ニュージャージー州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ニュージャージー州
State of New Jersey
ニュージャージー州の旗 ニュージャージー州の印
州旗 (州章)
州の愛称: 庭園の州
The Garden State
州のモットー: {{{モットー}}}
ニュージャージー州の位置
州都 トレントン
最大の都市 ニューアーク
州知事 クリス・クリスティ
公用語 法的指定なし
面積
 - 総計
 - 陸地
 - 水域
全米第47位
22,587 km²
19,210 km²
3,377 km² (15%)
人口2010年
 - 総計
 - 人口密度
全米第11位
8,791,894
438人/km²
合衆国加入
 - 順番
 - 加入年月日

3番目
1787年12月18日
時間帯 UTC -5
DST -4
緯度 北緯38°55' - 41°21'
経度 西経73°53' - 75°35'
東西の幅 110 km
南北の長さ 240 km
標高
 -最高標高
 -平均標高
 -最低標高

550 m
75 m
0 m
略称 (ISO 3166-2:US) US-NJ
ウェブサイト ニュージャージー州政府
上院議員 フランク・ローテンバーグ英語版
ボブ・メネンデス英語版

ニュージャージー州: state of New Jersey)は、米国東部の大西洋沿岸にある。州の北東はハドソン川越しにニューヨーク州に接し、西はペンシルベニア州に西南の一角はデラウェア湾を挟んでデラウェア州に接している。北東にニューヨーク、南西にフィラデルフィアと隣接しており、古くから2つの都市を結ぶ回廊、あるいは郊外都市、気軽なリゾート地としても発展を遂げてきた。著名な衛星都市としてジャージーシティニューアーク(以上、ニューヨーク側)、カムデントレントン(以上フィラデルフィア側)などがある。一方、州内は核となる都市が存在しないため、経済格差や治安の悪化などが深刻化し、その救済策としてネバダ州に次ぎ、カジノを合法化した経緯がある。アトランティックシティは東海岸随一のカジノ・シティとして有名である。

イギリスから最初に独立した13州のうちの1つ。州名はイギリス海峡に位置するチャンネル諸島ジャージー島に由来する。

州都トレントン市で、最大都市ニューアーク

目次

歴史 [編集]

主要記事:ニュージャージー州の歴史

地理 [編集]

参照:ニュージャージー州の郡一覧

ニュージャージー州はニューヨーク州によって北部および北東部、大西洋によって東部、デラウェア州によって南部、ならびにペンシルベニア州によって西部と隣接している。ニュージャージー州の西部境界線はデラウェア川によって大きく明示される。ニュージャージー州はボスウォッシュ(都市圏)の中心地である。

ニュージャージー州は大まかに3つの地理的地域:北ジャージー英語版中央ジャージー英語版、および南ジャージー英語版に区分される。

人口動勢 [編集]

人口推移
人口 変動率
1790年 184,139
1800年 211,149 14.7%
1810年 245,562 16.3%
1820年 277,575 13.0%
1830年 320,823 15.6%
1840年 373,306 16.4%
1850年 489,555 31.1%
1860年 672,035 37.3%
1870年 906,096 34.8%
1880年 1,131,116 24.8%
1890年 1,444,933 27.7%
1900年 1,883,669 30.4%
1910年 2,537,167 34.7%
1920年 3,155,900 24.4%
1930年 4,041,334 28.1%
1940年 4,160,165 2.9%
1950年 4,835,329 16.2%
1960年 6,066,782 25.5%
1970年 7,168,164 18.2%
1980年 7,364,823 2.7%
1990年 7,730,188 5.0%
2000年 8,414,350 8.9%
2010年 8,791,894 4.5%

