ワーナー・マイカル・シネマズ

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株式会社ワーナー・マイカル
WARNER MYCAL CORP.
種類 株式会社
市場情報 未上場
略称 WM、WMC
本社所在地 日本の旗 日本
102-0075
東京都千代田区三番町3-8
設立 1991年(平成3年)10月8日
業種 サービス業
事業内容 シネマコンプレックスの運営など
代表者 大島学(代表取締役社長)
資本金 10億円
主要株主 イオン株式会社 100%[1]
関係する人物 ジェリー・ブラック(代表取締役会長)
ミラード・L・オゥクス(元代表取締役社長)
外部リンク 公式サイト(アーカイブ)
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ワーナー・マイカル・シネマズWARNER MYCAL CINEMAS)は、かつて存在した日本シネマコンプレックスの屋号である。

イオングループの株式会社ワーナー・マイカル(現・イオンエンターテイメント株式会社)が運営していた。2013年7月1日イオンシネマズ株式会社が運営していた映画館との統合により、イオンシネマに改称された(改称後の映画館については「イオンエンターテイメント」の項を参照)。

ワーナー・マイカル・シネマズの運営会社は、イオンの完全子会社で現在はイオンエンターテイメントに改称されている株式会社ワーナー・マイカルWARNER MYCAL CORP.)。設立当初はニチイタイム・ワーナーグループの合弁会社であった。

歴史[編集]

神奈川県海老名市にオープンした第1号劇場『ワーナー・マイカル・シネマズ(WMC)海老名』(2008年11月23日撮影)

1993年に日本初のマルチプレックスシネマ[注 1]とされる『ワーナー・マイカル・シネマズ海老名』(神奈川県海老名市)を開業した。商業劇場では国内初となるTHX認定を1スクリーンで取得。当時はあまり普及していなかったdtsなどのデジタル音響システムや傾斜角の大きいスタジアムシートを導入するなど、音響の良さや見やすさを謳っていた。また6つ以上のスクリーンを持ちながら、入口・ロビー・映写室等を共有し、商業施設と併設するシネマコンプレックスの日本におけるオーソドックスなデザインを確立した。また映画の本編が始まる前のCM枠で流れる劇場マナームービーや館内のグッズなどではワーナー・ブラザースが製作しているバッグス・バニーを始めとするルーニー・テューンズのキャラクターとコラボレーションされており、他のシネコンとの差別化を図っていた。

創業以降、サティ(現:イオン)やビブレ等マイカルの店舗に併設されるケースがほとんどであった。しかしマイカルの経営破綻によりイオングループに入り、ダイヤモンドシティイオンモールイオンショッピングセンターロックシティなどイオングループが運営するショッピングセンターに併設されることも増えた。一方で多摩センターやノースポートモール(港北ニュータウン)などイオングループ外のショッピングセンターに設置された例、また弘前・北上の様に現在はマイカルの傘下から離れた店舗をキーテナントとするショッピングセンターに引き続き併設されている例もある。ただし、イオンが資本参画しているダイエー[注 2]を核店舗とするショッピングセンターには一度も進出することが無かった。

2001年9月にマイカルが経営破綻した影響により、浦和[注 3]、川崎[注 4]、一関、帯広、本庄を初めとする複数の出店計画が中止となった。この為、移転を除くと2001年1月26日に開業した加古川から2004年11月12日開業のりんくう泉南まで3年以上の間、新規出店が行われなかった。また後に当時の親会社であるワーナー・ブラザース・インターナショナル・シネマズが日本国内に直営劇場の展開を計画したが、2007年11月に取りやめを決定し、その余波でエルミこうのす埼玉県鴻巣市)への『ワーナー・マイカル・シネマズ鴻巣』の出店が急遽中止になるなどの影響が出た。

なお、ワーナー・マイカル・シネマズとして営業していた後述の改称以前の段階では席数が最も多いのは東京都板橋区にある『ワーナー・マイカル・シネマズ板橋』(2326席)で、最も少ないのは山形県米沢市にある『ワーナー・マイカル・シネマズ米沢』(948席)であった。

統合3日前より「ありがとうの3日間」と称してイベントが開催された
(ワーナー・マイカル・シネマズ海老名にて、2013年6月28日撮影)

