カスミ (アニメポケットモンスター)

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カスミ (ポケットモンスター) > カスミ (アニメポケットモンスター)
カスミ
ポケットモンスターのキャラクター
登場(最初) 第1話「ポケモンきみにきめた!」
声優 飯塚雅弓
レイチェル・リリス(英語版)
プロフィール
別名 世界の美少女
お転婆人魚
年齢 10歳
性別 女性
肩書き ハナダジムジムリーダー
ポケモントレーナー
親戚 サクラ(姉)
アヤメ(姉)
ボタン(姉)

カスミは、任天堂のゲームソフト『ポケットモンスター』シリーズを原作とするアニメ『ポケットモンスター』シリーズに登場する架空の人物。声優飯塚雅弓

プロフィール[編集]

  • 出身地:カントー地方・ハナダシティ
  • 職業:ハナダジムジムリーダーポケモントレーナー
  • 夢:世界一の水ポケモントレーナーになること
  • 年齢:10歳
  • 登場時期[1]:PM・MV(レギュラー)、AG・DP・OA・BW2N(ゲスト)、SS(4話登場しいずれも主役)
  • 経歴
    • ポケモンレース:途中リタイア
    • お雛様クイーンコンテスト:優勝
    • アズマオウ・フィッシング大会:優勝
    • うずまきカップ:ベスト8
    • アルトマーレ・水上レース:優勝

各国の日本国外名[編集]

  • 英語:Misty
  • 韓国語:チェ・イスル(ハングル최이슬)
  • 中国語
    • 普通話:小霞(拼音:xiāoxiá、注音符号:ㄒㄧㄠㄒㄧㄚ)
    • 広東語(香港):小霞(拼音:siu2 ha4)

人物[編集]

無印シリーズのヒロイン。ハナダジムの4人姉妹の末っ子。アニメでは当初ジムリーダーではなかったが、後に3人の姉(長女:サクラ、次女:アヤメ、三女:ボタン[2])に代わりジムリーダーとなった。一人称は基本的には「あたし」。サトシより若干背が高い。

性格・特徴[編集]

我が強くマイペースで、男勝りで勝気な性格。プライドが高くかなりの自信家で[3]、ポケモンバトルやゲットにも積極的である[4]。基本的には快活で仲間たちとの仲も良いが、ふとしたことですぐに怒るなど短気な上に乱暴で、カントー編ではしばしばサトシやタケシ、一部のポケモンやゲストキャラクターなどに鉄拳制裁を振るうこともあった[5][6]。タケシに対しての耳を引っ張る行為は半ばツッコミのようなものでしかないが、性格上言葉よりも先に手が出る面もあり、きついとも言える言動が比較的多く存在する。無印初期はサトシが子供っぽさの強い性格だったこともあり、特にその傾向が強い[7]。その乱暴さや口の悪さ、気性の激しさなどを含む気質や全体的な印象から、劇中で性格が悪いことを度々仄めかされており、明言されたことも幾度かある[8]。目上の人物に対しては他の主要キャラクター同様、基本的には礼儀正しく接しているが、相手の言動が気に入らない場合は、悪人でなくとも威圧的な態度を取ることがある(サイドストーリーなど)。

普段はきつい言動が目立つが、時折繊細な一面や優しさを見せるなど、基本的にサトシ達と同じく正義感の強いポケモン思いのトレーナーであり、みずポケモンを溺愛していることもあり手持ちポケモンへの愛情も強い。しかし、先輩トレーナーとして度々サトシを諌めたり、サトシ以外の他人に対してもポケモンのことについて説教をしたり言動を非難する事もある割には、実際は本人が同じ事をしている場合も多いなど、カスミ自身も未熟である[9]。また、気に入った相手とそうでない相手に対する態度の差が激しく、人間・ポケモンを問わず、一部の相手に対する容赦の無い言動や粗暴な描写なども目立つ[10][11]。ポケモンに関する事柄以外でも、サトシの言動に対し何かと呆れたり「お子ちゃま」呼ばわりしたり、厳しい評価をするなどの言動が多いが、その反面カスミ本人も少々わがままかつ自分勝手でちゃっかりしており、いささか理不尽な言動も多い[12][13]

