グランジ

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グランジ
Grunge
様式的起源 オルタナティヴ・ロック
ハードコア・パンクヘヴィメタル
インディー・ロック
文化的起源 1980年代中期ワシントン州
使用楽器 ボーカルギターベース
ドラム
流行時期 1990年代初期~中期
派生ジャンル ポスト・グランジ
ローカルシーン
シアトル
関連項目
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グランジ (Grunge) とは、ロック音楽のジャンルのひとつ。「汚れた」、「薄汚い」という意味の形容詞 "grungy" が名詞化した "grunge" が語源。1990年代アメリカシアトルを中心に興った潮流であり、オルタナティヴ・ロックの一つに位置づけられる。ニルヴァーナパール・ジャムサウンドガーデンといったバンドがメジャーシーンで成功を収めたことで、ヘヴィメタルが席巻していた当時のアメリカのロックチャートを塗り替え、世界的なブームとなった。

目次

勃興から現在 [編集]

グランジというジャンルは、ハードロックヘヴィメタルといった既存のジャンルに括りきれない新たな音楽性を持ったバンドが1980年代末期から1990年代初頭にかけて次々と台頭した結果、メディアによって定義されたものである。1991年にニルヴァーナの「ネヴァーマインド」が一大センセーションを起こし、続いてパール・ジャムの「テン」やサウンドガーデンの「バッドモーターフィンガー」が発表されたことで、広い層の音楽ファンの関心をひくこととなった。ニルヴァーナの先輩格にあたるソニック・ユースは同年を「Year Punk Broke」と呼び、後に同名の音楽ビデオを発表している。

グランジ・ムーヴメントのピークは1994年にニルヴァーナのカート・コバーンが自殺したことによって過ぎるが、その後もパール・ジャムやスマッシング・パンプキンズなどといった人気バンドが活動を続ける一方、彼らのフォロワーバンドがポスト・グランジとして出現。2013年現在まで音楽シーンに影響を与え続けている。

ニルヴァーナのドラマーであったデイヴ・グロールはグランジを「ラウドなギターとラウドなドラムと絶叫ヴォーカル」と定義したうえで、その種の音楽は現在まで一度も廃れたことがないと発言している[1]

音楽系統的・思想的・ファッション的な特徴 [編集]

グランジ(オルタナティヴ・ロック)はそもそも、その母体・源流を、1970年代以前のパンク・ロック~1980年代のポストパンクハードコア・パンクなどといったインディーロック系のシーンに持つ(オルタナティヴ・ロックの項も参照)。よって、出自的・思想的にはそれらとの関係性を欠かすことはできず、グランジ自体もパンクの1ジャンルとして包括されて語られることも多い。

グランジの音楽的な最大の特徴は、パンク・ロック的と呼べる簡素で性急なビートと、ハード・ロック的と呼べるリフ主体の楽曲構造とが融合されていることである。また、いわゆる「静と動」のディストーションギターのサウンドも往々にして語られるが、こちらはグランジ全体というよりもニルヴァーナなどの一部のバンドの楽曲に頻繁に聞けるもので、その起源はピクシーズなどの1980年代末期のギターロックバンドにあると言われる。系統的に見ればグランジのサウンドは1980年代のポストパンクなどからの濃い影響が覗えるが、レッド・ツェッペリンなどの1970年代のハードロックバンドの影響を口にするバンドも多い。対して、1980年代のアメリカンハードロックやLAメタルなどを忌み嫌うバンドがほとんどであり、あまりにも有名なニルヴァーナとガンズ・アンド・ローゼスの対立を引用するまでもなく、他の多くのグランジバンドもアメリカンハードロック・メタルを敵視し、実際にグランジの台頭によって多くのポップメタルバンドはビルボードチャートから消えていった。

多くのバンドは楽曲やアートワークに退廃的な雰囲気を内包しており、これらも1980年代のUSインディーロックからの直接の影響が覗える。また、オルタナティヴ・ロック全体に共通する傾向ではあるが、前時代にヒットチャートを埋め尽くしていたポップメタルやディスコポップなどに比べると、歌詞や楽曲は格段にシリアスな趣となっている。

この系統の有名なレーベルとして、シアトルのサブポップレコードなどがある。

グランジミュージシャン [編集]

シアトル近郊 [編集]

その他地域 [編集]

脚注 [編集]

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]