外と気難しい所もある男だから結婚出来るとは思わなかった」と述べている。大阪吉本の新喜劇時代に最も親しくしていたのが辻本で、週5日で家に泊めてもらっていた時期もあり、辻本の奥さんから関係を疑われた程の仲である。
  • 非常に几帳面な性格で、きれい好きで有名な今田耕司からも「家政婦みたいだ」と絶賛されるほどである。
  • 先述の通り非常に礼儀正しく、また腰が低い性格で、取材でも記者との待ち合わせ時間に遅刻することがなく、相手の記者がたとえ5分でも早く来ていたときは「お待たせして申し訳ありませんでした」という。

趣味など[編集]

  • 趣味は音楽鑑賞・プラモデル作り・移動などの待ち時間の読書。特に氷点シリーズを愛してやまない。
  • Perfumeの大ファンであり、妻の乙葉が妊娠している最中、胎教として同グループの歌を聞かせていた程である。Perfumeとは、2008年4月13日放送分の『Music Lovers』(日本テレビ)で初共演を果たした。

エピソード[編集]

番組エピソード[編集]

  • 2007年7月21日放送の『脳内エステ IQサプリ』(フジテレビ)で今田耕司とともに持ちギャグ「ウェウェウェ…フォー!!」を披露したが、スタッフが無知だったためにテロップには「レイザーラモンHG?」と表示された。同局は過去にも、他のバラエティ番組で「HOT!HOT!ダンス」を真似する関西の小学生のビデオを紹介した際にも、藤井の持ちギャグではなく当該小学生のオリジナルであるかのような内容で放送したことがある。
  • 主に1組のゲストとトークをする音楽バラエティ番組『Matthew's Best Hit TV』では、バラエティ慣れしていないアイドルや俳優、往年のアイドルたちの魅力を引き出した。自身のキャラクターから、深夜時代の『サルヂエ』ではゲストは4人の少人数でありながらの各ゲストの珍回答にツッコミを入れたり、連敗しているゲストのキャラクターを引き立たせるなど、人気番組へと押し上げた。

その他のエピソード[編集]

  • 母親が大の阪神ファンであり、藤井の阪神情報は全て『ベリーベリーサタデー!』で共演していた金村義明からではなく母親伝いで入ってくる。
  • デビュー曲「ナンダカンダ」の衣装を着た藤井のフィギュア海洋堂(原型製作・寒河江弘)で作られることになったが、「サイズ通りのバランスで作ると頭が大きくて倒れてしまうのでサイズを修正してよいか」と言われてショックを受け、藤井はこの事について番組で「隆はこれで生きているんです!」と絶叫した。
  • 非常にが濃く、朝に剃っても夕方には青くなっている(一般に、髭が伸びるのは夕方5時頃である)。

主な持ちギャグ[編集]

現在は司会やタレント活動が主で、ギャグを見られる機会は少ない。

  • 「フォーーーッ!!」
    • 共演者が藤井の胸を触り「アッ、アッ、アッアッアワワワワワワッ…」と喘ぎながら手が股間に達した時に叫ぶ。ただし、最後に口を押さえられることがあり、その時は他の共演者が「フォーーーッ!!」と叫ぶことになっている。
  • HOT!HOT!ダンス→「○○に出会えてよかった、うれしはずかしオーマイハート、○○に出会えてうれしい僕の体の一部がHOT!HOT!」(共演者に突っ込まれるまで「HOT!HOT!」を繰り返し続ける。辻本などツッコミ役に回る一人を除いて共演者全員が戸惑った表情で一緒に踊り、「やらんでええ!」とつっこまれるパターンも)。
    • 前振りとして「この喜びを踊りで表現したいと思います!」と言い、ダンスが始まる。
    • パターンは「○○探して歩いた、右へ左へレフトandライト〜」など複数ある。
    • 2010年現在藤井本人はこのギャグをしていないが(2009年3月発売のDVD『あらびき団 第1回本公演』のラストで久々に披露しかけたが、踊っていた床が滑って完遂はできなかった)、関根勤が自身のDVDでこのギャグを行っている。
  • 「フレーッシュ!」(イナバウアーのような体勢で股間を手で押さえる)
  • (共演者)「お前オカマやろ?」(藤井)「僕はオカマじゃありません、ホモです!」
    • 逆のパターンも存在する。
  • 退場する時に誰かを紹介するように手を前方に差し出して「誰紹介してんねん」とツッコまれる。
  • ヤクザなどに蹴られまくった際に尻を突き出して「も、もっと〜!」
  • 「藤井さん、ハーフなんだって?」(藤井)「ええ、そうなんです。男と女の。」

マシュー南[編集]

マシュー南とは、テレビ朝日のバラエティ番組『BEST HIT TV』シリーズ(『BEST HIT TV』→『Matthew's Best Hit TV』→『Matthew's Best Hit TV+』→『Matthew's Best Hit UV』)で藤井が演じたキャラクター。

フルネームは「Matthew・G(弦也)・南」で、チェリストである日本人の父と、元伯爵家令嬢であるイギリス人の母との間にイギリスで生まれたという設定。また、平野レミはおばという設定。イギリス出身であるにもかかわらず日本の歌謡曲や芸人、80年代アイドルなどに精通しており、特にWinkの振り付けは兄に厳しく叩き込まれており、右に出るものがいない。これは10代を京都に住む父方の祖母のもとで過ごしたためだという。自身が司会を務める『Matthew's Best Hit TV+』は現在世界28か国で放送されていると主張する。