出涸らしと揶揄された際やサトシが「たいして可愛くない」と言った際など、外見を貶されることに過敏に反応する、自分自身ついて度々「可愛い」等と自画自賛したり「世界の美少女」「おてんば人魚のカスミ」と自称するなど、外見的なことを気にしている描写も多い[14]。また、時折女の子ぶる、女の子らしいと取れるようなものに拘る、度々レディファーストを主張したり「か弱い乙女」「レディなんだから」との発言をするなど、自身が女の子であることを強調することも多い。蟹股気味になったりあぐらをかいたりすることもしばしばあるなど本来はかなり男勝りではあるが、幽霊に怯えたり可愛らしいポケモンや占いに強く興味を示すなど、実際に女の子らしい一面もある。

嗜好[編集]

ほぼみずタイプ専門のポケモントレーナーでみずポケモンをこよなく愛しており、水ポケモンマスターになるという夢を持つ。ドククラゲに対しサトシやタケシが疑問に思うような憧れ方をするなど(触手に絡められた際は喜ぶほどである)、みずポケモンについてはややずれた美意識も持つ。なお、幼少時の出来事が原因でギャラドスだけは苦手としていたが、番外編にて克服し、AGで再登場した際は見事に使いこなしていた[15]。一方で初期から一貫して一部[16]を除くむしポケモンは苦手としており、度々「虫は無視」「虫は嫌い」と明言し、道中でむしポケモンに出会ったとたんに悲鳴を上げたり逃げ出したりするなど、むしポケモンに遭遇した際にカスミが拒否反応を起こすことは通例となっている(AGで再登場した際もタケシによってハルカとマサトに説明されていた)。またみずポケモンではなくても可愛いポケモンは好いており、野生であればゲットを試みる事もある[17]

趣味は釣りで、自身が「カスミスペシャル」と名づけた特製のルアーを複数所持する。自分の姿を模ったルアーもあり、そのうちの1つはサトシが所持している[18]。使用する寝袋は水玉模様。料理は極めて下手[19]で、カスミ本人は料理は男の仕事だと思っている。サトシとは対照的にオムライスなどの洋食や洋風が好きと取れる描写も多かった。人参とピーマンは嫌いらしい。

対人関係[編集]

サトシに対しては嫌味を言ったり馬鹿にするような言動を頻繁に取っており、そのこともあり他愛の無いことで度々喧嘩していた[20]が、基本的には憎まれ口を言い合ったりする気の置けない仲である。サトシに好意を寄せているとも取れる描写がなされている場面もあるが[21]、カスミが登場する無印編のシリーズ構成であった首藤剛志は、その一例であるフルーラのシーンに関してはカスミの存在感を目立たせるために用意したフェイクであり、「カスミはサトシに対して、恋愛感情など持っていない」と明言している[22]。また、サイドストーリーでは、ツトムに他に好きな人がいるのかと問われた際には、誰に対しての反応であるかは言及されていないが、他のヒロインと同じように照れて誤魔化す描写もある(その際はコダックに含み笑いをされている)。

姉3人のカスミに対する扱いは悪く、カスミのことを「美人三姉妹とその出涸らし」と揶揄するような扱いをしており、さらに姉3人のファンからも「美人三姉妹の4番目」などという扱いを受けている。そのため、姉達がカスミにとっては強いコンプレックスになっているとも取れ、カスミがジムを飛び出した理由もそれのようで、当初はハナダシティに帰ることすら嫌がっていた。4姉妹の末っ子という立場は色々と苦労が絶えないようで、自身と同じく年上の兄弟が居る相手には共感からか親身になり、エンジュシティで似たような境遇のサクラに出会った際も意気投合していた[23]

服装[編集]