イオンリテールとの吸収合併により2011年2月28日を以てマイカルは消滅しているものの、それに伴う改称は行われず、引き続き「マイカル」の名称が使用されていた。しかし2013年2月28日にタイム・ワーナー(現:ワーナー・ブラザース・ディスカバリー)グループが資本を撤退し、ワーナー・マイカルがイオンの完全子会社となり、同年7月1日にはワーナー・マイカルを存続会社としてイオンシネマズに統合。社名は「イオンエンターテイメント」に改称された。これによりスクリーン数は609となり、TOHOシネマズを抜いて日本国内最多のスクリーン数を運営する映画興行会社となった。劇場名は同年6月から年内にかけて「ワーナー・マイカル・シネマズ」から改称し「イオンシネマ」に統一するとしていたが[2][3]、公式サイトにおける劇場名称[4]や劇場の公称としては会社の統合と同日付けでイオンシネマに統一され[5]、25年間使用され続けてきたマイカルの名称も消滅した。なお、看板などは同年内を目処に『イオンシネマ宇多津』(香川県綾歌郡宇多津町、『ワーナー・マイカル・シネマズ宇多津』から改称)[注 5]を除く全劇場の変更を完了した[6]

統合前の最後の3日間(6月28日 - 6月30日)には「ワーナー・マイカル・シネマズからのありがとうの3日間」[5]と称して、ルーニー・テューンズのサンクスカード(映画チケットの購入時)やオリジナルグッズ(ドリンクポップコーンの購入時)を先着で貰えるプレゼントイベントが全館(61サイト)で開催された。

沿革[編集]

  • 1991年(平成3年)10月8日 - ワーナー・ブラザース・インターナショナル・シネマズ(本社アメリカ)とニチイ(後のマイカル)との合弁会社として会社を設立(出資比率:タイム・ワーナーグループ 50%/株式会社ニチイ 50%)。
  • 1993年(平成5年)4月24日 - 1号劇場で日本初のマルチプレックスシネマとされるワーナー・マイカル・シネマズ海老名をオープン。
  • 1999年(平成11年)9月10日 - 9大都市ロードショー地域に初の出店となるワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいをオープン。
  • 2000年(平成12年)5月25日 - 東京23区内初出店かつ唯一の出店となるワーナー・マイカル・シネマズ板橋をオープン。
  • 2001年(平成13年)
    • 9月14日 - 親会社のマイカルが民事再生法を申請。
    • 11月22日 - 親会社のマイカルがイオンをスポンサーとし会社更生法の適用を申請。
  • 2002年(平成14年)8月31日 - マイカル破綻整理の影響を受けワーナー・マイカル・シネマズ鈴鹿が閉館。後にイオンモール鈴鹿ベルシティへ移転。
  • 2006年(平成18年)9月21日 - 運営している劇場の中で、50番目の劇場となるワーナー・マイカル・シネマズ大日をオープン。
  • 2011年(平成23年)3月1日 - 親会社のマイカルがイオンリテール株式会社に合併されたことにより、株主構成変更(出資比率:タイム・ワーナーグループ 50%/イオンリテール株式会社 50%)。
  • 2012年(平成24年)12月19日 - 親会社のイオンが2013年2月か3月に米ワーナー・ブラザース・エンターテインメントから全株を取得し完全子会社化することを発表[7][8][9]
  • 2013年(平成25年)
    • 2月28日 - イオンの完全子会社となる。これにより、日本市場から外資系資本が参画する映画興行会社は姿を消した(出資比率:イオン株式会社 100%[1])。
    • 3月5日 - ワーナー・マイカル・シネマズ春日部開館。ワーナー・マイカル・シネマズのブランド名としては最後の新規開業施設となった。
    • 7月1日 - ワーナー・マイカルを存続会社としイオンシネマズを吸収合併され、解散。社名はイオンエンターテイメントに変更した。屋号はイオンシネマに統一している[2]

サービス[編集]

以下はワーナー・マイカル・シネマズに存在したサービスである(※イオンシネマへの統一後も存続しているものもある)。

情報紙[編集]

Cinema Lifeという映画情報が掲載されたフリーペーパーを配布している。過去には、やはりフリーペーパーの「Comming Soon!」を配布していた時期(1997年 - 1998年頃)や、有償の「近日くらぶ」と言う雑誌を販売していた時期(1999年 - 2001年頃)もあり、上映作品の宣伝戦略は何度か変わっている。

デジタル3-D上映[編集]

2008年後半よりRealD方式の設備を各劇場に順次導入し、対応劇場では『ワーナー・マイカル デジタル3-Dシネマ』として3-D映画作品の上映を行っている。日本国内ではXpanDを導入するチェーン系劇場・シネマコンプレックスチェーンが多いが、それと対比して「メガネが軽い」等の長所をインフォマーシャル等で取り上げている。3D鑑賞料金は基本料金+400円だが、初回鑑賞時に渡された3Dメガネを持ち帰り次回鑑賞時に持参すれば3D鑑賞料金は300円に値引きされる。

