小樽市
提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| この項目に含まれる文字「樽」は、オペレーティングシステムやブラウザなどの環境により表示が異なります。 「樽」の文字は公式の表記「 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
小樽市(おたるし)は、北海道後志支庁北部に位置する市。石狩湾に面し、古くから港湾都市として発展した。歴史的建造物が数多く、全国有数の観光都市としても人気が高い。札幌市からJR快速列車で30分前後であることから、隣接する札幌市のベッドタウンとしての役割も持つ。
後志支庁管内では唯一の市であり最も多くの人口を抱えるが、支庁は内陸の倶知安町に置かれている。保健所政令市の一つ。最盛期の1960年代には人口は20万人前後だったが、以降人口は減少傾向にある。
目次 |
[編集] 地理
後志支庁北部、日本海側沿岸に位置する港町である。かつては町の中に運河が引き込まれた運河の町でもあり、今もその一部が保存されている。市域の南部は山地で、標高は高くないがところどころで海岸まで険しく迫る。市街が傾斜地まで展開しており、「坂の街」と呼ばれ、坂の代表的なものに船見坂(ふなみざか)や地獄坂がある。沿岸部を函館本線が走る。
- 山岳: 朝里岳(1280.8m)、和宇尻山(856m)、於古発山(708m)、天狗岳(683m)、毛無山(市の南西境、650.4m)、天狗山(市の東部、536.7m)、毛無山(市街の南方、548.4m)、天狗山 (市街の南西方、532.5m)、石倉山(500.9m)
- 河川: 星置川、キライチ川、銭函川、張碓川、朝里川、勝納川、塩谷川、於古発川(妙見川)、入船川(コンクリ河川化)
- 湖沼: オタルナイ湖(朝里ダム)
[編集] 歴史
アイヌ語の「オタ・オル・ナイ」(砂浜の中の川)が地名の由来とされるが、今の小樽の町に該当する川はない。小樽内川(現在の札幌市南区にある小樽内川とは別)は今の星置川の下流で、現在の小樽市域の東端、石狩平野の砂浜の近くを流れていた。河口に松前藩によって置かれたオタルナイ場所はその後、西方に移転して小樽内川から離れたが、オタルナイ場所の呼称は引き続き用いられた。これにより今の小樽の地がオタルナイ(小樽内、尾樽内、穂足内)と呼ばれるようになる。現在の小樽市域にはこの他、於古発(オコバチ)川以西のタカシマ場所、塩谷以西のヲショロ場所も開かれていた。これら三場所は、後にそれぞれ小樽郡、高島郡、忍路郡となっている。また、これら三場所と渡島国や道外の間には北前船の航路も開かれていた。
20世紀半ばまでは石狩地方で産出された石炭の道外への輸送や、ロシアとの交易で栄えた。しかし1960年代以降、石炭需要の低下と北海道内の炭鉱の閉山、ロシア貿易の衰退、近隣の石狩湾新港の整備により港としての機能は衰え、人口も最盛期より35%も減少している。
- 年表
- 1690年 : オタルナイ場所の小樽稲荷神社とタカシマ場所の高島稲荷神社が創祀される。
- 1674年 : オショロ場所に蝦夷大国主神社(忍路神社の前身)が創建される。
- 1780年 : オタルナイ場所の銭函村以北の鎮守として豊足神社の前身である尊伝稲荷神社が創祀されている。
- 1857年 : オタルナイ場所の海雲山龍徳寺が建立される。この他、同時期にタカシマ場所の妙龍寺も開山。
- 1857年~1861年 : 箱館奉行の許可を得た小樽場所請負人恵比須屋半兵衛によって小樽-銭函間道路が開削される。
- 1862年 : オショロ場所に徳源寺が建立される。
- 1865年 : 幕府はオタルナイを村並とする
- 1869年 : 北海道後志国とともに小樽郡、高島郡、忍路郡が置かれる。
- 1880年 : 手宮 - 札幌間に北海道最初の鉄道「幌内鉄道」(のちの手宮線・函館本線)が開通
- 1899年 : 区制施行(現在の区制とは異なり、当時の本州の市制よりも自治権の弱い体制である。)
- 1914年 : 第一期埋立事業(小樽運河)起工
- 1916年 : 人口:102,106名。マラリア患者数:39名。
- 1922年 : 市制施行、小樽市
- 1940年 : 高島町、朝里村を合併する
- 1958年 : 塩谷村を合併
- 1965年 : 開基100年記念式典を行う
- 1975年 : 石狩町(現石狩市)の一部(石狩湾新港西部)を編入
- 2004年 : 市政初の実質的な赤字予算が市議会で可決
[編集] 経済
[編集] 産業
観光業。往時の繁栄をしのばせる近代建築が市街のいたるところで散見され、観光資源となっている。小樽運河は全国的に知名度が高い。映画やテレビドラマの舞台として頻繁に登場することから、中国、韓国、台湾など近隣諸国からの観光客が急増している。
[編集] 立地企業
[編集] 金融機関
小樽市は北洋銀行発祥の地である。
- 小樽信用金庫(本店と9支店)
- 北洋銀行小樽中央支店・小樽駅前支店・奥沢口支店・手宮支店
- 北海道銀行小樽支店・入船支店
- 三井住友銀行小樽出張所(ただし、ATMのみを置く。2002年(平成14年)11月までは小樽支店(旧三井銀行)として営業。)
- 北陸銀行小樽支店