設定上は10歳であるが、へそ出しルックのノースリーブTシャツに、サスペンダー付きのショートパンツという露出度の高い服[24]を着ている。当初予定されていなかった海外進出の際、へそ出しはアメリカの放送倫理規定に引っかかることとなったため、途中からトゲピーを抱かせて腹部を極力隠すようになる。『アドバンスジェネレーション』で登場した際は服装が変わり、へそ出しルックではなくなった。ただし、水着姿はハルカと同じようにビキニハイレグレオタード(競泳用水着)が多い。週刊ポケモン放送局で司会をしていたときには、チャイナドレスを着ていた。髪型は、ショートヘアを左上(向かって右側)で結んだ独特のサイドテールにしている。原作ゲームのキャラクターデザインが変わっても不変で、アニメで衣装を変えるときも殆ど変わることはなく[25]、外見上の大きな特徴となっている。『ベストウイッシュ シーズン2 デコロラアドベンチャー』のEDや最終回のサトシのイメージシーンでは旧来の服装に戻っている。

略歴[編集]

サトシに自転車(現在は直っている)を壊され、その弁償を迫って旅に同行するが、旅をしているうちに自転車のことは忘れ[26]、サトシたちと旅をすることが旅の目的となる。サトシ達とカントー地方、オレンジ諸島、ジョウト地方の三つの地方を旅した。

金銀編の終盤で、ジムリーダーを務める姉達が福引で「世界一周旅行3名様御招待」を当てジムを空けることになったため、サトシたちと別れハナダジムに帰り、ジムリーダーを代行することになる。しかし、姉達が旅行から帰ってきても買い物や稽古事など理由を作ってジムの運営を怠慢するため、結局ジムの運営のほとんどをこなすことになる。

AGでは「トゲピー祭り」に参加するためホウエン地方のミラージュ王国を訪れる。その際ちょうど近くを通りかかったサトシ、タケシと再会し、ハルカマサトの2人と初めて対面する。王国の王位簒奪の争いに巻き込まれるが、そこでトゲピーがトゲチックに進化。事件解決後、王国に残ると決めたトゲチックと別れハナダジムに戻る。その後、サトシが出場したホウエンリーグをテレビで観戦した後、オーキド博士にサトシがホウエン地方から帰ってくることを聞きケンジから貰った卵から生まれたルリリをオーキド博士に見せるためマサラタウンを訪れており、マサラタウンに帰って来たサトシを出迎えた。その後、サトシがバトルフロンティアに挑戦するための旅で、途中のハナダシティまで同行する。

戦慄のミラージュポケモン』では、ドクター・ユング博士に研究所に招待されサトシ達と再会するが、ドクター・ユングの陰謀に巻き込まれる。

DPでは直接の登場はなかったが、第3・4期OPと、スペシャル回(テレビ東京系の初回放送のみ)のナレーションに登場した。DP特別編には一緒に旅をした仲間として、サトシ、カスミと共に3人で写っている写真もタケシの部屋に飾られている場面がある。

BW2Nではサトシの回想シーンのみ登場。DAのEDではマサトやバージルと手を繋いでいた他、最終回ではオーキド博士によりケンジがカスミに会いに行ったことが語られた。

カスミのポケモン[編集]

みずポケモン専門のジムで育った影響から、彼女のポケモンのほとんどがみずタイプの属性を持つ[27]

旅に出ていたときは、手持ち以外のポケモンは実家のハナダジムに預けていた。現在はジムリーダーを務めるカスミのポケモンとして、ハナダジムで暮らしている。

トサキント[編集]

トサキント
  • - 大谷育江
  • 登場時期:PM・MV(レギュラー)・SS(ゲスト)
2話から登場。カスミが初登場時から所持していたポケモンの一つで、カスミがレギュラーから外れるまで彼女の手持ちとして登場する。第2話でロケット団相手に、ヒトデマンと間違えて出したのが初登場。水のない所ではじたばた跳ねるだけであるが、水中戦では活躍する。泳ぎ方は優雅かつ可憐である。
「みずでっぽう」や「つのでつく」、「みだれづき」を使用する。

ヒトデマン[編集]

ヒトデマン
  • 声 - 三木眞一郎
  • 登場時期:PM・MV(レギュラー)・SS(ゲスト)
2話から登場。カスミが最初から持っていたポケモンのうち、一度も手放すことなく手持ちメンバーに入っている数少ない存在。カスミの手持ちでは、トサキントと並ぶ最古参ポケモンである。「ヘアッ!」という非常に特徴的な鳴き声が特徴。またバトルに敗れた際は、中心のコアが点滅する(これもカラータイマーオマージュである)。
トサキントとは違い、陸上のバトルでも使用されており、手堅い戦力であることからカスミの信頼は厚く、バトルの使用率は高い。またロケット団の気球に体当たりし、穴を開ける役割も多かった。
「みずでっぽう」や「こうそくスピン」、「スピードスター」や「たいあたり」を使用する。