一部の劇場では日本ビクターRealD方式の投影に対応した業務用3Dディスプレイと3Dメガネを設置し、3-D上映作品の予告編の再生を行っている。

コンセッション[編集]

ポップコーンハーゲンダッツなどの食品や、ペプシコーラをはじめとしたサントリーフーズ製品のドリンクを販売している。1996年頃まではコカコーラを販売していた。ビールはサントリーではなく、アサヒスーパードライを販売している所もある。なお、コンセッションで購入していない持ち込み品の館内での飲食は禁止されている。

ポイントカード[編集]

チケットラリー
開業当初から1999年頃まで夏と冬の年2回、チケットラリーというサービスが行われていた。期間内に鑑賞したチケットを3枚、所定の台紙に貼り付け応募すると、抽選で賞品が当選するイベントであった。賞品に年間パスポートなどがあったが、後に行われるポイントカードと異なり応募者全員に何らかの還元があるわけではない。
ポイントカード(磁気カード式)
2004年頃にバッグス・バニーが描かれたスケルトンデザインの磁気プラスチックカードによるポイントカードを発行開始。半年以内に6回分有料鑑賞をすると1回分が無料となる「シックスワンダフリー」サービスを行っていた。Tカードへの移行により2006年に取り止めとなった。
Tポイント・Tカード
2005年11月の多摩センター館開業と同時にTポイントサービスに加盟し、チケット・コンセッション・シネマストアの購入代金に応じてTポイントの積算がされるサービスをスタート。2006年には全館に対象を拡大し、従来のシックスワンダフリーが「Tポイント・シックスワンダフリー」として、Tカードの番号に紐付けする形で回数情報が登録されるようになり、館内でTカードの申込・発行も行われた。2009年6月27日にTポイントと提携解消によりサービスが終了した。
ポイントカード(スタンプ押印式)
Tポイント提携解消に伴い2009年6月より運用されているポイントサービスで、1回鑑賞する毎に日付スタンプを押印し、5個押印されると無料鑑賞券として次回利用することができる。有効期限はカード購入日の半年後の月末までで、参加費として1枚100円必要である。チケット売場で直接購入するか、その付近に設けられたガチャガチャ状の自動販売機に100円玉を投入してポイントカードが納まれた厚紙を引き出す形となる。なお、無記名持参人式のため複数人で使い回して押印させる事は可能だが、複数人同時に鑑賞する場合は人数分の押印をすることは出来ず、1人1枚が必要となる。
2011年9月1日より、ポイントカードの価格改正100円→200円
2012年3月1日より、ポイントカードのスタンプ押印式5回で1回無料→スタンプ押印式6回で1回無料

優待サービス[編集]

イオンカード
イオンクレジットサービスが発行するクレジットカード「イオンカード」では、2004年頃からチケット売場提示で一般料金から大人300円(一部施設では200円)割引される。ときめきポイントクラブの加盟店。
ポケットカード
マイカルカード株式会社(現:ポケットカード株式会社)がワーナー・マイカルと共にマイカルの資本傘下であったため、同社発行の主要カード(マイカルカード→P-oneカード、ポケットカード等)でイオンカード同等の割引サービスが提供されていた。マイカルカードが2001年4月に三洋信販に売却され、2004年にマイカルとの提携が終了した後もこのサービスは続けられたが、2010年8月31日に終了した。この提携終了に伴い、イオン傘下入りした旧マイカルグループ各社とポケットカード間の提携は全て解消された。ただし、ポケットカードの加盟店契約は継続されている。

劇場[編集]

以下に記すのは2013年6月30日まで株式会社ワーナー・マイカルが運営していた、またはそれ以前に撤退した映画館である。各映画館の規模・併設施設等も2013年6月時点、もしくは閉館時点のものを記す。ただし2013年7月以降に閉館した施設についてはその旨も併記する。

イオンシネマに名称統一後の映画館については、イオンエンターテイメントの劇場一覧を参照。

北海道[編集]

劇場名 所在地 併設施設 規模 開館日 備考
江別 北海道江別市 イオン江別店 8スクリーン
1755席
1997年11月1日
小樽 北海道小樽市 ウイングベイ小樽 7スクリーン
1517席
1999年3月11日
北見 北海道北見市 イオン北見店 7スクリーン
1300席
2000年9月23日
釧路 北海道釧路郡釧路町 イオン釧路店 8スクリーン
1707席
2000年11月30日

