クレジットタイトル

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クレジットタイトル(credit title)とは、映画テレビ番組、またはレコードCDゲームソフトにおいて、出演者(キャスト)、スタッフ、制作に関わった企業団体などの名前を表示するものである[1]。日本においてはクレジット(credit)と略し、「クレジットする」と動詞化した使い方も見受けられる。

クレジットの原義は「信用」である。作品の制作に関わったキャストやスタッフの功績を認め、またその権利を明確にするためにクレジットタイトルは表示される。さらにクレジットの順番は、その作品における重要度を表している。

目次

[編集] クレジット順

本項ではテレビドラマ・映画においてのクレジット順について説明する。テレビドラマ・映画において、オープニングまたはエンディングにキャスト・スタッフを表示したクレジットが流れる。通常、キャスト→スタッフの順に表示され、劇中使用BGMなどの表示位置はドラマ/映画により異なる。中でも、キャストのクレジット順に注目する人は多く、しばしば議論されることがある。キャストのクレジット順を議論する際には、下記の用語が使われる。

[編集] クレジット用語

主演/トップ
キャストロールにおいて、1番始めに表示される役で、ドラマ/映画における主役に相当する。
W主演(ダブルしゅえん)
主役に相当する役が2人いる場合、2人はW主演扱いとなる。点滅式、スクロール式のクレジットのいずれにおいても、2人は同時に表示される。例外もあり、メディアでの発表上はW主演扱いだが、クレジット表示上は1-2番手と同じ様に表示されるケースもある。他のケースとしては、『野ブタ。をプロデュース』において、メディアでは亀梨和也山下智久はW主演扱いだったが、クレジット表記上は、W主演の表示に則った、2人同時のスクロールであった上に、山下智久に特別出演表記がされていた。
n番手(n=数字)
キャストロールにおいて、エキストラ他の表示が始まるまでの、序盤に表示される役を指す。たいてい2-5番目の役を指すのに使用される。これらの役者の物語への影響力はドラマによって異なる。
特別出演
他ドラマで主演やトメを務めるような大御所俳優が脇役で出演する際に、役者名の隣に括弧表記される。尚、毎話登場する物語の鍵を握る人物にも付けられることがあり、役柄については脇役とは限らない。近年では、他のドラマではトメをはるような役者が、物語の内容上トメ前になるときに、その役者に配慮して付けられることが多い。詳しくはカメオ出演参照。
友情出演
監督や主演俳優が友人の俳優などの芸能人に依頼して出演してもらう場合や、俳優自身が願い出てキャスティングされる場合に表示される。詳しくはカメオ出演参照。
トメ(オチ)
キャストロールにおいて、最後に表示される役で、殆どの場合において、物語の鍵を握る役に相当する。ドラマによって、トメの影響力は異なり、2番手と同等、もしくは主演並に相当する場合もあれば、クレジット序盤に表示される役に劣る場合もある。また、W主演など主演が複数いると謳われるドラマ/映画でも、その主演者たちの間に明らかに大きな年齢、キャリアの差がある場合は、よりキャリア、年齢が上の役者がトメに回されることがある(例:映画『釣りバカ日誌』の三國連太郎、ドラマ『101回目のプロポーズ』の武田鉄矢、『リアル・クローズ』の黒木瞳、「横溝正史シリーズ」の古谷一行、時代劇「必殺シリーズ」の初期の藤田まことなど)など、基本的にトップ、n番手よりもベテラン、年長の俳優や女優が当てられる場合が多い。その他にも、『ガリレオ』や『BOSS』のように、その回のメインゲストがトメの位置に表示されることもある。
トメ前
キャストロールにおいて、最後から2番目に表示される役で、殆どの場合において、物語の鍵を握る役に相当する。トメには劣るが、ドラマによってはトメと同等の影響力を持つ。
トメG
キャストロールにおいて、トメを含むキャストロール終盤で表示される役のこと。重要な役が数多く含まれる。トメGでは原則、後ろへ行くほど役の重要度又は役者の格が上がっていくがトメ・トメ前以外はすべて同等の場合も多い。トメGで始めに表示される人をトメGトップ(先頭)などと呼び、大河ドラマなどにおいてはトメ前と同等と言われる。
中G/中軸
キャストロールにおいて、中盤に、エキストラ他の表示に挟まれて表示される役で、基本的にトメGに比べると重要度は低いが、トメに相当する役が表示されることもある(そのことを示すために、単独中トメで特別出演をつける場合がある)。また、配役の多いドラマ/映画では、中Gに2人以上の役者がいたり、中Gが2つ以上に分かれている場合もある。中G中のトメを中トメと言うこともある。

