ポケットモンスター ルビー・サファイア

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ポケットモンスター ルビー・サファイア
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 ゲームボーイアドバンス
開発元 ゲームフリーク
発売元 株式会社ポケモン
販売元 任天堂
プロデューサー 陣内弘之出石武宏、鶴宏明
岩田聡(エグゼクティブ)
石原恒和(エグゼクティブ)
ディレクター 増田順一
田尻智(エグゼクティブ)
デザイナー 増田順一、森本茂樹、西野弘二、松島賢二、太田哲司、佐藤仁美、河内丸武史、下山田照幸、大森滋、たかはし ただし
シナリオ 増田順一(プロット)、西野弘二(プロット)、松宮稔展、とみさわ昭仁(プロットとシナリオ)
プログラマー 渡辺哲也(メイン)
曽我部仙史(バトルシステム)
玉田荘介(フィールドシステム)
ほか、多数
音楽 一之瀬剛、青木森一、増田順一
美術 杉森建(アートディレクター)
吉田宏信(メイングラフィックデザイン)
ほか、多数
シリーズ ポケットモンスター
人数 1人(通信時1~4人)
メディア ゲームボーイアドバンス専用カートリッジ(64Mbitロムカセット
バックアップフラッシュメモリ搭載
発売日 日本の旗2002年11月21日
対象年齢 全年齢
売上本数 日本の旗544万本(2バージョン合計)[1]
ルビー:約255万本、サファイア:約261万本[2]
世界 1622万本[1]
その他 時計機能搭載
アドバンス専用通信ケーブル対応
GBAケーブル対応
カードeリーダー+対応
テンプレートを表示

ポケットモンスター ルビー・サファイア』は、2002年11月21日に株式会社ポケモンから発売されたゲームボーイアドバンスロールプレイングゲーム。2004年9月16日に発売された本作の新バージョンである『ポケットモンスター エメラルド』も本記事で扱う。

本作のリメイクについては、『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』を参照すること。

概要[編集]

『ポケットモンスター ルビー』と『ポケットモンスター サファイア』は、ポケットモンスターシリーズ完全新作の3作目。パッケージのポケモンは『ルビー』が大陸ポケモンのグラードン、『サファイア』が海底ポケモンのカイオーガ。今作からプラットフォームがゲームボーイ (GB) の後継機であるゲームボーイアドバンス (GBA) になり、その性能を生かしたこれまでよりもクオリティの高いグラフィックやサウンドが特徴。新しい対戦のルールであるダブルバトルの導入や、ゲームシステムの大幅な改良も施されており、これらが後のシリーズに基礎になっている。

『ルビー』と『サファイア』の主な違いは、特定のポケモンの出現率、出現するポケモンの種類、ポケモン図鑑のテキスト、主人公と敵対する悪の組織で、シナリオやキャラクターの台詞に違いはない。

登場するポケモンは、GBAのポケットモンスターシリーズに登場する386種類のうち201種類(配信限定の幻のポケモンジラーチを含む[3])のみで、『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』(GBA用)が発売されるまで、その他のポケモンは正規の手段では見ることも手に入れることもできなかった。

アドバンス専用通信ケーブルにより、本作同士の通信が可能であるのはもちろんのこと、後発の『ファイアレッド・リーフグリーン』『エメラルド』とも通信が可能で、これらのソフトと通信交換すると、ポケモン図鑑のモードに「ぜんこくずかん(No.001~386まで登録可能)」が追加される。また、ゲームキューブ (GC) の『ポケモンコロシアム』とその続編『ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア』ともGBAケーブルを利用した通信交換が可能で、データ配信キャンペーンを除いてはこの方法でしか手に入らないポケモンが存在する。

1作目『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』と2作目『ポケットモンスター 金・銀・クリスタルバージョン』は、ともにGB用ソフトのため通信交換が可能だったが、ハードウェア的な理由から本作を含めたGBA用ポケモンシリーズ『ルビー・サファイア・エメラルド・ファイアレッド・リーフグリーン』と『赤・緑・青・ピカチュウ・金・銀・クリスタルバージョン』との通信は一切できない。