スターミー[編集]

スターミー
  • 声 - 大谷育江
  • 登場時期:KT・MV(レギュラー)・SS(ゲスト)
7話から登場。カスミが最初から持っていた。ヒトデマンの進化形に当たるが、上記のヒトデマンとは別の固体である。そのため、初期にはヒトデマンとスターミーのコラボレーションも見られる。ハナダジムに立ち寄った際に後述のタッツーと共に姉たちの元へ預けられる。
「みずでっぽう」や「たいあたり」を使用する。

タッツー[編集]

タッツー
  • 声 - 豊嶋真千子
  • 登場時期:KT(レギュラー)・SS(ゲスト)
19話から登場。メノクラゲドククラゲが街を襲いに来る事を海面に墨で絵を描いて警告する。事件が解決した後カスミにゲットされる。39話で檻に閉じ込められたまま誘拐されたときは、墨を吐いて手がかりを残した。しばらく共に旅をするが、広い海から急に陸地に来たことからストレスにより元気を無くし、そのことを憂慮したカスミによりハナダジムに立ち寄った際に預けられる。
「みずでっぽう」や「あわ」、「えんまく」を使用する。

コダック[編集]

コダック
  • 声 - 愛河里花子
  • 登場時期:PM・OA・MV(レギュラー)・SS(ゲスト)
27話から登場。現在カスミが所有するポケモンの中では、トサキント、ヒトデマンに次いで手持ち期間が長いポケモンである。
ポケモンセンターに預けられていた頭痛持ちのポケモンで、タケシが自然の中で療養させると言って連れ出すが、カスミが偶然落としたモンスターボールに入り、そのままカスミのポケモンになる。サトシのミジュマル、ムサシのソーナンス、タケシのグレッグルハルカエネコと同じように、持ち主の意志に反してモンスターボールから出てきたり、持ち主の気づかない内にいつの間に出てくる事もある。
おとぼけな存在で、当初はカスミの指示も分からず、テンポのずれた奔放な行動でカスミの手を焼かせる。攻撃を受けても、反応が少々鈍く少し経ってから痛がるほどである。しかし連続して攻撃を受け続け頭痛がひどくなると、強力なエスパータイプのわざを発動する[28]。エスパーわざが発動して負けたことはないが、逆にエスパー技を使用せずに勝利したことも無い。ちなみにみずタイプの攻撃わざは、異様に威力の弱い「みずてっぽう」を1度使ったきり(第39話『イーブイ4きょうだい』)。みずタイプであるにもかかわらず泳げないが、背泳ぎはできる[29]。サイドストーリーでは泳げるようになるためにケンジは顔を水につけることから始める練習をさせたものの、水が当たっただけで逃げ出し、カスミが追いかける事を繰り返していた。
また、様々な場面でつまみ食いをするなど、食い意地が張っている(無印第39話・第95話『おおぐいカビゴン!だいパニック!』・劇場短編『ピカチュウのなつやすみ』)。そのせいでヒメグマがサトシ一行のリンゴを盗み食いした際は、カスミに真っ先に犯人扱いされた(無印第187話『ヒメグマのひみつ!』)。さらに、強面のポケモンと対戦する場合、脅えて逃げ出す悪癖も持つ。無印第32話『セキチクにんじゃたいけつ!』ではアーボックから、週ポケサイドストーリー第5話『カスミ!ブルーバッジをゲットせよ!』ではオーダイルからそれぞれ逃げ出した。
自身と同じようなおとぼけ系ポケモンとは心通じるらしく、無印第67話『ヤドンがヤドランになるとき』ではヤドンと、第128話『ヌオーとGSボール!?』ではヌオーと、それぞれ視線を合わせて心を通わせ合った。この内ヤドンと会話をするが、周囲から一生会話が終わらないと言われた(ヤドランに進化した後でも同じく)。その他、なぜか映画の主役に抜擢され(恐らくコダック・シアターにちなんで)、ヒロイン役のプクリンから一方的に惚れられたこともある(無印第70話『ポケモン・ザ・ムービー!』)。
何を考えているか分からない部分も多いが、時折ガッツを見せたり、カスミに甘えたりしているので、トレーナーへの忠誠心は厚いようである。ただしやる気が空回りしたり、普段が頼り無いため、本気の発言でもカスミたちに信じてもらえることは少ない。ケンジの指摘では、コダックはカスミに恋をしているとのこと(無印第92話『さよならコダック!またきてゴルダック?』)。一方のカスミも、普段は出来の悪いコダックに怒鳴ってばかりだが、ポケモン交換会で複数の人からコダックの交換を持ちかけられた際、断固これを拒否したあと、一応褒めてあげたり(無印第147話『ソーナンスとポケモンこうかんかい!!』)、やはりコダックへの愛着は少なからず存在するようである。
カスミのポケモンの中では群を抜いてキャラ(ソーナンス登場まではレギュラーポケモン唯一のギャグキャラ)が立っていたため、コダックが本筋に関連するエピソードは多々あり、カスミのポケモンでも特にスポットライトを浴びる機会が多い。
「かなしばり」や「ねんりき」、「ひっかく」や「サイコキネシス」、「しっぽをふる」や「みずでっぽう」を使用する。
設定上のコダックの平均的な身長は80cmであるが、カスミのコダックの場合は小柄で、40cmと設定されている[30]

