ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン

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ポケットモンスター
ファイアレッド・リーフグリーン
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 ゲームボーイアドバンス
開発元 ゲームフリーク
発売元 株式会社ポケモン
任天堂
人数 1 - 5人
メディア 128Mbitロムカセット
バックアップフラッシュメモリ搭載
発売日 日本の旗 2004年1月29日
アメリカ合衆国の旗 2004年9月9日
欧州連合の旗 2004年10月1日
対象年齢 CERO:全年齢対象
売上本数 日本の旗 約318万本
ファイアレッド:約159万本、リーフグリーン:約125万本[1][2]
世界 約1182万本
その他 ワイヤレスアダプタ対応
廉価版にはワイヤレスアダプタが同梱されていない。
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ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』 は2004年1月29日株式会社ポケモンより発売されたゲームボーイアドバンス用ゲームソフト。ジャンルはRPG。ワイヤレスアダプタが同梱されていない廉価版が2005年11月23日に発売した。この際、ワイヤレスアダプタ同梱版の価格も2004年4月1日以降に発売されたGBA用ソフトと同値へと実質値下げされている。

概要[編集]

このゲームは『ポケットモンスター ファイアレッド』と『ポケットモンスター リーフグリーン』の2つのバージョンからなる。両方ともほぼ同じ内容だが、登場するポケモンの種類や出現率などに違いがある。

本作はポケットモンスターシリーズの第1作『赤・緑』をゲームボーイアドバンス向けにリメイクした作品であり、プレイを助ける親切機能など様々な機能が追加されたほか、『ルビー・サファイア』やゲームキューブソフト『ポケモンコロシアム』と接続しても楽しむことができる。これらの作品に加えて、この作品の後に発売されている『エメラルド』『ポケモンXD』と連携することによって、既存のポケモンの全て(ジラーチを除く/ミュウデオキシスは後述)をゲーム中で入手できる。

リメイク作品としては、日本国内においては『ハートゴールド・ソウルシルバー』に次ぎ、歴代2位のセールスを記録した。

評価
ゲームレビュー
評価者 点数
All Game
3.5 out of 5 stars(ファイアレッド)[3]
3.5 out of 5 stars(リーフグリーン)[4]

主な変更点[編集]

  • 基本システムが『ルビー・サファイア』準拠になった(『とくせい』の導入など)。
    • ポケモンバトルおよびポケモンの管理にかかわるシステムは『ルビー・サファイア』とほぼ同じ。通信対戦時、ジム、勝利後のBGMも『ルビー・サファイア』のものを使用している。ダブルバトルも採用されている。
    • 『赤・緑』にはなかったアイテムや技やランニングシューズなどが追加されている。また、技マシンの内容も『ルビー・サファイア』用に変更され、ひでんマシンも当時なかったものも含めて8つまでに増えた。そのため、『赤・緑』にはなかったひでんマシン用の新しいルートが所々に追加されている。
    • 『ルビー・サファイア』に加えて『エメラルド』との相互通信は可能だが、最初は今作のバージョン同士でしか通信できない。通信できるようにするには殿堂入りして、追加マップの『ナナシマ』にあるルビーとサファイアのアイテムを入手して、ニシキという人物のもとに持っていく必要がある。
    • 『赤・緑』ではアイテムが分類されずに全てひとつにまとめられ、持てる数にも制限があったが、本作では道具は種類ごとに分類され、持てる数も増加した。また、ポケモンの技の説明や道具の説明も表示されるようになった。
    • 『赤・緑』ではポケモンを捕まえる際、現在使用中のパソコンのボックスに空きがないとボックスを切り替えない限りポケモンを捕まえることができなかったが、本作ではボックスがいっぱいの場合、自動で切り替わるようになった。ボックス切り替えの際にレポートを書く必要もなくなった。
    • ひでんワザの『フラッシュ』の未使用によるトレーナーの回避が不可能になった (旧作では「イワヤマトンネル」などの『フラッシュ』がないと真っ暗で進めない洞窟であえて九段の技を使わないことでトレーナーから勝負を申し込まれないで済む、という小技があった)。これは、『金・銀・クリスタル』のリメイク版の『ハートゴールド・ソウルシルバー』でも同様である。
  • 主人公を男の子と女の子のいずれかから選択できるようになった。これに伴い、いくつかのセリフも若干調整されている。
  • 追加マップの『ナナシマ』が登場。『金・銀』を意識した追加ストーリーも語られる。
  • 新トレーナー(かくとうむすめ、ポケモンレンジャー等)の登場。また、トレーナーにも名前がついた。
  • 殿堂入り後に行ける『ナナシマ』のみではあるが、ロケット団の団員に女性が登場するようになった。解散前のサカキによるロケット団員は旧作通り全員男性である。
  • 視聴覚面の強化。
    • フィールド画面やポケモンのグラフィックは全面的に描き直されている。ただしポケモンは『ルビー・サファイア』からの流用も多い。
    • 文字のフォントの変更。話し手が男性か女性か、あるいは無機物かでそれぞれ別のフォントが用意されている。
  • ゲーム再開時に「これまでのあらすじ」が流れたり、任意のタイミングでヘルプ機能を利用できるなど、ゲーム初心者に優しい仕様になっている。
  • 全滅した場合、所持金が半減するのではなく、自身のポケモンのレベルに比例した賞金をトレーナーに払うことになったり、所持金をいくらか落としてしまうという、これまでよりも全滅のペナルティが優しくなり、その時の様子も描写されるようになった。
  • 追加アイテムとして「バトルサーチャー」と「おしえテレビ」と「ボイスチェッカー」を追加。「バトルサーチャー」は1度戦ったトレーナーと何度でも再戦できるアイテムで、100歩以上歩いた状態に溜めてトレーナーがいる所で使用すると、トレーナーが反応して○である場合は再戦可能、×である場合は再戦不可で再度使用することができる。「おしえテレビ」は基本的なシステムやアイテムなどを解説してくれるもので、初心者向けの配慮がなされている。「ボイスチェッカー」は町の人々の話や看板などで得られた有名人の情報を保存できるアイテムであり、その人の情報がすべて集まると特別なメッセージが表示される。
  • ワイヤレスアダプタによる無線通信が可能。ワイヤレス通信専用のミニゲームもある。
  • カードeリーダー+と専用のカードを用いて、特殊なトレーナーと戦うことが出来る。
  • 『ルビー・サファイア』で登場した点字が今作でも登場するので、点字の知識が必要になる。
  • 旧マップ(カントー地方)およびナナシマ諸島の一部には『赤・緑』のポケモンしか登場しないが、例外としてハナダの洞窟にソーナンスが登場するようになった(ラッキーがサファリゾーンのみでの登場となった)。また、出現方法が変わったポケモンも若干存在する。
  • ナナシマ諸島においては『赤・緑』の野生ポケモンについてはレベル30台以上であることが多いが、金銀のポケモンはレベルの低いポケモンも登場する。
  • バージョン限定ポケモンについても、ニャース系が緑限定(のちの青でも捕獲可)で、マンキー系が赤限定(のちの黄でも捕獲可)であったが、両バージョンで捕獲可になった。その一方、水系のコダック系・シェルダー系がFR、ヤドン系・ヒトデマン系がLG限定のポケモンとなった。