前述のように過去作品との互換性はないが、後発のシリーズ作品へはポケモンを一方通行ながらも通信で送ることができる。ニンテンドーDS用として発売された『ダイヤモンド・パール・プラチナハートゴールド・ソウルシルバー』へは、DSのダブルスロット機能を使ってGBAシリーズからポケモンを連れて行くことができる。それ以降のシリーズへは各作品を経して間接的に送ることが可能で、ニンテンドー3DS用として発売された本作のリメイク『オメガルビー・アルファサファイア』では『ルビー・サファイア・エメラルド』から連れてきたポケモンに関するイベントが起こるようになっている。

ゲームシステム[編集]

基本的なゲームシステムについて、

本作で初めて登場するポケモンについて、

道具について、

  • ポケモンとであった場所やそのときのレベルを記録した「トレーナーメモ」が導入された。前作『クリスタルバージョン』にもほぼ同じ要素はあったが、こちらは特定のNPCに話しかけて確認する必要はなく、いつでもステータス画面で確認できる。
  • いろいろな条件を満たすことでさまざまな「リボン」がもらえ、もらったリボンは自動的にポケモンに付く。一度もらったリボンははずすことができない。
  • 「きのみ」の名前が一新された。
  • 伝説のポケモンに関連した暗号に点字が使われており、点字を知らない人のために仮名との対応の解説した印刷物がパッケージに入っている。

特性[編集]

「とくせい」(特性)とは、ポケモンが持つ特殊な能力をゲーム上で現れる効果としてあらわしたもの。ポケモンがどの特性を持っているかはステータス画面で確認できる。ポケモンの種族ごとに1種類または2種類割り当てられており、2種類あるポケモンはどちらの特性になるかは入手時にランダムに決まる。これを入手後に別な特性に変える手段は一切ない[4]

例えば、ピカチュウの特性「せいでんき」は、バトルのときに相手が直接攻撃技(「たいあたり」などの接触を伴う技)をピカチュウに対して使ったときに30%の確率で相手をまひ状態にする。相手がまひ状態にならない特性「じゅうなん」のサワムラーだった場合はこの効果は発動せず、相手が状態異常を写す特性「シンクロ」のケーシィだった場合は、こちらもまひ状態になってしまう。

この特性はポケモンの種族ごとにまったく異なるものに設定されている場合が多く、能力値と技とタイプで定義されていたポケモンに大きな変化をもたらした。

性格[編集]

同じポケモンでも、個体ごとに「がんばりや」「さみしがり」といった異なる「せいかく」(性格)を持つようになった。野生であれば出現時、ゲーム中で人からもらうのであれば入手時にランダムに決まり、後から変える手段は一切ない。この性格には、ステータス画面で確認できる能力値「こうげき ぼうぎょ すばやさ とくこう とくぼう」の上下補正をする役割があり、どれかひとつが本来の1.1倍になり、それ以外のどれかひとつが0.9倍になるようになっている。性格25種類のうち、補正のあるものは20種類で、補正のないものが5種類存在している。 例えば、「きまぐれ」は補正がなく、「おだやか」は「こうげき」が下降補正、「とくぼう」が上昇補正となっている。

この性格は、そのままポロックの味の好き嫌いとコンディションの上がりやすさにも関係しており、好きなポロックの味とコンディションの上がりやすさは能力値の上昇補正、嫌いな味と上がりにくさは下降補正と一致している。補正のない性格であれば、好き嫌いやコンシションの伸び率に差異はない。

ポケモンの能力値に関する仕様変更[編集]

ポケモンの個体差をあらわすパラメータ「生まれつきの強さ[5]」が、「HP」「こうげき」「ぼうぎょ」「すばやさ」「とくこう」「とくぼう」の6項目ぞれぞれに、『赤・緑・青・ピカチュウ・金・銀・クリスタルバージョン』よりも細かい段階が設定された。また、『金・銀・クリスタルバージョン』では、性別が「こうげき」の「生まれつきの強さ」の値で決まっていたが、今作からは別な基準に変更された。ポケモンが色違いになるかどうかも攻撃以外のこの値で決まるのではなく、別の内部パラメータとトレーナーIDで決まるようになった。