トゲチック[編集]

トゲピートゲチック
49話から登場。古代ポケモンの発掘現場に埋まっていたタマゴ[31]をタケシが温めたところ生まれた。孵化した後はサトシ・タケシ・カスミ・ロケット団のニャースの4人で争奪戦が行われた。結果はサトシの優勝であったが、誕生の瞬間にカスミがサトシとタケシを押しのけてトゲピーの目前に来たため、「刷り込み」の効果により生まれて初めて見た人間であるカスミを親だと思い込み、彼女のポケモンとなる。サトシのピカチュウと同様、モンスターボールには全く入れず、常にカスミが胸元に抱いている[32]
赤ん坊だがあまり泣くことはなく、本編で3回[33]。劇場版で1回[34]、OVAで1回[35]泣いたのみ。
プリンにいたずら書きをされても喜ぶほど純粋無垢。一緒に旅をする仲間のポケモン達の弟分[36]で、サトシのピカチュウとは特に仲が良く、兄のように慕っていた。幼さゆえの危なっかしさに、お守り役のピカチュウをはじめ周囲が振り回されることもしばしば。好奇心から単独でどこかに行ってしまうこともあり、その先々でその回のゲストポケモン(ビリリダマヘルガーなど強面のポケモンが多い)との出会い・別れを経て精神的に成長する。
赤ん坊のためまだ十分に戦えないが、「ゆびをふる」を使って皆の窮地を救うこともある。その一方で、「テレポート」を出して迷子になるなど、トラブルを起こすことも度々あった。技を使い出した当初は誰もそのことに気付いていなかったが、トレーナーのカスミは徐々にその能力を心得るようになった。基本的にバトルの戦力としては扱われていないが、例外的にワニノコをかけてサトシとバトルした際、ピカチュウに対し1番手として使用。ピカチュウが心理上トゲピーには攻撃できないことを利用し、ピカチュウに抱きついて甘え、戦意喪失に追い込んで勝利した。手出し一つできなかったピカチュウは、対戦後にへこんでいた。寝る時は頭のトゲを収めるようにして寝る。
声優を担当したこおろぎは、スタッフから「トゲピーは他のポケモンみたいに自分の名前を名乗りたいけど、上手くしゃべれない」と説明されて、どんな鳴き声で演じるか試行錯誤したという。「ピー」の部分を巻き舌で発音して演じるようにしたのは彼女のアイデアである[37]。アニメのフィルムコミックでは、鳴き声は「チョゲ、ピー」という表記になっている。
AG44話でカスミとともに再登場。AG45話でトゲチックに進化し、時間解決後はトゲピーとトゲチックの桃源郷である異世界を守ることを誓い、カスミの手元を離れた。DAのEDにはカスミのポケモンとして姿を見せている。
「ゆびをふる」や「あまえる」、「しんぴのまもり」(進化後)を使用する。

