新潟市

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にいがたし
新潟市
Niigata montage 2.jpg
新潟市旗 新潟市章
新潟市旗 新潟市章
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
甲信越地方
都道府県 新潟県
団体コード 15100-9
面積 726.10km²
総人口 808,189
推計人口、2014年8月1日)
人口密度 1,110人/km²
隣接自治体 聖籠町新発田市阿賀野市
五泉市田上町加茂市
三条市燕市長岡市
西蒲原郡弥彦村
(海上を隔てて隣接)
佐渡市
市の木 ヤナギ
市の花 チューリップ
市の歌 新潟市歌
新潟市民歌『砂浜で』
新潟市役所
所在地 951-8550
新潟県新潟市中央区学校町通一番町602番地1
北緯37度54分58.3秒東経139度2分11秒
新潟市役所
外部リンク 新潟市

新潟市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

新潟市行政区画図

特記事項 市章は1908年明治41年)3月4日制定
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新潟市(にいがたし)は、新潟県北東部(下越地方)の都市で、同県の県庁所在地であり、本州日本海側では唯一の政令指定都市である。

目次

概要[編集]

1889年(明治22年)4月1日市制によって設置された市のうちの1つ。市の中心部にあたる信濃川河口部には、古くからが開かれ、幕末日米修好通商条約開港五港の1つとなった。現在でも水陸の交通の要衝である。

2005年広域合併によって人口が81万人を突破し、2007年平成19年)4月1日に、本州日本海側では初めての政令指定都市に移行した。市域には北区東区中央区江南区秋葉区南区西区西蒲区の8行政区が設けられ、市役所をはじめとする市政の中枢機能は中央区に置かれている。

1950年代まで、信濃川左岸の新潟島中心部にはが張り巡らされ、それに沿ってが植えられていた。そのため、「水の都」「柳都(りゅうと)」などの異名を持つ。また、多数の漫画家を輩出していることや、バイパス網が発達していることで知られる。 萬代橋NEXT21朱鷺メッセデンカビッグスワンスタジアムがシンボル的存在となっている。

市名の由来[編集]

市の名前である「新潟」という地名については永正17年(1520年[1]に記録として残っているものの、地名の由来についての記録は残っていないため、由来については諸説ある。

  • 元々信濃川河口部に「新潟」と呼ばれる潟があったという説
  • 信濃川の中州の間に新しい内湾、すなわち新しい潟が形成されたことにちなむ。という説[2]
  • 信濃川河口部の地形の変化により新しくできた島などにできた集落を「新方」(にいかた)と読んでいたのが「新潟」(にいがた)に訛ったという説
  • 元々は新潟島の海岸部にある村だったのが現在の古町のあたりに移転したときに、海岸部の村に対して移転先を「新方」(にいかた)と読んでいたのが(にいがた)と呼ばれるようになり、「方」に「潟」の字を当てて「新潟」(にいがた)となったという説

市章[編集]

新潟市旗

制定[編集]

新潟市の市章は、1908年明治41年)3月4日に制定された。

市章の意味[編集]

同日に告示された「市徽章設定ノ件」には、以下のとおり記されている。

新潟市ハ五港ノ一トシテ最モ多ク世ニ知ラルルニヨリ、其ノ意ヲ表ハスコトトセリ。
即チ
1 錨ハ港ノ意
2 五ハ五港ノ意
3 雪環ハ越後ノ意
以上越後ノ五港ヲ意味シ新潟ヲ表ハスモノナリ。

すなわち、港を表す「」、1858年日米修好通商条約により指定された「五港」の「」、そして越後の象徴「雪環」を組み合わせ、開港五港の一つである新潟市を表している。

市民[編集]

人口[編集]

Demography15100.svg
新潟市と全国の年齢別人口分布(2005年) 新潟市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 新潟市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
新潟市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 631,923人
1975年 681,108人
1980年 730,733人
1985年 759,568人
1990年 776,775人
1995年 796,456人
2000年 808,969人
2005年 813,847人
2010年 812,192人
総務省統計局 国勢調査より

昼夜間人口[編集]

健康[編集]

  • 平均年齢:43.3歳(2000年
  • 男性平均年齢:41.5歳(2000年)
  • 女性平均年齢:44.9歳(2000年)

地理[編集]

新潟の地は越後平野に位置している。信濃川阿賀野川日本海に流れ込む場所で、河川の流域には低湿な平野と数多くの潟湖が、また海岸線に沿って新潟海岸新潟砂丘と呼ばれる砂丘が形成されている。郊外には湿田や潟湖を干拓した広大な水田が広がる一方、現在でも鳥屋野潟佐潟福島潟などの潟湖が残されている。このうち佐潟については1997年(平成9年)に、ラムサール条約登録湿地となっている。

気候[編集]

新潟市
雨温図説明
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 
 
186
 
6
0
 
 
122
 
6
0
 
 
112
 
10
2
 
 
92
 
16
7
 
 
104
 
21
13
 
 
128
 
25
18
 
 
192
 
28
22
 
 
141
 
31
23
 
 
155
 
26
19
 
 
160
 
20
13
 
 
202
 
14
7
 
 
217
 
9
3
気温(°C
総降水量(mm)
出典:気象庁


中央区美咲町の新潟地方気象台(新潟観測所)(新潟市街地)の気候について記す。

冬季に降水量が多くなる日本海側気候であるが、緯度の割に温暖である。 は海岸近くの為日本海からの北西風が強く、一日雪の予報でも時折晴れ間が見える事が多い。このため島嶼部を除く新潟県内で最も雪が少ない地域で、50cm以上の大雪への備えも十分でなく、豪雪県のイメージとは裏腹に交通マヒが起こることもある。近年では2010年2月5日に81cmの積雪を観測しているが、1m以上の積雪は1961年以来、半世紀以上に渡ってない。強風やヒートアイランド現象によって放射冷却現象が弱められるため、冷え込みは東京都郊外と比べても厳しくなく、近年氷点下5度以下を記録することは少ない。 春から夏にかけては同緯度の東北太平洋側と比べると気温が高く、南高北低の気圧配置になった場合南風が越後山脈を超える際に起こるフェーン現象の影響を受け、生暖かい強風が吹き高温になることがある。

郊外では東区松浜町の新潟空港(松浜観測所)、秋葉区小戸下組(新津観測所)、西蒲区巻甲(巻観測所)の計4箇所にアメダスが設置されている。このうち内陸に位置する新津観測所では、2012年8月31日13時22分に36.6度、同年9月14日正午に35.5度と、それぞれ当日の全国最高気温を記録するなど、夏には厳しい猛暑となる一方で、冬の寒さは沿岸部よりも厳しく、氷点下10度を下回ることもあり、1985年に-15.1度、2003年には-12.1度、2012年にも-10.0度以下を観測している。このように、市域内でも沿岸と内陸では気候に大きな違いがある。

新潟地方気象台(1981年-2010年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C (°F) 15.3
(59.5)
21.3
(70.3)
25.1
(77.2)
30.7
(87.3)
32.9
(91.2)
35.0
(95)
38.5
(101.3)
39.1
(102.4)
37.1
(98.8)
33.3
(91.9)
27.2
(81)
23.6
(74.5)
39.1
(102.4)
平均最高気温 °C (°F) 5.5
(41.9)
6.0
(42.8)
9.7
(49.5)
16.0
(60.8)
21.0
(69.8)
24.5
(76.1)
28.2
(82.8)
30.6
(87.1)
26.2
(79.2)
20.3
(68.5)
14.2
(57.6)
8.7
(47.7)
17.6
(63.7)
日平均気温 °C (°F) 2.8
(37)
2.9
(37.2)
5.8
(42.4)
11.5
(52.7)
16.5
(61.7)
20.7
(69.3)
24.5
(76.1)
26.6
(79.9)
22.5
(72.5)
16.4
(61.5)
10.5
(50.9)
5.6
(42.1)
13.9
(57)
平均最低気温 °C (°F) 0.2
(32.4)
0.1
(32.2)
2.3
(36.1)
7.3
(45.1)
12.7
(54.9)
17.6
(63.7)
21.7
(71.1)
23.4
(74.1)
19.2
(66.6)
12.8
(55)
7.0
(44.6)
2.7
(36.9)
10.6
(51.1)
最低気温記録 °C (°F) −11.7
(10.9)
−13.0
(8.6)
−6.4
(20.5)
−2.5
(27.5)
2.0
(35.6)
6.7
(44.1)
11.4
(52.5)
14.5
(58.1)
7.9
(46.2)
3.0
(37.4)
−1.8
(28.8)
−9.5
(14.9)
−13.0
(8.6)
降水量 mm (inch) 186.0
(7.323)
122.4
(4.819)
112.6
(4.433)
91.7
(3.61)
104.1
(4.098)
127.9
(5.035)
192.1
(7.563)
140.6
(5.535)
155.1
(6.106)
160.3
(6.311)
210.8
(8.299)
217.4
(8.559)
1,821
(71.693)
降雪量 cm (inch) 91
(35.8)
73
(28.7)
19
(7.5)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
2
(0.8)
30
(11.8)
217
(85.4)
平均月間日照時間 57.1 75.1 128.4 181.8 200.2 173.1 169.4 214.9 150.7 144.0 89.9 60.5 1,642.5
出典 1: 気象庁(平均値:1981年-2010年、極値:1886年-現在)[3]
出典 2: 気象庁[4]

地域[編集]

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行政区[編集]

新潟市の行政区

新潟市は現在、8区の行政区で構成される。市役所本庁の所在地は中央区。なお、各区にはイメージカラーがある[注 1]

区名 イメージカラー 区名 イメージカラー
北区 ネイチャーグリーン 秋葉区 フローラルグリーン
東区 アクアブルー 南区 ブリーズブルー
中央区 ウォーターフロントブルー 西区 サンセットオレンジ
江南区 スプリンググリーン 西蒲区 ハーベストイエロー
新潟市 8区のイメージカラー コンセプト&カラーガイド(1ページ目) (PDF)
新潟市 8区のイメージカラー コンセプト&カラーガイド(2ページ目) (PDF)
新潟市 8区のイメージカラー ポスター (PDF)

市街地構成[編集]

