ポケットモンスター (ゲーム)

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ポケットモンスター (Pocket Monsters, Pokémon) は、株式会社ポケモン(設立以前は任天堂)より発売されているロールプレイングゲーム (RPG) のシリーズである。第1作目の『ポケットモンスター 赤・緑』は、ゲームボーイ用ソフトとして1996年2月27日に発売された。全世界におけるシリーズ全体の売上高は1億本以上にもなり、RPGにおいては世界一。

本項目では、第1作目に連なり、俗に「本編」とも呼ばれる携帯型ゲーム機用のRPGシリーズ及び、それらと通信プレイで連動するテレビゲーム用のゲームソフトについて扱う。具体的には以下の作品群である。

それ以外のゲームについてはポケットモンスター#関連ゲームソフトを、その他の「ポケモン」についてはポケモン (曖昧さ回避)を参照のこと。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 特徴

ポケットモンスターシリーズは、「ポケットモンスター」(通称ポケモン)と呼ばれる架空の生き物が登場する世界を舞台としている。プレイヤーはこのポケモンを、採集(ゲーム内では「つかまえる」と表現)して育成し、他のポケモンと戦わせる(ポケモンバトル)。他のコンピュータRPGのように主人公自らが成長するのではなく、ポケモンが成長する点に大きな特徴がある。構造は「ウルトラセブン」に登場するカプセル怪獣でスタッフもその旨を明言している。

ポケモンを自らのパートナーとして育成し、ポケモン同士のバトルを行う人を「ポケモントレーナー」と呼ぶ。プレイヤーは、このポケモントレーナーの1人(ゲームの主人公)となって旅立ち、ポケモンを育て上げながら、物語の謎や、他のポケモントレーナーとの勝負、そして友達との無数のバトルに挑む。最終的に、ポケモンを強く育ててポケモンリーグのチャンピオンを倒すことが物語上の目的であるが、この他にも全種類のポケモンを集めてポケモン図鑑を完成させることが大きな目標となっている。

戦いや勝敗(ひいては生死)がある意味必然であったRPGにおいて

  • 死の存在しないバトル(戦闘不能は死ではなく「ひんし(瀕死)」と表記されている)
  • 自分ではなくポケモンを戦わせるというスタンス(初期の説明書にはその旨の注記がある)
  • 敵であったポケモンを仲間として収集し、また育て鍛えることができる
  • スポーツマンシップに通じる健全さ
  • ポケモン自体の多彩さと戦術的に奥の深い属性や能力や「わざ」
  • プレイヤー同士が育てたポケモンで対戦したり、交換したりできる通信要素

などが、新鮮なゲーム要素としてユーザーに迎えられ、子供はもちろん大人にも愛用されている。

また同時に2つ(後にそれ以上)のバージョンをリリースし、それぞれのプログラム側パラメータを違うものにしておくことでどちらかのバージョンでしか手に入らないポケモンを作る(それによってユーザー間のポケモン交換を促進する狙いがあった)など、ゲーム的にも商品としても新しい試みに挑戦して話題を呼んだ。

また、一部作品を除いて基本的に台詞などには漢字が使われていない。「」は例外だが、これは通貨単位としての記号的な扱いである(ルビー・サファイア以降、「人」「回」も数量表示で使われるが台詞やメッセージには登場しない、またポケモンコロシアムシリーズや欧米等の海外版はポケドル(Pの字に横線が2本)という単位である)。ポケモンコロシアム以降の据え置き型ゲーム機での作品では漢字が使われているが、漢字に振り仮名が振られている。

なお、「ポケモンマスター」や「(ポケモンを捕まえるという意味での)ゲット」等の単語はアニメが初出であり、ゲーム本編では使用されていない(ただしピカチュウ版にはピカチュウの「ゲットだぜ」アクションが存在する)。『ダイヤモンド・パール・プラチナ』中の台詞では「ほかく」という単語に置き換えられている。

[編集] シリーズ一覧

俗に「本編」と呼ばれるシリーズは、日本では以下の各バージョンが発売・発表されている。括弧内は発売日と対応機種を表している。多くのマイナーチェンジ版が存在するが、基本的なストーリー等から現時点では大きく4作品に分けられる。

これら4系統はいずれも同じ世界の異なる地方を舞台にしている。『金・銀』が『赤・緑』の3年後、『クリスタル』が『金・銀』の1年後の世界であるということを除いて時系列上の繋がりは明かされていないが、複数の作品に同じ人物が登場すること(ホウエン地方のマユミやシンオウ地方のミズキがマサキの存在をほのめかす発言、シンオウ地方にオーキド博士が尋ねてきたり、ウツギ博士の噂をする人物がいることなど)から大きな時差は無いと推測できる。

[編集] ゲームシステム

本シリーズに共通しているゲームシステムを述べる。特に本シリーズを代表する要素である、育成・対戦・通信といったものを中心に解説する。

作品ごとの差違がある場合は、その都度詳しく説明する。なお、本項目において使用しているバージョンの総称は以下の通りである。

「GB版」
赤・緑・青・ピカチュウ・金・銀・クリスタル・ポケモンスタジアム・ポケモンスタジアム2・ポケモンスタジアム金銀
この中のうち特に「赤・緑・青・ピカチュウ・ポケモンスタジアム・ポケモンスタジアム2」について本項目では「初代」と称する。
「GBA版」
ルビー・サファイア・エメラルド・ファイアレッド・リーフグリーン・ポケモンコロシアム・ポケモンXD
「DS版」
ダイヤモンド・パール・プラチナ・ハートゴールド・ソウルシルバー

GBA版とDS版はシステムが類似しているので、総括して「GBA版以降」とする。

[編集] 育成システム

基本的には「けいけんち経験値)」の蓄積によるレベルアップという、多くのRPGと同じシステムとなっている。

レベルの最大値はいずれのポケモン・シリーズにおいても100である。レベルアップに伴って能力値も上昇する。

[編集] ポケモンの能力

バトルにおけるポケモンの能力は、HPこうげき(攻撃)、ぼうぎょ(防御)、とくこう(特攻:特殊攻撃の略)、とくぼう(特防:特殊防御の略)、すばやさ(素早さ)の6つから成り、「ステータス」とも呼ばれる。

初代においては「とくこう」「とくぼう」がとくしゅ(特殊)という1つのステータスであった。『金・銀』で「とくこう」や「とくぼう」が設定された際には、両方が旧「とくしゅ」そのままとなった者もいれば、いずれか一方のみ旧「とくしゅ」の値が保持され、もう一方が上下することによって強化もしくは弱化された者もいる。

この他にも「めいちゅうりつ(命中率)」「かいひりつ(回避率)」というパラメータもあるが、これは基本的に全ポケモンで共通の値を持っている(個別の能力が設定されているわけではない)。

これらの能力は、技の効果などで一時的に上下することがある。ゲーム中で「こうげきが あがった」「かいひりつが さがった」などと表示されたときはこの一時的な変化が起こっている。この変化は重ねて起こることもあり、1つの能力に対し最大で上下各6段階まで変化する。「○○が ぐーんとあがった/がくっとさがった」と表示された時は一度に2段階上下している。この変化はあくまで一時的であり、ポケモンがバトルから離れたりバトルが終了したりすると元に戻る。

一方、「ポケモンコンテスト」における「コンディション」という能力もある。ポロック (ポケットモンスター)を参照。

[編集] 能力成長の詳細

各々の能力ごとに、隠しパラメータがいくつか設定されている。ゲーム内はもちろん攻略本でも基本的には公開されていないが、ゲーム内の表示や公式サイトの記述などから断片的に知ることができる。これらのパラメータが、一見単純な成長システムに奥行きを与えている。なお、GB版とGBA版以降ではシステムが大きく異なる。