東北[編集]

劇場名 所在地 併設施設 規模 開館日 備考
弘前 青森県弘前市 弘前さくら野シティ 6スクリーン
1297席
1994年9月23日
福島 福島県福島市 曽根田ショッピングセンター 7スクリーン
1360席
1998年3月1日
米沢 山形県米沢市 イオン米沢店 7スクリーン
948席
1998年12月5日
北上 岩手県北上市 さくら野百貨店北上店 7スクリーン
1303席
2000年3月1日
名取 宮城県名取市 イオンモール名取 10スクリーン
1611席
2007年2月28日
新石巻 宮城県石巻市 イオンモール石巻 8スクリーン
1625席
2007年3月30日

関東[編集]

劇場名 所在地 併設施設 規模 開館日 備考
海老名 神奈川県海老名市 イオン海老名店 7スクリーン
1874席
1993年4月24日
茅ヶ崎 神奈川県茅ヶ崎市 イオン茅ヶ崎店内 6スクリーン
1403席
1995年3月1日
新百合ヶ丘 神奈川県川崎市麻生区 イオン新百合ヶ丘ショッピングセンター 9スクリーン
2125席
1997年8月29日
大井 埼玉県ふじみ野市 イオン大井店 7スクリーン
1526席
1998年10月7日
ユーカリが丘 千葉県佐倉市 ユーカリプラザ 8スクリーン
1494席
1999年3月6日 2018年5月31日に閉館
市川妙典 千葉県市川市 イオン市川妙典店 9スクリーン
2211席
1999年4月1日
みなとみらい 神奈川県横浜市中区 横浜ワールドポーターズ 8スクリーン
1603席
1999年9月10日
板橋 東京都板橋区 イオン板橋ショッピングセンター 12スクリーン
2326席
2000年5月25日
大宮 埼玉県さいたま市北区 イオン大宮店 8スクリーン
1770席
2000年10月21日
つきみ野 神奈川県大和市 イオンつきみ野店 9スクリーン
2053席
2000年11月9日 2018年2月28日に閉館[10]
熊谷 埼玉県熊谷市 イオン熊谷店 8スクリーン
1480席
2000年11月16日
多摩センター 東京都多摩市 丘の上パティオ 8スクリーン
1806席
2005年11月15日
千葉ニュータウン 千葉県印西市 イオンモール千葉ニュータウン 8スクリーン
1868席
2006年4月15日
浦和美園 埼玉県さいたま市緑区 イオンモール浦和美園 11スクリーン
2087席
2006年4月21日
むさし村山 東京都武蔵村山市 イオンモールむさし村山 12スクリーン
2175席
2006年11月14日
港北ニュータウン 神奈川県横浜市都筑区 ノースポート・モール 12スクリーン
2294席
2007年4月21日
守谷 茨城県守谷市 イオンタウン守谷 10スクリーン
2154席
2007年6月28日
羽生 埼玉県羽生市 イオンモール羽生 9スクリーン
1851席
2007年11月2日
日の出 東京都西多摩郡日の出町 イオンモール日の出 9スクリーン
1730席
2007年11月23日
春日部 埼玉県春日部市 イオンモール春日部 10スクリーン
1900席
2013年3月5日

北信越[編集]

劇場名 所在地 併設施設 規模 開館日 備考
県央 新潟県燕市 イオン県央店 7スクリーン
1349席
1997年9月27日
御経塚 石川県野々市市 イオン御経塚ショッピングセンター 8スクリーン
1661席
1998年3月14日 2021年5月31日に閉館
金沢 石川県金沢市 イオン金沢店 8スクリーン
1758席
2000年4月21日
新潟 新潟県新潟市西区 イオン新潟西店 9スクリーン
2160席
2000年10月20日
新潟南 新潟県新潟市江南区 イオンモール新潟南 9スクリーン
1702席
2007年10月26日

中部・近畿[編集]

