ティアック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ティアック株式会社
TEAC Corporation
TEAC (logo).svg
ニューシティービル.jpg
本社が入るビル
種類 株式会社
市場情報
東証1部 6803
本社所在地 日本の旗 日本
206-8530
東京都多摩市落合1-47
設立 1953年8月26日
(東京テレビ音響株式会社)
業種 電気機器
事業内容 オーディオ機器、PC周辺機器事業
代表者 代表取締役社長 英 裕治
資本金 60億円
発行済株式総数 289,317,134株
売上高 単独 287億69百万円
連結 368億67百万円
(2011年3月期)
純資産 単独 62億99百万円
連結 38億24百万円
(2011年3月期)
総資産 単独 245億47百万円
連結 212億89百万円
(2011年3月期)
従業員数 単体 387名、連結 1849名
(2011年9月30日現在)
決算期 3月31日
外部リンク ティアック株式会社
テンプレートを表示

ティアック株式会社(英語社名:TEAC Corporation)は、日本音響機器メーカの老舗であり、計測機器や計測システム、計算機周辺機器の製造販売も行っている。デジタルオーディオ勃興期、Hi-Fiオーディオ衰退期を生き延びた数少ない日本の音響メーカの一つである。TEACブランドの他、民生用高級音響ブランドとしてエソテリックEsoteric )、業務用音響ブランドとしてタスカムTascam )も使用する。

沿革[編集]

2340、4チャンネル・オープンリール・テープレコーダー
CRC 90分オーディオ・カセット
オートリバースカセットデッキ R-540

1953年、東京テレビ音響株式会社として東京都武蔵野市に創立(後のティアックオーディオ株式会社)。1956年、東京電気音響株式会社を姉妹会社として設立(後のティアック株式会社)。1964年、ティアックオーディオ株式会社とティアック株式会社が合併、現在のティアック株式会社となる。その後計測部門等を分社化して現在に至る。

民生音響機器製品としてはテープデッキ、殊に往年のオープンリールテープレコーダ(Aシリーズ、Xシリーズ)に人気があり、スピーカーで有名な英国タンノイの代理店にもなっている。かつてはマグネフロート式のターンテーブルも人気があった。総じて「ごつい」機器を作るブランドイメージがあり、高級カセットデッキ(Aシリーズ、Cシリーズ、Zシリーズ)、高級CDプレーヤーでも重量級の機器を多く生んだ。現在でも超弩級セパレート型CD/SACDプレーヤーPシリーズで気を吐いている。さらには国内メーカーで唯一ドルビーNR(Bタイプ)[1]、ハイポジション録音・再生対応(メタルテープは完全に生産終了したため再生のみ対応)の本格的な単体タイプのカセットデッキやCDプレーヤー一体型の据え置き型MDレコーダー[2](ただし業務用のみ)も販売し続けている。

ミキシングコンソールマルチトラックレコーダ等業務用音響機器も広く手掛け、個人ベースでも購入可能な程度に安価なオープンリール式マルチトラックレコーダ、ミキサ一体型カセットマルチトラックレコーダや放送用デジタルマルチトラックレコーダDTRSを開発した。現在ではデジタルオーディオワークステーション(DAW)もラインナップしている。

計測分野では磁気記録技術を応用したデータレコーダで名を売り、後には計算機を応用した計測システムも手掛けるようになった。

1961年にはIBMと技術援助契約を結び、計算機用MT記録装置を国産化。また磁気記録技術の応用としてフロッピーディスクドライブ製造の大手となり、光を応用した映像記録媒体であるレーザーディスクプレーヤを、黎明期に硝子盤メディアを使用することで他社に先鞭を打って商品化するなど、その流れでCD、DVD等の光ディスクドライブ製造の大手ともなった。以前より音響映像機器分野でパイオニアとの関連が深かったが、2005年12月光ディスクドライブの開発・製造でも同社と提携する交渉が進められている。[3]翌年の3月にはノート用光学ドライブの共同開発を合意した。[4]

2007年12月1日には本社が武蔵野市から多摩市多摩ニュータウン)に移転した。2012年1月20日にはオンキヨー株式会社と資本・業務提携を締結した。オンキヨーはティアック株式の10%を取得して第2位株主となり、ティアックもオンキヨー株式の9.42%を取得。オンキヨーは、ティアックに取締役1名を派遣する[5]。開発・販売・物流の各面で両社の連携を図り、コスト削減を進める見込みである[6]