きそポイント

バトルやアイテムによって蓄積するパラメータである。ゲーム中ではその数値自体を直接見ることはできないが、プレイによってある程度自由に変化させられる。たとえば、すばやさが高いポケモンと多くバトルすると、そのポケモンのすばやさが高く育ちやすくなる。「AさんはBさんより走りこみをして足腰が鍛えられたので足が速い」などに近い概念である。「タウリン」「インドメタシン」などの栄養ドリンクや、ある種の「きのみ」(木の実)など「きそポイントを上げる/下げる」と表記されているアイテムで、対応する能力のきそポイントを上下させることができる。

きそポイントのほかにも、ポケモンの種類ごとの能力の傾向を表すパラメータや、ポケモン1匹ごとの能力の違いを表すパラメータが存在することが知られている。

[編集] ポケモンの性格

GBA版から追加された要素。能力値への影響(下表)をはじめとして、ポロックやポフィンの好みの味(好きな味だとコンディションが少し多めに上がる)、一部のきのみの効果、『エメラルド』のバトルパレスでの行動パターンに影響する。生まれつき決まっており、変化することはない。

からい味を好むのなら「こうげき」が伸び易く、逆に嫌いならば「こうげき」は伸び難いという具合である。同じ様に「とくこう」に関係するのはしぶい味、「すばやさ」はあまい味、「とくぼう」はにがい味、「ぼうぎょ」はすっぱい味である。

「がんばりや」「てれや」「まじめ」「きまぐれ」「すなお」の5つは能力値や味の好みに変化がない(『ダイヤモンド・パール・プラチナ』では「すききらいなし」・「なんでも よくたべる」と表示)。

表の数字は能力値への影響の倍率である(空欄は1倍)。ちなみに、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではポケモンの能力値表示欄で1.1倍になる能力は赤で、0.9倍になる能力は青で表示される。

性格 こうげき ぼうぎょ とくこう とくぼう すばやさ
さみしがり 1.1 0.9
いじっぱり 1.1 0.9
やんちゃ 1.1 0.9
ゆうかん 1.1 0.9
ずぶとい 0.9 1.1
わんぱく 1.1 0.9
のうてんき 1.1 0.9
のんき 1.1 0.9
ひかえめ 0.9 1.1
おっとり 0.9 1.1
うっかりや 1.1 0.9
れいせい 1.1 0.9
おだやか 0.9 1.1
おとなしい 0.9 1.1
しんちょう 0.9 1.1
なまいき 1.1 0.9
おくびょう 0.9 1.1
せっかち 0.9 1.1
ようき 0.9 1.1
むじゃき 0.9 1.1

[編集] ポケモンの進化

ポケモンの中には一定の条件がそろうと別のポケモンに「しんか」(進化)するものがある。ここでいう「進化」とは現実世界においてダーウィンが示した進化とは異なり、「成長」や「変態」に近い概念である。進化は不可逆であり、一度進化すると進化前の姿には戻ることができない(ただし、一部のポケモン図鑑には「進化前の姿に戻ってしまう」という内容の記述がある。ヤドランがその例)。

例えばアチャモは進化するとワカシャモになり、さらに進化するとバシャーモになる。進化すると別のポケモンとなるため能力が大幅に変わる。多くの場合は能力が上昇するが、たとえばポリゴン2からポリゴンZへの進化のような一部の能力が下がるものやハクリューからカイリューに進化することによるタイプの追加・変化、ヤルキモノからケッキングの進化における特性の変化などが存在し、一概に「進化したほうが強い」とも言い切れない。また、進化させるタイミングによって最終的にステータスに差が出ることは無い。

一方で、レベルアップによる進化をするとレベルアップで覚える「わざ」を覚えるレベルが遅くなる傾向がある。たとえば、DS版ではワカシャモは「スカイアッパー」をレベル50に時に覚えられるが、バシャーモに進化するとレベル59にならなければ覚えられない。また、一部の覚えられる「わざ」が変わったり、追加されたり無くなったりすることもある。このパターンは『ルビー・サファイア』になってから多くなっている。たとえば、アチャモが覚えられる「ほのおのうず」はワカシャモに進化すると覚えられなくなるが、かわりに「ビルドアップ」を覚えられるようになる。「しんかのいし」を使って進化させる場合は「わざ」をレベルアップでほとんど覚えられなくなることが多い。そのため、ポケモンが覚える「わざ」を把握したうえで進化させることが望ましい。ただし通信交換によって進化させる場合はそのような現象はあまりない。

進化していないポケモンは俗に「たねポケモン」と呼ばれ、後発作品で「進化前」として追加されたポケモンは「ベイビィポケモン」と呼ばれているが、もともとポケモンカードゲームの用語でありゲーム中では用いられない。

[編集] 進化のバリエーション

ポケモンの進化は基本的に一定のレベルに達すると行われる(「レベル進化」と呼ばれる)が、以下のような特殊な進化も存在し世界観に深みを与えている。レベルアップで進化する場合は、進化中にゲーム機のBボタンを押すことによって進化を中止させられる(「進化キャンセル」と呼ばれる)。また、『金・銀』以降ではポケモンに「かわらずのいし」というアイテムを持たせることであらゆる進化を未然に阻止することができる。野生のポケモンや敵トレーナーが使用するポケモンの中には、本来進化するレベルよりも低いレベルで進化後の形態になっているものもいる。また、レベルを下げる手段が現時点では存在しないため、レベルが100になってしまうと二度とレベル進化ができなくなってしまうので注意が必要である(レベルアップ以外の進化はレベル100でも行える)。

条件付きレベルアップ
特定の条件を満たした状態でレベルを上げることで進化する。以下のような例がある。レベルの数値自体は関係ない。
  • ポケモンが一定以上なついている。例えばゴルバットからクロバットの進化はこの方式である。なつかせるためには、ずっと手持ちに入れて歩く・レベルを上げる・アイテムを使用することなどが必要となる。さらにエーフィブラッキーのようにレベルを上げる時間帯が関係するものもある。
  • ポロックやポフィンによって美しさが一定以上になっている。ヒンバスからミロカロスへの進化のみがこのパターン。予備知識が無いと進化させることは難しい。
  • 特定の「わざ」を覚えている。例えば、「げんしのちから」を覚えたヤンヤンマメガヤンマに進化する。
  • 特定の場所でレベルを上げる。例えばイーブイをハクタイの森や217番道路でレベルを上げるとそれぞれリーフィアグレイシアに進化する。
  • 特定のポケモンが手持ちに入っている。テッポウオが手持ちに入っている状態でタマンタのレベルを上げると、マンタインに進化する(現在ではこの一例のみ)。
  • 特定の持ち物を持っている。例えば、ニューラは「するどいツメ」を持った状態で夜にレベルを上げるとマニューラに進化する。
「しんかのいし」による進化
「ほのおのいし」「みずのいし」など特殊なアイテムを使うことにより進化する。例えば、ピカチュウからライチュウへの進化は「かみなりのいし」を必要とする。なお、『ピカチュウ』バージョンで主人公のパートナーとなるピカチュウは「かみなりのいし」による進化を拒否する(アニメ版の「サトシのピカチュウ」が、進化を拒否する描写の再現)。
通信進化
ポケモンの通信交換を行った際に進化する。例えば、ユンゲラーからフーディンの進化は通信進化である。
特定のアイテムを持たせた状態で交換したときのみ進化するポケモンもいる。例えば、ポリゴンは「アップグレード」を持った状態で交換されるとポリゴン2に進化する。
分岐進化
一種のポケモンが異なる進化条件の下で複数のポケモンに進化するものがある。例えば先に述べたイーブイは「かみなりのいし」でサンダースに、「みずのいし」でシャワーズに進化するほか、なつき進化もするなど多くのバリエーションがある。そのほか、レベル進化と通信進化を併せ持つポケモンや、能力値(「こうげき」が「ぼうぎょ」より高いか低いか、など)によって異なった進化をするポケモン・性別によって進化形態が異なるポケモンもいる。
何に進化させるかはほとんどの場合プレイヤーが自由に選択できるが、ケムッソだけはカラサリスマユルドのどちらに進化するかが個体ごとにランダムで決まっており、実際に進化させるまでどちらに進化するかわからない。
分裂
ツチニンのみが起こす特殊な進化形態であり、ツチニンがテッカニンに進化する際に手持ちに空きがあり、なおかつ「モンスターボール」(ほかのボールは不可)を少なくとも1個持っている場合に、空きの部分にヌケニンが1匹加わる。GBA版では、モンスターボールを持っていなくても手持ちに空きがあればよい[1]