[編集] クレジットの主な流れ

キャスト表示
  • 主演→2番手(W主演)→n番手グループ→(重要度の低いキャスト連名)→エキストラ他の表示→中G→エキストラ他の表示→トメG→(スタッフ表示へ)
スタッフ表示(一例・ドラマの場合。)
  • 製作総指揮
  • 製作
  • 企画
  • プロデューサー
  • ラインプロデューサー
  • 原作
  • 脚本
  • 音楽
  • 技術
  • 撮影
  • 照明
  • 音声(録音)
  • 映像
  • 調整
  • 編集(VTR編集)
  • 効果(選曲効果)
  • 美術(美術制作)
  • デザイン
  • 装置
  • 小道具
  • 持道具
  • 装飾
  • 衣装(衣裳)
  • スタイリスト
  • メイク
  • 技術協力
  • 衣装協力(衣裳協力)
  • 美術協力
  • 撮影協力(ロケ協力)
  • 協力
  • 助監督
  • 広報(番組宣伝)
  • スチール
  • 記録
  • 擬斗
  • 主題歌(テーマ曲)
  • 挿入歌
  • 音楽協力
  • 監督(演出)
  • 製作著作

音楽・クイズ・トーク・バラエティ番組などの場合は一部を除いてドラマの例とはスタッフ表示の序列が異なり、企画が最初、最高責任者であるチーフプロデューサーなど(=制作)が最後といった配列になることが多い。ディレクターは最初に表示される場合と、プロデューサーまたは演出(=チーフディレクター)などの直前に表示される場合との両方が存在する。また総合演出などとプロデューサーの序列は番組によって異なる場合があり、通常は上役に当たる方が後ろに表示される。

[編集] オープニング、エンディング

映画、テレビ番組などの映像コンテンツでは、コンテンツの最初と最後に2回クレジットが表示されることが多く、それぞれオープニングクレジット(opening credit)、エンディングクレジット(ending credit、closing credit)という。

原則として、オープニングでは制作会社主演など主要な出演者、プロデューサー監督原作などの主要なクレジットが、エンディングでは全てのクレジットが表示される。

かつて日本テレビドラマでは、オープニングに全てのクレジットを表示させ、エンディングを省いた作品が多かったが、ここ10年ほどでは、オープニングをタイトル表示のみとし、エンディングで主題歌を流し、全クレジットを表示させるやり方が多い。

日本のテレビアニメでは、オープニングで一度表示したクレジットは、エンディングではもう表示しないことが多い。声の出演者はエンディングに表示されることが多い。ただし、最後の製作会社・製作委員会名のクレジットはオープニング・エンディング両方に表示することが多く、片方のみの事例は東映アニメーションがオープニングのみとなっているのを除けば少数にとどまる。

[編集] スタッフロール

映像コンテンツで、クレジットタイトルが下から上や、右から左へに(縦書きでは左から右に)一括して流れるように表示されるものをスタッフロール(staff roll)という(スタッフというが、特にスタッフに限らず、クレジット全般についてこういう)。ロール(roll)とは巻物の意味で、かつては実際にクレジットを書いた巻物を用意して、それを開くさまを撮影したことに由来する。

エンディングクレジットがこの形で表示されることが多く、エンドロールエンディングロールという(英語ではend roll、ending rollとはあまり言わない)。

なお、タイトルロール(title role)はこの意味のロールとは無関係な用語である。

[編集] 脚注

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  1. ^ credit titles 映画やテレビで字幕で示される俳優など協力者の名、三省堂提供EXCEED 英和辞典


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