二ノ国

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二ノ国』(にのくに、「二」は漢数字である)は、レベルファイブが発売したコンピュータRPGのシリーズ。

概要[編集]

となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』などのアニメーション製作で知られるスタジオジブリが製作協力している。音楽は久石譲が担当。

二ノ国 漆黒の魔導士[編集]

二ノ国 漆黒の魔導士
ジャンル ファンタジーRPG
対応機種 ニンテンドーDS
開発元 デジタルワークスエンターテインメント
発売元 レベルファイブ
発売日 2010年12月9日
対象年齢 CERO:A(全年齢対象)
売上本数 56万9443本[1]
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二ノ国 漆黒の魔導士』(にのくに しっこくのまどうし)は、2010年12月9日に発売されたニンテンドーDS用ゲームソフト。

このゲームでは、ソフトに付いてくる本(魔法指南書「マジックマスター」)に描かれている『ルーン』と呼ばれる紋章を、DSのタッチペンで描くことで様々な力を発揮する。

ストーリー[編集]

オリバーはある事故で最愛の母を亡くしてしまう。悲しみに暮れるオリバーだったが、彼の涙が人形に触れると、突然人形が動き出した。人形の正体は、涙の妖精『シズク』だった。シズクは現実世界とは違うもう一つの世界『二ノ国』からやってきたのだ。二ノ国は、『ジャボー』という魔導士によって危機にさらされており、オリバーに二ノ国を救ってほしいと頼む。無理だとためらうオリバーだったが、『二ノ国へ行けば母親が助かるかもしれない』というシズクの言葉を聞き、オリバーは二ノ国へ旅立つことを決意する。

マジックマスター[編集]

DS版のパッケージには「マジックマスター」と呼ばれる本(B6サイズ,352ページ,約500グラム)が同梱されている。この本にはストーリーの進行に必要な図形(本作中では"ルーン"と呼ばれる)などが記載されており、プレイヤーはストーリーの進行に応じてタッチパネルにルーンを描く必要がある。本書に描かれているルーンがないとストーリーの進行は不可能である。そのため、プレイヤーは常に本書を携帯していなければならない。

二ノ国 ホットロイトストーリーズ[編集]

二ノ国 ホットロイトストーリーズ
ジャンル ファンタジーRPG
対応機種 FOMA 905i/705iシリーズ以降
発売元 レベルファイブ
発売日 2010年12月9日
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二ノ国 ホットロイトストーリーズ』(にのくに ほっとろいとすとーりーず)は、レベルファイブの携帯電話向けゲームポータルサイト・ROIDにおいて配信されているiアプリ。章ごとの課金で各章525円(税込)。

オリバーの故郷である車産業の町ホットロイトを舞台とした2Dドット形式のファンタジーRPG。

2010年12月9日に「第1章〜オリバーとマーク」が配信開始された。

二ノ国 白き聖灰の女王[編集]

二ノ国 白き聖灰の女王
ジャンル ファンタジーRPG
対応機種 プレイステーション3
発売元 レベルファイブ
メディア ブルーレイディスク
発売日 2011年11月17日
2012年7月19日(オールインワン・エディション)
対象年齢 CERO:A(全年齢対象)
解像度 480p,720p
売上本数 11万4,853本[2]
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二ノ国 白き聖灰の女王』(にのくに しろきせいはいのじょおう)は、2011年11月17日に発売されたプレイステーション3用ゲームソフト。 ストーリー自体はDSの『漆黒の魔導師』と同じであるが、新たなキャラクターが追加されている。 ジブリのアニメーションを(ムービーではなく)リアルタイム処理で再現することを目指していた。 DS版で同梱されていたマジックマスターはゲーム内のメニューから閲覧することが出来る(ページがところどころ抜けており、ストーリーを進行させることで追加されていく)。 また、タッチペンでルーン文字を直接書くことで使用していた魔法は、覚えた魔法の一覧から選ぶ形式に変更された。

2012年7月19日には、イージーモードの実装、ダウンロードコンテンツの全解禁、『二ノ国大冒険モンスターズ』で最初に入手できる3体のイマージェンの登場など新要素を追加し、価格を3890円に値下げした『二ノ国 白き聖灰の女王 オールインワン・エディション』が発売された。『二ノ国 白き聖灰の女王』を持っている場合は、オンラインアップデートを行うことにより、オールインワン・エディション版と同じ仕様にすることが出来る。


二ノ国大冒険モンスターズ[編集]

2012年5月11日からGREEよりソーシャルゲームが提供されている。スマートフォンとフィーチャーフォンでの同時リリース。

登場人物[編集]