[編集] ポケモンのタマゴ

『金・銀』から追加された要素。オスとメスと同時に「そだてや」[2]に預け、しばらく冒険すると「タマゴ」が手に入り、やがてポケモンが孵る。オスとメスは後述のタマゴグループが同じならば別の種類のポケモンでも構わない。この場合、孵るのは原則としてメスと同じ種類の一番進化前のポケモンとなる(片方がメタモンである場合はメタモンでない側となる)。ただし、メスがイルミーゼであった場合はバルビートかイルミーゼ、ニドラン♀であった場合はニドラン♂かニドラン♀のどちらかが生まれる。

孵ったばかりのポケモンのレベルはすべて同じ(GBA版までがレベル5、DS版ではレベル1)であり、預けたポケモンから「わざ」などを受け継ぐことができる(後述)。

すべてのポケモンのペアからタマゴが得られる訳ではない。下記の「タマゴグループ」と呼ばれる分類が一致している必要がある。これは後述の「タイプ」とは別物であり、生物的な雰囲気の似ているポケモンが同じグループに属している。2つのグループを持つポケモンもおり、この場合は少なくとも一方が一致していればよい。

タマゴグループ

[編集] 新バージョンで進化前のポケモンが追加された場合

『ルビー・サファイア』以降で新たに追加された進化前のポケモンのタマゴを得るためには、預けるポケモン(オス・メスどちらでもよい)に特定のアイテムを持たせる事が必要となる(例:タマンタの場合、マンタインに「さざなみのおこう」を持たせて預けるなど)。

[編集] わざの継承

タマゴから孵るポケモンは、預けたポケモンのわざを条件次第で引き継ぐことができる。通常は先に述べた孵った時点でのレベルまでに覚えるわざを覚えた状態で孵るが、以下の条件を満たしていればそのわざを優先的に覚えた状態で生まれる。

  • 預けたオス・メス共に覚えているわざで、孵るポケモンがレベルアップで覚えるわざ。
  • 預けたオスが覚えているわざ(片方がメタモンであればメスが覚えているわざ)で、孵るポケモンがわざマシン・ひでんマシンで覚える事ができるわざ。
  • 預けたオスが覚えているわざで、孵るポケモンの「タマゴわざ」として定義されているわざ。「タマゴわざ」といえば、普通はこれを指す。
[編集] 世界観上での設定

『金・銀』の冒頭で「今までポケモンがどこから生まれるのか謎だったが、『ポケモンのタマゴ』がついに発見された」という話が語られるが、直接の前作との間ですら矛盾が見られる。例としては『赤・緑』のポケモン図鑑内で、他のポケモンの卵を食べたり産卵のために川を上るポケモンについて触れられている。

哺乳類系や無機物系など、卵から産まれることに違和感のあるポケモンもいる。公式ガイドブックなどによると「『タマゴ』は必ずしも『卵』ではなく、保育器のようなもの」との設定が存在する。

設定ではポケモンが卵を産む瞬間は一切目撃されていないということになっており、「産んだ」証拠がない以上、タマゴはあくまでも「どこからかいつのまにか持ってくる」ものとされている。ゲーム内や(『金・銀』以降の)関連書籍でも決して「産む」という表記はされていないが、「親」「子」などの表現は使用されており、また、多くのプレイヤーが「産む」「遺伝」などの表現を慣用的に使用している。

[編集] バトルシステム

ポケモン同士が戦うシステムである。ポケモントレーナー(ポケモンを扱う人。本シリーズの主人公もポケモントレーナーである。「トレーナー」と略される)は、ポケモンに対して指示を出す役割を担う。トレーナーは道具を使ってポケモンを援護することもできるが、あくまで補助的なものでありトレーナー自身が直接ポケモンに対して攻撃したり、逆にポケモンを使ってトレーナーを直接攻撃することはできない。ポケモン同士の戦いのみが許される。

バトルには野生ポケモンとのバトルと、ポケモントレーナー同士のバトルがある。野生ポケモンとのバトルは、歩いていると突然野生のポケモンが出現(エンカウント)して発生するバトルである。野生のポケモンが出現する場所は草むら・洞窟・海などの自然地だけで、通常町なかで出現することはない。ポケモントレーナー同士のバトルは、各地にいるポケモントレーナーに戦いを挑んだり挑まれることによって発生する。

[編集] 基本的なシステム

トレーナーは6体までのポケモンを持つことができるが、バトルの時は原則として1体ずつのポケモンを繰り出す(シングルバトル)。バトルが始まるとトレーナーはターンごとに「わざ」を1つ選ぶか、そうでなければポケモンを入れ替えたり、道具を使うことになる。

互いのポケモンは技を繰り出し合い、どちらかのHPが0になるまで戦う。HPが0になるとポケモンは「ひんし」(瀕死)状態となり、戦闘不能となる。野生のポケモンとのバトルであれば、この時点でバトル終了である。野生のポケモンは「ひんし」にさせる以外に捕獲することもできるが、これは捕獲の節で述べる。

トレーナー同士の対戦であれば、ポケモンが「ひんし」状態になった時点でモンスターボールに戻され、「ひんし」状態でない手持ちポケモンがまだ存在する場合は新たなポケモンを繰り出さなければならない。どちらかの手持ちポケモンがすべて「ひんし」状態になった時点でバトル終了となる。負けたトレーナーは所持金の一部を賞金として支払わなければならない。なお、野生のポケモンとのバトル時には逃げることもできる(逃げられない場合もある)が、トレーナー同士のバトルの場合は一度戦いを挑んだり挑まれたりすると逃げることはできない(通信対戦中は逃げるかわりに降参することができる)。

GBA版以降は、1人のトレーナーが同時に2体のポケモンを繰り出す「ダブルバトル」や、2人対2人(各トレーナーが同時に出すポケモンは1体)の「マルチバトル」が、特殊なバトルの形式として加わることとなった。通信対戦では、従来通りのシングルバトルかこれらの方式か選ぶことができる。

[編集] 捕獲

野生ポケモンとのバトルでは、そのポケモンを「モンスターボール」で捕獲することができる。バトル中にモンスターボールなどの道具を投げつけると相手を捕獲できるが、相手のHPが多く残っているなど元気なうちは捕獲成功率は低い。「わざ」を使って相手を弱らせたり、何らかの状態異常(「どく」「まひ」など。ポケモンの状態異常の節で述べる)にすれば捕獲成功率は上昇するが、HPを0にしてしまうと上述の通りバトルが終了してしまうので注意が必要である。アニメ版ではポケモン同士のバトルでなく、人間自らが戦い、ポケモンを弱らせて捕獲する描写が(1度だけ)あるが、もちろんゲームでは不可能である。

