レコードレーベル

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レコードレーベル (record label、英語発音: /rekərd leibl/)とはレコードの盤面中央部に貼付される、曲目、音楽家、レコード会社名などのクレジットが記載されたラベル紙(label、英語発音: /leibl/)を原義とする。転じて、レコード会社(音楽ソフトを制作・発売する会社)や、更にその中で音楽的方向性が分かれるセクション(例:エイベックス内のtrax・tuneなど)を指す。

概要[編集]

歴史のあるレーベルにはブランド的価値が発生するが、固定されたイメージ(所属アーティストが特定ジャンルに偏っている、など)がつきまとうこともある。

そのため、ブランド戦略の一環として新規レーベルが作られることもある。先述のように特定ジャンル向けにレーベルが制定され、あたかも新しいレコード会社に単一ジャンルのアーティストが多数所属しているように見せることでブランドを構築する手法がとられる。場合によっては一組のアーティストのためにレーベルを制定することもある(プライベートレーベル)。

上記の定義から、所属するミュージシャンの音楽とその音楽のジャンル、方向性、規模(メジャーかインディーズか、どれだけのお金をかけているか、など)を作品以外で端的に示す指標であるとも言える。

世界の代表的レーベル[編集]

代表的な日本のレーベル[編集]

レコード会社でもあるレーベル[編集]