ニョロトノ[編集]

ニョロモニョロゾニョロトノ
  • 声 - 三木眞一郎
  • 登場時期:OS後期・KG・OA・MV(レギュラー)・SS(ゲスト)
111話から登場。ラフレシアの花粉で麻痺症状を起こしたサトシとケンジを助けるため、アシレ水草を探していたカスミと出会う。その後優しくしてくれたカスミに懐き、カスミからも親切なところを気に入られたためゲットされる。
ジョウト地方でワニノコ争奪戦時にニョロゾに進化。進化後はパワーが格段に上がり最終進化系のニョロボンを倒すなどバトルの実力も高く、カスミのエースとして活躍。248話で相撲大会の賞品だった「おうじゃのしるし」を被ってニョロトノに進化し、それまでの真面目な性格から陽気な性格に姿と共に変化する。そのためカスミから呆れられることもあるが、進化前程ではないがバトルに使用される。ニョロトノへ進化して以降はよく手をたたいている。ジョウトリーグでは応援席でトゲピーや、コダックと共にサトシを応援していた。
本来なら通信交換で「おうじゃのしるし」を持たせて進化するが、劇中では偶然「おうじゃのしるし」を持った状態でモンスターボールに入れられ、ポケモンセンターに一時的に預けられ、そこから転送された後ボールから出された際、「おうじゃのしるし」をかぶっていたために進化する。
「みずでっぽう」や「おうふくビンタ」、「いばる」(進化後)や「あわ」、「ずつき」や「メガトンパンチ」、「バブルこうせん」を使用する。

サニーゴ[編集]

サニーゴ
  • 声 - 大谷育江
  • 登場時期:KG後期(レギュラー)・HT・SS(ゲスト)
214話から登場。ジョウト地方・うずまき諸島でゲットされ、以後はカスミの主力となる。カスミの信頼は厚く、カスミがハナダジムリーダーに着任して以降、ギャラドスと共に彼女の戦力の中心を形成している。AG44話ではヌケニンに攻撃するものの、特性「ふしぎなまもり」の効果によりダメージを与えずことができず、敗れた。元気な性格だが少々落ち着きがない。ボールはワニノコの捕獲に失敗した際に回収したルアーボールである。
「とげキャノン」や「ミラーコート」、「バブルこうせん」や「じこさいせい」を使用する。

ギャラドス[編集]

ギャラドス
SS2話から登場。ハナダジムのコイキングが進化した姿で、当初は手がつけられず暴れていた。カスミは幼い頃に体験したトラウマが原因でギャラドスに苦手意識を持っていたが、実家であるハナダジムに戻ってきた時にこれを克服し、カスミのポケモンとなる。以降は彼女の主力ポケモンとなっており、ホウエン編ではミラージュ王国の摂政、ハンゾウのヌケニンを「かえんほうしゃ」で破る活躍を見せた。また、『戦慄のミラージュポケモン』でも姿を見せている。
「ハイドロポンプ」や「あばれる」、「かえんほうしゃ」や「はかいこうせん」を使用する。

ラブカス[編集]

ラブカス
SS16話から登場。「カスリン」というニックネームを付けられたオスのラブカス。町内旅行でのビーチリゾート先でゲットされたらしい。カスミの姉のサクラが持つメスのラブカスの「ラブリン」のことが好きである。やや気弱な性格。
ラブリンがロケット団のヤマトとコサブロウに連れ去られた際には、ロケット団の秘密基地を探し当てる。そしてラブリンと共闘し、「ラブラブ水鉄砲」でロケット団を撃退した。
「みずでっぽう」や「れいとうビーム」、「かげぶんしん」や「たいあたり」、「こうそくいどう」を使用する。

ルリリ[編集]

ルリリ
AG132話から登場。トゲピーに代わりカスミに抱えられる。ケンジから貰ったタマゴから生まれたらしいが、ケンジのマリルの子どもであるかどうかは不明。
「みずでっぽう」や「あわ」、「リフレッシュ」を使用する。

脚注[編集]