ニュージャージー州の住民は通例 "New Jerseyans"と呼ばれている。2005年現在、アメリカ合衆国統計局は前年より、32,759人、または0.4%増加し2000年より、303,578人、または3.6%増加した、人口8,717,925人と概算された。これは220,220人(出生604,110人、死亡383,890人)と前回の国勢調査からの自然増ならびに州内への移住者95,293人の増加が含まれている。アメリカ合衆国外からの移住は290,194人増加する事となり、合衆国内部の移住者は194,901人増加する事になる。この州内に160万人(州人口の19.2%と計算される)の外国生まれが暮らしている。

ニュージャージー州の人口重心ニュージャージー・ターンパイク英語版(高速道路、略称 : NJTP)の東、ミルタウン英語版がある、ミドルセックス郡英語版となっている[1]

人種、民族、および祖先 [編集]

ニュージャージー州の人種的な構成は:

州の比率と共に祖先引用:2004年6月公表の統計 (PDF)

ニュージャージー州内で5つの最大な祖先グループは:イタリア系 (17.9%)、アイルランド系 (15.9%)、アフリカ系 (13.6%)、ドイツ系 (12.6%)、ポーランド系 (6.9%)。

この人口の6.7%は5歳以下、24.8%が18歳以下と報告され13.2%は65歳以上である。女性は人口のおおよそ51.5%である。

宗教 [編集]

ニュージャージー州の住民の宗教的な関係は:

インディアン部族 [編集]

ニュージャージー州のかつてのレナペ部族連合

同州は この地には、チェロキー族マナホアク族メヘリン族モナカン族ナヒッサン族ノッタウェイ族オッカネーチ族ポウハタン族サポニ族シャコリ族ショーニー族ツテロ族などが先住し、ウィグワムの集落を形成して定住農耕生活を営んでいた。

同地のインディアンはイギリス、フランス、アメリカ入植政府との覇権争いに巻き込まれ、代理戦争を演じさせられて大きく数を減らした。1830年になると、アンドリュー・ジャクソン大統領が「インディアン移住法」を強行制定し、ほとんどの部族は他州へ強制移住させられた。

なおもこの州に残ったインディアン部族はすべて、アメリカ連邦政府に認定されておらず、「絶滅部族」扱いとして連邦協定では存在しないことになっている。したがって連邦協定に基づく保留地(Reservation)も領有していない。

4つの部族とひとつの団体が現在、州政府からの認定を受け州立保留地を領有しており、おもに観光・保養リゾートに注力している。「レナペ族」は「デラウェア族」とも呼ばれ、ポウハタン族など他部族との連合主体「レニ=レナペ」として、白人が入植してくるまで、同州の部族では最大勢力だった。

ポウハタン族は、この大陸に入植したイギリス人が出会った最初期のインディアン部族であり、最初期に領土を奪われた部族でもある。もっぱらバージニア州に本拠を置いた「ポウハタン部族連邦」は17世紀に入植政府によって滅ぼされ、部族そのものはこのニュージャージー州に追いやられた。

この部族はイギリス人探検家のジョン・スミスが吹聴した、「ポウハタン族に殺されそうになったときに、酋長の娘ポカホンタスが命を身を挺(てい)して救ってくれた」という真偽不明な逸話で知られ、「白人を救ったよいインディアン」のポカホンタスのこの「善行」は、合衆国の植民史を彩る美談としてもてはやされ、アメリカの教科書の教材にまでなっている。しかしポウハタン族はこの逸話を「作り話である」として完全否定しており、1995年にディズニー社がこの逸話を題材にアニメ映画「ポカホンタス」を公開した際には、「白人に都合良く史実の改竄を行った」として全米のインディアン団体とともに抗議声明を出している。

タイノ族」は中南米の部族であるが、奴隷としてこの地に連行されてきた。

≪アメリカ連邦政府は公式認定していないが、州政府が認定している部族・団体≫

≪アメリカ連邦政府も州政府も公式認定していない部族≫

「自由チェロキー族・ミサゴのバンド」

インディアンとスポーツ・マスコット [編集]

