踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
| 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! |
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|---|---|
| 監督 | 本広克行 |
| 脚本 | 君塚良一 |
| 製作 | 村上光一 |
| 製作総指揮 | 亀山千広 |
| 出演者 | 織田裕二 柳葉敏郎 深津絵里 水野美紀 ユースケ・サンタマリア いかりや長介 |
| 音楽 | 松本晃彦 |
| 主題歌 | 「Love Somebody -CINEMA Version II- 」 織田裕二 feat.MYA |
| 撮影 | 藤石修 |
| 編集 | 田口拓也 |
| 配給 | 東宝 |
| 公開 | |
| 上映時間 | 138分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
| 興行収入 | 173.5億円 |
| 前作 | 踊る大捜査線 THE MOVIE |
| 次作 | 踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ! |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| IMDb | |
『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(おどるだいそうさせん ザ ムービー ツー レインボーブリッジをふうさせよ)は、2003年7月19日に公開された日本映画である。
目次 |
[編集] 概要
フジテレビの連続テレビドラマ『踊る大捜査線』の劇場版第2作である。スタッフからの略称はOD2。本映画のヒット後、国際版『踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2』がリミックス制作され、上映された。
日本国内での興行収入は173.5億円で、洋画やアニメ映画をおさえ、2003年の興行収入第一位を記録した。2009年現在の歴代日本映画興行成績でも第6位となっており、邦画の実写映画としての興行収入は首位を記録している(2009年度現在)。
劇中の設定は、2003年11月22日 - 24日の3日間である(前作は1998年11月4日 - 6日)。
[編集] キャッチコピー
- He’s back(彼が戻ってきた)
- 現場に正義を。(青島)
- 所轄に愛を。(雪乃・真下)
- 捜査に信念を。(すみれ・和久)
- 接待にモナカを。(室井・スリーアミーゴス)
[編集] ストーリー
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
副総監誘拐事件から5年後のある3連休の初日、湾岸署管内で婦女暴行事件とスリ事件が発生する。さらに管内で会社役員の他殺体が発見され、警視庁捜査一課は湾岸署に捜査本部を設置する。本庁初の女性管理官=沖田仁美警視正が本部長として指揮をとり、室井慎次警視正がそのサポートをすることになった。それと同時に警視庁が湾岸署管内に秘密裏に設置した監視カメラシステム「C.A.R.A.S.(Criminal Activity Recognition Advanced System)」による捜査も開始され、青島や同僚の恩田すみれがその任務に就くが、その監視網をあざ笑うかのように第2の殺人事件が起きてしまい、室井はその責任を取って、監視ルームに実質軟禁されることになる。
[編集] キャスト
登場人物については、踊る大捜査線シリーズの登場人物一覧を参照。
※役職等は本編開始時点
- 青島俊作(湾岸署刑事課強行犯係・巡査部長) - 織田裕二
- 室井慎次(警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査担当管理官・警視正) - 柳葉敏郎
- 恩田すみれ(湾岸署刑事課盗犯係・巡査部長) - 深津絵里
- 柏木雪乃(湾岸署刑事課強行犯係・巡査部長) - 水野美紀
- 真下正義(警視庁刑事部捜査一課・警視) - ユースケ・サンタマリア
- 袴田健吾(湾岸署刑事課長・警部) - 小野武彦
- 魚住二郎(湾岸署刑事課強行犯係長・警部補) - 佐戸井けん太
- 秋山副署長(湾岸署副署長・警視) - 斉藤暁
- 中西修(湾岸署刑事課盗犯係長・警部補) - 小林すすむ
- 緒方薫(湾岸署刑事課盗犯係・巡査部長) - 甲本雅裕
- 森下孝治(湾岸署刑事課強行犯係・巡査部長) - 遠山俊也
- 神田署長(湾岸署長・警視正) - 北村総一朗
- 一倉正和(警視庁刑事部捜査一課長・警視正) - 小木茂光
- 草壁中(警視庁警備部警備第一課特殊部隊(特殊急襲部隊、SAT)中隊長・警視正) - 高杉亘
- 吉田敏明(警視庁副総監・警視監) - 神山繁
- 安住武史(警察庁刑事局長・警視監)- 大和田伸也
- 小池茂(監視モニター室オペレーター・警視庁刑事部付技術捜査官) - 小泉孝太郎
- 江戸りつ子 - 小西真奈美
- 沖田仁美(警視庁刑事部捜査一課強行犯担当管理官・警視正) - 真矢みき
- 新城賢太郎(警察庁長官官房審議補佐官・警視正) - 筧利夫
- 増田喜一 - 岡村隆史(女子高生を連続して襲う噛み付き魔)
- 和久平八郎(湾岸署刑事課指導員) - いかりや長介