  • Sony Music Entertainment
  • エイベックスグループ
    • avex traxエイベックス トラックス)(メインレーベル)
    • rhythm zoneリズムゾーン)(倖田來未m-floLISAEXILE等が使用するクラブ系中心のレーベル)
      • riddim zone(リディムゾーン)(レゲエ系レーベル)
    • SONIC GROOVEソニック グルーヴ)(ヴィジョンファクトリー所属アーティスト用。同事務所所属の半数程度が使用)
    • avex globeエイベックス グローブ)(globeのプライベートレーベル)
    • avex io(エイベックス イオ)(プライム・ディレクションのレーベル、他にアニメ系としてHiBOOMレーベルもあり(後にtearbridge recordsへ統合される))
    • cutting edgeカッティング・エッジ)(他にmotorod、JUNK MUSEUMなどもあり)
    • ヴェルファーレ・レコーズ
    • FIVE D plus(ファイブ・ディー・プラス)(ファイブ・ディー所属アーティスト専用レーベル)
    • URCレコード(日本初のインディーズレーベル・URCの旧譜を再発している)
    • avex tuneエイベックス チューン
      • a.t.m.エイティーエム/アトム)(avex tuneより実質分離独立。avex modeの前身)
    • avex modeエイベックス モード)(アニメ・ゲーム系レーベル。現在は特撮のみ担当(タカラトミー関連の特撮作品についてはtearbridge recordsが担当))
      • avex entertainmentエイベックス・エンタテインメント)(avex modeより分離。主にアニメ関連を担当)
        • ZOOM FLICKERズームフリッカー)(avex entertainmentのオリジナル作品向けサブレーベルとして2006年に新設。『ベクシル』がレーベル第一弾作品(但し、テレビ向けは『ウェルベールの物語』(第1期)が最初))現在は廃止。
        • DIVE II ENTERTAINMENT(ダイブツーエンタテインメント)(2011年7月にドワンゴと提携して設立したレーベル)
    • FRAME(フレーム)(レベルファイブとの共同レーベル)
  • ユニバーサル ミュージック(MCAレコード(元松下グループ)とポリグラムグループ(元フィリップスシーグラム系)が母体の外資レコード会社)
  • ワーナーミュージック(元タイムワーナーグループ。現在は実質独立系の外資レコード会社)
  • キングレコード講談社の音楽・映像部門が母体の音羽グループ系レコード会社)
    • キングレコード(メインレーベル)
    • スターチャイルド(アニメ・ゲーム系レーベル。現在の同社主力レーベル)
    • You, Be Cool!AKB48が使用)
    • ベルウッド(連結対象子会社)
    • セヴンシーズ(セブンシーズとも。連結対象子会社。かつては洋楽や和製ポップスのレーベルでもあった)
    • クリスタルバード(女性ポップス専用レーベル)
    • Crazyrider(横浜銀蝿のプライベートレーベル)
    • ネクサス(ユーロ・プログレの再発レーベルとしてセブンシーズから分離独立。のちに国内制作も行われた。メタリカ美狂乱陰陽座他)
    • エレクトリックバード(フュージョンレーベル)
    • PS MUSIC(PS COMPANY所属アーティスト専用レーベル。2009年に契約満了)
  • JVCケンウッドグループ
    • ビクターエンタテインメント
      • ビクターレコード(メインレーベル)
      • SPEEDSTAR RECORDS
      • ELA(木村カエラのプライベートレーベル)
      • MOBSQUAD(ストリートミュージック系のレーベル)
      • Invitation(メジャーレコード会社のレーベルながらインディーズ色が強いレーベル。サザンの成功で名前が知られたが、現在は実質高橋真梨子のプライベートレーベルとしての色合いが強い)
    • JVCエンタテインメント(アニメ系・携帯コンテンツ中心。本来は日本ビクター傘下の芸能プロダクションであるが、2007年10月1日付でアニメ関連事業とレーベルflying DOGの商標権をビクターエンタテインメントから譲り受けて展開を始動した。現在は主に『ガンダム』シリーズ(『0083』シリーズ及びSEEDシリーズ以降)、『マクロス』シリーズ、『パトレイバー』シリーズ(日テレ系のTVアニメシリーズや初期OVA版を除く)等の音源の制作・管理等を行っている)
      • flying DOG(フライング・ドッグ)(元々はビクター音楽産業の主要レーベルであったが1980年代に休止。2007年10月よりアニメ・ゲーム系レーベルとして復活した。)
        • m-serveエムサーヴ)(アニメ系。通常はメインレーベルと連動していた。)
      • JVCレーベル(ジャズ・フュージョン系、昔はJVCフライングディスクと称した)
    • テイチクエンタテインメント奈良発祥のレコード会社、1999年に松下電器から買収)
      • テイチクレコード(メインレーベル。演歌中心)
      • インペリアルレコード
      • タクミノート(「大人のライフスタイルに寄り添う音楽を提案する」レーベルで2006年4月に新設。)
      • Continental(ニューミュージック系)
      • Bi-tam-ing(ビーイング系レーベル)
      • ユニオンレコード(かつての準主力レーベル。当初は群小の洋盤を統括する位置付けのレーベルとして発足したが、1960年代後半に和製ポップスを手がけたのを機に洋楽レーベルとしての色合いが徐々に薄れ、1970年代後半にはポップス・歌謡曲中心の邦楽レーベルに転向・特化した。一時は休止状態にあったが、2007年、和田アキ子のレーベルとして復活)
  • 第一興商グループ
    • 徳間ジャパンコミュニケーションズ(2001年10月徳間書店から買収)