劇場名 所在地 併設施設 規模 開館日 備考
桑名 三重県桑名市 イオン桑名ショッピングセンター 8スクリーン
1875席
1995年3月24日
明石 兵庫県明石市 イオン明石ショッピングセンター 7スクリーン
1796席
1997年10月23日
豊川 愛知県豊川市 イオン豊川店 7スクリーン
1771席
1998年9月22日
近江八幡 滋賀県近江八幡市 イオン近江八幡ショッピングセンター 8スクリーン
1762席
2000年10月6日
三田ウッディタウン 兵庫県三田市 イオン三田ウッディタウン 7スクリーン
1555席
2000年11月1日
西大和 奈良県北葛城郡河合町 イオン西大和店 7スクリーン
1318席
2000年12月1日 2022年8月21日に閉館
三重県津市 イオン津ショッピングセンター 7スクリーン
1589席
2000年12月15日
茨木 大阪府茨木市 イオン茨木ショッピングセンター 10スクリーン
2100席
2001年1月1日
加古川 兵庫県加古川市 イオン加古川店 8スクリーン
1541席
2001年1月26日
鈴鹿 三重県鈴鹿市 イオンモール鈴鹿 8スクリーン
1670席
2003年7月12日
りんくう泉南 大阪府泉南市 イオンモールりんくう泉南 8スクリーン
1797席
2004年11月12日
大日 大阪府守口市 イオンモール大日 8スクリーン
1679席
2006年9月21日
高の原 京都府木津川市 イオンモール高の原 9スクリーン
1639席
2007年4月26日
各務原 岐阜県各務原市 イオンモール各務原 10スクリーン
1694席
2007年7月28日
草津 滋賀県草津市 イオンモール草津 9スクリーン
1556席
2008年11月26日
大高 愛知県名古屋市緑区 イオンモール大高 10スクリーン
1923席
2010年3月23日

中国・四国[編集]

劇場名 所在地 併設施設 規模 開館日 備考
宇多津 香川県綾歌郡宇多津町 宇多津ビブレ 7スクリーン
1236席
1994年3月20日 2014年3月16日に一旦閉館
2015年10月24日に再開館
広島 広島県広島市南区 広島段原ショッピングセンター 7スクリーン
1311席
1997年10月1日
防府 山口県防府市 イオン防府店 7スクリーン
1678席
1999年3月1日
高松 香川県高松市 イオン高松東店 7スクリーン
1466席
1999年3月16日
綾川 香川県綾歌郡綾川町 イオンモール綾川 9スクリーン
1488席
2008年7月23日

九州[編集]

劇場名 所在地 併設施設 規模 開館日 備考
大野城 福岡県大野城市 イオン大野城ショッピングセンター 8スクリーン
1661席
1998年11月14日
戸畑 福岡県北九州市戸畑区 イオン戸畑ショッピングセンター 8スクリーン
1706席
1999年3月1日
福岡 福岡県糟屋郡粕屋町 イオンモール福岡 9スクリーン
2043席
2004年6月4日
熊本 熊本県上益城郡嘉島町 イオンモール熊本 8スクリーン
1750席
2005年10月10日
筑紫野 福岡県筑紫野市 イオンモール筑紫野 9スクリーン
1509席
2008年12月5日

撤退した劇場[編集]

劇場名 所在地 併設施設 規模 開館日 閉館日 閉館理由
東岸和田 大阪府岸和田市 東岸和田サティ 8スクリーン
1971席
1993年4月29日 2008年2月3日
  • 後継の劇場が無い純粋な閉館としてシネコンが閉館するのは国内初[注 6]
  • 入居していた「東岸和田サティ」は「イオン東岸和田店」に
    店名変更の上で営業を継続していたが、建て替えの為に2020年8月31日をもって閉店。
高岡 富山県高岡市 高岡サティ 6スクリーン
1155席
1993年10月23日 2009年1月12日 入居していた「高岡サティ」自体が同日をもって閉店。
上峰 佐賀県三養基郡上峰町 上峰サティ 7スクリーン
1541席
1996年9月28日 2010年2月28日
  • 県内初のシネマコンプレックスだったが、商圏が競合する範囲内に4サイトが開館し入場者数が低迷したことや設備が老朽化したことなどを理由に閉館[11]
  • 入居していた「上峰サティ」は「イオン上峰店」に店名変更の上で営業を継続していたが、2019年2月28日に閉店[12]
鈴鹿 三重県鈴鹿市 鈴鹿サティ 7スクリーン
1014席
1998年10月23日 2002年8月31日 鈴鹿サティ(現:MEGAドン・キホーテUNY鈴鹿店)の閉店に伴い同時閉館した後、
イオンモール鈴鹿ベルシティ」に移転し、
鈴鹿ベルシティとして2003年7月12日に再オープンした。
石巻 宮城県石巻市 さくら野百貨店石巻店 7スクリーン
1172席
1999年7月10日 2007年1月8日 さくら野百貨店石巻店(現:石巻市役所)閉店に先がけ、
郊外にオープンした「イオン石巻ショッピングセンター」に移転し、
新石巻として2007年3月30日に再オープン。
福岡東 福岡県糟屋郡粕屋町 福岡東サティ 8スクリーン
1786席
2000年12月8日 2004年3月28日