新潟市の夜景

市域全般においては、前述の干拓・乾田化が開始される前の内陸部は湿地が大半を占めており、可住地が限定されていたこともあって、市内各地の市街地や集落は、海岸や河川、幹線道路や鉄道に沿うように発展した。こうした経緯から現在の市街地は、主に北東から南西にかけて細長く伸びている。しかし干拓・乾田化で内陸部の排水が進捗したことによって、湿田や小規模潟湖の埋め立てが進み、これらも市街地化に充てられるようになったことなどから、市域に占める可住地の範囲は他の地方都市と比較して広くなっている。また新潟市は他都市と比較して人口密度が高い値を示しているが、住宅地が郊外に分散しているため、一箇所への人口集中はそれほど見られない。

郊外農地が多く、海岸沿いの砂丘地帯は畑が多いが、前述の経緯から内陸部は水田が中心となっている(農地構成については農業の細項を参照)。

新潟市内の地域は新潟市都市計画基本方針において都心、地域拠点、生活拠点、近隣拠点、機能別拠点などに分けて指定されている[5]。地域拠点は、中央区と東区を除く行政区に各一ヶ所ずつ指定、生活拠点は各行政区に複数ヶ所指定されている。中央区、東区、西区の地域拠点と生活拠点は、2005年の平成の大合併において編入した市町村の中心地である。

行政区 都心 地域拠点 生活拠点 近隣拠点 機能別拠点
北区 --- 葛塚 松浜 新崎早通 太郎代
東区 --- --- 中地区木戸地区大形地区石山地区 --- 新潟西港周辺、新潟空港周辺
中央区 古町万代新潟駅周辺 --- --- --- 新光町美咲町長潟鐘木
江南区 --- 亀田 江口大淵横越楚川天野曽川花ノ牧酒屋町 --- 新潟市中央卸売市場周辺
秋葉区 --- 新津 荻島中野車場小須戸 --- ---
南区 --- 白根 味方月潟 --- ---
西区 --- 小針寺尾 青山坂井内野大野町 赤塚 小新
西蒲区 --- 曽根旗屋中之口和納 岩室温泉

中心市街地[編集]

新潟市の中心市街地は中央区の信濃川を挟んだ両岸部に所在し、大きく分けて古町万代新潟駅周辺の三つに分けられる。

古町は信濃川左岸側に位置し、1655年(明暦元年)の移転[6]以来の新潟の中心地である。古町通本町通西堀通などは百貨店や総合スーパー、複合商業ビル、商店街、歓楽街などが集まる地区で、現在に至るまで中心市街地に位置付けられている。

万代は信濃川右岸側の、前述の古町・本町と新潟駅万代口のほぼ中間点に位置する地区である。大正末期の大河津分水路通水によって狭まった信濃川の流路跡が埋立地として開発された地区で、1929年(昭和4年)に萬代橋が現在の3代目橋梁に架け替えられたのを端緒に都市開発がはじまり、戦後から本格的に開発が進められた。1970年代前半から新潟交通の路線バスの運行拠点跡の再開発事業の一環で、隣接する八千代とともに商業エリア「万代シテイ」が整備され主に若年層向けの商業地になっている。

新潟駅周辺のうち、北側の万代口周辺は1958年の新潟駅移転後から開発が一気に進み、1964年新潟国体までの間に急速に市街地化した。現在では東大通を中心にオフィスビルが立ち並んでいる。反対側の南口周辺(笹口天神尾米山)は、1970年代から都市開発が本格化した。当初駅舎に出入口は設けられていなかったが、1982年上越新幹線開通に合わせ南口が開設されたのを前後して急速に市街地化が進み、現在は新潟駅の連続立体交差化事業の一環として幹線道路網の再整備が進められている。

柳都大橋上流側歩道から見た、新潟市の中心市街地。右側が古町。左側が万代

公園[編集]

新潟市には、1,500ヶ所以上の公園が存在する[7]

北区
  • 太夫浜運動公園
  • 濁川公園
  • 葛塚東部緑道
  • 阿賀野川ふれあい公園
  • 海辺の森
  • 水の公園福島潟
東区
  • じゅんさい池公園
  • 阿賀野川河川公園
  • 山の下海浜公園
中央区
江南区
  • 亀田公園
  • 北山池公園
  • 大江山公園
  • 舞平公園
  • 阿賀野川床固め公園
  • 亀田排水路公園
  • 亀田農村公園
  • 横越中央公園
秋葉区
南区
  • 白根総合公園
  • 桜遊歩道公園
  • 新飯田公園
  • 大通ふれあい公園
  • 鷲ノ木桜遊園
  • 旧月潟駅舎周辺公園(新潟交通電車線月潟駅と保存車両3両)
西区
  • 佐潟公園
  • 寺尾中央公園
  • 青山水道遊園
  • 的場史跡公園
  • 山田河川敷公園
  • 宮のもり・木場城公園
  • 青山海浜公園
  • みどりと森の運動公園
  • 赤塚公園
西蒲区
  • 上堰潟公園
  • 緑水ふれあい公園
  • 西川ふれあい公園
  • 城山運動公園

歴史[編集]

原始から古代
現在の新潟市域における人々の営みの始まりは、約2万年前の旧石器時代に丘陵と山麓を中心に始まった。古墳時代前期にはヤマト王権の勢力下にあり、647年大化3年)には北方の蝦夷支配の拠点として渟足柵が設置された。
奈良時代が始まる8世紀前半、国―郡―郷を単位とする地方制度が整った。信濃川の河口には蒲原津があり、蒲原津は越後国の国津として人や物資の集まる交通の要所となった。新津丘陵では須恵器や鉄の生産が始まり、信濃川左岸の低地ではサケの漁獲・加工が行われた。また、海岸砂丘地帯では塩が作られた。[8]
中世
戦国時代の1520年永正17年)に「新潟」という地名が記録に出てくるようになる。新潟津は信濃川河口左岸にあり、蒲原津沼垂湊と合せて、当時「三か津」と呼ばれた。新潟津が現れてから蒲原津は衰え、新潟津が信濃川・阿賀野川河口の中心的な湊となった。
1580年天正8年)。阿賀北(阿賀野川以北)の武将、新発田重家が新潟津を占拠し、上杉景勝(上杉謙信の後継者)との抗争が始まったが、1586年(天正14年)、新発田方に味方していた新潟・沼垂の町民たちが上杉方へ寝返り、上杉方は新潟・沼垂を制圧することができた。新潟津を失った新発田氏は翌1587年(天正15年)に滅ぼされ、越後国は上杉景勝によって統一された。[8]
近世
1859年(安政6年)に二代目歌川広重によって描かれた新潟の様子。
1598年慶長3年)、上杉景勝は豊臣秀吉の命令で会津(福島県)への国替えとなり、新潟湊は長岡藩領、沼垂湊は新発田藩領となった。長岡藩は新潟に新潟町代官を設置し新潟町となる。その後、信濃川・阿賀野川河口部の地形が変化し、新潟湊は1655年明暦元年)に信濃川左岸、現在の古町の地に移転した後に1676年(延宝4年)に長岡藩によって新潟町奉行が設置された。同じ時期に越後平野の生産力が増加し。北前船の西回り海運が安定する時期までに移転を終えた新潟湊は、1697年元禄10年)には、日本海側屈指の湊に発展していた。
1768年明和5年)、長岡藩による御用金を原因とする一揆である新潟明和騒動が発生。江戸時代後期、新潟湊では唐物(中国製品)と俵物(北海道製品)の密輸が行われていたことから幕府は密輸を摘発。1843年天保14年)に新潟町を幕府領にした。(新潟上知
1858年安政5年)の日米修好通商条約で、開港5港の一つとして新潟湊は日本海側における開港場となった。しかし、1868年慶応4年)、新政府軍と旧幕府側との間に戊辰戦争が勃発。同年7月の北越戦争で新潟町は戦場になり、戦災で市街地を焼失した状態で明治維新を迎えた。[8]
近代
新潟港は、1869年1月(明治元年11月)に開港。1870年(明治3年)に県庁所在地となり、白山公園の開設や第四銀行の設立、新潟県会の開設など近代化が進められた。また、1870年(明治3年)に長岡藩の支藩の三根山藩は、戊辰戦争で困窮していた長岡藩救援米百俵を贈った。
新潟町は1879年(明治12年)に寄居村を編入して新潟区となり、1889年(明治22年)には新潟区と関屋村が合併して市制施行し、新潟市となる。当時の市域は「新潟島」に相当する。明治30年代に新津油田の機械掘削が本格化。大正期に新津町は「石油の町」として栄えて国内最大の油田となり、新潟市・沼垂町では石油産業が発達した。
1931年(昭和6年)に上越線が全通。翌1932年(昭和7年)には、中国東北部に「満州国」が建国される。新潟港は東京から鉄道で最も近い日本海側の港となり、政府は政府命令航路である新潟発着の日満航路を開設。新潟港は対岸進出の拠点港になった。
1941年12月の真珠湾攻撃によって開戦した太平洋戦争の戦局が悪化し、1945年(昭和20年)8月。原子爆弾が投下されるおそれが高いとして市民に緊急疎開が布告され、市街地は無人に近い状態で終戦を迎えた。[8]
現代
2001年当時の新潟市(青)と、2005年編入の周辺13市町村(緑)
太平洋戦争が終結した10年後の1955年(昭和30年)、新潟大火が発生。1964年(昭和39年)6月、マグニチュード7.5の新潟地震が発生した。また、天然ガス採取によって新潟島をはじめとする中心部の地盤が沈下し、阿賀野川流域では有機水銀中毒(新潟水俣病)が発生。1985年(昭和60年)までに690人が患者と認定された。
高度経済成長期は災害からの復興、公害の対策に追われていたが、1963年(昭和38年)に国土開発の一つとし新潟東港の建設が着工。1969年(昭和44年)に開港し、日本海側の貿易中枢港となった。
1973年(昭和48年)に新潟空港にハバロフスク線が開設し、北東アジアを中心に国際線が増加。1982年(昭和57年)に上越新幹線が開通。また、1997年(平成9年)までに関越自動車道北陸自動車道磐越自動車道が全線開通し、高速交通網の日本海側の結節点となった。[8]

行政区域の変遷・市町村合併[編集]

新潟市は1889年の市制施行以後、1914年 (大正3年)に信濃川右岸の沼垂町との合併をきっかけに周辺地域と編入合併していったが、高度経済成長期以後は合併がなかった。21世紀に入ってすぐ黒埼町を編入。その後、周辺13市町村を編入して2007年4月1日に政令指定都市に移行、行政区が設置された。