『金・銀・クリスタルバージョン』のステータス画面で表示される「とくこう」(特殊攻撃力)と「とくぼう」(特殊防御力)は、『赤・緑・青・ピカチュウ』の仕様の名残から内部パラメータ上では「とくこう」「とくぼう」共通(つまり『赤・緑・青・ピカチュウ』時代の「とくしゅ」)の「生まれつきの強さ」と「きそポイント」(基礎ポイント)により算出されていたが、今作から内部パラメータ上でも「生まれつきの強さ」と「基礎ポイント」とも「とくこう」と「とくぼう」に完全に分離している。そのため、前作の「とくこう」と「とくぼう」両方の基礎ポイントを上昇させる効果があった道具「リゾチウム」は「とくこう」のみの基礎ポイントを上昇させる効果に変更され、「とくぼう」のそれを上昇させる道具「キトサン」が新たに追加された。

「きそポイント」(基礎ポイント)は、旧作『赤・緑・青・ピカチュウ・金・銀・クリスタルバージョン』では「HP」「こうげき」「ぼうぎょ」「すばやさ」「とくしゅ(とくこう&とくぼう)」の5つの独立した項目それぞれに蓄積しすべての能力値が基礎ポイントの上限まで強化される仕様だったが、本作からは基礎ポイントの合計値があらかじめ全ポケモン共通で決まっており、上限まで上げようとする場合、独立した6つ「HP」「こうげき」「ぼうぎょ」「すばやさ」「とくこう」「とくぼう」のうちのどれか2つまでしか最大まで伸ばすことはできなくなり、能力値の長所を伸ばす、短所を補う、少しずつ均等に振って全体を底上げするといった選択肢が生まれた。能力値の長所と短所が明確になりやすく、攻撃面に特化したポケモンが防御面に特化していないポケモンに攻撃した場合はより大きなダメージを受けるという場合も珍しくなくなり、戦闘のターン数が旧作よりも長引かない傾向になっている。

ダブルバトル[編集]

本作で導入された、互いにポケモンを2匹同時に繰り出して戦うルール。2匹にそれぞれ命令して1ターンに自分と相手の計4匹が行動する。このルールでは技と技の組み合わせ、特性と技の組み合わせが戦術次第では1ターンで実現できるため、これまでにはない戦術が編み出されたり短いターンで決着がつくことも珍しくはない。シングルバトルと比較して2匹の組み合わせから生まれる戦術の多彩さやテンポのよさが特徴。相手の2匹両方に対して攻撃を加えるか、1匹に絞り集中攻撃をするか、またそれを読んでの防御技「まもる」「みきり」「みがわり」を使うかといった駆け引きの存在がある一方で、シングルバトルではありがちな防御面に優れたポケモンで持久戦に持ち込むのは難しい傾向にある。このダブルバトル導入後はこれが公式大会の標準ルールとなっている。

ダブルバトルの類似ルールとして、プレイヤー4人がそれぞれ2人ずつのタッグチームを組んで戦う「マルチバトル」も存在する。『ルビー・サファイア』では通信対戦時のみの要素だが、『エメラルド』ではシナリオ中でもマルチバトルをする場面が存在する。

ポケモンコンテスト[編集]

ポケモンコンテストとは、ポケモンの魅力を競う競技。一次審査で選別し、残った4匹のポケモンとそのトレーナー4人が二次審査で技を繰り出し競い合う。一次審査ではポケモンのコンディション(後述)のみによる優劣がつけられ、多数の中から選りすぐれた4匹を選出する。二次審査ではバトルと同じように順番に技を繰り出していくが、技の直接の対象は主に審査員と観客になる。ポケモンの技すべてにはバトルでの威力や効果のほかにコンテスト用の効果が設定されており、この効果を基にコンテストを進めていくことになる。最終的に二次審査で1位になり優勝するとポケモンにリボンがもらえ、コンテスト会場のロビーにはそのときのポケモンの絵が飾られる。

コンテストのグレードはノーマル・スーパー・ハイパー・マスターにランク分けされている。ランクの高いコンテストには出場するポケモンが下位ランクの優勝リボンを付けている必要があり、いきなり上位のランクに参加することはできない。

ポロックとコンディション[編集]

ポロックとは「きのみ」を材料に「きのみブレンダー」で作るポケモンのお菓子で、与えるとポケモンの「コンディション」と「けづや」(毛艶)の値が上昇する。ポロックには5種類の味、レベル(味の強さ)、「なめらかさ(毛艶の上がりやすさ)」があり、1つの味がするシンプルなものからすべての味がする「きんいろポロック」のようなハイレベルなものまである。「けづや」は与えられるポロックの限度を表しており、これが最大になるとポロックを与えることができなくなる。1匹のポケモンのすべてのコンディションを高めるためにはいかにレベルが高くいろいろな味が含まれ、かつ滑らかさが抑えられたポロックを作るかが重要となる。ポロック作りは通信を利用した多人数でプレイし珍しい「きのみ」をブレンダーに入れるほどレベルが高くなる傾向にある。

