サトシのポケモン (アドバンスジェネレーション)

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サトシのポケモン (アドバンスジェネレーション)では、任天堂のゲームソフト『ポケットモンスター』シリーズを原作とするアニメ『ポケットモンスター』シリーズに登場するサトシポケットモンスター(ポケモン)のうち、『アドバンスジェネレーション』から登場したものについて記述する。

凡例[編集]

記載されている略号

  • 構成

前編と異なり、本編では御三家を一体(草)しかゲットしていない。また、一時カントー地方に戻った際、手持ちの2体(コータス、オニゴーリ)がオーキド研究所に預かると共に、ゴマゾウ(その後、ドンファンに進化)が復帰した。更にはエイパムが手持ちとして加わった。

オオスバメ、ジュカイン、ヘイガニはAG終了まで手持ちとして活躍した。

BF編では普段、上記の通りのポケモンで手持ちにしていたが、フロンティアブレーンとのバトルでは研究所に預けているポケモン達を交えてバトルを行った[2]

ポケモン一覧[編集]

※エイパム以外はホウエン地方でゲットされた。戦績の対象は、ジム戦やポケモンリーグといった公式戦のみ。

ジム戦 カナズミ ムロ キンセツ フエン トウカ ヒワマキ トクサネ ルネ
オオスバメ     ○         ○   ○   ○
ジュカイン   ○   ○   ○   ○   ○   ○
ヘイガ二   ○   ○       ○
コータス   ○  
オニゴーリ   ○ 

オオスバメ[編集]

スバメオオスバメ

AG4話(2002年12月12日放送)から登場。サトシがホウエン地方で最初にゲットしたポケモン。元々はトウカの森に生息していたスバメたちのリーダー的存在。

縄張りに入ってきたサトシたちを襲撃し、ピカチュウと一触即発のバトルに突入する。苦手な電気技を何発でも耐えるほどの凄まじい根性を持ち、相性の悪いピカチュウ相手に互角の勝負展開を繰り広げる。やがて双方が満身創痍となった佳境、「これ以上のバトルは危険」というタケシの判断により、サトシがゲットする形となった。

スバメ時代はムロジムで相性では勝るトウキのワンリキーに敗北してしまうなど、バトルでの活躍は少なめで偵察などが主な仕事だった。

AG80話(2004年6月10日放送)にてポケリンガに出場した際、順調に勝ち進み、コジロウが使用するドクケイル(コジロウがムサシから借りた)との決勝戦でオオスバメへと進化し、サトシをポケリンガ優勝へ導いた。

進化後は自慢の根性も更に磨きがかかり、多くの重要なバトルに参戦し、その勝利に大いに貢献している。また、コミカルな面も所々で見せている[注釈 2]

ヒワマキジム戦以前は「つばさでうつ」を使用していたが、空中戦で使うとバランスが崩れるというリスクが生じてしまう欠点が判明。その後「技教え爺さん」のジンベイ(声 - 高木渉)に「つばめがえし」を教わり習得する。それ以降「つばさでうつ」は使わなくなっている。

持ち前の機動力を活かした奇襲戦法を得意とする。基本的に「でんこうせっか」「かげぶんしん」による回避・錯乱で間合いを詰め、「つばめがえし」で相手を仕留めるパターンが多い[注釈 3]

『ポケットモンスターサイドストーリー』では、ケンジがサトシのスバメのことを言及している。

DP189話(2010年8月26日放送)のシンオウリーグ準決勝ではサトシの5体目のポケモンとして久々に登場。タクトラティオスと空中戦を展開するも敗れてしまう。

PM2の114話(2022年6月10日放送)にて(68話で再登場したヘイガ二を除いた)ホウエン地方でのポケモンたちと共に再登場し、研究所でサトシたちを出迎えた。また、ムクホーク、ケンホロウ、オンバーン、カイリューとともに飛行を楽しんでいた。

「めざせポケモンマスター」の第10話ではポケモンハンターを追いかけるも、ハンターのメカで石化してしまったが、メカが破壊された後は元に戻った。

現在の使用技は「つばめがえし」、「つつく」、「でんこうせっか」、「かげぶんしん」。以前は「つばさでうつ」も使用。

ジュカイン[編集]

キモリジュプトルジュカイン

AG7話(2003年1月9日放送)から登場。元々はキモリの生息地にいた群れのうちの1体。

生まれ故郷である巨大樹が枯れていく中、同族の群れから離れて棲み続けていた。巨大樹はやがて最期の時を迎え、バトルを申し込んだ末にゲットされる。

番長または渡世人のように口に咥えた木の枝がトレードマーク[注釈 5]プライドが高くクールな性格[注釈 6]で、あまり仲間と群れず、独りで過ごしている描写が多い。その反面、負けず嫌いかつ情熱的な一面もあり、戦闘不能寸前で勝ち目が薄い状況でもバトルを続けようとしたり、一度やられた相手には何としてもリベンジを果たそうとする。