市政[編集]

市長[編集]

氏名 年齢 就任 前職
Replace this image JA.svg 篠田昭
しのだ あきら
66 2002年11月18日 3 新潟日報社
論説委員兼編集委員

現在の新潟市長は篠田昭である。2002年の就任後、周辺市町村との合併問題に取り組み、2005年新潟市周辺13市町村と合併。2期目となる2007年には政令指定都市へ移行した。

2010年の市長選挙で再選後、3期目には新潟中国総領事館の万代小学校跡地移転問題が発生する中、2011年泉田裕彦新潟知事との共同会見で新潟州構想を発表。2013年には国家戦略特区の構想として「ニューフードバレー特区」、「環日本海ゲートウェイ特区」、「簇業(そうぎょう)特区」の案を安倍内閣に提出。2014年3月28日福岡市・新潟市・兵庫県養父市沖縄県関西圏東京圏が国家戦略特区に決定された。

議会[編集]

新潟市の議会は、新潟市議会によって運営される。議長と副議長。議会内の会派は以下の通り。

  • 議長:志田常佳(新市民クラブ)
  • 副議長:青木千代子(公明党新潟市議団)
会派名 議席数
新市民クラブ 9
新潟クラブ 10
日本共産党新潟市議会議員団 7
市民クラブ 6
民主にいがた 6
市民連合 5
公明党新潟市議団 4
新風クラブ 4
会派に属さない議員 4
欠員 1
56

行政機関[編集]

市営企業[編集]

市庁舎の変遷[編集]

1881年(明治14年)から1989年(平成元年)までにかけての108年の間、市役所本庁舎は中央区西堀通六番町に所在していた。

同区学校町通一番町に所在する現在の市役所本庁舎本館は、市制100周年記念事業の一環として1989年に旧新潟県庁舎本庁舎跡地に竣工したもので、旧県庁舎の分館2棟は改修した上で、引き続き市役所本庁舎の分館として使用されている。2006年(平成18年)には市役所から至近の白山浦一丁目に所在する旧国土交通省北陸地方整備局庁舎跡を取得して改修し、同年12月から白山浦庁舎として使用している。

なおその後、西堀通の旧市役所立地には1993年(平成5年)にNEXT21が完成した。また2004年(平成16年)に開館した新潟市歴史博物館(みなとぴあ)の本館は、二代目市庁舎をモデルに建設されたものである。

政策[編集]

新潟州構想[編集]

2011年(平成23年)1月25日泉田裕彦新潟知事と篠田昭新潟市長による共同会見で、東京都に倣い、現新潟市を特別区に移行し、他市町村間も更に合併を進め人口規模30万クラスの基礎自治体とする州制移行構想が発表された。また、各特別区、基礎自治体の権限は現行の東京都の23の各特別区が持つ以上のレベルを想定している。

特別区域[編集]

構造改革特別区域[9]
  • 新潟市国際創業特区
国家戦略特別区域
  • 大規模農業の改革拠点

財政[編集]

新潟市の財政状況は、2012年度(平成24年度)の決算によれば、歳入は3,576億円、歳出は3,532億円となっている[10]。歳入決算の主な項目の構成比は、地方税33%、地方債17.2%、国庫支出金12.9%、地方交付税12.7%、諸収入8.6%、都道府県支出金3.4%などとなっている。また、歳出決算の主な構成比は、義務的経費が計43.9%(扶助費18.2%、人件費15%、公債費10.7%)、その他経費が計38%(物件費12%、補助費9.7%など)、投資的経費が計18.1%(普通建設事業費18%、災害復旧事業費0.1%)である[10]地方公共団体の財政の健全化に関する法律(財政健全化法)に定める指標のうち、実質公債費比率は11.3%、将来負担比率は113.5%であり、それぞれ早期健全化基準等を下回っている[10]財政力指数は0.70で、政令指定都市20市中17番目の値となっている[11]

姉妹都市・友好都市[編集]

日本国内[編集]

新潟市は2013年11月現在、国内には姉妹友好都市として交流している都市は存在しないものの、県内外の多くの都市と災害時の事務協力や観光誘客などに関する連携協定を締結している。

政策連携協定
上記20市町とは災害時の相互応援協定も締結されている。
防災連携協定
  • 新潟県内
    • 災害時における近隣市町村相互応援協定(新潟市、長岡市、三条市、新発田市、加茂市、燕市、五泉市、阿賀野市、佐渡市、聖籠町、弥彦村、田上町)
    1995年(平成7年)4月1日締結
    • 県央広域市町村における災害時の相互応援に関する協定(新潟市、三条市、燕市、加茂市、長岡市、田上町、弥彦村)
    1996年(平成8年)2月29日、旧岩室村が締結
  • 新潟県外
    • 災害時における相互応援協定(川崎市
    1969年(昭和44年)7月29日締結
    2006年(平成18年)4月1日締結
    • 横浜市と新潟市の危機発生時における相互応援に関する協定(横浜市
    2008年(平成20年)2月4日締結
    • 石油基地自治体協議会加盟団体災害時相互応援協定(石油基地が立地する全国56市町)
    2011年(平成23年)7月12日締結
    • 21大都市災害時応援に関する協定(東京都と全20政令指定都市)
    2012年(平成24年)10月1日締結
    東京都および20政令市の間では、この協定を補完する民生主管部局と衛生主管部局の災害時相互応援協定を2013年(平成25年)3月に相次いで締結している。
観光連携協定

新潟市は1858年安政5年)の日米修好通商条約により日本最初の開港地となった、いわゆる「開港五港」のひとつである新潟港を擁するが、1993年平成5年)から、この開港5都市にあたる函館市、横浜市、神戸市、長崎市の行政関係者や市民団体が集い、まちづくり活動等に関して意見交換や交流を行うことを目的に「開港5都市景観まちづくり会議」を開催している。この会議は5都市が持ち回り制で各々5年おきに主催しており、新潟市は1997年(平成9年)、2002年(平成14年)、2007年(平成19年)、2012年(平成24年)に開催地となっている。

また横浜市とは2006年(平成18年)、2008年(平成20年)夏の第34回主要国首脳会議(サミット)の開催誘致を共同で行っている。両市は「開港都市サミット」として横浜で首脳会合、新潟で閣僚会合を開催するとしていたが、結局開催地は北海道となり(北海道洞爺湖サミット)、新潟では労働大臣会合が、横浜ではアフリカ開発会議がそれぞれ開催された。

編入市域における国内友好都市

2005年の編入市域に含まれる4町村が、国内各地の市町村と姉妹都市を締結していたが、編入合併以降は市の交流促進事業の一環に組み込まれ、各地区ごとの交流事業として継承されている。

同村と当時の横越村は、1961年(昭和36年)2月に開かれた青年学級交歓会をきっかけに交流を開始し、その後交流を深め1981年に姉妹村として正式調印した。町制施行後の横越町、編入合併・政令市移行後の江南区横越地区となった今日においても、交流事業は引き続き行われている。
同町と当時の月潟村は、同じ「つきがた」という自治体名の縁から1990年(平成2年)より相互交流を開始し、1992年に友好姉妹町村を締結。編入合併後も、児童交流をはじめとする交流事業が引き続き実施されている。
当時の味方村は「白根大凧合戦」、様似町は「北海道大凧まつり」と、共に凧の祭りが行われているという縁から1991年(平成3年)から交流を開始し、1995年に姉妹都市を締結。編入合併後も交流事業が継続されている。
両町の町名を合わせた「鶴亀」に因んで交流を開始し、2001年に「鶴亀友好都市」を宣言した。のちに両町とも合併したため自治体名は消滅したが、交流事業は継続されている。

海外[編集]

海外の姉妹都市等は下記の通り。

姉妹都市
2005年3月21日、新潟市への編入合併と同時に姉妹関係が継承され、同年8月30日に調印式が行われた。
1999年6月4日に交流協定都市を締結し、2009年に姉妹都市を締結した。
友好都市
交流協定都市
友好交流のある都市
英国大使館の仲介で1963年に交流を開始し、同年に両市で児童画交換展が開催されたのをはじめ、同年から20年にわたってハル側からバラの苗木が市民に贈呈された他、1990年からは使節団の相互訪問などの交流事業が続けられている。なお、協定の締結等は行われていない。

上記のように、環日本海地域との繋がりが深く、市内の案内板では英語中国語の他に朝鮮語ロシア語表記の物が目立つ。また、環日本海地域であることのほかに港町であることや、サッカー・FIFAワールドカップの開催などの共通点がある。

県政[編集]

新潟県議会[編集]

  • 新潟市選挙区(定数15)
    • 議員名及び所属党会派は2012年12月31日現在
新潟県議会における会派
会派名 議席数
自由民主党 7
民主党新潟県議団 4
社会民主県民連合 0
公明党 1
日本共産党 0
無所属 3
欠員 0
15
新潟市選挙区選出議員
選挙区 選出議員 政党
選挙区 定数
北区選挙区 2 青柳正司 自由民主党
石塚健 無所属
東区選挙区 2 渡辺惇夫 自由民主党
市川政広 民主党
中央区選挙区 3 小島隆 自由民主党
志田邦男 公明党
上杉知之 民主党
江南区選挙区 1 佐藤純 自由民主党
秋葉区選挙区 2 小林一大 自由民主党
内山五郎 民主党
南区選挙区 1 笠原義宗 自由民主党
西区選挙区 3 高橋直揮 自由民主党
大渕健 民主党
青木太一郎 無所属
西蒲区選挙区 1 米山昇 無所属


国政[編集]

衆議院小選挙区

衆議院[編集]

小選挙区 選出議員 政党 比例代表
選挙区 区域 選出議員 政党
新潟県第1区 中央区、東区、西区(四ツ郷屋を除く)、江南区及び北区の一部 石崎徹 自由民主党
新潟県第2区 西蒲区、南区(味方・月潟)、西区(四ツ郷屋) 細田健一 自由民主党 鷲尾英一郎 民主党
新潟県第3区 北区(豊栄) 斎藤洋明 自由民主党
新潟県第4区 秋葉区、南区(白根)、江南区(亀田・横越)、北区(十二前) 金子恵美 自由民主党 菊田真紀子 民主党

司法機関[編集]

行政機関[編集]

※一部の行政機関に関しては、新潟美咲合同庁舎も参照。

公共機関[編集]

