スタジオ・アルバム

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スタジオ・アルバムは、録音スタジオで制作されたアルバムのこと。稀に録音機材を持ち込んで一般の建物を使用して録音する場合もある。リミックスなどは含まれない。オリジナル・アルバムと呼ばれることもある。この場合はライブ・アルバムが対義語になる。

レコードとしては最も一般的な形態で、現代のポピュラー・ミュージシャンにとって中心となる著作物である。そのためスタジオ・アルバム発表→プロモーション・ツアー(コンサートを含む)というサイクルが通例のルーチンとなっている。

音楽業界全体で見ても、累計で1000万枚以上の売上実績があるヒット・アルバムはそのほとんどがスタジオ・アルバムかサウンドトラックとなっている。

アルバムに対してシングルは、ほとんどスタジオ録音が基本であり、ライブ録音された楽曲があったとしてもそれはB面にライブ・バージョンとして収められ、A面になることは稀である。したがって、シングルをスタジオ・シングルという言い方は普通しない。

用例[編集]

通常、特定のアーティストのディスコグラフィ等で「○枚目のスタジオ・アルバム」、「○年ぶりのスタジオ録音盤」などと表現する場合、以下の3つのいずれかを指すことが多い。

コンピレーション・アルバムと対比して使う場合
この場合のスタジオ・アルバムとは、スタジオ録音された「新曲」を中心に構成されたアルバムを指し、「既発曲」の集合体であるベスト・ヒット集などのコンピレーション・アルバムに対して、「そのアルバムを発表するために新曲を書いて録音した」という意味。(「新録」という表現もある)。ただし、スタジオ録音の新曲に、先行してリリースされたシングルが数曲合わせられるような場合には、これも同様にスタジオ・アルバムと見なされる。「オリジナル・アルバム」とも呼ばれる。
音楽業界全体で見ても、累計で1000万枚以上の売上実績があるヒット・アルバムはそのほとんどがスタジオ・アルバムかコンピレーション・アルバムとなっている。
ライブ・アルバムと対比して使う場合
聴衆に向けての生演奏を、会場で収録してアルバムにする「ライブ・アルバム」に対して、もっぱら録音作業のためだけにスタジオその他の施設に入って録音したもの、という意味。この場合は聴衆の有無が区別の論拠になり、録音場所がスタジオ内であっても、聴衆を中に入れてコンサート形式で演奏しながら録音したものは「スタジオ・ライブ」などと称される。
ミニ・アルバムと対比して使う場合
ミニ・アルバムは必ずしもスタジオ録音または新曲を収録したものとは限らないが、収録曲数の多寡により区別される。この場合、ミニ・アルバムに対して「フル・アルバム」と呼ばれることがある。