ナショナル・ソーシャリスト・ブラックメタル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ナショナル・ソーシャリスト・ブラックメタル
National Socialist Black Metal
様式的起源 ブラックメタル
文化的起源 1990年代前半、ヨーロッパ
使用楽器 ボーカルギターベースドラムキーボードシンセサイザー
テンプレートを表示

ナショナル・ソーシャリスト・ブラックメタル(National Socialist Black MetalNSBM)は歌詞やアートワークでナチズムを賛美したり、類似のイデオロギーを表現するブラックメタル

概要[編集]

NSBMの典型はネオナチの思想(ファシズム白人優越主義白人分離主義反ユダヤ主義ホモフォビア等)とペイガニズムや"外国"の宗教(キリスト教ユダヤ教イスラム教等)に対する敵意を融合させたものである。中にはペイガニズムではなく、サタニズム神秘学の思想をネオナチの思想と融合させるバンドもいる。NSBMは独立した音楽のジャンルとは考えられておらず、ネオ・フォルキッシュ・ムーヴメントやブラックメタルの中での一つのムーヴメントととらえられているにすぎない。 ヴァルグ・ヴィーケネスはブラックメタルシーンにこのような考えを持ち込んだ張本人だと考えられている。もっとも、現在では彼がナチズムと関係したのは、ナチがペイガニズムを受容したこととネオナチがサポートをしてくれたことが理由だと主張している[1]。 Mattias Gardellによれば、NSBMミュージシャンは「国家社会主義をブラックメタルが本来持っている政治的、精神的な抗議の論理的な延長線上にあるもの」だととらえているという[2]

ナチズムの考え方を持っていても、音楽でそれを表現していないバンドはブラックメタルシーンでNSBMと扱われることは一般的にはない。しかし、メディアでNSBMとレッテルを貼られることはあり得る[3]ショック・ヴァリューを狙ってナチズムを利用しているだけのバンドもいる。

バンド一覧[編集]

参考文献[編集]

脚注[編集]