認可法人[編集]

独立行政法人[編集]

国際機関[編集]

総領事館
名誉領事館

経済[編集]

市内総生産額[13]
項目 実数
(億円)
構成比
(%)
対前年度
増加率
(%)
市内総生産額
29,682 - △1.7
産業分類別生産額
30,755 - △1.7
第一次産業 420 1.4 △8.2
第二次産業 5,358 17.4 △2.3
第三次産業 24,978 81.2 △1.5

新潟市の市内総生産は、29,682億円(平成18年度)である。市域内は水田などの耕作地が多くあるが、それら第一次産業の割合は1%程度と全体を占める割合は低く、第三次産業が全体の約8割を占め、次に第二次産業が約2割を占める。

新潟市に本社を置く主な企業[編集]

全国展開を行っている企業のみを記載。特に記載がない企業は中央区に本社が所在する。

マスメディア[編集]

新聞

テレビ局

新潟総合テレビ本社

ケーブルテレビ局

ラジオ局

一部地域ではFM長野(美ヶ原局79.7MHz/出力1KW、飯山野沢局81.8MHz/出力30W)、ふくしまFM(会津若松局82.8MHz/出力250W)、秋田放送(秋田936kHz)、北日本放送(富山738kHz)が受信できる。また北海道放送(札幌局1287kHz)、STVラジオ(札幌局1440kHz)、東北放送(仙台1260kHz)やTBSラジオ(954kHz)、ニッポン放送(1242kHz)、ラジオ日本(1422kHz)も微弱ながら日中受信できる。天候によっては北海道放送(函館局900kHz)、東海ラジオ放送(名古屋局1332kHz)、KBS京都(1143kHz)、毎日放送(1179kHz)も受信できることもある。

治安[編集]

警察[編集]

新潟中央警察署
新潟中央警察署
新潟東警察署
新潟東警察署

市内には、以下の通り新潟県警察の警察署が8署ある。また、県警本部内に設置されている新潟市警察部が、市内8署の指揮監督や新潟市との連絡・調整を行っている。

このうち、東区のみ警察署が設置されていないが、2016年度末までに東区内に警察署が新設する予定。さらに、新潟東署と新潟中央署を統合して中央区全域を管轄する警察署を設置するほか、行政区と警察署の管轄区域を一致させた各区1署体制とすることを検討中である[14][15]

交番・駐在所については各行政区の記事を参照。

警察署名称 所在地 管轄区域
新潟中央警察署 中央区寄居町 中央区(新潟島)
新潟東警察署 中央区上所 中央区(新潟島及び山潟地区を除く)、東区(石山地区を除く)
新潟西警察署 西区小新 西区
江南警察署 江南区鵜ノ子 江南区、中央区(山潟地区)、東区(石山地区)
新潟北警察署 北区木崎 北区、北蒲原郡聖籠町の一部
秋葉警察署 秋葉区新津 秋葉区
新潟南警察署 南区能登 南区
西蒲警察署 西蒲区赤鏥 西蒲区、西蒲原郡弥彦村

事件・事故[編集]

防災[編集]

消防[編集]

消防署[編集]

新潟市消防局

市内における消防活動は新潟市消防局によって行われており、消防署が各行政区ごとに1署ずつの計8署設置されている。

各消防署については、以下の通り。出張所については新潟市消防局#消防署を参照。

行政区 消防署 所在地
北区 北消防署 北区葛塚
東区 東消防署 東区山木戸
中央区 中央消防署 中央区東大畑通
江南区 江南消防署 江南区船戸山
秋葉区 秋葉消防署 秋葉区程島
南区 南消防署 南区親和町
西区 西消防署 西区槇尾
西蒲区 西蒲消防署 西蒲区前田

消防団[編集]

除雪[編集]

治水[編集]

社会基盤[編集]

市内のインフラストラクチャーライフラインの整備状況について記載。

通信[編集]

郵便[編集]

市内には、日本郵便が集配業務を行う郵便局が11局ある。市内にある集配局は以下の通り。

集配郵便局
ゆうゆう窓口・集荷担当局)
郵便番号 管轄区域
豊栄郵便局 950-33xx 北区(豊栄地区)
松浜郵便局
(新潟中央)
950-31xx 北区(北地区)
新潟中央郵便局 950-00xx、950-01xx
950-08xx、950-09xx
東区の全域、中央区の一部、江南区(亀田地区、大江山地区)
新潟中郵便局 951-80xx、951-81xx 中央区の一部(新潟島)、西区(関屋、関屋堀割町)
横越郵便局
(新潟中央)
950-02xx、950-03xx 江南区(横越地区、両川地区)
新津郵便局 956-00xx、956-01xx、956-08xx 秋葉区の全域
白根郵便局 950-12xx、950-13xx、950-14xx 南区全域、西蒲区(中之口地区)
新潟西郵便局 950-20xx、950-21xx、950-22xx 西区の一部
大野町郵便局
(新潟西)
950-11xx 西区(黒埼地区)、江南区・中央区(いずれも曽野木地区)
巻郵便局
953-00xx、953-01xx 西蒲区(巻地区、岩室地区)
西川郵便局
(燕)
959-04xx、959-05xx 西蒲区(西川地区、潟東地区)

電話[編集]

固定電話の市外局番[編集]

新潟市内の固定電話には、3つの単位料金区域(MA)が混在し、025・0250・0256の3つの市外局番が存在する。各MAは周辺市町村の全域または一部を含み、MA内の市町村とは市内通話で利用できる。

3つのMAの範囲は以下の通り。[16]

  • 「新潟MA」 025 -2DE、-3DE
    • 北区、東区、中央区、江南区、南区、西区、秋葉区(覚路津)、西蒲区(中之口地区、巻大原、五之上)、聖籠町の一部
  • 「新津MA」  0250 -2E、-3E、-4E、-5E、-6E
    • 秋葉区(覚路津を除く)、江南区(阿賀野[収容局・京ヶ瀬])、北区(十二前の一部[収容局・京ヶ瀬])、五泉市のほぼ全域、阿賀野市の全域
  • 「巻MA」 0256 -7E、-8E、-9E
    • 西蒲区(中之口地区、巻大原、五之上を除く)、西区(木場の一部)、弥彦村の全域、燕市の一部、長岡市の一部

新潟MAは、1986年昭和61年)11月1日に新潟県内で最初に市外局番を3桁化した。電話番号の逼迫対策及びMA内を市外局番をつけずに通話可能とするため、0252-DE・0253-DE・02537-E・02538-E・025385-の地域を「025-CDE」に統一した。また、新津MAは1985年(昭和60年)3月27日、巻MAは1984年(昭和59年)12月12日に市外局番を統一した。

新潟県内には市外局番「025」を使用している地域が複数あるが、このうち市内局番200・300番台が新潟MAに割り当てられている。 また、3桁化当時、市外からの天気予報番号であった「025-177」を「025新潟MA」に設定するために市内局番100番台も新潟MAに割り当てられた。 しかし後から、県内で新潟MA以外の「025区域」が発生したため「025-177」では新潟MAとしての識別ができなくなり、市外からの天気予報番号はかつての「0252-177」に戻された。 この経緯から(新潟MAの「100番台」は現在もNTTの方形区画を表記する 単位料金区域別市外局番等一覧表・東日本一覧表において新潟MAの番号帯として割り当てられているが)、 2011年現在「025-177」をダイヤルすると 「下越・新潟地方 0252-177」「魚沼・南魚沼・十日町地方 0257-177」「上越・糸魚川地方 0255-177」の各番号が通話料無料で音声案内される。

なお、加入電話における各MA間の通話料金距離区分は、新潟MAと新津MA・巻MA間は「隣接区域」(昼間・90秒ごとに税別10円)、新津MAと巻MA間は「20km超30kmまで」(平日昼間・60秒ごとに税別10円)の区分となっている。

市外局番の統一化[編集]

合併、政令指定都市移行が完了したが、市域の市外局番が3つに別れて市外通話となるのは不便なため、市外局番の早期統一化を求める市民の声が「市長への手紙」などへ寄せられることがある。 市としては、市民からの議論が高まった段階で、事業主体であるNTT・総務省に要望していく旨を、新潟市HP内「市長への手紙」で述べている[17]

2008年10月開催の秋葉区及び西蒲区自治協議会[18][19]において、「電話市外局番の統一に関するアンケート」を実施する旨の報告がなされ、12月に新潟市企画調整課により「電話市外局番に関するアンケート」が実施された。アンケートの対象エリアは秋葉区[20]と西蒲区[21]のみ。これは市外局番の変更による影響を最も大きく受けるであろう、その区域の大半が「0250新津MA」に属す秋葉区、及び「0256巻MA」に属す西蒲区の住民の意見が重要であると市側が判断したため。それぞれ区において、一般家庭1000件、事業所1000件を無作為に選び、両区の合計で4000件分のアンケート調査を実施した。(尚、アンケートに添付された資料には『アナログ回線』=プッシュ回線・ダイヤル回線利用者に対する基本料金・通話料金の変更点のみが記載されていた。基本料金に変更が生じない『ISDN回線』利用者、及び、基本料金・通話料金ともに変更がなく家庭用・事業所用の料金形態も同一である『ひかり電話回線』利用者に対する説明は記載されていなかった。)調査の結果[22][23]、「事業所側において市外局番を統一することに反対」が過半数を超えたため、市としては当面現行の通りとすることが適当と判断した。内訳としては両区とも一般家庭では賛成が過半数を超えたが、事業所では両区とも反対が過半数を超えた。尚、アンケート実施前の新潟日報のインタビュー記事において市は「賛成が過半数を超えたら統一し、過半数に満たなければ統一しないと言うことではない。全体を見てから総合的に判断する。」とし、『過半数』にはこだわらないと述べていた。だが、最終的には『過半数以上が反対』と言うことを判断根拠として市外局番の統一を見送った。

統一化における課題[編集]
  • 0250 - 新津MAに関して

新津MAには五泉市阿賀野市が含まれているが、秋葉区を新潟MAに変更すると「秋葉区」と「五泉市、阿賀野市両市」間との通話は市外通話扱いとなる。さらに、旧新津市にある通話料金の距離基点となる基地局を五泉市または阿賀野市に移動する必要も生じ料金体系が変更される。 また、市外局番の頭から4番目の数字が「0」である新津MA区域は、従来の桁ずらしによる3桁市内局番方式による統一が不可能であり、市内局番の変更が必要となる。千葉県我孫子市柏市(柏MA)などで「04」を採用しているのにならい「02」とする方法も考えられるが論議はなされていない。