基本的に他のトレーナーが所有するポケモンを捕獲して奪うことはできない(トレーナーのポケモンにボールを投げると弾かれる)が、ポケモンコロシアムとポケモンXDにおいて、悪の組織に改造されたポケモンを奪い返すという名目においてのみ許される(この行為は「スナッチ」と呼ばれる)。

[編集] ポケモンの技

1体のポケモンは、「わざ」(以下「技」と表記)を4つまで覚えることができる。技には相手を攻撃するもの(攻撃技)、自分や相手の能力を変化させるもの、相手を状態異常にするもの、自分のHPを回復するものなどがある。攻撃技以外の技は「へんかわざ」と分類され、「補助技」などと呼ばれている。

技以外の攻撃方法、いわゆる「通常攻撃」は本編では基本的に存在しない。例外として『ハートゴールド・ソウルシルバー』における「ポケウォーカー」内での戦闘で「こうげき」・「かわす」という技以外の攻撃や防御が行われる。

技はポケモンごとに指定された特定のレベルに達した時に覚えるほか、「わざマシン」「ひでんマシン」といったアイテムで覚えさせたり、各地にいる特定の人物から教えてもらうことができる。技を4つ覚えた状態で新たな技を覚えさせる場合、覚えている4つの技のうちのどれかを忘れさせなければならない。このとき、「ひでんわざ」は忘れさせることができないので、あらかじめ「わざわすれじいさん」という人物に忘れさせてもらわなければならない。忘れさせた技のうち、レベルアップで覚えた技は、「わざおしえマニア」という人物に思い出させてもらうことができる。

技には個別に以下のパラメータが設定されている。

いりょく(威力)
攻撃技の強さを表す数値で、大きいほど相手に与えるダメージが大きくなる。固定ダメージを与える技(「ソニックブーム」など)や攻撃技ではない「へんかわざ」には「いりょく」が設定されていない。
めいちゅう(命中)
技の命中(成功)のしやすさを表す数値で、0から100までの数値が設定され(実際には2009年現在、最低値は30である)大きいほど技が相手に命中(成功)しやすくなる。
「めいちゅう」が100である技は基本的に必ず命中する[3]ため、この数値の単位は「%」であると考えられる。「命中」が「 ― 」となっている技もあり、この場合は状況によらず必ず命中する。
PP(パワーポイント)
技を1回使用するたびに1つ消費し、残りPPが0になるとその技は使用できなくなる。技の仕様などで効果がなかった場合も消費するが、「こんらん」などで技を失敗した場合は消費しない。すべての技のPPが0になってから技を使おうとすると、「わるあがき」という自分もダメージを受けてしまう技を繰り出すことになる。
多くの場合威力が大きい攻撃技や1回の戦闘で何度も使用するわけではない補助技はPPが低く、威力が小さい攻撃技やステータスを変化させる補助技はPPが大きい傾向にある。

また、技は「ぶつり」「とくしゅ」および「へんか」(DS版のみ)の3つに分類されるほか、1つのタイプ(ポケモンのタイプと共通)を持つ。さらに、特殊な効果や使用条件がある技も多い。個々の技についてはポケットモンスターの技一覧 (あ-こ)(さ-の)(は-わ)を参照。

本項は「わざ」の仕様が述べられているが、技の性質はポケモンや周囲の状況で大きく変わってくる。

  • 「のろい」の効果はゴーストタイプとそれ以外のタイプで違う
  • 「そらをとぶ」「あなをほる」などを使うと大半の攻撃技が命中しなくなるが、それぞれ「かみなり」「じしん」などは命中する(その際ダメージが2倍になるものもある)
  • 特性「しめりけ」のポケモンがいると、「じばく」「だいばくはつ」は使えなくなる

他にも様々なポケモン・タイプ・効果が複雑に絡みあっており、ゲームのみならずアニメ・漫画のバトルにおいても奥深い組み合わせと戦い方を生み出している。

[編集] ポケモンのタイプ

すべてのポケモンには、その性質を表す「タイプ」が設定されている。これはほかのRPGにおける「属性」に相当する。

タイプは全17種類あり、ポケモンの種類によって1つまたは2つを持つ。例えばピカチュウはでんきタイプ、ギャラドスはみず・ひこうタイプとなっている。前述したようにポケモンが覚える各種の技にもそれぞれ1種類のタイプが設定されており、ポケモンは自身のタイプと同じタイプの技を多く覚える傾向にある(ただしソーナンスなど自身のタイプの技をほとんど覚えない例外も存在する)。例えば、ピカチュウなら「でんじは」「10まんボルト」といったでんきタイプの技を中心に覚える。

各技のタイプと技を受けるポケモンのタイプには相性が存在し、組み合わせによっては効果が大きくなったり逆に効果を失ったりもする。でんきタイプの技を例に挙げると、みずタイプやひこうタイプのポケモンには大きな効果を上げるが、くさタイプなどにはあまり効果的でなく、じめんタイプのポケモンには一切通用しない。ただし「みらいよち」「わるあがき」などごく一部の技は相手のタイプに影響を受けずダメージを与える性質を持っている。また本来効果のないタイプに対する攻撃を有効にする技(「みやぶる」「じゅうりょく」など)や特性(「きもったま」)、アイテムもある。

威力が設定されている攻撃用の技の場合、その技のタイプとそれを出すポケモンのタイプが同じ場合、技のダメージは通常の1.5倍になる。

ダメージを与えない技(DS版では「へんかわざ」に分類される)については、原則としてタイプの影響を受けない。たとえばゴーストタイプの技「あやしいひかり」は、ノーマルタイプにもエスパータイプにも等しく有効である。しかし、相手を状態異常にする技では無効タイプには効果がない場合もある(でんきタイプの「でんじは」がじめんタイプに効かないなど)。

ジムリーダーならびに四天王の所有するポケモンは多くの場合、特定の1つのタイプを持つものに偏っている。通常トレーナーでも偏ったタイプを使用する系統が存在する(「からておう」はかくとうタイプ、「サイキッカー」はエスパータイプなど)。

相手の属性・相性を知っていれば攻略が容易になるためポケモンマスターへの登竜門としては適しているが、初代からワタル(ドラゴンタイプのポケモンが少数で、プテラなどを使用する)やキクコ(ゴーストタイプの技「あやしいひかり」などを使うゴルバットだけでなく、アーボックも使用する)など、イメージが主体で純粋なタイプ特化ではないケースも多い。

左が攻撃側、上が防御側。

タイプ相性表
攻撃を受けるポケモンのタイプ
ノ丨マル ほのお みず でんき くさ こおり エスパ丨 かくとう どく じめん ひこう むし いわ ゴ丨スト ドラゴン あく はがね
攻撃する技のタイプ
ノーマル ×
ほのお
みず
でんき ×
くさ
こおり
エスパー ×
かくとう ×
どく ×
じめん ×
ひこう
むし
いわ
ゴースト ×
ドラゴン
あく
はがね