20世紀に入り、アメリカ合衆国に属するプロ・アマのスポーツ団体の多くが、そのチームの名称やロゴマーク、マスコットキャラクターにインディアン民族の意匠を採り入れた。これらのほとんどは部族の文化を無視したステレオタイプなものであり、全米のインディアン部族が「インディアン民族を枠にはめ、中傷するものである」としてその廃絶撤廃を強く求めている。

インディアン・マスコットはたいてい、「羽根冠」を被った平原部族のステレオタイプであり、こういったスポーツチームの競技応援では、デタラメな衣装をつけた「インディアン・マスコット」がデタラメな踊り(インディアンにとって踊りは神聖なものである)を踊り、これに呼応してインディアン風のメイクや被り物をつけた応援席の観客が太鼓を叩き、トマホーク型の応援バットを振り回すという、インディアンには耐えがたい光景が現在も公然と続けられているのである。

全米の高校大学においては、1960年代後半からインディアン学生による学校当局に対する廃絶要求が高まり、2005年8月には全米大学体育協会(NCAA)が、インディアン・マスコットの使用を禁じる通達を出した。しかし多くの大学高校が現在もこれに逆らって「伝統的な名称である」などとして、マスコット使用を続けており、ユタ大学などは「ユテ族」という同校のクラブチームの名称の商標登録まで行っている。スタンフォード大学のリチャード・ライマン学長が1970年に、全米に先駆けて同校の「インディアンス」のマスコット使用を廃止した際には、白人OBから轟々たる非難を浴びせられたのである。

このなか、2009年11月16日に、連邦最高裁判所は「アメリカ・インディアン国民会議英語版」らが「見え透いて不快なこきおろしであり、数世紀にわたって品位を落としめしているステレオタイプ」と糾弾し、1992年から係争中である「ワシントン・レッドスキンズ」の名称の撤廃訴訟に対し、「審議拒否」の裁定を下し、この闘争に終止符が打たれた。

2002年以来、ニュージャージー州選出の連邦下院議員、フランク・パローネ英語版は、こういった高校大学のインディアン意匠の撤廃を促すため、そのために生じるユニフォームや床、壁、チームロゴなどの更新費用を、連邦基金から学校に交付金として与えるプログラムの立法化を進めている。この法律に関する条項は、高校大学と同様に、中学教育省へのインディアンに対する不快なイメージを特定する委員会の組織化も含んでいる。また、追加交付金は、インディアン学校への改良に役立つものと期待されている。

パローネ議員は、「ブレーブス」、「チーフス」、「インディアン」と「レッドスキンズ」を「特に問題の多い名称」として挙げている。これらのすべてが、全米のプロ野球やフットボールで使われ、ニュージャージー州においても2つの学校で、「アブセガミ・ブレーブス」と「ブエナ・チーフス」として使用されている。一方、ニュージャージーの教育関係者は「こうした名称はインディアンに対する敬意の表れである」と居直っており、一様にこれを問題視しておらず、ナンチコーク族らインディアン部族との対立が際立つものとなっている。

2009年11月20日、パローネ議員はこの法案の提出を行い、直前にあった「レッドスキンズ」の最高裁判所裁定に関し、「議会はこの問題に関して心配しています。必要なら私たちは、立法上それに対処するつもりです。」と述べ、「私たちは、私たちの学校が、学生が読書したり書いたり、計算を学ぶ場所にしたいのであって、ステレオタイプを補強するのではなく、これを晴らす場所にしたいのです」とコメントしている。同州の「ナンチコーク・レニ・レナペ部族国家」のジョン・ノーウッド部族議員は、「学校へ行って、あなたの民族が漫画にされているのを見るのは、ひどい気分がするものですよ」と述べ、パローネ議員の法案を支持している。

インディアンカジノ [編集]

同州のインディアン部族はすべて州公認であり、連邦公認ではないため、「インディアン・カジノ」を持てないでいる。しかし、ニュージャージー州議会は現在、州立スポーツくじの認可をアメリカ連邦政府に申請しており、これが実現すれば「インディアン・カジノ」開設の足掛かりとなる可能性がある。