番組内ではマシュー南と藤井隆が「同一人物ではない」ということになっている。そのため、ゲストもマシュー南と藤井隆が同一人物であるような発言をしないように気を付けなければならない。CGによりマシューと藤井がトークしている映像も収録された。

松浦亜弥を「あーや」、松たか子を「お松」、要潤を「キャナメ」、上戸彩を「ウェッティ」(当初は「ウェット」)、釈由美子を「シャックス」と呼ぶなど、ゲストを奇妙なあだ名で呼ぶことも多い。

清涼飲料水、自転車、絵本、文房具など、マシュー関連のグッズを何種類か出している。

マシュー南としての活動[編集]

主な出演作品[編集]

テレビ番組[編集]

現在[編集]

過去[編集]

バラエティほか[編集]
ドラマ[編集]

ラジオ番組[編集]

インターネット配信[編集]

CM[編集]

映画[編集]

声の出演[編集]

舞台[編集]

  • ミュージカル「ボーイズ・タイム〜強く正しく逞しく!!〜」(1999年12月31日 - 2000年1月30日、宮本亜門演出、PARCO劇場
  • ミュージカル「スペリング・ビー」(2009年7月17日 - 8月2日、寺崎秀臣演出、天王洲銀河劇場
  • ザ・キャラクター(2010年6月20日 - 8月8日、野田秀樹演出、東京芸術劇場 中ホール
  • イロアセル(2011年10月18日 - 11月5日、鵜山仁演出、新国立劇場
  • 桜の園(2012年6月9日 - 7月29日、三谷幸喜演出、PARCO劇場 他)
  • エッグ(2012年9月5日 - 10月28日、野田秀樹演出、東京芸術劇場 プレイハウス)
  • 吉本百年物語 1月公演「爆発! MANZAIが止まらない」(2013年1月9日 - 29日、湊裕美子演出、なんばグランド花月)
  • うかうか三十、ちょろちょろ四十(2013年5月8日 - 2013年6月2日・6月13日、鵜山仁演出、紀伊國屋サザンシアターサンケイホールブリーゼほか)
  • 大和三銃士 虹の獅子たち(2013年10月3日 - 27日、きだつよし演出、新橋演舞場
  • 酒と涙とジキルとハイド(2014年4月8日 - 5月25日、三谷幸喜演出、東京芸術劇場 プレイハウス・天王洲銀河劇場・シアターBRAVA!)

音楽[編集]

シングル[編集]

発売日 タイトル 楽曲制作 最高位
1st 2000年3月8日 ナンダカンダ 作詞:GAKU-MC
作曲:浅倉大介
編曲:浅倉大介
9位
2nd 2000年11月1日 アイモカワラズ 作詞:GAKU-MC
作曲:浅倉大介
編曲:浅倉大介
21位
3rd 2001年12月12日 絶望グッドバイ 作詞:松本隆
作曲:筒美京平
編曲:本間昭光
27位
4th 2002年2月14日 未確認飛行体 作詞:松本隆
作曲:堀込高樹
編曲:CHOKKAKU
85位
5th 2004年7月7日 わたしの青い空 作詞:堀込高樹
作曲:堀込高樹
編曲:堀込高樹&本間昭光
65位
6th 2005年10月19日 OH MY JULIET! 作詞:Tommy february6
作曲:MALIBU CONVERTIBLE
編曲:MALIBU CONVERTIBLE
46位
7th 2007年8月1日 真夏の夜の夢 作詞:松田聖子
作曲:松田聖子
編曲:船山基紀
36位
8th 2013年6月5日 She is my new town/I just want to hold you 作詞:松田聖子
作曲:松田聖子&小倉良
編曲:小倉良
91位

アルバム[編集]

  • ロミオ道行(2002年2月14日) - 松本隆がプロデュース。「ナンダカンダ」と「アイモカワラズ」はボーナストラック扱いでの収録となった。
  • オール バイ マイセルフ(2004年7月28日) - 小室哲哉Fayrayなどが楽曲提供。本間昭光プロデュース。
  • 上海大腕(2006年4月26日) - DVD付。島田珠代との「T&T」名義では作詞・作曲を行った。
  • 上海大腕II (2007年5月23日)

DVD[編集]

  • 藤井隆ファーストコンサート ロミオ道行(2002年12月18日) - ソニーミュージック内レーベル改変のため、この作品までアンティノスレコードから発売。アンティノスレコードを統轄したエピックレコードには移籍せず、契約を一旦終了する。
  • 藤井隆ワールドツアー2004 〜わたしの青い空〜(2005年10月19日)
  • 藤井隆ワールドツアー2005 (2006年4月26日)

VHS[編集]

  • ナンダカンダ(2000年3月24日)
  • アイモカワラズ(2000年11月17日)
  • 藤井隆ファーストコンサート ロミオ道行(2002年12月18日)

その他[編集]

  • みんなのよしもとステーション(2009年8月13日 - 2010年1月23日、Wiiの間、ナビゲーター)
  • ヨシモト4WEEKS NOW (2010年2月13日 - 、GyaO!、Wiiの間) - wiiの間のヨシモト4WEEKS NOWは2010年10月31日で終了。

外部リンク[編集]