通常の個体よりも遥かに素早く、瞬間速度ならばデオキシスのスピードフォルムに匹敵する。その素早さを活かしたヒット&アウェイ戦法を得意とするが、当初は草タイプの技は覚えておらず、ノーマル技のみだった。AG41話(2003年9月4日放送)でようやく「タネマシンガン」を習得し、さらにAG66話(2004年3月4日放送)でジュプトルへと進化した際に「リーフブレード」を習得。近距離、遠距離に幅広く対応できるようになり、戦術に幅が広がった。

AG編を通じ、ジム戦やホウエンリーグ、バトルフロンティアで多くのバトルに出場し、一線級の活躍を果たした。相手のエース格や切り札といった強敵相手に繰り出される機会が多く、その都度勝利をもたらしている。その反面、キモリ時代から一貫して打たれ弱く[注釈 7]、呆気なく倒された試合も多い。

AG161話(2006年1月26日放送)で想いを寄せるメガニウム[注釈 8]ロケット団から守ろうとしたことをきっかけにジュカインに進化。ジュカインに進化する直前、メガニウムへの想いが失恋に終わってしまったのをきっかけに、スランプに陥り技が全く出せなくなってしまい、ハブネークとサボネアに技を出せないことをいいことに集中攻撃をしかけられ戦闘不能状態にされてしまっている。AG163話(2006年2月9日放送)で、ロケット団に捕まったピカチュウと自分を助けようとして気球から落とされたサトシを助けたい決死の思いから、再び技を出せるようになった。

DP189話(2010年8月29日放送)ではシンオウリーグ準決勝の4体目として久々に出陣。劇中で無敗と言われていたタクトのダークライの「ダークホール」を打ち破り、「リーフブレード」で勝利する快挙を見せた。その後ラティオス相手にも続投されたが、相手が桁外れのパワーとスピードを誇っていた上、ダークライ戦のダメージが災いして「ギガインパクト」の一撃で敗北。しかし前述の通りダークライ戦で大金星を挙げたため、改めてAGのエースとして扱われるようになった。

PM2の114話(2022年6月10日放送)にて(68話で再登場したヘイガ二を除いた)ホウエン地方でのポケモンたちと共に再登場し、研究所でサトシたちを出迎えた。また、フシギダネ、ミジュマルとともにネギガナイトの特訓を手伝っていた。

「めざせポケモンマスター」の第1話(2023年1月13日放送)ではロケット団に捕まったピカチュウを「リーフブレード」で助けた。

これまで公式戦を通じ、合計三体の伝説のポケモン(レジロック、ダークライ、ラティオス)と交戦しており、これはピカチュウを除けばサトシのポケモンの中で最多記録である。

DPでの使用技は「でんこうせっか」、「リーフストーム」、「リーフブレード」。AGでは「はたく[注釈 9]」、「タネマシンガン」、「ソーラービーム」、「こうそくいどう」も使用。

ヘイガニ[編集]

ヘイガニ
  • 声 - 小西克幸
  • 性別:♂
  • 戦績:11勝6敗1分
  • 登場時期:AG・DP・BW2・PM2・PMMP・OA・MV

AG23話から登場。元々はムロ島近海を根城にしていた個体。

縄張りに入ってきたサトシたちを襲撃し、相性の悪いピカチュウを簡単に下してしまう。その後、キモリとのバトルに敗れゲットされる。

陽気でやんちゃな性格で、かなりの食いしん坊。当の本人は悪意はないが他のポケモンの食べ物を奪うこともあり、そのせいでサトシやハルカマサトからは少々煙たがられたり、脅かして懲らしめようとされるなど当初はサトシ達とは仲は良くなく、一度ロケット団にその不仲を利用されたこともあるが旅が続くうちにサトシや仲間達との絆を深め、落ち着いてきた。キバニアの攻撃を受けながら必死で病気の自分を救おうとするサトシを助けたり(サトシとはそこで絆が深まった)、ロケット団に捕まったマサトを助けたり、体を張って数匹のキノガッサからアチャモを守るなど、仲間想いな面もある。当初はトラブルメーカーだったが話が進む毎にムードメーカー的なキャラクターに変わっていった。

短編作品ではそのキャラクターが一層強調されており、ねじりハチマキを頭に巻いて気合を入れる等といった独特な描写が見られる。ナレーション通訳では江戸言葉で話している。