自治体の一覧 [編集]

関連項目:ニュージャージー州の自治体一覧 (人口順)英語版

主要都市 (およびそれらの人口):

大きな都市(+ 人口100,000人) [編集]

ニューアークのブロードストリート
夜のジャージーシティ

小さな都市(人口60,000–99,999人) [編集]

他(人口59,999人以下) [編集]

以下のコミュニティーは人口60,000人以下であり、大学町などの特徴を有するために著名な都市である。

w:per capita incomeによる豊かな都市:

参照:w:New Jersey locations by per capita income

1 w:Mantoloking, New Jersey $114,017
2 w:Saddle River, New Jersey $85,934
3 w:Far Hills, New Jersey $81,535
4 w:Essex Fells, New Jersey $77,434
5 w:Alpine, New Jersey $76,995
6 w:Millburn, New Jersey $76,796
7 w:Rumson, New Jersey $73,692
8 ハーディング郡区 (ニュージャージー州) $72,689
9 テーターボロ $72,613
10 w:Bernardsville, New Jersey $69,854
11 w:Chatham Township, New Jersey $65,497
12 w:Tewksbury Township, New Jersey $65,470
13 w:Mountain Lakes, New Jersey $65,086
14 w:Sea Girt, New Jersey $63,871
15 w:Ho-Ho-Kus, New Jersey $63,594
16 w:Summit, New Jersey $62,598
17 w:Mendham Township, New Jersey $61,460
18 フランクリンレイクス (ニュージャージー州) $59,763
19 スプリングレイク (ニュージャージー州) $59,445
20 w:Watchung, New Jersey $58,653
21 w:Englewood Cliffs, New Jersey $57,399
22 w:Upper Saddle River, New Jersey $57,239
23 w:Peapack-Gladstone, New Jersey $56,542
24 w:Bernards Township, New Jersey $56,521
25 プリンストン郡区 (ニュージャージー州) $56,360

693 ニューアーク (ニュージャージー州) $13,009
694 w:Laurel Lake, New Jersey $12,965
695 パセーイク $12,874
696 w:Seabrook Farms, New Jersey $12,499
697 McGuire Air Force Base, New Jersey $12,364
698 w:New Hanover Township, New Jersey $12,140
699 レイクウッド (ニュージャージー州) $11,802
700 ブリッジトン (ニュージャージー州) $10,917
701 w:Fort Dix, New Jersey $10,543
702 カムデン (ニュージャージー州) $9,815

政治と法律 [編集]

主要記事:ニュージャージー州の州知事英語版Lieutenant Governor of New JerseyNew Jersey Legislature

現在の州知事は共和党出身のクリス・クリスティである。

州法 [編集]

現在、ニュージャージー州では死刑制度が廃止されている。

教育 [編集]

単科および総合大学 [編集]

施設名称、場所

上の施設に加え、この州内の21郡で運営している、コミュニティー・カレッジ19校がある。

施設名称、場所

中等教育学校 [編集]

ローレンスビル・スクール, ローレンスビル市

芸術・文化 [編集]

音楽 [編集]

ジョージ・カー、シルヴィア、エスコーツ、ホワット・ノウツ、モーメンツなどのソウル・ミュージックが注目されたことがある。なおこれらのミュージシャンは、地元出身者と他の都市からの移住者の混合である。また、ハード・ロックのボン・ジョヴィが、ニュージャージーをテーマにした楽曲を制作した。


美術館・博物館 [編集]

オーケストラなど [編集]

ニュージャージー交響楽団英語版 本拠:ニューアーク市

音楽監督:ネーメ・ヤルビー(日本フィルの首席客員指揮者も兼任)

スポーツ [編集]


交通 [編集]

高速道路 [編集]

空港 [編集]

その他 [編集]

同州出身の有名人 [編集]

日本の姉妹都市 [編集]

脚注 [編集]


関連項目 [編集]

外部リンク [編集]