デノン

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デノン(DENON)、かつては日本コロムビア株式会社の音響機器LPレコードブランドであり、現在は株式会社ディーアンドエムホールディングスの音響機器ブランドカンパニーの一つ。

デンオン名は、1939年東京府北多摩郡三鷹村下連雀(現在の東京都三鷹市)に設立された「日本電氣音響株式會社」の略称「電音」からで、2001年までは「デンオン」が正式な読み方だったが、当時から海外では「デノン」と読ばれていた。2001年に日本コロムビアがソフト部門とハード部門が分離したときに株式会社デノンとして新会社が設立され、デノンを正式な商標とするようになった。

目次

[編集] 概要

2001年10月1日、日本コロムビアのAV・メディア関連機器部門が分離される形で独立。独立に際して、DENONのよみを海外での発音である「デノン」に統一し、これを商号とした。

主にホームシアター向けの音響機器、ミニコンポ、Hi-Fiコンポーネント、電子楽器を製造販売している。最近ではCDJなどのDJ向け機器メーカーとしても世界的に知られる。日本ではピュアオーディオ分野において、オンキヨーと競合している(かつてはパイオニアケンウッドなども競合していた)。

アンプに関しては国内ではトップクラスのラインナップを誇っており、ホームシアター向けのAVアンプからピュアオーディオ向け2chプリメインアンプまで、低価格機から高級機まで幅広く生産している。また、DVDDVD-Audio対応機を含む)・SACDプレイヤーに関しても、低価格機から高級機まで製造しており、ラインナップは業界随一である。

日本電気音響株式会社のブランドであるDENON(デンオン、社名から「電」と「音」を絡ませた)として誕生。1963年、放送機器を製作していた日本電気音響が日本コロムビア(現・コロムビアミュージックエンタテインメント)に吸収合併された事により、日本コロムビアが放送機器を取り扱うことになった。当時の日本コロムビア音響設計部門には、旧電音の三鷹事業所と、1910年に日本蓄音機商会として続いてきた川崎事業所が存在していた。三鷹事業所は業務用回転機器ダイレクトドライブターンテーブルオープンリールテープレコーダーを担当し、川崎事業所ではテレビ電蓄などをはじめ、冷蔵庫などの白物家電も製造販売していたこともある。

その後1970年代になり日本に於けるハイファイオーディオ市場の隆盛をうけて、三鷹事業所はデンオン製放送業務用機器であったMCカートリッジDL-103を民生市場にも販売するようになり、その後、業務用回転機器の技術を応用した民生用オーディオ機器も発売し、これらをプロフェッショナルオーディオブランドとして訴求した。この時代で最も有名なモデルはDP-3000ダイレクトドライブターンテーブルやDH-710オープンリールテープレコーダーなどである。一方、川崎事業所でもハイファイオーディオアンプやチューナースピーカーなどもデンオンブランドで発売した。

コロムビアミュージックエンタテインメントの音楽レーベルの名称にもDENONが用いられたこともあった。1968年から一時期ポップス系のレーベルとして存在した。「DENON」ロゴマークには、戦前に用いられていたものと、1955年に採用されたロゴマークもあったが、1963年以降は現在のロゴマークになっている。

DENONとして最も特筆すべきエポックは、1972年に世界で初めて実用化されたPCM録音機開発であろう。放送業務用機器納入先として最も大きいNHKが1960年代後半にPCM録音機の試作を行っていたが、NHK技研でPCMレコーダー試作機を見た日本コロムビア録音部の幹部は衝撃を受け、以後、このPCMレコーダーのエラー補正を実用化に耐えうる程度まで高め、さらに収録したデジタルテープを手切り編集できるまで進化させた。 この標本化周波数=47.25kHz、量子化bit数=13bit、録音再生=8チャンネルの実用PCMレコーダーはDN-023Rと命名されたが、この開発推進者は日本コロムビア赤坂スタジオ内に存在していた録音技術部の穴澤建明である。テープトランスポートは芝電製2インチ・ヘリキャルスキャンVTRで、テレビ画面を見ながらカミソリでテープ切断する「手切編集」が可能だった。A/D変換・D/A変換回路などの基本設計は赤坂録音技術部が中心となり、全体の取りまとめに関しては旧三鷹事業所の林英明・轟茂夫・後藤正男などが担当した。なお現在、後藤正男はデノン・マランツ・D&Mプロフェッショナルなどを統括するD&Mホールディングス・ブランドグループ・ジャパンの責任者である。

1980年代はオーディオカセットテープ事業(生産は栃木県真岡市にあった子会社・コロムビアマグネプロダクツ株式会社が担当していた)にも進出し展開していた。1990年代末期にはこれらの事業からは撤退し解散している。

[編集] 歴史

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[編集] 関連項目

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[編集] 脚注


[編集] 外部リンク