  • 0256 - 巻MAに関して

巻MAは、弥彦村燕市の一部(旧吉田町、旧分水町 (燕市は全域が市外局番0256であるが、三条MA(旧燕市)と巻MAに分かれている) )、長岡市の一部(旧寺泊町及び旧中之島町の各一部)が含まれている。こちらは、燕市や長岡市のMA統一と歩調を合わせた調整も考えられる[24]

インターネット[編集]

公営住宅[編集]

県営住宅[編集]

市営住宅[編集]

電力[編集]

市域内を含めた新潟県内全域の電力は、東北電力によって供給されている。

市域内における営業所管轄は、以下のとおり。[25]

営業所 所在地 市域内における管轄区域
新潟営業所 中央区上大川前通五番町 東区、中央区、江南区(新津・新発田営業所管轄以外)、西区、西蒲区(北陸自動車道の西側)
新津営業所 秋葉区新津本町四丁目 江南区(横越地区(一部を除く)、大江山地区の一部)、秋葉区、南区、西蒲区(北陸自動車道の東側)
新発田営業所 新発田市新栄町三丁目 北区、江南区(横越地区(阿賀野川右岸))
市域及び周辺の主な発電所
発電所 事業者 所在地 総出力
東新潟火力発電所 東北電力 聖籠町東港一丁目 481万kw
新潟火力発電所 東北電力 東区桃山町二丁目 39.3万kW
新潟雪国型メガソーラー発電所 昭和シェル石油 東区平和町 1000kw
(全発電量を東北電力へ売却)

都市ガス[編集]

市域内の都市ガスは、以下の事業者によって供給される。公営ガス事業を実施している地域は無く、いずれも民営である。

事業者 本社所在地 市域内における供給区域
北陸ガス 中央区東大通一丁目 北区、東区、中央区、江南区(横越地区を除く)、西区
越後天然ガス 秋葉区新津 江南区(横越地区)、秋葉区
白根ガス 燕市水道町四丁目 南区(月潟地区を除く)
蒲原ガス 西蒲区巻甲 南区(月潟地区)、西蒲区

秋葉区小須戸地区、南区白根・味方地区、西区黒埼地区、西蒲区西川地区では新潟市への編入合併前、公営ガス事業による供給が行われていた。旧黒埼町ガス水道局のガス事業は新潟市水道局での事業を経て2003年4月に北陸ガスへ譲渡した。また、旧小須戸町、旧白根市ガス水道局(旧味方村も事業区域)、旧西川町の公営ガス事業は、合併前年の2004年4月にそれぞれ越後天然ガス、白根ガス(石油資源開発へ譲渡後、同社の子会社として設立)、蒲原ガスへ譲渡した。

水道[編集]

上水道[編集]

市域内の上水道は一部を除き、新潟市水道局が配水を行っている。

浄水場 所在地 市域の主な配水区域
東港浄水場
(新潟東港地域水道用水供給企業団)[注 2]
北区笹山 北区のほぼ全域
※東港周辺地域(太郎代を含む)の配水業務は明和工業新潟東港水道事業部が運営
大室浄水場
(阿賀野市上下水道局)
阿賀野市大室 北区(十二前)、江南区(阿賀野)
※阿賀野市から送水し、域内の配水業務は新潟市水道局が運営
阿賀野川浄水場 江南区横越上町一丁目 北区の一部、東区全域、中央区の一部、江南区(亀田地区、横越地区、大江山地区)
信濃川浄水場 江南区祖父興野 中央区の一部、西区の一部、江南区(曽野木地区、両川地区)
満願寺浄水場 秋葉区満願寺 秋葉区全域
戸頭浄水場 南区戸頭 南区全域
青山浄水場 西区青山水道 中央区の一部(新潟島)、西区の一部
中之口・潟東浄水場 西蒲区高野宮 西蒲区(潟東地区、中之口地区)
西川浄水場 西蒲区槇島 西蒲区(西川地区)
巻浄水場 西蒲区鷲ノ木 西区(四ツ郷屋)、西蒲区(巻地区、岩室地区)

上記に特記した以外の地域の配水業務は全て、新潟市水道局が運営を行っている。

下水道[編集]

新潟市の汚水処理人口普及率は83.7%(2012年(平成24年)度末現在)である。普及率は都市部等の下水道設備や農村部等の集落排水施設が整備された区域の人口と、合併処理浄化槽の利用者数に基づくもので、新潟県内の全30市町村では22番目と下位に位置する[26]。このうち、全人口に対する下水道処理区域内の人口の割合を示す下水道処理人口普及率は80.9%(同年度末現在)である。

新潟市の下水道事業は1952年(昭和27年)1月、のちに新潟島となる地域の東部(船見処理区)から整備が着手された。1958年(昭和33年)からは地盤沈下対策の一環として整備区域が拡大され、船見下水処理場は1964年(昭和39年)5月から処理を開始したが、同年6月16日新潟地震で壊滅的な被害を受け、船見処理区の復旧作業は1967年(昭和42年)春にまで及んだ。

新潟市ではこの新潟地震に加え、軟弱地盤という元々の立地条件から整備費が増大し、他都市と比較して下水道網の整備が大きく立ち遅れた。市域内の下水道処理区は1970年代後半まで船見処理区しかなく、1979年(昭和54年)の新潟市の下水道処理人口普及率は14.8%と、当時の全国平均28.0%を大きく下回り、鳥屋野潟の水質汚濁が深刻化するなどの問題を引き起こした。

新潟市の旧市域とのちの編入市域では1980年(昭和55年)以降、下水処理場の新規整備が進んだ。また新潟市では1991年(平成3年)、下水道処理人口普及率の年間3%増加を目指した「第7次下水道整備5か年計画」を策定し、急ピッチで下水道整備を進めた結果、13市町村の編入合併前の2003年(平成15年)の下水道処理人口普及率は72.7%と、当時の全国平均66.7%を上回った[27]

しかし編入市域の一部には下水道の整備が進捗していない地域が残存している。特に南区と西蒲区の普及率は30%前後にとどまり、全国平均を大幅に下回っている。両区域は農地が多くを占めるなど、下水道網の整備が困難な地域が点在することから、市では集落排水施設や合併処理浄化槽の導入なども併せて検討し、市内全域の汚水処理化を目指している。

新潟市8行政区の下水道処理人口普及率(2012年度末)
行政区 行政人口(人) 下水道処理人口(人) 普及率(%)
新潟市全域 805,767 651,827 80.9
北区 77,515 53,705 69.3
東区 139,263 137,646 98.8
中央区 175,734 172,684 98.3
江南区 69,726 56,915 81.6
秋葉区 78,427 73,729 94.0
南区 46,873 15,327 32.7
西区 157,347 124,535 79.2
西蒲区 60,882 17,286 28.4
新潟県全体の
下水道処理人口普及率
    70.3
全国平均の
下水道処理人口普及率

(2011年度末)
    75.8
下水処理場および処理区
施設名 所在地 市域の下水道処理区
島見浄化センター 北区島見町 北区(北地区のうち南浜地域の一部)
新井郷川浄化センター
(新潟県下水道公社)[注 3]
北区名目所一丁目 北区(島見処理区を除く全域)
新潟浄化センター
(新潟県下水道公社)
東区下山三丁目 東区、中央区(東地区の一部)、江南区(亀田地区、横越地区、大江山地区)
船見下水処理場 中央区船見町一丁目 中央区(新潟島東部)
中部下水処理場 中央区太右ェ門新田 中央区(新潟・船見両処理区を除く全域)、江南区(曽野木地区、両川地区)
西区(坂井輪地区、西地区の一部)
新津浄化センター
(新潟県下水道公社)
秋葉区古田ノ内大野開 秋葉区
白根中央浄化センター 南区根岸 南区(白根地区)
西川浄化センター
(新潟県下水道公社)
西区笠木 西区(中部処理区を除く全域)、南区(味方地区、月潟地区)、西蒲区

中部下水処理場では2013年(平成25年)1月28日から、処理過程で発生するメタンガスが主成分の「汚泥消化ガス」を燃料にした発電システムを稼働している。新潟県内の下水道事業として初の発電施設で、出力560kw、年間総発電量約440万kwh(一般家庭約1400世帯分)を有し、同処理場の消費電力の約4割を賄うことができる[28]

清掃[編集]

新潟市が所管する廃棄物処理施設は下記の通り。

ごみ処理施設[編集]

廃棄物中間処理施設

廃棄物の焼却や選別、破砕などの中間処理を行う施設として、下記7施設が設けられている。

施設名 所在地 燃やすごみ(普通ごみ)の収集区域
豊栄環境センター
(豊栄郷清掃施設処理組合)[注 4]
北区浦ノ入 北区(豊栄地区)
資源再生センター
(エコープラザ)
東区下木戸三丁目 (粗大ごみの集積・選別、資源ごみの破砕・選別のみ)
亀田清掃センター 江南区亀田 北区(北地区)、東区、中央区、江南区
新津クリーンセンター 秋葉区小口 秋葉区(新津地区)
白根グリーンタワー 南区臼井 秋葉区(小須戸地区)、南区、西蒲区(中之口地区)
(廃棄物の集積・破砕・選別のみ。焼却業務は新田清掃センター他で実施)
新田清掃センター 西区笠木 西区(四ツ郷屋を除く)
鎧潟クリーンセンター 西蒲区鎧潟 西区(四ツ郷屋)、西蒲区(中之口地区を除く)

廃棄物の焼却は資源再生センターと白根グリーンタワーを除く5施設で行われる。

埋立処分地

焼却灰等の最終埋立処分は下記5施設で行われている。

施設名 所在地
一般廃棄物最終処分場 江楓園
(豊栄郷清掃施設処理組合)
北区前新田
太夫浜埋立処分地(第三期) 北区島見町
亀田第三埋立処分地 江南区亀田
第四赤塚埋立処分地 西区東山
福井埋立処分地 西蒲区福井

し尿処理施設[編集]