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  1. ^ 登場時期に示されている略号
  2. ^ 両親は未登場。小説版では両親はとてもジムをやっていけないと4人の子供達を捨ててジムを出て行ってしまった、という設定。
  3. ^ 「みず系ポケモンマスターカスミちゃん」「世界一のみずポケモンマスター」などと自称することもしばしばで、時折サトシに「いつなったんだよ」と突っ込まれている(それに対し「いつかなるんだから今言ったって同じでしょ」と言い返したこともある)。
  4. ^ サトシがゲットしようとしたポケモンや引き受けたバトルに対し自身も興味を抱いた場合、「ここはあたしの出番でしょ」などと強引にその相手と先にバトルを行ってしまうこともある。
  5. ^ なお、カスミもサトシ同様、初期に比べ性格が変更されており、現在はこのような描写は少なくなった。
  6. ^ 小説版ではサトシの母親と似た、サトシの苦手なタイプであるという設定がある。
  7. ^ オニスズメの集団に襲われたピカチュウを守るため傷だらけになって川を流れてきたサトシを見るなり、初対面であるサトシに対し事情も聞かずに本気でひっぱたいた後「どうしてこんな目に遭わせたのよ」と怒鳴る(無印1話)、相性を考えずポケモンを戦わせたことで真っ先にサトシに平手打ちを食らわせ、その後タイプ相性などについて説教をしている(無印3話)など。
  8. ^ 無印第9話など。無印158話「ポケモンうらない!?だいらんせん!」でも、ポケモン占いの本で占った結果が自身の苦手とするギャラドスと出た際、サトシとタケシには思わず納得され(タケシには後に「ギャラドスに性格がそっくり」とも言われている)、他のキャラクターに激怒した姿を見られた際も「本当にギャラドスみたいだ」と驚かれている。ちなみにカスミ本人は「可愛いロコンか優雅なシャワーズ」と予想していたため、その結果に怒り狂っていた。結局はヤマトとコサブロウの作戦による偽のポケモン占いの結果であったと判明したものの、当初はその事を知らずに、訳もなく「絶対に変よ」と全く納得しようとせず真偽を確かめようとしていた。
  9. ^ サトシのキャタピーに対しきつい言葉をかけ泣かせ、ポケモンの扱いを非難される(無印3話)、サトシにタイプの相性について説教しておきながら自分がそれに反した行動を取る(無印10話)など。
  10. ^ モンスターボールから出て足に擦り寄るコダックに対し「さっさと行きなさい」と怒鳴って突き放す(無印32話)、モンスターボールから出てきたコダックを問答無用で鞄で殴り伏せる(無印49話)、カスミを慕う様子を見せるサトシのキャタピーにも過剰に拒否反応を示す、そのことで落ち込んだキャタピーに対し「好かれるならキャタピーよりピカチュウの方がいい」と目の前でピカチュウを可愛がる様子を見せびらかし不必要に追い打ちをかける、起床した際にキャタピーが自身の眼前で眠っていたことに慄き「ポケモンならポケモンらしくモンスターボールに入ってなさいよ」ときつく言い放つ(無印3話)、ヒワダジムでは側にいるキャタピーを「嫌いなものは嫌いなの」と無意味に殴り飛ばすなど。
  11. ^ 無印3話では、カスミからの言葉にショックを受け涙目でモンスターボールに戻ってしまったキャタピーに対してはさすがに罪悪感を抱いたようで、終盤にてサトシからの要求を受け、謝罪と仲直りの意を込めて渋々触れようとしていたが、結局は有耶無耶になっている。
  12. ^ 歩き疲れて駄々をこねる(無印11話)、苦手な虫ポケモンが多いことを理由に旅のルートを仲間に変更させる、バトルをする順番を決める際にレディーファーストを主張する(戦慄のミラージュポケモン)、昔話を例に出し蒔探しを男の仕事だとして押し付ける(無印9話)、弱い者虐めを目撃した際には「女の子は暴力が嫌いだもん」と手を出そうとはしない(無印9話)、水ポケモンが嫌いなジョーイに対し、自身も嫌いなポケモンがいるにもかかわらずきつい態度を取る(無印206話)など。