オリバー
- 多部未華子
透き通った心を持った主人公の少年。母のアリーを亡くしてしまうが、彼の心を見出したシズクと出会ったことで二ノ国へ旅立つことになる。
マル/シェリー
声 - 長澤まさみ
二ノ国でオリバーが出会った少女で、本作のヒロイン。歌うことが好きで元気な女の子。一ノ国(現実世界)では『シェリー』という病弱な女の子。ジャボーの仕業により、ヌケガラビトとなっていたが、オリバーに救われる。
シズク
声 - 古田新太
二ノ国の涙の妖精。ジャボーの魔法で人形の姿に変えられ、人形はアリーからオリバーにプレゼントされたが、オリバーの涙に触れたことで魔法が解かれた。オリバーの透き通った心を見出し、彼を二ノ国へと導く。
ジャイロ
声 - 大泉洋
元詐欺師で、オリバーの仲間。華奢で弱そうな容姿をしている。スリを繰り返して生計を立てている。彼の武器である『ピッキングガン』を用いることで遠くの宝箱を開けることができる。オリバーのある物を盗んだことで彼と知り合う。ブヒーデンとは兄弟。
二ャンダール14世
声 - 八嶋智人
ゴロネール王国の王様で、王国を統括しているが、ゴロゴロしており、やる気をなくしている。一ノ国ではオリバーの隣の家で飼われている猫の『フランク』。
カウラ
声 - 渡辺えり
ババナシア王国の女王。ヌケガラビトにされ食欲が止まらなくなっており、腹が大きくなっている。チーズが大好物。一ノ国では『レイラ』という牛乳屋のおばさん。
ブヒーデン
声 - 溝端淳平
民を1000の法で縛り付けるボーグ帝国の皇帝。何故か美しいものを『醜い』と言って毛嫌っている。豚のような鎧を付けているが、その正体は美しい容姿を持っている青年。ジャイロの弟で、本名は「ラース」。
アリー
声 - 黒田知永子
オリバーの母親。ある事故で亡くなってしまう。
マーク
声 - 山口勝平
オリバーの1つ年上の友達で、大のメカ好き。二ノ国では人語が話せるネズミ『マグール』。
ジャボー/青年時代
声 - 江原正士井上剛
二ノ国を混乱に陥れた「漆黒の魔導師」と呼ばれる人物で、本作の黒幕。
古の木
声 - 麦人
シズクの相談相手。シズクからは『だんな』と慕われている。オリバーにロックストーンとトレビンを渡した。
ロックストーン
四角い人面岩のような人物。通称『ストーン先生』。ゲームで分からないことはかばんメニューの『おしえてストーン』を選択すれば教えてくれる。
オムス
声 - 落合弘治
ゼルガス
声 - 宮内敦士
クラン
声 - 多田野曜平
ヘブルチ
声 - 小山剛志
ソロン/クロード
声 - 三宅健太
マルの父親で、元四賢者の一人。初めはオリバーたちを追い出していたが、マルを救ってくれたことで和解し、旅に同行するようになる。一ノ国では『クロード』という、ホットロイトの工場で働いているシェリーの父親。
オカン
声 - 片岡富枝
サザラ
声 - 北西純子
シャザール
声 - 志村和幸
ロデック
声 - 大原崇
ラース(幼少)
声 - 津村まこと
先代ブヒーデン
声 - 田中正彦
アリシア(少女)
声 - 菊地ゆうみ
ナシウス
声 - 井上剛
レイシル
声 - 赤池裕美子

『白き聖灰の女王』のみの登場人物[編集]

ココル
声 - 芦田愛菜
オリバーが困っている時にのみ現れる謎の少女。
灰の女王レイナス
声 - 比嘉愛未
オリバーを見つめる、仮面を被った謎の王女。
ニコ
声 - 平井善之(アメリカザリガニ
ホホエミの妖精。常にニコニコしている。
プッチ
声 - 柳原哲也(アメリカザリガニ)
フキゲンの妖精。常に怒ったような顔をしている。

用語[編集]

二ノ国
物語の主要舞台である、もう一つの世界(パラレルワールド)。一ノ国とこの世界の人間の魂は姿を変えながらも共有されている。この世界はモンスターが多数存在する。
一ノ国
二ノ国とは違う、いわゆる現実世界のこと。
ホットロイト
オリバーの故郷。車産業が盛んで、街に様々な工場がある。
ルーン
様々な力を持った紋章。それを杖で描くことでその力を発揮する。
合成なべ
複数のアイテムを合成させるために必要ななべ。なべの中には『なべ魔人』という魔人がいる。
マジックマスター
ルーンの描き方などが書かれた魔法指南書。また、魔物図鑑や二ノ国の世界の地図なども登載されている。
心のカケラ
様々な心を持ったカケラ。これを抜き取られるとヌケガラビトになってしまう。
トレビン
心のカケラを入れるビン。『ハートピース』の魔法でカケラを入れられる。レーダーが内蔵されており、街での上画面のマップの人物マークが光っている場合はカケラを持っている人物である。
ヌケガラビト
心のカケラを奪われ、廃人のようになってしまった人を表す。『ハートキュア』の魔法で心のカケラを与えると正気に戻れる。
イマージェン
人の心から生み出される心の戦士。命令もテレパシーのように心の中で行える。

スタッフ[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 週刊ファミ通』No.1206(1月26日号)、エンターブレイン、2012年、10頁。
  2. ^ 週刊ファミ通』年間販売本数ランキングTOP100よりエンターブレイン、集計期間2010年12月27日~2011年12月25日

外部リンク[編集]