市域内のし尿・浄化槽汚泥等の処理は下記4施設で行われている。

施設名 所在地 し尿・汚泥の搬入区域
清掃センター し尿処理場
(阿賀北広域組合)[注 5]
阿賀野市船居 北区(豊栄地区)
舞平処理センター 江南区平賀 阿賀北・新津・巻の収集区域を除く市内全域
新津浄化センター
(新潟県下水道公社)
秋葉区古田ノ内大野開 秋葉区(新津地区)
巻処理センター 西蒲区福井 秋葉区(小須戸地区)、南区、西区(四ツ郷屋)、西蒲区

医療[編集]

医療機関[編集]

※「☆」は救急指定病院

北区
東区
  • 新潟臨港病院 (☆)
  • 木戸病院 (☆)
  • 桑名病院 (☆)
中央区
江南区
  • 亀田第一病院 (☆)
  • 椿田病院
秋葉区
  • 下越病院 (☆)
  • 新津医療センター病院 (☆)
南区
  • 白根保健生活協同組合白根健生病院 (☆)
  • 白根大通病院
  • 白根緑ヶ丘病院
西区
西蒲区
  • 新潟西蒲メディカルセンター病院
  • 西蒲中央病院
  • 岩室温泉病院
  • 潟東けやき病院

公衆衛生[編集]

福祉施設[編集]

保育所
認定こども園
  • 寺尾幼稚園
  • 藤見幼稚園
  • 親松幼稚園
  • ノートルダム幼稚園
  • あそびの森有明幼稚園
  • 恵泉幼稚園
  • 旭が丘こども園
  • ばとぅーるこども園
  • ひまわりこども園

教育[編集]

学校教育[編集]

市内教育機関(2014年4月時点)
教育機関 国立 県立 市立 私立
大学 1 1 0 5 7
短期大学 0 0 0 4 4
小学校 1 0 113 0 114
中学校 1 0 56 3 60
高等学校 0 19 2 8 29
中等教育学校 0 0 1 0 1
特別支援学校 1 6 2 0 9

新潟市中心部に「学校町」があるが、これは、新潟大学旭町キャンパスにはかつて同大学の全ての学部があり、その周辺には高等学校が三校あったことに由来する。一方、古町新潟駅周辺などには、専門学校が立ち列ぶ。特にNSGグループの専門学校が多い。

新潟市内の大学は、以下の通り。

社会教育[編集]

新潟市内には県立1館、市立18館の図書館がある他、美術館、博物館、水族館、植物園がある。動物園については小規模な動物関連施設は数箇所所在するが、大型動物を飼育する動物園は所在しない。

図書館・図書室
美術館
博物館
動植物園

スポーツ[編集]

プロスポーツチーム[編集]

チーム 種別 リーグ 競技場 設立 優勝回数
アルビレックス新潟 サッカー Jリーグ: J1 新潟スタジアム 1955年
新潟アルビレックスBB バスケットボール bjリーグ:東地区 新潟市鳥屋野総合体育館 2000年
新潟アルビレックスBC 野球 独立リーグ/BCリーグ:上信越地区 新潟県立野球場 2006年 独立リーグGC1回、BCリーグ優勝1回
新潟スタジアムでアルビレックス新潟の試合を観戦するサポーター
  • アルビレックス新潟の主な練習所等の拠点は聖籠町だが、公式戦はすべて市内中央区で開催される。
  • 新潟アルビレックスBCの合宿所等の拠点は長岡市だが、本社登記は中央区。市内では月間2試合前後ホームゲームを開催している。


2001年(平成13年)に竣工した新潟スタジアムデンカビッグスワンスタジアム)はJリーグ・アルビレックス新潟のホームスタジアム。観客動員数はリーグでもトップクラスである。また2002年(平成14年)には2002 FIFAワールドカップの開催地となり、日本側の開幕戦が行われるなど3試合が開催された。その後もJリーグオールスターサッカーや日本代表戦などが開催されており、サッカー以外にも陸上競技やラグビーなどのスポーツをはじめ、各種イベントが行われている。

また2009年(平成21年)に竣工した新潟県立野球場HARD OFF ECOスタジアム新潟)は、建設構想から約20年の紆余曲折を経て完成した野球場で、BCリーグ新潟アルビレックスBCが月に1 - 2回ホームゲームを開催する。また同年以降、プロ野球公式戦が開催されているほか、2010年(平成22年)にはオールスターゲーム第2戦が開催された。本州日本海側の都市でオールスターゲームが開催されたのは1996年(平成8年)の富山市に次いで2箇所目。

アマチュアスポーツチーム[編集]

球技[編集]

野球
全国的には余り知られていないが、新潟市では戦前から草野球が盛んに行われており、特に市の主催により旧市域を中心に毎年開催されている「早起き野球大会」は全国屈指の規模を有する。この早起き野球は仕事や学業に支障をきたさないよう配慮するため、市内の草野球チームの間で早朝から練習を行う慣例が広がったのが元々の発祥である。1964年(昭和39年)の新潟地震を契機に行政ぐるみで運営に取り組み、1966年(昭和41年)に第1回大会を開催、59チームが参加し「復興のシンボル」とも謳われた。ピークの1981年(昭和56年)には944チーム、約19,000人が参加。これは当時の市の男子人口(約22万人)の1割近くにも及んだ。近年は200チーム前後まで減少しているが、それでも全日本早起き野球協会のデータによれば、参加チーム数は全国28の道府県庁所在地の中で最も多い(早起き野球が行われていない18市と、23区のデータが無い東京都を除く)。また北区や秋葉区、南区、西蒲区など編入市域には照明設備が整備されている野球場・グラウンドがあることから、これら行政区の草野球大会は早朝とナイターとを組み合わせた形式で開催されている。この他にも高校野球社会人野球などのアマチュア野球が行われる。

アニマルスポーツ[編集]

フリスビードッグ
新潟市は日本におけるフリスビードッグの発祥地である。JFA 日本フリスビードッグ協会も市内に拠点を置いており、協会主催の大会も多数開催されている。

スポーツ大会[編集]

毎年開催されているスポーツ大会

  • 新潟市早起き野球大会
  • JABA新潟大会
  • 新潟シティマラソン
  • 新潟ロードレース大会
  • 新潟ヒルクライム
  • 新潟シティライド

過去に開催されていたスポーツ大会

スポーツ施設[編集]

新潟スタジアムと県立野球場は中央区清五郎・長潟にある新潟県スポーツ公園の園地内に所在する。同公園は2009年(平成21年)秋開催の国民体育大会トキめき新潟国体」と全国障害者スポーツ大会トキめき新潟大会」に合わせて整備されたもので、同国体・大会ではそれぞれ11競技が市内各地で実施された。

前述の県立野球場の他に、市域内には硬式野球で使用できる市有の野球場が6球場ある。このうち旧市域には中央区女池南の鳥屋野運動公園野球場と西区小針の新潟市小針野球場の2球場があるが、いずれも築40年以上を経て老朽化が進んでいる。市では編入市域の合併建設計画の一環として2箇所で新たな野球場の整備事業を進め、西区板井(黒埼地区)のみどりと森の運動公園野球場2011年夏から、南区真木(白根地区)の新潟市白根野球場は2013年4月から供用を開始している。

中央区鐘木に所在する新潟市アイスアリーナ(アサヒアレックスアイスアリーナ)は、2014年(平成26年)2月1日に開場した国際競技規格のリンクを擁する屋内型スケートリンクである。1980年代、市内には一時2箇所のスケートリンクが所在したが、唯一の施設となっていた中央区南笹口の新潟アイスリンク2003年(平成15年)に閉鎖されて以降、下越地方のアイススケート競技関係者は柏崎市上越市に所在する冬季営業のスケートリンクのほか、シーズンオフには練習環境を求めて県外の通年営業の施設へ足を運ばざるを得ない状況が長らく続いていた。新潟市では市民や競技関係者からの要望を受けて2011年秋、中央区鐘木地内の新潟市民病院に隣接する市有地を建設地としてアイスアリーナの整備事業に着手し、2014年1月に竣工。事業には民間事業者に施設の設計、建設、竣工・開場後の運営管理を一括して委託するDBO方式が用いられている。

陸上競技場・サッカー場

野球場

★=硬式野球で使用可能な施設

体育館

☆=プール併設
  • 北区
    • 新潟市北地区スポーツセンター
    • 新潟市豊栄総合体育館
  • 東区
  • 中央区
  • 江南区
    • 新潟市亀田総合体育館(アスパーク亀田)☆
    • 新潟市横越総合体育館
    • 新潟市横越体育センター
  • 秋葉区
    • 新潟市秋葉区総合体育館
    • 新潟市新津B&G海洋センター☆
    • 新潟市小須戸体育館
  • 南区
    • 新潟市味方体育館
    • 新潟市白根カルチャーセンター
  • 西区
    • 新潟市西総合スポーツセンター(コスポ)☆
    • 新潟市黒埼地区総合体育館
  • 西蒲区
    • 新潟市巻体育館
    • 新潟市漆山体育館
    • 新潟市西川総合体育館
    • 新潟市西川体育センター
    • 新潟市岩室体育館
    • 新潟市潟東体育館
    • 新潟市中之口体育館

プール

  • 北区
  • 東区
    • 新潟市下山スポーツセンター
  • 中央区
  • 秋葉区
    • 新潟市新津プール
  • 南区
    • 新潟市白根総合公園屋内プール(2014年10月竣工予定)
    • 新潟市味方B&G海洋センター
  • 西蒲区
    • 新潟市中之口B&G海洋センター
デンカビッグスワンスタジアム
デンカビッグスワンスタジアム
HARD OFF ECOスタジアム新潟
HARD OFF ECOスタジアム新潟

その他

  • 北区
    • 新潟市豊栄南運動公園(野球場・屋内ゲートボール場・多目的グラウンド)
    • 新潟市豊栄武道館
  • 東区
    • 新潟市中地区運動広場(庭球場・ゲートボール場)
    • 新潟市庭球場(テニスガーデンにいがた)
  • 中央区
  • 江南区
    • 新潟市亀田ふれあいドーム
    • 新潟市かわね公園グラウンド
  • 秋葉区
    • 新潟市新津武道館
    • 新潟市小須戸柔剣道場
    • 新津クレー射撃場
    • 新津カントリークラブ
  • 西区
  • 西蒲区
    • 新潟ゴルフ倶楽部
    • 巻射撃場

文化[編集]

祭事[編集]

  • 葛塚まつり
  • 赤塚まつり
  • 山の下神明宮秋まつり
  • 新津まつり
  • 小須戸まつり
  • 西川まつり
  • 月潟まつり


芸能[編集]