ムロジムの再戦でジム戦デビューを果たし、キモリのスピードに翻弄され疲弊したワンリキーを「クラブハンマー」で倒して勝利を飾るが、ハリテヤマも水中からの攻撃で翻弄するが、ハリテヤマが「つっぱり」を海に放ったことで水中から引きずり出され「ちきゅうなげ」に敗れる。小柄ながら根性とパワーがあり、数々のバトルで主力として活躍している。また、水タイプ同士の戦いにも強く、さらには元々の性格が幸いして自身が混乱状態になった際は逆に相手のペースを乱して形勢を跳ね返した事もある。

試合では主に「かたくなる」で防御力を高め相手が疲労したところで「はさむ」、「クラブハンマー」などの近距離で攻める、或いは遠距離からの「バブルこうせん」を繰り出す戦法を得意とする。ただし、基礎能力の差もあり、防御力の高い重量系の相手には滅法弱く、返り討ちにされることが多い。

DP182話(2010年6月24日放送)でサトシがシンオウリーグエントリー後に研究所のポケモンを順に送ってもらった際に呼び戻されている。

PM2の68話(2021年5月28日放送)ではホウエン地方のポケモンの中で唯一登場し、サトシとの再会に喜んだ。

「めざせポケモンマスター」の第2話で久々に手持ちに加わる。当初は野生のウデッポウとライバル心を抱いていたものの、ロケット団を撃退したことにより互いに友情が芽生える。その後、カスミのニョロトノとバトルし敗北する。

現在の使用技は「クラブハンマー」、「メタルクロー」、「アクアジェット」。以前は「バブルこうせん」、「かたくなる」、「はさむ」、「あなをほる」(ゲット前)も使用。AG編~バトルフロンティア編までは長らく使用技が変わっていなかったが、「めざせポケモンマスター」にて一部技が変更されていた。

コータス[編集]

コータス
  • 声 - 三木眞一郎[3]
  • 特性:「しろいけむり」「シェルアーマー」のどちらか[注釈 10]
  • 戦績:2勝6敗1分
  • 登場時期:AG・DP・BW2・PM2・MV

AG58話から登場。元々はフエンタウン近郊にある「鋼の谷」に迷い込んだ個体。

ハガネールを筆頭とする鋼ポケモンに挑んで返り討ちにされていた時、サトシたちと邂逅する。その後、再びハガネール相手にサトシと共闘する。当初は苦戦を強いられたが、サトシの機転で「オーバーヒート」を使用し、見事ハガネール撃退に成功する。そして、サトシから「仲間にならないか?」という誘いを受けてゲットされる。

情に厚く涙脆い性格。事あるごとに感動したり、もらい泣きするたびに黒いススを吐き出し、周囲の者たちを真っ黒にする傍迷惑な面もある。

重量級ゆえに鈍足だが、強力な炎技を扱えるパワーがあり、「てっぺき」も扱えて防御面も優れている。

初バトルはテッセンのライボルトとのエキシビジョンバトルで、「オーバーヒート」のパワーや「てっぺき」の防御で優位に立つも、三度目の「オーバーヒート」の影響もあり、「じゅうでん」でパワーの上がった「でんげきは」に打ち負け、初陣から黒星を付けられる。

トウカジムで2番手として登場し、公式戦デビューを果たす。センリナマケロを「かえんほうしゃ」で倒し、初勝利を飾る。しかし、続くヤルキモノには「ひっかく」の一撃で呆気なく倒される。

ポケモンの素早さを生かしたサトシのバトルスタイルとの相性の悪さが、如実に表れた最初のポケモン。公式戦の勝利の描写は極めて少なく、AGで加入したポケモンの中でも浮いている上にサトシの全ポケモンの中でも最低クラス。挙げ句の果てに後述するダークライとのバトルでは、久々の登場であるにも関わらず簡単に倒され、僅か数十秒で出番終了と扱いも散々である[注釈 11]

バトルフロンティア編直前にオーキド研究所に預けられる。その後バトルフロンティア編ではバトルピラミッドの2戦目で、レジスチル対策として一時的に復帰するも、後一歩の所で力尽きた。

DP182話でサトシがシンオウリーグエントリー後に研究所のポケモンを順に送ってもらった際に呼び戻されており、オニゴーリの「れいとうビーム」で氷漬けにされたサトシを「かえんほうしゃ」で助けていた。準決勝のタクト戦では2体目として起用されたが、上記の通りダークライの桁外れのパワーの前に完敗。