コンディションには「かっこよさ」「うつくしさ」「かわいさ」「かしこさ」「たくましさ」の5項目が存在し、それぞれポロックの味の「からさ」「しぶさ」「あまさ」「にがさ」「すっぱさ」と対応している。また、これらの要素は性格とも関係しており、攻撃があがりやすい性格は辛さ、防御があがりやすい性格は酸っぱさ、素早さがあがりやすい性格は甘さ、特攻があがりやすい性格は渋さ、特防があがりやすい性格は苦さを好んでおり、好みの味が含まれたポロックを与えると該当するコンディションも上がりやすい傾向にある。逆も然りで、あがりにくい能力値に対応した味のポロックでは該当するコンディションも上がりにくい。

「コンディション」と「けづや」についてはステータス画面で大まかだがグラフで確認できる。

ひみつきち[編集]

各地のマップにある特殊な木や草の塊、岩の窪みのような場所で技「ひみつのちから」を使うと、「ひみつきち」(秘密基地)を作ることができる。作ったばかりの状態では何もないただの空間だが、置物やぬいぐるみのようなグッズを集めると内部に設置されたパソコンを使って配置することができる。レコードを混ぜたた相手の秘密基地を訪れて中のNPCに話しかけると、交換したときの相手の手持ちポケモンを使うNPCと対戦できる。自分と同じ場所に基地を作った相手とはレコードを混ぜてもセーブデータには反映されない。

レコード[編集]

レコードとはプレイヤーのゲーム中でのさまざまな行動を記録したもの。2~4台のGBA本体と『ルビー・サファイア』『エメラルド』いずれかのカートリッジ同数を接続し、ポケモンセンター2階の「ポケモンつうしんクラブ」にある「レコードコーナー」で「レコードをまぜる」ことで、それぞれのカートリッジ内のセーブデータにさまざまな影響を及ぼす。

レコードを混ぜると起こる主な事柄

  • 記録に関する一例として、インタビュアーの質問に対する答えやプレイヤーが捕まえたポケモンなどがレコードを交換することで他プレイヤーの世界のテレビ番組で放送される。
  • キンセツシティのポケモンセンターにはNPC「シンガーソングおやじ」「メルヘンおやじ」「グッズこうかんおやじ」「でんせつおやじ」「ナウイおやじ」のいずれか1人がいるが、レコードを混ぜると他プレイヤーの「おやじ」と入れ替わる。
  • ムロタウンの流行語と119番道路のヒンバスが釣れるマスが他プレイヤーと同じになる。
  • 他プレイヤーの秘密基地が自分の世界に現れる。

ストーリー[編集]

ホウエン地方のトウカシティでジムリーダーを勤めている父と暮らすため、母子共々ジョウト地方のアサギシティからホウエン地方のミシロタウンに引っ越してきたばかりの主人公は、ポケモンに襲われているオダマキ博士を助けたことで、お礼として博士から初めてのポケモンとポケモン図鑑をもらい冒険の旅に出る。博士に頼まれたポケモン図鑑の完成を目指しながら各地のポケモンジムでバッジを集めていく過程で超古代ポケモンを狙う悪の組織マグマ団(アクア団)との対立を繰り返し、やがてグラードンカイオーガ)と遭遇する。このグラードン(カイオーガ)の目覚めにより引き起こされた異常気象を鎮めるべく目覚めの祠でこの超古代のポケモンと対決。見事ホウエン地方の危機を救った主人公は最後のポケモンジムで8つ目のバッジを手にしポケモンリーグへと足を進める。待ち構えていた四天王との激戦を戦い抜き、最後にチャンピオンとして待っていたのはこれまで旅の道中で何度か手助けをしてくれた男ダイゴだった。

登場人物[編集]

前作まで登場したオーキド博士をはじめ、過去作の人物は直接には一切登場しないが、キャラクターの台詞などから過去作の人物と本作の人物の関係をうかがい知ることができる。主人公は、前作『金・銀』の舞台ジョウト地方から引っ越してきたという設定になっている。