月潟まつりで上演される角兵衛獅子(2012年6月24日)
郷土芸能
新潟市には様々な郷土芸能が存在し、その分野は太鼓神楽甚句木遣追分、松坂、六階節などがある。中央区では他にも、新潟まつりなどで演奏される万代太鼓も伝わっている。南区では、江戸時代に発生したとされる大道芸が郷土芸能となった角兵衛獅子が、毎年6月の月潟まつりで上演されている。
  • 松浜太鼓
  • 越後追分
  • 新崎甚句
  • 新崎伊佐弥神楽
  • 山の下木遣
  • 関屋六階節
  • 天野甚句
  • 藻たぐり甚句
  • 鳥屋野六階節
  • 酒屋太々神楽


ダンス
Noismは、前掲の新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)の専属ダンスカンパニーとして2004年(平成16年)に発足したもので、舞台演出家・ダンサーの金森穣が総合プロデュースを手掛けている。同年発足したメインカンパニーのNoism1と、研修生カンパニーのNoism2から成る。
舞踊芸術作品の創作と、新潟のみならず国内はもとより世界各地における公演を通じて、新潟市の文化振興を図ることを目的としている。公共施設が専属の芸術団体を保有する例は、日本国内唯一。Noismの運営資金は、市の外郭団体である公益財団法人新潟市芸術文化振興財団の運営予算と、法人・個人など民間からの協賛金が充当されている。

花柳界[編集]

古町芸妓の踊り

中央区には、江戸時代中期に大阪で創流した市山流の舞踊を樽砧などの伴奏によって踊る古町芸妓が現在も残っている。

これは、明治以前の旧来の港町である新潟町(古町)が、港に集まる船乗りたちの相手をする遊郭で栄えていたことに始まる。明治以降に遊郭と花街が分割され、芸妓による芸事のみで客を接待する古町 (花街)が形成され現在に至る。

音楽[編集]

楽団
  • 新潟交響楽団
  • 新潟大学管弦楽団
  • 新潟ウインドオーケストラ
  • 新潟市民吹奏楽団
ホール・ライブハウス
市域内には県や市及び外郭団体などが運営するホール施設があり、特に中央区の白山公園には公営のホールが3施設集中している。また1980年代以降、中央区などでライブハウスが相次いでオープンし、それぞれコンサートや各種イベントなどをはじめ幅広く利用されている。
主なホール施設
主なライブハウス
ホールを内包する主な公民館・複合施設

※=地区公民館を併設している施設

  • 中央区
  • 江南区
    • 新潟市江南区文化会館(アスパーク亀田)※
    • 新潟市亀田市民会館
  • 秋葉区
    • 新潟市秋葉区文化会館
    • 新潟市新津地区市民会館
  • 西区
    • 新潟市西新潟市民会館 ※
    • 新潟市黒埼市民会館 ※
  • 西蒲区
白山公園内に所在する3つのホール施設。左から新潟県民会館、新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)、新潟市音楽文化会館

映画館[編集]

かつて現市域内の映画館は、中心市街地の中央区古町周辺をはじめ江南区亀田地区、秋葉区新津地区、西区内野地区、西蒲区巻地区など郊外にも所在していた。だが、郊外の映画館は映画産業の斜陽化が顕著となった1960年代後半から次第に閉鎖が進み、さらに中心部の映画館も老朽化や集客力の低下などの問題から1980年代以降に相次いで閉鎖された。それに代わって1990年代中盤からはシネマコンプレックスが数多く進出。現在は大手によるシネコン4館と、単館系1館の計5館が営業を行っている。

[編集]

名物料理
笹団子


特産品
ル レクチエ(写真は追熟後)


伝統工芸[編集]

方言[編集]

新潟市を中心とする地域では、新潟弁が用いられている。

観光[編集]

新潟市の観光入込客数
合計 1,562万人
観光地点 自然 53万人
歴史・文化 296万人
温泉・健康 109万人
スポーツ・レクリエーション 50万人
都市型観光 406万人
その他 49万人
行祭事・イベント 598万人

新潟市の観光入込客数は約1,562万人(2011年(平成23年)[29])で、都市型観光と祭事やイベントなどによる集客が全体の6割を占める。また、新潟県下越地域の観光入込客数の約55%、新潟県全体では約23%を占める。[30]

新潟市の主要な観光地は、港に関するものが新潟島信濃川周辺に集中する他、農業や自然に関するものが平野部に分散している。以下に記述する文化財や名所以外の観光資源に関しては「新潟市の教育#美術館」「新潟市の教育#博物館」「新潟市の教育#動植物園」「#スポーツ」「#文化」を参照。

広域連携[編集]

県内外の都市との観光に関する広域連携については「#観光連携協定」を参照。

文化財[編集]

新潟市内にある国指定の文化財[編集]

国の重要文化財に指定されている「萬代橋」
重要文化財
重要有形民俗文化財
  • 金刀比羅神社奉納模型和船
天然記念物

主な観光資源[編集]

行祭事・イベント[編集]

音楽・芸能

食・酒

文化

その他

都市型観光[編集]

建築物
工場・酒造見学
物産

歴史・文化[編集]

史跡

神社・仏閣

温泉・健康[編集]

温泉・保養施設
  • 岩室温泉
  • 多宝温泉
  • 秋葉温泉 花水
  • 田ノ浦温泉
  • 福寿温泉 じょんのび館
  • 小須戸温泉健康センター
  • 新津温泉
  • 白根温泉
  • 緒立温泉
  • 角田山温泉

自然[編集]

海水浴場
  • 島見浜海水浴場
  • 山の下船江町浜海水浴場
  • 日和山浜海水浴場
  • 関屋浜海水浴場
  • 青山海岸海水浴場
  • 内野浜海水浴場
  • 四ツ郷屋浜海水浴場
  • 角田浜海水浴場
  • 浦浜海水浴場
  • 越前浜海水浴場
  • 間瀬下山海水浴場
  • 間瀬田ノ浦海水浴場
河川・湖
公園

スポーツ・レクリエーション[編集]

農園・果樹園

  • カーブドッチ・ワイナリー
  • 花とみどりのシンボルゾーン
  • 白根グレープガーデン
  • フルーツ童夢やまだ農園
  • 池田観光果樹園
  • 白根大郷梨中村観光果樹園
  • 白根観光きのこ園
  • 新飯田観光果樹園

キャンプ場

  • 信濃バレー親水レクリエーション広場
  • 水の公園福島潟キャンプ場
  • 新潟市海辺の森キャンプ場
  • 入徳館野外研修場
  • 角田浜キャンプ場

レジャー施設

遊園地

現在、市域内には遊園地が1か所も存在しない。かつては西区寺尾(のちに西蒲区越前浜へ移転)の「新潟遊園」や中央区長潟の「鳥屋野苑ファミリーランド」、同区鐘木の「とやのレイクランド」、同区八千代・万代シテイの屋内型アミューズメントパーク「新潟ジョイポリス」などがあったものの、既にいずれも閉園されている。閉園後、新潟遊園のうち寺尾の旧園地の大部分は市が所得し、チューリップ園やバラ園など、かつての施設の一部をそのまま活用した「寺尾中央公園」となっている他、とやのレイクランドは新潟市産業振興センターの臨時駐車場となり、またジョイポリスは商業施設に転換され「ビルボードプレイス2」となっている。他方、オイルショック等の影響を受けて廃業したファミリーランドの跡地は宅地化され、往時の痕跡はほとんど存在しない。

その他[編集]

交通[編集]

新潟市とその周辺は、本州日本海側の交通結節点としての機能を担っている。

鉄道ではJR東日本上越新幹線をはじめ、関東地方北陸地方東北地方近畿地方等とを結ぶ在来線特急急行快速列車が運行されている。また高速道路も新潟市を中心に北陸自動車道磐越自動車道日本海東北自動車道が放射状に広がり、高速バスの路線網が県内外の主要都市とを結んでいる。特に県内線の高速バス路線は市内中心部の繁華街や主要施設に直接アクセスできる利点を活かし、各路線とも高頻度で運行されている。さらに国道・県道などの一般道路においても郊外を経由するバイパス道路網が発達しており、市内外各地への移動や都市間輸送に大きな役割を果たしている。新潟空港は国内外各地に路線網を有し、新潟港は海上交通の要衝として国際拠点港湾中核国際港湾日本海側拠点港のうち総合的拠点港に指定されている。

鉄道[編集]

新潟市の中心駅は、新潟駅である。現在駅舎の建て替え、及び周辺道路の整備が進められている。新津駅信越本線羽越本線磐越西線の合流点に当たり、新潟市内第二のターミナル駅となっている。また寝台列車あけぼの」「トワイライトエクスプレス」は新潟駅を経由しないため、中心市街地へ向う場合には新津駅が乗換え駅となる。

寝台列車

信越本線

羽越本線

磐越西線

上越新幹線[編集]

上越新幹線の路線

JR新潟駅は、上越新幹線の終着駅でもある。1982年(昭和57年)11月15日大宮駅 - 新潟駅間が開通し、1985年(昭和60年)3月14日上野駅 - 大宮駅間が開通、さらに1991年(平成3年)6月20日の東京駅 - 上野駅間開通により全線が開通した(東京駅 - 大宮駅間は東北新幹線と線路を共用)。

最速列車は東京駅 - 新潟駅のうち大宮駅のみに停車し、同駅から新潟駅の間はノンストップとなる1日1往復で、所要時間1時間40分前後で運転している[注 6]。その他の定期列車は日中毎時1本 - 3本の頻度で運行している。10時台~13時台の運行間隔は概ね40~60分間隔であり、政令市に所在する新幹線駅の運行間隔としては最も長い。新潟駅の東側には引込線が伸び、新潟新幹線車両センターへと続く。ここでは、新幹線車両の日常の点検・整備が行われる。

上越新幹線の新潟以北については、先述の新潟駅周辺の連続立体交差化事業とリンクする形で、羽越本線高速化の一環として新幹線と在来線(羽越本線方面)の特急列車との間を同一ホームで乗り換えできる設計が取り入れられた。またバブル景気期には上越新幹線を新潟空港へ直接乗り入れる構想も浮上していたが、現状では建設は困難と見られており、こちらは具体化には至っていない。

高速バス[編集]

