アバンギャルドメタル

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アバンギャルドメタル(avant-garde metal)は、ヘヴィメタルカオティック・ハードコアミクスチャー・ロックから発生したジャンルの一つ。

その音楽性は、ジャズポップスクラシックロック、テクノ、ヒップホップハウスグラインドコアレゲエカントリー等の多ジャンルとデスメタルを融合するというもの。別々の曲をツギハギにつなげたような感覚のアップダウンテンポが激しい曲が多い。歌唱法として、デスボイスデスシャウトを用いることが多い。機械音、効果音で演奏されることが特徴。

特徴[編集]

アバンギャルドメタルは、ヘヴィメタルのサブジャンルの中で最も定義が難しいとされているが[1]、斬新でアバンギャルドな要素を持ち、壮大な実験が行われている場合や、歌唱方法・サウンド・構成・使用楽器・演奏スタイルが型破りなものに使われやすい[2][1]。また、この呼び方はアトモスフィアリック・メタルや、ポストロックにあやかって名付けられたポストメタルと区別するために使われることもある[3]。 アバンギャルド・メタルはプログレッシブ・メタルと関連付けられるが、プログレッシブ・メタルが正統派への回帰を目指しより複雑な技法を用いるのに対し、アバンギャルド・メタルは実験的な要素をより濃く表している[1]。 アバンギャルド・メタルは風変わりなサウンドを用い、しきたりを破り、そして新たな要素を加えていることが多く、歌詞や視覚効果も多様化している[1]。 Jeff Wagnerは自著 Mean Deviationの中で、このようなバンドの間でドラムマシンといった電子打楽器の導入や、女性ボーカルの起用、そしてオペラ風歌唱法の採用などが広がっているが、いずれの要素もセルティック・フロストの影響を受けた者である、と記している[4]。 また、カナダのバンド・ヴォイヴォドも機械的なボーカルや通常あまり使われない拍子、不協和音の効いた常識はずれのギターサウンドなどといった技法への道を切り開き、のちの世代のバンドに影響を与えたことでも知られている[4]

代表的なアーティスト[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d Freeborn, Robert (2010年6月). “A Selective Discography of Scandinavian Heavy Metal Music”. Sound Recording Reviews. p. 842. 2010年4月25日閲覧。
  2. ^ Bowar, Chad. “What Is Heavy Metal?”. About.com. 2010年4月25日閲覧。
  3. ^ Buts, Jeroen. “5.1”. The Thematical and Stylistic Evolution of Heavy Metal Lyrics and Imagery from the 70s to Present Day. p. 81. http://lib.ugent.be/fulltxt/RUG01/001/414/985/RUG01-001414985_2010_0001_AC.pdf. 
  4. ^ a b Wagner 2010, pg. 124.
  5. ^ Rivadavia, Eduardo. “Pale Folklore Review”. Allmusic.com. 2012年7月31日閲覧。
  6. ^ Sharpe-Young, Garry. “Age of Silence”. MusicMight.com. 2008年4月5日閲覧。
  7. ^ http://www.musicmight.com/linkto/artist/{46ED1C0B-190D-4D13-9D87-F00CE52 MusicMight
  8. ^ Harris, Chris. “Metal File: As I Lay Dying, Meshuggah And Ill Nino”. Mtv.com. 2008年4月15日閲覧。
  9. ^ [1]
  10. ^ 奥野高久 (1998年). "リバティーン・ヒューミリエーション" [CDライナー]. ミサントロプ 『Libertine Humiliations』のアルバム・ノーツ 日本東京都新宿区矢来町: アヴァロン・レーベル (MICY 1104).
  11. ^ Lost in Reverie - Peccatum - Allmusic
  12. ^ Sharpe-Young, Garry. “Portal”. MusicMight. 2009年6月20日閲覧。
  13. ^ Rivadavia, Eduardo. “Psyopus > Biography”. Allmusic. Macrovision. 2012年7月31日閲覧。 “...Psyopus plays an experimental form of art metal, contrasting high-grade musicianship with template-free arrangements and full-tilt-gonzo delivery often sounding like the work of Mr. Bungle or the Dillinger Escape Plan taken to the next plane of outlandishness.”