ダメージにかかる補正は以下の通り。ただし、ポケモン不思議のダンジョンでは相性による補正値が異なる。

本編 不思議のダンジョン
青の救助隊
赤の救助隊
時の探検隊
闇の探検隊
通常の2.0倍 通常の1.5倍 通常の約1.4倍
通常のダメージ 通常のダメージ
通常の0.5倍 通常の0.9倍 通常の約0.7倍
× 無効 通常の0.5倍
  • 作中では「◎」では「こうかはばつぐんだ!」、「△」では「こうかはいまひとつのようだ」、「×」では「(ポケモン名)にはこうかがないみたいだ…」と表記される。
  • 2つのタイプを持つポケモン相手に技を当てた場合、2つのタイプそれぞれの相性が乗算される。
    • 例1:みず・ひこうタイプのポケモンがでんきタイプの技を受けた場合、みずタイプもひこうタイプもでんきタイプの技には2倍のダメージを受けてしまうので、2×2=4となり4倍のダメージ。
    • 例2:みず・こおりタイプのポケモンがでんきタイプの技を受けた場合、みずタイプにでんきタイプの技は2倍のダメージで、こおりタイプにでんきタイプの技は1倍(=通常)のダメージなので、2×1=2で2倍のダメージ。
    • 例3:みず・くさタイプのポケモンがでんきタイプの技を受けた場合、みずタイプにでんきタイプの技は2倍のダメージだが、くさタイプにでんきタイプの技は0.5倍のダメージなので、2×0.5=1となり1倍(=通常)のダメージ。
      • 初代では、この場合に片方のタイプが優先され「こうかは ばつぐんだ!」または「こうかは いまひとつのようだ」と表示される。『金・銀』以降は通常ダメージの場合と同じく何も表示されない。
    • 例4:みず・じめんタイプのポケモンがでんきタイプの技を受けた場合、みずタイプにでんきタイプの技は2倍のダメージだが、じめんタイプにでんきタイプの技は0倍のダメージ(=効果がない)なので、2×0=0となり0倍のダメージ(=効果がない)。
  • はがねタイプとあくタイプは『金・銀』から追加された。初代において強いとされていたタイプ(エスパーなど)の弱体化、および弱いとされていたタイプ(かくとうなど)の強化として追加された意味合いが強い。
  • 初代では以下のように相性が一部異なっていた。
攻撃側 防御側 = 相性
ゴースト エスパー = ×
どく むし =
むし どく =
こおり ほのお =
  • 初代では大半の攻略本に書かれていた相性表に誤りがあった。相性表のほかに、ポケモンが覚える技や、技の効果についても共通して間違っている場合が多いことから、メーカーから提供された情報が間違っていたものと思われる。ただし、「エスパータイプのポケモンにはゴーストタイプの技が有効」という話がゲーム中でもアニメでも聞けるのに、実際は有効どころか効果が全く無いことから、本来は攻略本に書かれていたデータが正しく、ゲームのデータ設定を間違えた(一種のバグ)と考えることもできる。上述の相性の変更も、根拠の一つである(ただし、「どく→むし=◎」は攻略本の通り)。
    • 『ポケモンスタジアム』以降の説明書や攻略本では、正しい相性表が書かれている。
    • 相性表の誤りは以下のとおり。
攻撃側 防御側 = 相性
みず でんき = △ 実際は○
こおり ほのお = △ 実際は○『金・銀』以降は△
こおり いわ = ◎ 実際は○
むし どく = ○ 実際は◎『金・銀』以降は△
ゴースト エスパー = ◎ 実際は×『金・銀』以降は◎
ゴースト ゴースト = ○ 実際は◎

アニメや漫画などの関連作品でもタイプによる有利不利があるものの、本編のゲームではダメージになり得ない技が通じることがある。例えばじめんタイプのポケモンにでんきタイプの技を使用しても効果がある(イワークにピカチュウの電撃が通用する)といった具合である。ただし、じめん・みずタイプであるヌオーにでんきタイプの技が効かない描写など、同作品内でも場合によって相性の適用方法にばらつきがある。カードゲーム不思議のダンジョンもタイプによる無効化が存在しない世界観である。

[編集] ダメージ

ポケモンが技によって攻撃したときに受けるダメージは、攻撃側の「レベル」「こうげき」「とくこう」、防御側の「ぼうぎょ」「とくぼう」、及び上述のタイプなどに依存する。

ポケモンの技は、ぶつり(物理)攻撃ととくしゅ(特殊)攻撃の2つに大別される。物理攻撃では、攻撃側の「こうげき」が高いほどダメージが多く、防御側の「ぼうぎょ」が高いほどダメージが少なくなる。「とくこう」と「とくぼう」は影響しない。逆に特殊攻撃では、「とくこう」と「とくぼう」が同様にダメージに影響し、「こうげき」と「ぼうぎょ」は影響しない(なお、初代では攻撃側と防御側の「とくしゅ」がダメージに影響する)。

ある技が物理攻撃であるか特殊攻撃であるかは、GBA版までは以下のように技のタイプによって決められている。

物理攻撃
ノーマル・かくとう・どく・じめん・ひこう・むし・いわ・ゴースト・はがね
特殊攻撃
ほのお・みず・でんき・くさ・こおり・エスパー・ドラゴン・あく

DS版では技ごとに設定されている。例えば「ほのおのパンチ」「かみくだく」などの打撃を伴って攻撃する「直接攻撃」技や、「タネマシンガン」「ゆきなだれ」のような実体のある物で攻撃する技は物理技で、「ヘドロばくだん」「どろかけ」といった固体ではない物で攻撃する技、「はかいこうせん」「きあいだま」などのエネルギーをぶつけて攻撃する技は特殊技といった具合である。なお、「くさむすび」「しぼりとる」という技だけは特殊攻撃でありながら直接攻撃扱いになっている。

[編集] ポケモンの状態異常

ポケモンはバトル中に技を受けるなどすることで、ほかのRPGでの「病気」に似た概念である特殊な状態になることがある。これは状態異常と呼ばれる。

ポケモンの状態異常はバトル中、移動中に関わらず、ステータス画面やバトル画面で確認可能である。状態異常は特定のアイテムや技を使ったり、特性が発動したりすることで回復し、状態異常のない「ふつう」の状態に戻る。状態異常は重複せず、既に何らかの状態異常であれば他の状態異常になることはない。バトル終了後も回復しないが、ポケモンセンターなどを利用することで回復することができる。

