THX
THX社 (ティー・エイチ・エックス)は、アメリカの映像制作会社であるルーカスフィルムの1部門としてスタートした。主に、映画館や家庭用AV再生機器のクオリティチェックを行う。また、DVDやビデオグラムなど、ソフトのマスタリングの品質チェックも行う。THX社が規定する品質をクリアした劇場やAV機器、DVDなどには、THXマークをクレジットすることが許される。名前の由来は、ルーカスフィルムにて開発を行ったトム・ホールマンの実験("Tom Holman eXperiment")、またはトム・ホールマンのクロスオーバー("Tom Holman's Crossover") と ジョージ・ルーカス監督のデビュー作「THX 1138」から。
会社は、ロサンゼルスのバーバンクにあり、ソフトチェック用のスタジオを5つ持っている。もちろん、スタジオは全てTHX仕様。
また、第19回ゴールデンラズベリー賞にて「鼓膜が破れるほどうるさい殺傷兵器並の音響効果」として、最低作品傾向賞のノミネートを受けている。
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[編集] 劇場に対する認定
THX社は音響のみならず、映写や外部からの雑音等に対しても厳しいチェックを行う。すべての項目をクリアした劇場のみにTHXが認定され、THXのロゴマークが刻まれたプレートを掲げることと、THXトレーラーの上映が許可される。認定後も、年1回のチェックが行われ、THX基準をクリアしているかを確認する。もし、基準が守られていない場合は、認定が取り消される。 日本では、東京にあるIMAGICA第一試写室が、初のTHX認定シアターとして認定され、多くの邦画の初号試写が此処で行われている。東京テレビセンターの407ミキシングルームも、THX認定を受けたスタジオである。中~小規模スタジオ用の規格"pm3"認定を受けたスタジオも、楽音舎やソニーPCL、スクウェア・エニックス、NHKテクニカルサービスなど、複数存在する。
日本で最初にTHX認定を受けた一般映画館は、ワーナー・マイカル・シネマズ海老名の7番スクリーンである。その他、シネプレックス幕張の10番スクリーンなど、日本では、シネマコンプレックスのメイン・スクリーンに導入されている例が多い。稀少な例として、TOHOシネマズ市川コルトンプラザ、TOHOシネマズ海老名、TOHOシネマズ六本木ヒルズの3サイトは全館THX認定を受けている。 また、THX社はホームシアターも認定の対象にしている。日本で最初にTHX認定を受けたホームシアターは、小倉智昭が私有する北海道のスタジオであるとされている。
[編集] オーディオビジュアル機器の認定
AV機器は、デノン、オンキヨー、パイオニア、パナソニック、ヤマハ、シャープと提携し、THX承認済みのアンプやスピーカー、デジタルテレビが数多く発売されている。制作者が作ったCDやDVDが、きちんとしたクオリティで再生できているのかをチェックし、問題がない機器には「THXマーク」が表記される。
[編集] ビデオグラムの認定
制作者が制作したビデオマスターと市販されるビデオやDVDに差がないかどうかをチェックする。色やノイズ、音響など多岐にわたる基準があり、その全てをクリアすると、DVDジャケットにTHXマークを印刷することができる。この行程を行うには、費用と時間が掛かるので、THXマークの印刷されているDVDは、ハイクオリティでコストが掛かっているということになる。「踊る大捜査線BAYSIDE SHAKEDOWN 2」のDVD制作をきっかけに、フジテレビとの提携が行われ、以後、邦画のTHX DVDが発売されるようになった。
[編集] 主な作品
- スター・ウォーズシリーズ(ルーカスフィルム)
- インディ・ジョーンズシリーズ(ルーカスフィルム)
- トイ・ストーリー(ディズニー/ピクサー)
- トイ・ストーリー2(ディズニー/ピクサー)
- ファインディング・ニモ(ディズニー/ピクサー)
- Mr.インクレディブル(ディズニー/ピクサー)
- 踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2(フジテレビジョン)
- ウォーターボーイズ (フジテレビジョン)
- 解夏 (フジテレビジョン)
- スウィングガールズ (フジテレビジョン)
- 笑の大学 (フジテレビジョン)
- ローレライ (フジテレビジョン)
- 劇場版 天地無用!シリーズ(AIC)
[編集] 関連項目
- FILM LLP 日本でTHX承認DVDを制作するプロダクションであり、日本に於けるTHX社の窓口でもある
- 亀山千広 ルーカスフィルムとの提携を積極的に行った。
- 関口大輔 THX DVDを日本に広める道を確立した。