2013年3月29日世界的に有名なギターメーカーであるギブソン社(オンキヨーの13.4%を保有する第2位の大株主でもある)と資本・業務提携契約を締結することで合意した旨発表。ギブソン社は、4月1日から株式公開買付けを開始。ティアックを子会社化する予定である[7]

代表的な製品[編集]

音響機器[編集]

  • ハイエンドオーディオ
    • スーパーオーディオCDプレーヤー
    • スーパーオーディオCDトランスポート
    • D/Aコンバーター
    • ユニバーサル・プレーヤー
    • ユニバーサル・トランスポート
    • アンプ
    • マスタークロックジェネレーター
    • アイソレーション・トランス
    • スピーカー
    • アナログターンテーブル
    • ケーブル
    • オーディオコネクタ
    • シンクロナス・ドライブ・システム
    • CDサウンド・アップグレーダー
    • オーディオファニチャー
    • ハイエンドアクセサリー
  • ホームオーディオ・AV
    • ハイコンポーネントシステム
    • コンパクトコンポーネントシステム
    • ホームシアターサウンドシステム
    • プリメインアンプ
    • CDプレーヤー
    • CDレシーバー
    • DVDプレーヤー
    • AM/FMチューナー
    • iPod用サウンドシステム
    • カセットデッキ
    • CDレコーダー
    • CDシステム
    • MDデッキ
    • ICレコーダー/リニアPCMレコーダー
    • ターンテーブル付CDシステム
    • AM/FMラジオ
    • スピーカー
    • ヘッドホン
    • アクセサリー
    • オーディオプログラムタイマー

環境機器[編集]

放送・制作・業務用音響機器[編集]

コンピュータ周辺機器[編集]

計測機器[編集]

テストメディア[編集]

  • テストメディア

医用機器[編集]

インフライトエンタテインメント機器[編集]

日本国内主要拠点・子会社[編集]

  • 国内主要拠点
    • 本社事業所
    • EMCセンター
    • 大阪営業所
    • 名古屋営業所
  • 子会社
    • エソテリック株式会社
    • ティアックマニュファクチャリングソリューションズ株式会社
      • 本社、青梅事業所
      • 富士吉田事業所
    • ティアックオンキヨーソリューションズ株式会社
    • MTS株式会社

海外販売拠点・生産拠点[編集]

  • 海外販売拠点
    • TEAC AMERICA、INC.
    • TEAC CANADA LTD.
    • TEAC MEXICO、S.A.de C.V.
    • TEAC EUROPE GmdH.
    • TEAC UK LTD.
    • TAIWAN TEAC CORPORATION
    • TEAC Australia
  • 海外生産拠点
    • P.T.TEAC ELECTRONICS INDONESIA
    • TEAC AUDIO(CHINA)Co.LTD、
    • DONGGUAN TEAC ELECTORONICS Co.LTD.

注釈[編集]

  1. ^ 2014年12月現在、ドルビーNR(Bタイプ)が搭載された新品で購入可能な機種はAD-RW900、およびAD-800(生産完了・在庫のみ)、202MKV(TASCAMブランド)CD-A550(TASCAMブランド)がこれに該当する。ただし2013年以降に開発・製造・発売された機種(例・W-890RMKII、およびCC-222MKIV(TASCAMブランド)等)にはドルビーNRが搭載されなくなった。
  2. ^ 2014年12月現在新品で購入可能な機種はMD-CD1MKⅢ、およびMD-CD1BMKⅢ(いずれもTASCAMブランド)がこれに該当する。
  3. ^ パイオニアとティアック、光ドライブ共同開発で提携か - ITmedia ニュース
  4. ^ ティアック、パイオニアとノート用光学ドライブの共同開発で合意
  5. ^ オンキヨーとティアックが資本業務提携 AV Watch(2012年1月20日)
  6. ^ オンキヨーとティアック、資本業務提携の進捗報告 AV Watch(2012年10月31日)
  7. ^ 梅咲恵司(東洋経済 記者) (2013年3月29日). “ギター名門ギブソンの“仰天”TOB会見―買収先のティアック社長とロックで競演―”. 東洋経済オンライン. http://toyokeizai.net/articles/-/13491 2013年3月30日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]