世界観[編集]

本作の舞台ホウエン地方は、自然豊かな温暖な環境で、カントー地方とそれに隣接するジョウト地方から少し離れたところに位置する。そのためか、この地方に生息するポケモンは、カントーやジョウトでは見かけない種類が多く、ホウエン独自の伝説のポケモンやそれに由来する伝承も存在する。

音楽[編集]

発売日 タイトル
2003年4月26日 GBA ポケモン ルビー&サファイア ミュージック・スーパーコンプリート

ポケットモンスター エメラルド[編集]

ポケットモンスター エメラルド
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 ゲームボーイアドバンス
開発元 ゲームフリーク
発売元 株式会社ポケモン
任天堂(販売元)
プロデューサー 陣内弘之、山上仁志、のもと がくじ、鶴宏明
岩田聡(エグゼクティブ)
石原恒和(エグゼクティブ)
ディレクター 森本茂樹
田尻智(エグゼクティブ)
デザイナー 森本茂樹、下山田照幸、河内丸武史、とみさわ昭仁、中津井優、太田哲司、佐藤仁美、松島賢二、増田順一、西野弘二、大森滋、たかはし ただし
シナリオ 増田順一(プロット)、西野弘二(プロット)、とみさわ昭仁(プロットとシナリオ)、佐藤仁美、松宮稔展
プログラマー 渡辺哲也(メイン)
曽我部仙史(バトルシステム)
玉田荘介(フィールドシステム)
森昭人
ほか、多数
音楽 一之瀬剛、増田順一、青木森一、佐藤仁美
美術 杉森建(アートディレクター)
藤原基史(グラフィックリーダー)
ほか、多数
シリーズ ポケットモンスター
人数 1人(通信時1~5人)
メディア ゲームボーイアドバンス専用カートリッジ(128Mbitロムカセット)
バックアップ用フラッシュメモリ搭載
発売日 日本の旗2004年9月16日(ワイヤレスアダプタ同梱版)
日本の旗2005年11月23日(ソフト単品版)
対象年齢 CERO: 全年齢対象
売上本数 日本の旗約219万本[6]
世界 632万本[7]
その他 時計機能搭載
アドバンス専用通信ケーブル対応
GBAケーブル対応
アドバンス専用ワイヤレスアダプタ対応
カードeリーダー+対応
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『ポケットモンスター エメラルド』は、『ルビー・サファイア』の新バージョン。パッケージのポケモンは天空ポケモンのレックウザ。『ルビー』と『サファイア』との違いと同じように、『エメラルド』もポケモンの出現率、出現するポケモンの種類、図鑑のテキストがそれらとは異なるが、さらに、一部シナリオやシステムの追加・変更、フィールドマップや一部ポケモンのグラフィックの変更、主人公の服装の一新、ワイヤレスアダプタへの対応、オープニングムービーの変更などが行われている。

本作と、先行して発売された『ファイアレッド・リーフグリーン』のいずれか同士なら、パッケージに同梱されているワイヤレスアダプタ(ただし、2005年11月23日以降に再発売されたものには同梱されていない。)を使用しての無線通信が可能。

最大の特徴として、対戦に特化した施設「バトルフロンティア」の存在が挙げられる。『ルビー・サファイア』の対戦用施設「バトルタワー」に準じたルールをベースにしており、多彩なルールでハイレベルな対戦が可能。本作発売当時の時点では、公式攻略本では公開されていなかったような、マニアックなゲームシステムの情報をある意味前提とした難易度になっている。

特徴[編集]