ふつう
何も異常が無い状態で、特に何も表示されない。通常ポケモンはこの状態である。問題なく技を繰り出して戦闘を行うことができ、技など以外のダメージを受けることはない。
どく
に侵され、1ターン毎にHPが減っていく状態異常である(どく、はがねタイプのポケモンと特性「めんえき」を持つポケモンはこの状態にならない。[4])。HPの減少量はポケモンの最大HPの約12%(初代では約6%。いずれも端数切り捨て)。ただし特性「ポイズンヒール」を持つポケモンはHPが減少せず、逆に毎ターン最大HPの約12%ずつ回復する。
移動中にも毒の効果は受け、4歩に1度(『ファイアレッド・リーフグリーン』では5歩に1度)HPが1減る。その際HPが0になると「ひんし」になった旨が表示される。DS版ではひんしにならず、HPが1で「どく」から回復し、その旨が表示される。
もうどく
技「どくどく」「どくどくのキバ」を受けた場合、あるいは技「どくびし」を2回かけられている状態でポケモンを交代した場合にかかる「どく」の強化版である。基本的に「どく」と同じであるが、ターン毎のHPの減少量が増えていく(最大HPの約6%×経過ターン数 最大15ターンで約94%)という点のみ異なる。ただし、表示自体は「どく」と変わらないため、「どく」の一種と考えられる。ポケモンを交代するとただの「どく」状態になる。
まひ
麻痺し、「すばやさ」が25%程度に下がり、さらに25%程度の確率で体がしびれて技が失敗する状態異常である(特性「じゅうなん」を持つポケモンはこの状態にならない)。ただし、特性「はやあし」を持つポケモンは、「すばやさ」が逆に上昇する(技が繰り出せなくなる効果は残る)。技「きつけ」を受けると通常の2倍のダメージを受けるとともに「まひ」は回復する。
やけど
火傷を負い、「こうげき」が半減し、さらに1ターン毎にHPが減っていく状態異常である(ほのおタイプのポケモンと特性「みずのベール」を持つポケモンはこの状態にならない)。ただし、特性「こんじょう」を持つポケモンの場合は「こうげき」が逆に上昇する。HPの減少量は「どく」と同じだが、移動中は何も起こらない。
ねむり
眠ってしまい、技が一切使用できなくなってしまう状態異常である(特性「ふみん」「やるき」を持つポケモンはこの状態にならない)。ただし、技「いびき」「ねごと」などは「ねむり」状態でも使用することができる。また、技「ゆめくい」のように相手が「ねむり」のときのみ効果のある技や特性もある。
技「めざましビンタ」を受けると通常の2倍のダメージを受けるとともに「ねむり」は回復する。バトルに数ターン出ていると自然に目を覚まして回復する。
こおり
氷漬けになってしまい、技が一切使用できなくなってしまう状態異常である(こおりタイプのポケモンと特性「マグマのよろい」を持つポケモンはこの状態にならない)。ただし、技「かえんぐるま」「せいなるほのお」などは「こおり」状態でも使用することができ、使うと「こおり」は回復する。
相手のほのおタイプの技を受けると「こおり」は回復する。『金・銀』以降の作品では毎ターン一定の確率で回復するが、『赤・緑』系バージョンではこの方法では回復しない。
ひんし
いわゆる戦闘不能のこと。HPが0になると、ポケモンはこの状態になる。厳密には状態異常に含めないとする解釈もある。他の状態異常とは異なり、この状態になるとバトルに参加できず、強制的にモンスターボールに戻される。道具を使って「ひんし」状態から回復しない限り、戦闘に復帰させることはできない。なお、「ひんし」といっても実際は「戦う元気がない」だけの状態であり、例えば移動中に使用できる技(「ひでんわざ」など)は使うことができる。手持ちのポケモンがすべて「ひんし」になると、所持金の一部を失って最後に利用したポケモンセンターに戻される。失う金額は『ファイアレッド・リーフグリーン』『ポケモンXD』とDS版では「(ゲームの進行に応じた8~120の定数)×(手持ちの最高レベル)」(8以上12000以下)、それ以外は全所持金の半分である。
その他
「こんらん」(数ターンの間混乱し、自分を攻撃してしまう事がある)・「メロメロ」(異性のポケモンが相手だと一定の確率で技が失敗する)・「やどりぎ」(ターンごとにHPを吸収される)・「にげられない」(「にげる」や入れ替えができなくなる)などがあるが、厳密には状態異常でなく、いずれも状態異常の欄には表示されない。状態異常ではないので重複することもあり、捕獲成功率にも影響しない。ポケモンが戦闘から離れるだけで回復する。
上記以外では「ひるむ」という状態がある。技「ねこだまし」「ずつき」などを先制で受けると、そのターンのみひるんで技を繰り出せなくなる(特性「せいしんりょく」「りんぷん」を持つポケモンはひるまない)。
ポケルス
状態異常ではないが、状態異常の欄に表示される。ポケモンに感染する良性のウイルスのようなもので、1度でも感染すると、その後はバトルによるきそポイントの上昇が促進される。バトルの際に非常に低い確率で感染する他、感染したポケモンから他のポケモンに伝染する事もある。
初代および『ファイアレッド・リーフグリーン』では発生しないが、後者は『ルビー・サファイア』などから持ち込むことが可能である。

[編集] 道具

トレーナーがバトル中に使用できる道具は、捕獲に使用するモンスターボール、HPを回復させるきずぐすりや状態異常を治療するなんでもなおしなどの回復アイテム、一時的に能力値をブーストする戦闘用アイテムなどがある。これらは通信対戦においては使用できない。

『金・銀』以降はポケモンに道具を一つだけ持たせることができる。これは一般的なRPGにおける装備と同じもので、あるタイプのわざの威力を高めたりするなどの効果がある。また、きのみを持たせることでバトル中にポケモンがそのきのみを消費してHP回復などの効果が得られるようになる。

[編集] ポケモンの特性

GBA版からは、新たに「とくせい」(以下「特性」と表記)と呼ばれるステータスが追加された。特性によって技の威力が変化したり、攻撃した相手に特定の追加効果を与えたり、特定の技や追加効果を受けなくなったり、技自体が使えなくなったりする。

具体的な特性の内容については、ポケットモンスターの特性一覧を参照。

[編集] 通信システム

通信ケーブルワイヤレスアダプタDSワイヤレス通信などを用いて、様々な通信プレイが楽しめる事はシリーズの醍醐味の1つである。

シリーズは大きく2つのグループに分けられる。同じグループ内であれば何らかの形で通信プレイが可能だが、別のグループとは直接的にも間接的にも通信は不可能である。

  1. 『赤・緑・青・ピカチュウ』、『金・銀・クリスタル』、『ポケモンスタジアム』シリーズ
  2. 『ルビー・サファイア・エメラルド』、『ファイアレッド・リーフグリーン』、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』、『ハートゴールド・ソウルシルバー』、『ポケモンボックス』『ポケモンコロシアム』『ポケモンXD』(DS版と他シリーズとの通信はDS版が受け取るのみ)

[編集] 通信対戦

手持ちのポケモンを他のプレイヤーと戦わせる事ができる。基本的なゲームシステムは本編と同じだが、道具の使用はできない。『金・銀』以降では勝敗数が記録されるが、ここでの勝敗がストーリーに影響することは無い(「トレーナーファンクラブ」の人気具合には影響する)。敗北によるペナルティも無い。

統一されたルールの元、全国でチャンピオンを決定する大会も開催される。また、個人的なオフ会においても人気のある通信プレイである。

[編集] 通信交換

手持ちのポケモンを交換することができる。一部のソフトを除き、無条件で交換は可能である。ポケモン図鑑を完成させるためには必須な要素でもある。

シリーズで最初に発売される1組2つのカートリッジをそろえれば、少なくともその地方に存在するポケモンはコンプリートすることが可能。『青』や『エメラルド』などのマイナーチェンジ版は、最初の2バージョン両方が無ければコンプリートできない。

仲間にしたポケモンにはそのプレイヤーと同じ「IDナンバー」が付けられるので、他人からもらったポケモンと区別される。ゲームをあまり進めていない状態(すべての「ジムバッジ」を獲得していない状態)でIDが異なる、つまり他のプレイヤーが捕まえたポケモンを送り込むとそのポケモンのレベル次第ではプレイヤーの指示を無視してしまうことがあるといったギミックも存在する。ゲームを進めて「ポケモンジム」をクリアし、ジムバッジを手に入れることで高レベルのポケモンも扱えるようになる。

DS版ではプレイヤーの住む現実の地名を登録しておくことが可能で、交換相手が登録していた地名が地球儀「ジオネット」に記録される。なお、この機能は後述のWi-Fiを利用した通信においても有効である。

[編集] タイムカプセル

通信交換の特殊な形態。特定イベント発生以後利用可能になる。『金・銀・クリスタル』から、前作である『赤・緑・青・ピカチュウ』と通信する場合に利用される。

続編である『金・銀・クリスタル』において、過去の世界と通信するという設定になっている。『赤・緑・青・ピカチュウ』に存在しないポケモン、および存在しない技を覚えたポケモンは送れない(このポケモンをひとつ手持ちに含んだだけで『金・銀・クリスタル』側ではじかれる)が、通常通りの通信交換が可能である。