- 北海信用金庫小樽支店・朝里支店・奥沢支店
- 北海道労働金庫小樽支店
※日本銀行小樽支店もおかれていたが、2002年(平成14年)9月をもって閉鎖された。
[編集] 農協・漁協
- 新おたる農業協同組合(JA新おたる)小樽事業所
- 小樽機船漁業協同組合
- 小樽市漁業協同組合
[編集] 郵便
- 小樽郵便局(日本郵便小樽支店併設)
- 朝里郵便局
- 銭函郵便局
- 塩谷郵便局
- 蘭島郵便局
[編集] 公共機関
[編集] 警察
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 地域
[編集] 人口
| 小樽市と全国の年齢別人口分布 | 小樽市の年齢・男女別人口分布 | ||||||||||||||||||
|
■紫色 ― 小樽市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
| 総務省統計局 / 国勢調査(2005年) | |||||||||||||||||||
[編集] 教育
- 大学
- 小樽商科大学
- 北海道薬科大学
- 北海道大学共同利用施設忍路臨海実験所
- 北海道職業能力開発大学校
- 短期大学
- 小樽短期大学(2008年閉校)
- 高等学校
- 専修学校
- 市立小樽病院高等看護学院
- 専門研修施設
- 国立小樽海上技術学校
- 中学校(公立)
- 中学校(私立)
- 小学校
[編集] 市議会
[編集] 概要
定数は28人。
[編集] 構成
| 会派 | 議席数 |
|---|---|
| 自由民主党 | 8 |
| 公明党 | 5 |
| 日本共産党 | 5 |
| 平成会 | 4 |
| 民主党・市民連合 | 4 |
[編集] 北海道議会議員
小樽市単独で1つの選挙区(小樽市選挙区)を有し、定数は3人。任期は、2011年(平成23年)4月29日まで。
(選挙での得票順)
[編集] 国の機関
[編集] 交通
[編集] 鉄道
[編集] 路線バス
[編集] 人力車
[編集] 自転車タクシー
- 自転車タクシー も走っている。
[編集] 道路
[編集] 港湾
[編集] 文化財
[編集] 重要文化財(建造物)
- 旧日本郵船株式会社小樽支店
- 旧手宮鉄道施設6件
[編集] 登録有形文化財
- JR小樽駅本屋
- JR小樽駅プラットホーム
[編集] 選択無形民俗文化財
- 松前神楽 - 道指定無形民俗文化財でもある。松前神楽小樽ブロック保存会
[編集] 史跡
[編集] 道指定
- にしん漁場建築(旧田中家番屋) - 道指定有形文化財
- 木造五百羅漢像 - 道指定有形文化財、宗圓寺蔵
- 地鎮山巨石記念物 - 道指定史跡、ストーンサークル(環状列石)
[編集] 市の文化財
- 日本銀行旧小樽支店
- 木造聖観音立像 - 浅草観音寺蔵
- 向井流水法 - 向井流水法会、日本泳法の一つ
- 高島越後盆踊りの行事 - 高島越後踊り保存会
- 忍路鰊漁撈の行事 - 忍路鰊場の会
- 北海道鉄道開通起点 - 小樽市総合博物館敷地内
[編集] 関連
- 小樽市指定歴史的建造物を参照のこと
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- おたる水族館
- 旭展望台
- 小樽運河
- 煉瓦倉庫街
- 石原裕次郎記念館
- おたる潮まつり
- 小樽クラシックカー博覧会
- 毛無峠
- 朝里ダム
- 手宮洞窟
- 朝里川温泉
- 小樽天狗山スキー場
- スノークルーズ・オーンズ
- 北一硝子
- 寿司
- 日本銀行旧小樽支店金融資料館
- 竜宮閣跡
- 小樽市総合博物館
- 市立小樽文学館
- 小樽美術館
- 小樽高野山日光院(北海道三十三観音霊場7番札所)
- 大網山精周寺(北海道三十三観音霊場8番札所)
- 忍路環状列石
- 地鎮山環状列石
- ウイングベイ小樽
- おたるドリームビーチ
- 小樽雪あかりの路
- 小樽多喜二祭
- 小樽オルゴール堂
[編集] 通信
市外局番はほとんどの区域で0134。
- 小樽市中心部は21〜25、27、29、31〜34、41、42
- 塩谷、オタモイ地区は26、28
- 朝里、新光、桜町、望洋台地区は51、52、54
- 銭函、星野町、桂岡地区は61,62(注)
- 蘭島、忍路地区は64、65
(注)石狩湾工業地域に含まれる銭函4〜5丁目は0133-60-xxxx、0133-62-xxxx、0133-64-xxxxで石狩市と同じ。
[編集] 出身人物
[編集] 政界・官界・経済界
[編集] 学術・文化・芸術
[編集] 芸能・マスコミ
[編集] スポーツ
- 西森享平 - スキージャンプ選手
[編集] ゆかりある人物
[編集] 小樽を舞台とした作品
[編集] 小説
[編集] 随筆
[編集] 映画
- Love Letter(岩井俊二監督)
- はるか、ノスタルジィ(大林宣彦監督)
[編集] テレビドラマ
- 相棒Season2 第16話 「白い罠」
[編集] 漫画
[編集] 歌謡曲
[編集] その他
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
[編集] 外部リンク
|
||||||||||||||||||||||||||||||||