  13. ^ カスミへの情からカスミと戦うことを拒否したピカチュウに「いい子いい子~!」と喜ぶ(無印第7話)、呆れたことを理由にタケシとツバキにコダックの交換を持ちかける(それぞれ32話と92話)、ワニノコの争奪戦ではサトシのピカチュウに対し、ピカチュウが心理上トゲピーに攻撃できないことを利用しトゲピーを繰り出す(無印151話)など。
  14. ^ サトシからは第9話にて「大して可愛くない」と評されたことがあるものの、浴衣を着て祭りに参加する時にはサトシが見惚れているような描写があったり、ハナダジムのショーに人魚役として参加した時にも観客に好評を得ていた。ジムリーダーのジギーやツトム(声 - 阪口大助)という少年からアプローチを受けたこともある。
  15. ^ 『週刊ポケモン放送局』ではギャラドス型の水鉄砲を使用している。
  16. ^ サトシのバタフリーヘラクロス、タケシのクヌギダマレディバなど。しかし、当初はサトシのヘラクロスに対してもきつい態度を取っていた。
  17. ^ 実際に自分のポケモンになったトゲピーの他、サトシのピカチュウプリンヒメグマなど。
  18. ^ サトシがあることでスランプに陥っていた際、カスミはサトシに陣中見舞いとしてオーキド経由でこのルアーをプレゼントした(AG186話)。その後サトシはこのルアーをブイゼルをおびき寄せるときに一度だけ使用した(DP34話)。この時にサトシとタケシはヒカリにカスミのことを初めて話しているが、以後もカスミとヒカリは互いに面識が無いままである。
  19. ^ ムサシのソーナンスが気絶してしまう程。
  20. ^ カントー編は特にその傾向が強いが、物語が進むにつれサトシがカスミの嫌味に慣れたのかあまり噛み付かなくなっていったため、喧嘩自体は少なくなる。
  21. ^ シロガネ大会でサトシに好意を持ったモエ(声 - 前田このみ)や、『幻のポケモン ルギア爆誕』にてサトシに軽い気持ちでキスをしたフルーラ(声 - 平松晶子)に嫉妬し怒るなど。
  22. ^ 第201回 ごめんなさい。忘れてた。カスミのこと
  23. ^ サイドストーリー第5話『カスミ!ブルーバッジをゲットせよ!』でサクラがハナダジムを訪れていることから、その後も交流は続いているようである。
  24. ^ 放送開始当時の96年はアムラーの流行でへそ出しルックが10代のファッションとして定着していた。
  25. ^ 髪を降ろした場面は20話で浴衣を着用した際や、84話の寝起きの場面などで数回のみ描かれた。
  26. ^ 実際に弁償を要求するシーンも無印58話を最後に描写されていない。
  27. ^ 例外はトゲピー、ルリリだが(どちらもノーマルタイプだが、XYから実質フェアリータイプ)、ルリリはマリルに進化すればみずタイプとなる。
  28. ^ なお、エスパーわざを使用しているときのことは本人はほとんど記憶していない様子。
  29. ^ これについて、吉川兆二は『犬山犬子のポケモンアワー』において、「背中が着くほどの浅瀬で水遊びをしていた」と解説している。
  30. ^ 『犬山犬子のポケモンアワー』において、吉川兆二が発言。アニメにおいてもピカチュウと並んだ対比で確認できる。
  31. ^ サトシがプリンの歌で眠った際にどこかから転がってきて、起きた時に存在に気づく。
  32. ^ 緊急時にはカスミのバックの中に入る。
  33. ^ 1回目はトオルに狙われていると勘違いしたサトシがカスミをふっとばしてしまったことで泣いてしまい、2回目はポケモンリーグについてからサトシが大声を出してことで泣いてしまい、3回目は空腹のため泣きだしてしまった。
  34. ^ 空腹のため。
  35. ^ チコリータの弾き飛ばしたスリッパが頭に当たったため。
  36. ^ 性別は不明。
  37. ^ NHK今日は一日"アニソン"三昧』第3部 「ボイスパラダイス ?声優さん大集合?」2006年12月30日放送分 同番組では生でトゲピーの鳴き声を披露し、司会のコロッケ野川さくら両人を魅了していた。