[編集] パルパーク

厳密には通信交換ではないが、タイムカプセルのように他作品との通信手段である。GBA版のポケモンをDS版に転送するときに使用する。DS版のゲーム内に存在する「パルパーク」という施設にGBA版のポケモンを放して、改めて捕まえ直すことでDS版に加えることができる。

ゲーム内でも明示されるとおりGBA版に送り戻すことはできないので注意が必要である。

[編集] 離れたプレイヤーとの通信

インターネット等を介して行われる特殊な通信である。遠距離のプレーヤー同士でポケモンの通信交換や対戦を行うことができる。

なお、知り合い同士で通信する場合電話メールなどで連絡を取り合えばよいので特別な意思疎通の手段は必要ないが、DS版のニンテンドーWi-Fiコネクションでは互いに登録した知り合い同士の通信ではマイクを使用しての「ボイスチャット」を利用することもできる。

一方、見ず知らずの人と交換・対戦を行う際のプレーヤー間の意思疎通は制限されている。しかしクリスタルでは32文字まで自由に文字入力できるアイテム「メール」をポケモンに持たせ、交換することができた。アルファベットは入力できなかったが、メールアドレスを伝えるプレイヤーも多かった。

[編集] クリスタル

『クリスタル』では、モバイルアダプタGBを使用した通信が可能である。

知り合い同士の交換・対戦
互い携帯電話の番号を登録することで利用できる。通常の通信交換や対戦などと同じ要領で利用できる。電話代対策か、1日当たり10分までという制限がある。サーバーを介さないのでサービスが終了した現在でも利用可能。
見ず知らずの人との交換(ポケモンコミュニケーションセンター)
(現在はサービス終了)欲しいポケモンと提供するポケモンを示して登録すると、条件に合った人との交換を取り持ってくれる。「見つけたポケモン」として登録されたポケモンのみ要求できる。また、メーカーが用意した特別なポケモンのデータをもらうこともできた。
見ず知らずの人との対戦(バトルタワー
(現在はサービス終了)サーバーにあるトレーナー情報をダウンロードして戦えるサービス。サーバーに登録されているトレーナーは以前にこのサービスを利用したプレイヤーであり、間接的に他のプレイヤーとバトルを行うことができる(操作はコンピュータ)。ある程度の成績を収めると自分がサーバーに登録されることもある。レベルの上限が10から100までの10段階のバトルルームが選べた。
[編集] ニンテンドーDS版

『ダイヤモンド・パール・プラチナ』『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではニンテンドーWi-Fiコネクションを利用して行われる。『クリスタル』同様、知り合い同士及び見知らぬ人との交換・対戦を行えるなどのサービスを行っている。主なサービスは以下の通りである。

知り合い同士の交換・対戦
互いに「ともだちコード」を「ともだちてちょう」に登録することで利用できる。通常の通信交換や対戦などと同じ要領で利用できる。
見ず知らずの人との交換(グローバルトレードステーション、GTS(『プラチナ』以降ではグローバルターミナル内))
『クリスタル』同様、欲しいポケモンと提供するポケモンを示して登録すると、条件に合った人との交換を取り持ってくれるというものである。やはり「見つけたポケモン」しか要求できないが、ポケモンを要求した時点でそのポケモンを登録しているプレイヤーが表示され、条件が合えば直ちに交換できる。
見ず知らずの人との対戦(バトルタワー Wi-Fiバトルルーム)
サーバにあるトレーナー情報をダウンロードして戦えるサービス。『クリスタル』同様だがレベル別の部屋は無くなり、登録できるメッセージの自由度も大幅に減少している。
見ず知らずの人との遊び(Wi-Fiひろば)
『プラチナ』『ハートゴールド・ソウルシルバー』に登場。同じ部屋に最大20人まで入り、ミニゲームなどを楽しむことができる。
[編集] ポケモンバトルレボリューション

ポケモンバトルレボリューション』では『ダイヤモンド・パール・プラチナ』と同様の、互いに「ともだちコード」を登録したプレイヤー同士の通信(対戦のみ)だけでなく、ランダムでマッチングされた相手とリアルタイムで対戦することができる。

[編集] その他の通信

作品ごとに存在する特殊な通信プレイ

ふしぎなおくりもの
『金・銀・クリスタル』においては、ゲームボーイカラー赤外線ポートを利用した通信。お互いランダムにアイテムが手に入る。ポケットピカチュウカラーとの通信も可能。
『ファイアレッド・リーフグリーン』や『エメラルド』においては、ジョイスポットでのキャンペーンに使用した。プレイヤー同士の通信はできない。購入時の時にはこの「ふしぎなおくりもの」は表示されず、フレンドリィショップのアンケートの「あいことば」を入力しない限り使うことが出来ない。またワイヤレスアダプタ非接続時には表示されない。
DS版ではゲーム外イベントで使われるほか、ポケモンバトルレボリューションとの通信にも用いる。『ダイヤモンド・パール・プラチナ』でこのモードを出現させるには「あいことば」入力させるか、無線配信が行われている場所でゲームを起動する必要がある。
モバイル/モバイルスタジアム
『クリスタル』に登場。周辺機器「モバイルアダプタGB」を利用して、様々なデータをアップロードダウンロードする事が可能であった。モバイルアダプタGBを接続するまでこの項目は表示されない。
最新のポケモン情報やプレイヤーランキングが表示されたり、特殊なアイテムを入手できるニュースが月刊で配信された。
公式大会入賞者の使用ポケモンと実際のバトルのデータをダウンロードし、『ポケモンスタジアム金銀』上で挑戦や観戦が可能だった。
ふしぎなできごと
『ルビー・サファイア・エメラルド』に登場。キャンペーンで配布される特殊なデータや、カードe+から読み込まれた新たなトレーナーやアイテムを追加できる(エメラルドではこの方法でのカードe+通信は不可)。
ふしぎなもらいもの
『ファイアレッド・リーフグリーン』と『エメラルド』に登場。カードe+から読み込まれた新たなトレーナーやマップを追加できる。出現には「ふしぎなおくりもの」と同様の手順が必要で、ワイヤレスアダプタ接続時には表示されない。
レコードを混ぜる
『ルビー・サファイア・エメラルド』とDS版に登場。お互いの冒険の記録の一部を共有する。通信相手の武勇伝や失敗談がゲーム内のテレビで語られたりする。前者ではさらにあらかじめ作っておいた「ひみつきち」が通信相手のマップ上に出現することもある。
お菓子を作る
『ルビー・サファイア・エメラルド』、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』に登場。お互いの「きのみ」を持ち寄って「ポロック」や「ポフィン」を作ることができる。
ポケモンコンテスト
『ルビー・サファイア・エメラルド』、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』に登場。ポケモンの魅力を競うコンテスト。ポロックやポフィンによって高めたコンディションを披露したり、技を使って攻撃ではなく演技のアピールを行う。『ダイヤモンド・パール』『プラチナ』では集めたアクセサリーで着飾ったり、リズムに合わせてボタンを押すダンス審査も追加された「スーパーコンテスト」となっている。
ミニゲーム
『ファイアレッド・リーフグリーン』、『エメラルド』、『プラチナ』に登場。アクションゲームである「ドードリオのきのみどり」「ミニポケモンでジャンプ」「きのみクラッシュ」がある。
ユニオンルーム
『ファイアレッド・リーフグリーン』、『エメラルド』、DS版に登場。このモードで遊んでいるプレイヤーが近くにいると彼らが画面内に表示され、簡易対戦や交換を申し込んだり、チャットをすることができる。ワイヤレス通信を活用した通信といえる。
DS版では通信交換やレコード混ぜは全てユニオンルーム内で行う。タッチペンで複数のプレイヤーが1つのキャンバスに「おえかき」することも可能になった。
ちかつうろ
『ダイヤモンド・パール・プラチナ』に登場。基本的には1人で遊ぶミニゲームで、化石宝石を発掘したり、それと交換したグッズを用いて秘密基地を飾ることができる。しかしユニオンルームのようにこのモードで遊んでいるプレイヤーが近くにいると同じ地下通路にそれが秘密基地ごと出現し、化石堀りを協力しあったり道具を交換したり、あるいは秘密基地の旗を取り合ったりすることができる。