関連劇場[編集]

旧:マイカル松竹シネマズ本牧
(写真はMOVIXになってからのもの)
  • マイカル松竹シネマズ本牧 (神奈川県横浜市中区、マイカル本牧内)<8スクリーン、1,239席、1996年6月29日開館、2004年4月25日閉館>
    • ワーナー・マイカル系列ではなく松竹とマイカルの合弁会社である株式会社マイカル松竹が運営する劇場としてオープンした。しかしながら、ワーナー・マイカルの共通前売券が使用できたり、人事交流があったりするなど、実質的にワーナー・マイカルと同一系列の扱いであった。マイカルの破綻後に整理対象となり、株式会社松竹ニューセレクト運営のMOVIX本牧として2004年4月30日に同一施設にて再オープン。その後、2011年1月16日に閉館した。再オープン以降の変遷については「松竹マルチプレックスシアターズ」の項を参照のこと。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ いわゆるシネマコンプレックスという単語が現在の概念で使われるようになったのは後年になってからであり、定義によってその日本初を称する劇場は複数存在する。詳細はシネマコンプレックスの項を参照のこと。
  2. ^ 2015年1月にイオンの完全子会社となり、正式にイオングループに加入したが、合併後のイオンシネマもダイエー運営の店舗が出店している商業施設に進出した事は一度も無い(2024年現在)。
  3. ^ 現在の浦和ストリームビル(パルコ・公共施設)の核テナントとしてビブレ出店と共に計画されていた。
  4. ^ 現在の川崎ダイスの所在地に計画されていた。
  5. ^ イオンシネマ宇多津は一部の看板が「ワーナー・マイカル・シネマズ」のまま閉館したが、2代目店舗として再開業した際に全ての看板を「イオンシネマ」に更新している。
  6. ^ TOHOシネマズ株式会社が運営していたTOHOシネマズ高槻がジョイプラザ株式会社に譲渡され、ジョイプラザ株式会社が運営していた高槻シネマルート170が閉館した事例など、地元興行会社と出店調整を行ったと思われる閉館はこれ以前にもある。

出典[編集]

  1. ^ a b 会社概要”. 株式会社ワーナー・マイカル. 2013年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月22日閲覧。
  2. ^ a b “2013/7/1(月) 新しいイオンシネマ誕生!”. オリジナルの2013年6月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130618191018/http://www.warnermycal.com/ac.html 2013年6月12日閲覧。 
  3. ^ 新社名及び劇場名のお知らせ (PDF) (株式会社ワーナー・マイカル/イオンシネマズ株式会社 2013年6月11日)
  4. ^ 統合後の新しいイオンシネマ公式サイト
  5. ^ a b 「ワーナー・マイカル・シネマズからのありがとうの 3 日間」6月28日(金)・29日(土)・30日(日)、全国 61 劇場(シネマトピックスオンライン 2013年6月26日)
  6. ^ 劇場名「イオンシネマ」に統一 7月合併で国内最大に(共同通信/47NMEWS 2013年6月11日)
  7. ^ 日本経済新聞マーケット(ニュースリリース) (PDF)
  8. ^ “イオン、ワーナー・マイカル完全子会社化を発表”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2012年12月19日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASDD190G6_Z11C12A2TJ2000/ 2018年3月2日閲覧。 
  9. ^ 財経新聞:イオン、シネマコンプレックス運営大手ワーナー・マイカルの全株式を取得
  10. ^ 17年間ありがとう!「イオンシネマつきみ野」お客さま感謝企画を開催』(PDF)(プレスリリース)イオンエンターテイメント、2018年1月5日https://www.aeoncinema.com/company/press/18/01/0105.pdf2018年3月2日閲覧 
  11. ^ 谷川季実子 (2010年2月25日). “シネコン終幕の春 WMC上峰 28日閉館”. asahi.com. 2010年3月7日閲覧。
  12. ^ イオン上峰店閉店についてのお知らせ』(PDF)(プレスリリース)イオン九州、2018年5月22日https://www.aeon-kyushu.info/files/management_news/1529/pdf.pdf2018年5月28日閲覧 

関連項目[編集]