注意点[編集]

  • GBシリーズ(『赤・緑・青・ピカチュウ』『金・銀・クリスタル』)とは、直接的にも間接的にもデータのやりとりは不可能である。
  • 『ルビー・サファイア』にはあったシステムの一部が実装されていない。
    • 元々の赤・緑に時間の概念が存在しなかったためか、カートリッジ内蔵の時計機能が無い。それによってイーブイが朝にエーフィ、夜にブラッキーに進化させる事ができない。このため、手に入れるためには『ルビー・サファイア・エメラルド』に送り午前中にエーフィ、午後にブラッキーに進化させてから本作に再び送り返す必要がある。また、きのみも育てられない。ただし、ポケルスに関してはポケルスに感染中のポケモンを本作に連れて来ると、時計機能が無いために感染状態を維持したままの育成が可能。
    • ポロックブレンド、コンテスト、レコード通信といった要素が無い。
  • 『エメラルド』とでは、『ルビー・サファイア』と同様に上記のようなことはできないが、今作で新たな機能として加わった木の実クラッシュでは、自分の持っている木の実を使って遊ぶことができる。なお、木の実クラッシュで出てきた「こな」は量に応じて、「ポイントアップ」などに交換することができる。
  • 一部のポケモンは、『ルビー・サファイア・エメラルド』とはレベルアップで覚える技が異なる。また、技を覚えるレベルが異なる場合もある。
  • 殿堂入りして全国図鑑を入手するまではゴルバット、イワーク、ラッキー、シードラ、ポリゴンなど一部のポケモンは進化する事ができない(条件を満たし、進化画面になっても強制的に中断させられる)。
  • ポケモンに道具を持たせて通信交換ができるため、ヤマブキシティに行くために必要なアイテムがドリンクからポケモンには持たせることができない「おちゃ」に変更されている。
    • なお、原作版でも可能であった、「いあいぎり」を覚えたポケモンを通信交換で受け取り、サントアンヌ号のイベントを無視して進めることは本作でも可能である(しかし、その場合はナナシマの一部のイベントが起こらなくなり、結局は殿堂入りをする際はサントアンヌ号のイベントは必要となる。)。
  • 『ルビー・サファイア・エメラルド』とは特性「ものひろい」で拾ってくるアイテムに違いがある。また、『エメラルド』以降の作品ではポケモンのレベルによっても拾ってくる道具が変わるが、今作ではその効果もない。
  • 様々な配信イベントに対応していたが、現在では常設のサービスは終了している。
  • 以降も期間を限定し、ポケモンセンター等の店舗で「しんぴのチケット」等を配布するイベントが行われることもある。

その他[編集]

  • 日本国外版も同タイトルで発売された。旧シリーズでは『緑』が『青』として発売されたが、「リーフ(葉)」が平和を象徴する単語で、諸外国でも分かりやすいという理由で、タイトルが変更されていない。[1]
  • 『青』『ピカチュウ』のリメイク版は発売されなかった。しかしエンディングでは赤・緑・青・ピカチュウ版のパッケージ絵が登場している。
  • 『赤・緑』から登場している第1世代フシギダネからミュウまでの151種類の図鑑説明文は、『ファイアレッド』が『赤・緑』、『リーフグリーン』が『青』と同じものである。
  • 『金・銀』で登場した第2世代チコリータからセレビィまでの100種類の図鑑説明文は、『ファイアレッド』が『銀』『ソウルシルバー』、『リーフグリーン』が『金』『ハートゴールド』と同じものである。

登場人物[編集]

世界[編集]

本作はカントー地方のほかにナナシマも舞台となっている。

脚注[編集]

  1. ^ 2008年テレビゲームソフト売り上げTOP500(メディアクリエイト版)” (日本語) (2008年12月28日). 2013年1月12日閲覧。
  2. ^ 2007年テレビゲームソフト売り上げTOP500(メディアクリエイト版)” (日本語) (2007年12月30日). 2013年1月12日閲覧。
  3. ^ Pokémon: FireRed Version”. All Game (2004年9月7日). 2012年8月23日18:30閲覧。
  4. ^ Pokémon: LeafGreen Version”. All Game (2004年9月7日). 2012年8月23日18:31閲覧。

外部リンク[編集]