      • ミノルフォン(演歌系。作曲家・遠藤實の名前から命名。旧徳間音楽工業系)
      • ジャパンレコーズ(メインレーベル)
      • スタジオジブリレコーズ(スタジオジブリ専属レーベル。徳間書店子会社時代から続いている)
      • ガウス(演歌系が中心。第一興商が徳間ジャパンや日本クラウンの買収以前に自ら設置したレーベル。2005年に徳間ジャパンコミュニケーションズに吸収合併。一時期、中森明菜も使用していたこともあった)
      • メルダック(J-POP系のメインレーベル。旧トライエム(元三菱電機子会社)のレーベルだったが2005年に徳間ジャパンコミュニケーションズに事業譲渡。トライエムは音楽出版会社として存続)
      • MIDZET HOUSE(ミゼットハウス)(寺田恵子浜田麻里アン・ルイスらが在籍)
      • Ayers(エアーズ)(アミューズと旧アポロンが折半出資したレーベル。2000年2月に消滅。日本クラウン子会社のトライエム(当時)が著作権を買収)
    • 日本クラウン(三菱電機ほか三菱グループから買収)
      • クラウンレコード(メインレーベル。主に演歌系)
      • PANAM(主にポップス系)
        • ORPLID(PANAMが一時期休止していた時に設立されたポップス系レーベル。1981年に消滅するし同時にPANAMが復活した)
      • CROWN GOLD
      • CROWN STONES
  • 日本コロムビア(2002年10月から2010年9月までの社名はコロムビアミュージックエンタテインメント。旧日産コンツェルン系・日立グループ。2001年にリップルウッドが日立グループから買収)
    • コロムビアレコード(演歌、童謡・唱歌)
    • CMEレコード(コロムビアレコードより分離)
    • DENON(設立当初は「デノン」と呼称し、和製洋楽レーベルとしてベッツィ&クリスやジミー・オズモンドなどをリリース。1973年にPCM(デジタル)録音を本格化させるとクラシックやジャズ等オーディオファイル向け音源をリリースするレーベルに業態変更、呼称も「デンオン」となり、旧デノンは「BLOW UP」にレーベル名を変更した。)
    • パッションレコード(ポップス系)
      • T-BOOM(パッションレコードより分離。一青窈Bon-Bon Blancoなどが在籍、PaniCrewはBMG JAPANに移籍)
      • M-TRAIN(パッションレコードより分離、中村雅俊のプライベートレーベル)
    • トライアド(ロックやシティポップス中心。一時期「ヒートウェーブ」として独立したレコード会社となったこともあり)
    • ヒートウェーブ(山口洋、千聖(PENICILLIN)などが所属。独立したレコード会社だったが2001年にコロムビアに吸収された)
    • アニメックス(アニメ・ゲーム系レーベル)
    • フォルテミュージック(特撮系レーベル(平成版ブラジルレコード)。現在はコロムビアレコード系のアニメックスに統合)
    • ベターデイズ(フュージョン系レーベル、現在は廃止)
    • エースハイ・レコーズ(NITRO MICROPHONE UNDERGROUND中心のレーベル)
    • ブロー・ウィンド・レコード(BLOW WIND RECORDS)
  • ポニーキャニオンフジサンケイグループ
    • PONY CANYON(メインレーベル)
    • フライトマスター(表記は「FLIGHT MASTER」 J-POP系)
    • Canyon International
    • F-LABEL(フォーク系レーベル)
    • SEE-SAW(ニューミュージック・ロック系レーベル)
    • NAV(アイドル系レーベル。田原俊彦石川ひとみらが所属)
    • CineDisc(映画サントラ関連レーベル)
    • MASSIVE RECORDS
    • ROCKER ROOM
    • Knife Edge
    • バリアフリー
    • くレーベル(KREVA主宰のレーベル)
    • Leafage
    • m.o.e.(アニメ関連レーベル。2005年頃にメインレーベルに吸収、運営終了)
    • アードバーク(1970年設立。2000年に消滅)
    • Zeit(THE ALFEEのプライベートレーベル。1997年に東芝EMIへ移籍し消滅)
  • TOY'S FACTORY(元日本テレビグループ)
    • TOY'S FACTORY(メインレーベル)
    • CARNAGE(メロコア系レーベル・消滅)
    • kimi(ダンス系レーベル・2010年に運営終了)
    • MEME TOKYO(でんぱ組.incのプライベートレーベル)
    • NOFRAMES
    • セーニャ・アンド・カンパニー(関連会社。現在はゆずのプライベートレーベル)
  • Johnny's Entertainmentジャニーズ事務所子会社)
    • Johnny's Entertainment(メインレーベル)
    • J Storm
    • J-One Records(KAT-TUNのプライベートレーベル)

インディーズレーベル[編集]



特殊形態[編集]

戦時中における日本のレコードレーベル[編集]

太平洋戦争時代の日本では、1942年の敵国語(外来語)禁止に伴い、レーベルや社名変更を余儀なくされたレコード会社があった。戦後、これらのレーベルや社名の多くは従来のものに戻されている。

  • コロムビア
ニッチク(音符マークだけはそのまま)
  • キング
富士音響(ライオンの絵が富士山に変更)
  • ビクター
日本音響
  • ポリドール
大東亜(一部ポリドールレーベルもあり)

プライベートレーベル[編集]

プライベートレーベルとは、アーティストやミュージシャンもしくは関係者によって新設した独自のレコードレーベルのこと。ここでは、特に多用している日本国内での近年の事例(インディーズ枠含む)を中心に列挙する。

日本国内[編集]

海外[編集]

注記事項[編集]

  1. ^ 経歴等の詳細は当該項目を参照。

関連項目[編集]