新潟市は、新潟駅万代口をターミナルに、県内各地ならびに県外各地を結ぶ高速バスの路線網が全国的に見ても発達している地域である。

各路線は新潟交通グループと越後交通頸城自動車蒲原鉄道阪急バス西武バス名鉄バス日本中央バス会津乗合自動車福島交通JRバス東北北陸鉄道富山地方鉄道長電バスの各バス会社が発着地に応じて共同で運行している。

太字は県外の都市を表す。

昼行高速バス路線

夜行を含む高速バス路線

道路[編集]

新潟市近郊バイパス道路網

市内の国道は、市内を北東から南西に縦貫する国道7号・8号・116号の新潟バイパス(含新新、新潟西バイパス)をはじめ、南北に横断する国道7号・国道49号・403号の栗ノ木バイパス亀田バイパス(含横雲バイパス)・新津バイパス(含新津南バイパス)、秋葉区新津地区を東西に横断する国道460号の新津東バイパス、西蒲区巻地区を南北に貫く国道116号の巻バイパスなど、連続立体交差方式によるバイパス道路網が発達している。

高速道路[編集]

「高速道路」の表記

新潟中央JCTは、北陸自動車道日本海東北自動車道磐越自動車道の3路線が分岐する要衝となっている。

このため、新潟中央JCT周辺のICを案内する道路標識には、インター名と合わせて「○○自動車道」か「○○道」のような路線名が併記されておらず、右写真のように「高速道路」という表記を使用している。

南へは北陸自動車道を通じて信越地方北陸地方近畿地方の各地へ、北へは日本海東北自動車道を通じて旧出羽国(東北日本海側)の各地へ、東へは磐越自動車道を通じて会津地方中通り浜通りの各地へと至る。日本海東北自動車道は新潟市を通過する部分は既に開通済みで、村上市朝日まほろばICまでの区間が開通している。なお新潟市内の高速道路は、磐越道の新潟PA以東、日本海東北道の豊栄SA以北が暫定2車線(対面通行)となっているのを除き、4車線で供用されている。

また、市域内にはスマートインターチェンジが3か所整備されている。西区にある北陸道の黒埼パーキングエリア(黒埼スマートIC)は2006年10月1日から(長岡方面、村上会津若松方面のいずれも流入流出可能)、北区にある日本海東北道の豊栄サービスエリア(豊栄スマートIC)は2007年4月1日から(但し長岡方面と会津若松方面への流入流出のみで、鶴岡方面への流入流出は不可)、それぞれ社会実験を経て正式供用を開始している。いずれも利用できるのは午前6時から午後10時までである。また秋葉区にある磐越道の新津西スマートICは、市内のスマートICでは初の本線直結型で2011年12月17日から供用を開始した(但し新潟中央方面への流入流出のみで、会津若松方面への流入流出は不可)。こちらは24時間利用可能である。さらに、東区の日本海東北道・西野バスストップ付近では2013年度中の供用開始を目指して新潟東スマートインターチェンジ(仮称)の整備計画が進められており、これにより市域内のスマートICは計4か所となる予定である。

空港[編集]

東区松浜町・船江町両地内の阿賀野川河口左岸側に所在する新潟空港からは、国内線6方面7路線とコミューター1路線、国際線3か国4路線が就航している。新潟駅から車で約20分の地点に立地し、市街地からのアクセスは比較的良好である。

国内線の路線網は計7路線である。かつては前掲以外の国内各地への路線も就航していたものの、搭乗率の伸び悩みなどもあって休廃止が相次いだ他、近年は既存路線でも減便や機材の小型化、さらには路線の存廃が論議されるなど、利用者数の開拓が懸案である。なお、2008年(平成20年)秋以来休止していた佐渡空港とを結ぶコミューター路線は、2011年夏に新日本航空によって運航が再開された[注 7]

県と市では国内線・国際線の路線網拡充をはじめ、県内外各方面から空港へのアクセス改善、航空貨物輸送の活性化など空港の利便性向上を図る活性化策を進め、利用喚起を継続している。

国内線

国際線

国際線チャーター便

港湾・水運[編集]

市域には1858年日米修好通商条約では開港五港の1つとして指定された新潟港があり、本州日本海側の海上交通の要衝の一つになっている。特定港特定重要港湾、日本海側の港湾として唯一の中核国際港湾に指定されているほか、日本海側拠点港のうち全国5港の総合的拠点港の一つに、部門別では国際海上コンテナと液化天然ガスの2部門の拠点港に指定されている。

新潟港は、中央区・東区の信濃川両岸を港域とする河口港湾の西港区(新潟西港)と、北区・北蒲原郡聖籠町に跨る堀込み港湾の東港区(新潟東港)の2港域から成っている。東港区には本州日本海側では最大の取扱個数を有する国際海上コンテナターミナルが設けられており、西港区は佐渡汽船新日本海フェリーの佐渡・北海道・敦賀航路などが発着する。

佐渡汽船

新日本海フェリー

新潟市を舞台にした作品[編集]

唱歌 大和田建樹作詞の「鉄道唱歌」では、第4集北陸篇において新潟は5番を割かれて歌われている。日本海側の都市で、日米修好通商条約における開港指定五港に認定され、大きく栄えていたことなどが関係していると見られる。なお、歌が作詞された当時は新潟駅は存在せず、沼垂駅がこの地のターミナルになっていた。

  • 42.もみじは新津秋葉山 桜は亀田通心寺 わするな手荷物傘鞄 はやここなるぞ沼垂は
  • 43.おるればわたる信濃川 かかれる橋は万代の 名も君が代とときわにて 長さは四百数十間
  • 44.川のかなたは新潟市 舟ゆく水の便(たより)よく わたせる橋をかぞうれば およそ二百もありとかや
  • 45.春は白山公園地 一つににおう梅桜 夏は涼しき日和山(ひよりやま) 鯛つる舟も目の前に
  • 46.汽船の煙海を染め 商家の軒は日をおおうげにも五港の一つとて 戸数万余の大都会

映画

小説

漫画

  • あぶさん(1973年)(作者:水島新司。出版社:小学館)
  • 柳都物語(2007年)(原作:倉科遼 作画:和気一作。出版社:日本文芸社)

歌謡

新潟市に関連する人物[編集]

新潟市在住[編集]

名誉市民[編集]

脚注[編集]

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注釈

  1. ^ 区イメージカラー(新潟市政策企画部シティプロモーション推進課) : 色の選考は、区民アンケートや専門家のアドバイスを参考にして、市民の代表と区長による「イメージカラー調整会議」で決定し、2007年(平成19年)9月26日に発表された。
  2. ^ 新潟市、新発田市、聖籠町の2市1町から構成される水道事業団体。受水団体として、前述の3自治体に明和工業を加えた計4団体が参画している。
  3. ^ 新潟県が50%、流域市町村が50%を出資する公益財団法人。
  4. ^ 新潟市と聖籠町の1市1町から構成される。
  5. ^ 新潟市と阿賀野市の2市から構成される。
  6. ^ 下り(東京発)は1時間37分、上り(新潟発)は1時間39分。
  7. ^ 当初2010年度(平成22年度)中の運航再開を予定していたが、新日本航空の事業計画再整備が遅れたため、再開は2011年7月に繰り下げられた。

出典

  1. ^ 新潟県歴史委員会2010
  2. ^ 角川地名15
  3. ^ 平年値(年・月ごとの値)”. 気象庁. 2012年1月26日閲覧。
  4. ^ 観測史上1~10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2012年1月26日閲覧。
  5. ^ 都市計画マスタープラン(区別構想) (PDF)
  6. ^ 新潟市通2
  7. ^ 公園の紹介 新潟市
  8. ^ a b c d e あゆみ
  9. ^ 新潟県庁:新潟県の構造改革特区・地域再生:新潟県の特区・地域再生計画
  10. ^ a b c 平成24年度 財政状況資料集 (PDF) 、新潟市財務部財務課。
  11. ^ 平成24年度地方公共団体の主要財政指標一覧、総務省。
  12. ^ 京都市:「京都市・新潟市 観光・文化交流宣言」調印について
  13. ^ 平成18年度データ、新潟市総務部「新潟市の市民経済計算」より
  14. ^ 第12回会議 新潟市中央区
  15. ^ 資料1…新潟市内警察署の再編整備計画について
  16. ^ 新潟市議会 平成17年 9月定例会本会議 -09月16日-03号
  17. ^ 新潟市-市長への手紙「遅すぎる 市外局番の統一」
  18. ^ 第7回秋葉区自治協議会
  19. ^ 第7回西蒲区自治協議会 会議録4 - 7ページ (PDF)
  20. ^ あきは区役所だより 2008年12月7日発行 (PDF)
  21. ^ 区役所だより「にしかん」2008年12月7日発行 (PDF)
  22. ^ 新潟市政策調整課-電話市外局番のアンケートの結果について
  23. ^ 2008年度第10回秋葉区自治協議会資料 (PDF)
  24. ^ 市外局番0256はどうなるの?(燕・吉田・分水合併協議会だより第7号) (PDF)
  25. ^ 新潟県内の営業所-東北電力
  26. ^ 平成24年度末 新潟県汚水処理人口普及率 - 新潟県(2013年7月24日更新)同年9月12日閲覧
  27. ^ 新潟市下水道中期ビジョン - 新潟市(2009年3月刊行パンフレット)
  28. ^ 「消化ガス」利用 発電施設が稼働 - 新潟日報(2013年1月29日付Web版)同年2月2日閲覧
  29. ^ 新潟市 文化観光・スポーツ部 観光政策課 所管データ”. 2013年5月24日閲覧。
  30. ^ 新潟県:平成23年新潟県観光入込客統計”. 2013年5月24日閲覧。

参考文献[編集]

  • 知っておきたい新潟県の歴史編集委員会 『知っておきたい新潟県の歴史』 新潟日報事業社、2010年3月ISBN 978-4861323720
  • 角川日本地名大辞典 編纂委員会 『角川日本地名大辞典 15 新潟県』 (株)角川書店、1989年10月8日ISBN 4-04-001150-3
  • 『新潟市史 通史編2 近世』 新潟市、1997年1月31日
  • 新潟市のあゆみ (パンフレット)”. 新潟市 (2007年3月). 2013年11月11日閲覧。2009年改定
  • 『新潟市音楽芸能史』 新潟市音楽芸能協会、1977年11月3日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]