[編集] 他言語版との通信

ポケットモンスターのビジネスは国際的に展開されており、ゲームもさまざまな言語に翻訳されている。ただし現在のところ日本語以外では、ハングル版の『金・銀』および『ダイヤモンド・パール・プラチナ』を除くと欧米の言語のものしか発売されていない。よって中文版などは多数の海賊版が存在する。

『金・銀』以前では、他言語版同士の通信は文字コードの問題などで不可能である。強引に行おうとするとデータに異常をきたす恐れがあるとして、公式サイトからも行わないように注意されていた。

しかし、『ルビー・サファイア』以降のゲームボーイアドバンス版同士、及び『ダイヤモンド・パール』以降のニンテンドーDS版同士では、一部制限はあるものの可能である。説明書などでは明記されていないものの半公認となっている[5]。以下、簡潔に説明する。

  • 対戦・交換・ポロック・コンテスト・ミニゲームは全面的に可能
  • GBA版において、日本語版とそれ以外によるレコード混ぜは『エメラルド』同士のみ可能
  • ユニオンルームでの通信、カードeの融通、他機種(ゲームキューブなど)版との通信は全面的に不可
  • GBA版からDS版への通信は言語が同じでなければ出来ないが、同じハードであればポケモンの交換は可能

DS版では他言語同士の通信がニンテンドーWi-Fiコネクションも含めて全面的に可能である。他国版のプレイヤーが捕まえたポケモンは同じ言語版で交換したポケモンよりもさらに経験値が多めにもらえるなど、積極的な国際交換を促す仕掛けが用意されている[6]

[編集] 悪の組織

ポケットモンスターには、悪事をはたらく巨大な組織が登場する。この組織と戦い、野望を阻止するのも、ゲームの目的のひとつである。登場する組織はバージョンによって異なる。

  • ロケット団 - 『赤・緑・青・ピカチュウ』『金・銀・クリスタル』『ファイアレッド・リーフグリーン』『ハートゴールド・ソウルシルバー』
  • マグマ団・アクア団 - 『ルビー・サファイア・エメラルド』
  • ギンガ団 - 『ダイヤモンド・パール・プラチナ』

[編集] ポケモンに関わる施設

ポケットモンスターには、ポケモンに関わる様々な施設が登場する。以下にその施設を紹介する。

ポケモンセンター
ポケモンの治療や回復を無料で行ってくれる施設。主人公が住む町以外のほぼ全ての町(一部道路上にも)にある。モンスターボールに入ったポケモンを預けると、瞬時に治療がなされる。また、据え置きされているパソコンを使って、ポケモンを預けたり引き出したりすることもできる。通信対戦や通信交換をする際にも利用することになる施設である。DS版では地下1階(Wi-Fi通信施設)が出来ている。
現実のポケモングッズ専門店の名前にも使われている(→ポケモンセンター)。
ポケモンジム
ポケモントレーナーがポケモン同士を戦わせ修行を積む道場のような施設で、ひとつの地域に8個ずつ存在する。プレイヤーはジム内にいるトレーナーと戦って勝ち進まなければならない。そして各地のジムに原則として1人ずつ「ジムリーダー」がおり、最終的に彼らを倒すことでバッジが進呈される。各地のジムリーダーを倒すことは、『ポケットモンスター』における目的の1つである。なお、ほとんどのジムリーダーの名前に植物の名前(の一部)が用いられている。
フレンドリィショップ
ポケモンに関する道具を売っている店である。代表的な道具としては、ポケモンの捕獲に必要な「モンスターボール」やポケモンの体力を回復する「キズぐすり」などが挙げられる。また、買う以外に自分が持っている道具を売ることもできる。DS版ではゲーム外イベントでの配信アイテム・ポケモンの受け取りにも使われる。
店の規模はコンビニエンスストアと同程度の1階建てで、各町に存在する(一部フレンドリィショップのない町や個人商店や後述のデパートになっている町もある)。
ポケモンコンテスト会場
「ポケモンコンテスト」を行う施設で『ルビー・サファイア』より登場。同作から、技がポケモンコンテストの5種目「かっこよさ」「かしこさ」「たくましさ」「かわいさ」「うつくしさ」に対応した5つのカテゴリに分けられるようになっており、ポケモンコンテストでは種目にあった技を披露して優勝を狙う。また、ポケモンに「ポロック」や「ポフィン」を与えると5種目に対応した5種類のコンディションが上昇し、高得点が得られやすくなる。
デパート(百貨店)
フレンドリィショップよりも大型の店で、カントー地方ではタマムシシティ(タマムシデパート、フレンドリィショップ本店)、ジョウト地方ではコガネシティ(コガネ百貨店)、ホウエン地方ではミナモシティ(ミナモデパート)、シンオウ地方ではトバリシティ(トバリデパート)といった大都市に存在する施設である。扱う商品がポケモン関連のものであるだけで、一般にデパートと呼ばれるものと構造は同じである。複数階に渡る構造になっており、階段エレベーターを使って移動する。
フレンドリィショップよりも品数が豊富であり、「わざマシン」も購入できる。また、屋上(トバリデパートの場合屋上が無いため5階)には、この世界では珍しい飲料の自動販売機が設置されている。また『プラチナ』ではトバリデパートに地階が追加されており、そこでポフィンが販売されている。これは、ポロックやポフィンを作らずに入手できる唯一の機会である。
地下商店
ジョウト地方のコガネシティにのみ存在する。普通の店の商品と異なり、特殊な物が販売されているケースが多い。また、普通の商品が安売りされていることがある。
市場
ホウエン地方のカイナシティ(カイナ市場)、シンオウ地方のナギサシティ(ナギサ市場)に登場。カイナ市場では秘密基地に置くグッズや栄養ドリンク、わざマシンなど他ではあまり売っていない物を販売している。ナギサ市場では、ボールカプセルに付けるシールを売っている。
どちらの市場でも、「がんばリボン」をもらえる。

[編集] 関連項目

[編集] 注釈

  1. ^ DS版では、ヌケニンはモンスターボールに入っている。GBA版では、進化前のツチニンと同じボールに入ったヌケニンが入手できる。
  2. ^ ポケモンを預けると冒険している間に預けたポケモンの経験値を蓄積させ、レベルを上げてもらえる施設。「そだてや」自体は初代から存在する。
  3. ^ 攻撃側のポケモンの「めいちゅうりつ」が下がっていたり、防御側のポケモンの「かいひりつ」が上がっていたりする場合などには命中しない場合がある。
  4. ^ ただし『金・銀』のみ技「ダブルニードル」を使用すると、相手がはがねタイプであっても「どく」にすることができる。
  5. ^ 増田部長のめざめるパワー 2004年8月6日
  6. ^ 公式サイトの記事

[編集] 外部リンク