PM2の68話では、これまでの散々な戦績が祟ったのか、オーキド研究所に預けられているほのおポケモンの一体であるにも関わらず、ゴウカザルとバトルする描写がなく、カメオ出演すらしなかった。しかし114話(2022年6月10日放送)では他のほのおポケモンと共にゲンガーの特訓に付き合い、ゲンガーの「おにび」習得に貢献している。また、サトシがダンデに勝利した際にはうれし泣きするなど、相変わらず涙脆い一面を見せた。

使用技は「かえんほうしゃ」、「のしかかり」、「てっぺき」、「オーバーヒート」。レジスチル戦では「ねっぷう」も使用していたが、何と入れ替わったのかは不明。

オニゴーリ[編集]

ユキワラシオニゴーリ
  • 声 - 伊東みやこ→小西克幸
  • 戦績:3勝1敗2分
  • 登場時期:HT・DP・BW2・PM2

AG108話から登場。元々はイザベ島の山頂に生息していた個体。

イタズラ好きな性格。ポケモンセンターにやってきた人の持ち物を勝手に持っていくが、そこに悪気はなく、必ず返しに来る。サトシに対してはバッジケースをなかなか返さずにいたが、それはサトシを気に入ったための行動であり、ピカチュウとのバトルでゲットされる。手持ちになって以降も、モンスターボールから勝手に出てきたりと陽気な性格は変わらなかったが、進化してからは特にそういった面は見られなくなり、冷静で落ち着いた性格になる。また、進化してからは元来の顔付き故に、常時から強面になったものの、サトシに褒められた時やバトルに勝利した時には笑顔を見せている。

初陣となるルネジムでは、ピカチュウとダブルバトルでタッグを組むも、経験不足からかアズマオウの「はかいこうせん」を躱しきれず倒され、ほとんど活躍できなかった。AG123話(2005年4月7日放送)でホウエングランドフェスティバルの裏での練習中、ロケット団とのバトル中にオニゴーリに進化し、それまで未完成だった「れいとうビーム」を完全に使えるようになった。

進化後は総合的な戦闘能力が大きく上がり、「れいとうビーム」だけでなく「ずつき」のパワーも相当のものとなった。加えて、常に浮遊できる体の特性を十分に生かしたバトルスタイル[注釈 12]を発揮してヒュウガ(声 - 石田彰)のリザードンやマサムネのメタングといった相性の悪い相手にも引けをとらないバトルを展開[注釈 13]するようになり、一方的に負けたバトルは無いという優れた戦績を誇る。

BF編直前の133話にコータスと共にオーキド研究所へ預けられた。サトシのポケモンの中ではオコリザル、ヌメルゴン、バタフリーに次いで手持ちにいた時期が短く、登場から進化まで16話、ゲットから預ける行程まで26話。また、DP編のグライオン、BW編のハハコモリなどと違い、預けられてからそのシリーズ内での手持ち復帰・バトルがいずれもない唯一のポケモン。また、現時点でサトシが所有する唯一のこおりタイプのポケモンでもある。

DP182話でサトシがシンオウリーグエントリー後に研究所のポケモンを順に送ってもらった際に呼び戻され、サトシを「れいとうビーム」で凍りづけにしている[注釈 14]

PM2の114話にて(68話で再登場したヘイガ二を除いた)ホウエン地方でのポケモンたちと共に再登場し、研究所でサトシたちを出迎えた。またウオノラゴンとともに滝行を行っていた。

使用技は「れいとうビーム」、「こごえるかぜ」、「ずつき」、「かげぶんしん」。

エイパム[編集]

エイパム
  • 声 - 伊東みやこ
  • 性別:♀
  • 戦績:2勝2敗
  • 登場時期:BF・DP・MV

AG178話(2006年5月25日放送)から登場。元々は群れでマンキーやヤルキモノ、ケッキング達と山に暮らしていたが、巨大ケッキング(実際はロケット団のロボット)騒動でサトシと出会い、ロケット団に騙され木の実を奪っていたが、サトシの触れ合いで騙されていたことに気づき、仲間たちと協力しケッキングロボットを破壊した。サトシに構って欲しいからか、故郷の山を飛び出しこっそりサトシたちの後に着いて行き、AG182話(2006年6月29日放送)でサトシとバトルしてゲットされる。ハルカとマサトの台詞から性別は♀[注釈 15]

被り物好きで、ゲット後もサトシから帽子を奪うなどのイタズラを繰り返すが、一緒に旅をしていくにつれて回数が減る。マサト曰くお転婆だが、花やドレスを好むなど女の子らしい所もある。サトシのことを好いており、チコリータほどではないがピカチュウに嫉妬したこともある。2度目のバトルピラミッド戦でコータスと交代で一時的にオーキド研究所に送られた時は、ベイリーフと同様に大暴れしてオーキド博士を攻撃していた。