  • シナリオが変更され、主人公がマグマ団とアクア団の両方と敵対する。それに伴い、グラードン、カイオーガの両方が目覚め、どちらも捕獲することができる。
  • バトルフロンティアがシリーズで初めて登場。1つを残して、コンテスト会場はバトルフロンティアのお試し版のような位置づけのバトルテントに変更された。
  • チャンピオンが『ルビー・サファイア』のジムリーダーだったミクリに変更され、元のチャンピオンであるダイゴはシナリオクリア後に一度だけ戦える裏ボスのような位置づけになった。この変更に伴い、8番目のジムリーダーとしてミクリの師匠アダンが新たに登場。
  • ステータス画面や戦闘でポケモンのグラフィックが動く。
  • 『ルビー』ではラティオス、『サファイア』ではラティアスに決まっていた、シナリオクリア後に登場する伝説のポケモンが、本作では任意で選べる。
  • ホウエン図鑑には含まれていないポケモンが野生で出現し、全国図鑑を完成させやすくなった。
  • 一部の「きのみ」に基礎ポイントを下げる効果が付与され、今まで決して振り直せなかった基礎ポイントを振り直すことが可能になった。
  • 一部の特性がフィールド上でも効果を発揮するように仕様が変更された。(例 特性:せいでんきのポケモンを先頭にすると、電気タイプのポケモンと遭遇しやすくなる)
  • 「ポケナビ」に電話機能が追加され、登録してあるトレーナーに電話ができる。
  • トレーナー2人と同時に視線が合うとマルチバトル(1人対2人または2人対2人の対戦)が発生する。

キャンペーン[編集]

2003年初頭には『ルビー・サファイア』を対象にポケモンセンターの各店舗にて、道具「むげんのチケット」が配布された。チケットはゲーム中ではトウカシティのジムリーダー「センリ」から受け取り、これを持ってミナモシティの船着場に行くと、特別なマップ「みなみのことう」に行くことができる。このマップでは、この方法でしか手に入らない道具「こころのしずく」を持ったレベル50のラティアス(『ルビー』)またはラティオス(『サファイア』)を捕まえることができる。チケットはレコード交換をすることで、100回まで交換した相手にもコピーを配ることが可能で、この場でコピーをもらった場合でも「みなみのことう」に行くことができる。

後に『エメラルド』にも「むげんのチケット」が配布された。ラティアスかラティオスのうち、殿堂入り直後のイベントで選ばなかったほうが「みなみのことう」に出現する。

その他[編集]

きのみが成長しない現象[編集]

『ルビー・サファイア』において発売からおよそ1年経過後、ゲーム開始から実時間で365日が経過したセーブデータにおいて、カートリッジ内蔵の時計機能が正常に働かなくなるという不具合が発生することが明らかとなった。メーカーである任天堂はこれを重く受け止め大規模なキャンペーンを全国展開した。ポケモンセンターをはじめとした各種店舗ではバグ修正と同時に珍しい木の実「チイラのみ」を持った色違いのジグザグマをプレゼントするなど積極的なアップデートをプレイヤーに促した。『ファイアレッド・リーフグリーン』『エメラルド』にはこの不具合を通信により修正するアップデートパッチが組み込まれている。またその環境がなくても、ポケモンセンターの店頭や任天堂サービスセンターへの送付によって修復することができる。なお、修正はセーブデータの一部を書き換えるだけなので、これによって今までのセーブデータが失われることは無い。時計機能が正常に働いていない状態では時間経過に関係した要素が制限されるが、その他のプレイに支障はない。なお、時計用内蔵電池が切れた場合は任天堂サービスセンターにて有償で電池交換を受け付けている。

脚注[編集]

  1. ^ a b 2014年5月8日(木)決算説明会 任天堂株式会社
  2. ^ 2006年テレビゲームソフト売り上げTOP500(メディアクリエイト版)” (日本語) (2006年12月31日). 2013年1月12日閲覧。
  3. ^ デオキシスはホウエン図鑑に分類されるが、『ファイアレッド・リーフグリーン』『エメラルド(オーロラチケットの配信は海外版のみで、日本語版ではお蔵入り)』でしか捕まえられない。
  4. ^ 『ポケットモンスター X・Y』では、特性が2種類あるポケモンの特性をもう1つの別な特性に変える道具「とくせいカプセル」が登場した。
  5. ^ 「生まれつきの強さ」の名称は、『ポケットモンスターブラック・ホワイト』の公式ガイドブックや公式サイトに記載されるなど比較的最近になって公開されたもので、『ルビー・サファイア』やそれ以前ではゲーム中や公式ガイドブックでも遠まわしな表現で存在が示唆されている程度だった。インターネット上では「個体値」という名称で広く普及している。
  6. ^ 2010年テレビゲームソフト売り上げTOP1000(ファミ通版)” (日本語) (2011年6月20日). 2011年6月22日閲覧。
  7. ^ 2006年度 第67期 (2007年3月期)決算説明会資料” (日本語) (2007年4月27日). 2011年9月26日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]