サトシがシンオウ地方へ旅立つ時、オーキド研究所へ預けられるが、サトシと離れたくないあまりシンオウ地方へ向かう船にこっそり乗り込み同行することに。シンオウでは、シンジとの初バトルでのヒコザル、クロガネジムでのヒョウタのイシツブテ、ハクタイジムでのナタネのロズレイドを倒す活躍をした。

サトシのポケモンでは珍しくポケモンコンテストを好み、密かに「魅せる」技に磨きをかけ、サトシやムサシと共にコンテストに出場したこともある[注釈 16]。この経験から、スピードスターを攻撃と撹乱に応用した複合技として使うなど、トリックスター的なバトルスタイルを好むようになる。そのため、DP12話(2006年12月14日放送)ではノゾミから「ヒカリが育てた方がいいと思う」と言われ、DP55話(2007年11月22日放送)でヒカリのブイゼル[注釈 17]と交換される。

本来生息する地方とは異なる地方でゲットしたのはエイパムが初となる。AG(ホウエン地方)からの登場ながらも第二世代(ジョウト地方)のポケモンである。

PM2ではエテボースとして登場しており、ピカチュウを応援した。

それ以降についてはヒカリの項目を参照。

使用技は「ひっかく」、「スピードスター」、「きあいパンチ」、「かげぶんしん」。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ もう一つの特性「きもったま」だとしても、ゴーストタイプ相手にノーマル技を当てる描写はなく、後述の通りでんき技に対する耐性の強さがどちらかと言えば「こんじょう」の方が特徴として近い。
  2. ^ 第84話でのヒワマキシティのフェザーカーニバルで、ゴーストタイプのアトラクションにエネコらが笑って楽しむ中、彼一匹が本気で怯えている。第104話で巫女に扮して巨大ネンドールから逃げるソーナンスを空中から助けようとするが、うっかり彼のかつらだけを持ち去る。第90話で「つばめがえし」を教えてもらおうと、鳥なのに土下座を披露する、など。
  3. ^ この戦法に関しては、各ジムリーダーやフロンティアブレーン等からも一定の評価を受けている。
  4. ^ トウカジム戦で発動。
  5. ^ 進化するたびに近くにある木から折るため、先端の形が微妙に異なっている。キモリ時代は葉っぱのついた木の枝。ジュプトル時代は進化直後に「リーフブレード」で近くの木から切り落としたもので、先端に付いていた木の葉が無くなり、二又に分かれている。ジュカイン時代は先端が尖った形状になっているが、DPでは何故かジュプトル時代に咥えていたものに戻っている。
  6. ^ ハルカ曰く「ガンコ」。
  7. ^ ジュカイン進化後は、シンオウリーグにてダークライの「れいとうビーム」等の技を耐えたりしているため、かなり打たれ強くなったように見える。
  8. ^ 恋心が芽生えた瞬間、口に咥える枝に花が咲いた。
  9. ^ キモリ、ジュカインの頃は尻尾、ジュプトルの頃は鶏冠を使用。
  10. ^ 特性「ひでり」の効果(天気を『晴れ』に変える)と思しき描写がないため。
  11. ^ ダークライに倒された他のポケモンと異なり、ダメージすら与えることが出来なかった。
  12. ^ 攻撃で弾かれた勢いを利用して自身のスピードを上げる、体を回転させて攻撃力を高める等。
  13. ^ どちらのバトルも相手の攻撃に苦戦はするものの、最後は2体共に勝利している。
  14. ^ リザードンの「かえんほうしゃ」と同じく挨拶代わりに放つ。
  15. ^ 外見上の違いとして頭の毛の長さが異なる(♀の方が長い)という設定があるが、AG編当時にはその設定がなかったためアニメ本編では長さがまちまちに描かれている。設定が付加されたDP編以降ではややはっきりと、エテボースに進化してからはより一層分かりやすく描かれている。
  16. ^ ゲット前にハルカのコンテストバトルを見たことで興味が生まれた模様。
  17. ^ エイパムとは対照的に「魅せる」よりも「闘う」方が向いていた。

出典[編集]

  1. ^ ここでいうシリーズ番号は、日本語オリジナル版を番組名の違い(リコとロイ編はひとシリーズとする)で数えた通称であり、他の言語版のシリーズ/シーズン番号とは異なる場合がある。
  2. ^ バトルドーム、バトルチューブを除く。
  3. ^ a b c OVA『ピカチュウのなつまつり』エンディングクレジットより[出典無効]
  4. ^ PM2ではライブラリ出演。