- カジノの内の外国人 - ジョン・スレッジ
- 捜査員(警視庁刑事部捜査一課) - 佐々木蔵之介、眞島秀和、小須田康人、中根徹
[編集] スタッフ
- 監督:本広克行(ROBOT)
- 脚本:君塚良一
- 音楽:松本晃彦
- 製作:村上光一(フジテレビ)
- エクゼクティブ・プロデューサー:亀山千広(フジテレビ)
- プロデューサー:臼井裕詞、堀部徹、安藤親広、石原隆、高井一郎
- キャスティング・プロデューサー:東海林秀文
- アシスタント・プロデューサー:前田久閑、関口大輔
- 監督補:長瀬邦弘
- セカンドユニット監督:羽住英一郎(ROBOT・本編冒頭のSAT突入シーン)
- 録音スタジオ:日活スタジオセンター
[編集] いかりや長介の遺作
初日の舞台挨拶で、退院したばかりのいかりや長介(和久平八郎役)がファンの前で挨拶した。その席で深津絵里が涙ぐむ一幕もあった。踊る大捜査線関連でいかりやが公の場に姿を見せた最後の場所となった。
和久役でいかりやを知ったファンも多く、2004年3月20日にいかりやが死去した際、告別式で「和久さーん」と叫ぶ声もあった。また、告別式を警備していた警備員や警察官が霊柩車に敬礼をして見送る姿に、和久の存在を重ねる場面もあった。
いかりやの没後に発売となったDVDでは、スタッフロールの最後に「ありがとう、和久平八郎 さよなら、いかりや長介 湾岸署一同」の一文が追加されている。
[編集] レインボーブリッジ
レインボーブリッジを封鎖するシーンは、実物のレインボーブリッジが東京の大動脈の一つであり、撮影での使用・貸切が不可能であったため、実際の撮影は当時工事中の京滋バイパス久御山ジャンクションで2003年3月13日 - 15日にかけて行われた。当時、未開通で供用前の大型ジャンクションはここだけであり、レインボーブリッジを彷彿させるロケーションは他になかった。そこで、撮影許可を得ようと日本道路公団(当時)に話を持ちかけたところ、関西支社の担当責任者の一人が『踊る大捜査線』の大ファンであったことも作用し、撮影に使われる場所の工事を前倒しで行うなどの対応がとられ、「供用前の自動車専用道路」を借り切ってのロケーションが可能となった[1]。映画を見ると、この久御山ジャンクション付近にある「JUSCO」(現:イオン)久御山店の看板が小さく写っている(本作はそのジャスコ久御山店併設のシネコンでも上映された)。
山の影がうっすらと映っているなど実際のレインボーブリッジではあり得ないシーンがあるが、本広克行監督によれば、「どのくらいの人が気づくかなと思い、フィクションであることを示すために意図的に残してある」とのことである。その理由には、撮影に全面協力してくれた日本道路公団への感謝の意味もあったという。なお、2009年3月1日に東京レインボーウオークが開催されており、レインボーブリッジの開通以来初めてイベント等での閉鎖となった。このことは本作品の影響からか、通行止や閉鎖などの表現ではなく「レインボーブリッジ封鎖」の見出しで報道された(記事中では通行止)[2]。
本編では、レインボーブリッジの封鎖に各方面への手続きが必要で完全封鎖に苦慮するというシーンがあるが、現実では上映年のある台風の日に使用が危険視されたレインボーブリッジはあっさり全面通行止め(事実上の封鎖)になった。この日たまたまラジオのゲスト出演があった織田が「レインボーブリッジ、(本当に)封鎖しちゃいましたね」と一言漏らした。
映画発表直後のテレビCMには、映画本編では使用されなかった青島刑事の後ろでレインボーブリッジが(CGではあるが)爆発するシーンがあった。
[編集] オマージュ
作中に出てくる手掛かりの一つ東北訛り(なまり)と「カメダ」の元ネタは松本清張の『砂の器』の内容を多少変えたもの。砂の器では捜査の結果、東北訛りに類似する方言を話す地方の島根県の亀嵩のことであった。恩田が「砂の器」と呟くのは同作品へのオマージュであるとされる。犯人が話したとされる「カメダ」は本当は蒲田のこと。『砂の器』で冒頭に他殺死体が発見されたのも蒲田だった。
劇場版の1作目では誘拐犯の位置を特定する色のついた煙があげられ、その光景がモノクロ(煙だけがカラー)で映される。それを見た青島刑事が「天国と地獄だ」とつぶやくのも黒澤明監督作『天国と地獄』からのオマージュであり、そのモチーフの使用に関しては権利者である黒澤プロダクションから正式な許諾を受けている。その劇場版第1作の事件は誘拐事件、それも誘拐対象が犯人によって誤認されるというあたりまでそっくりである。このように、日本映画の傑作サスペンス映画からのオマージュを作品のガジェットとして製作されている。
『砂の器』、『天国と地獄』ともに、第一の殺人事件発生後、スリーアミーゴスが刑事課に特捜本部設置の報告をしに来た際に、緒方と恩田が調べていたビデオの山の中に含まれている。
[編集] トリビア
- 映画の冒頭で豪華客船でのSATの訓練風景のシーンがあるが、SATが船内に突入した際、ブリッジ(船橋)にいる船長役の人は、撮影に使用した船の本物の船長である。
- 監視モニター室オペレーターの小池は本作の時点では正式な警察官ではなく、警視庁刑事部付技術捜査官として、(株)情報科学工学研究所から出向している技官である。
- 本作ではCGによる合成映像を多用しているが、代表的なシーンとしては、冒頭のSATの訓練風景で豪華客船上空を飛行するヘリコプター・お台場を封鎖するシーンでの道路の電光表示板の文字、渋滞している車列・クライマックスのレインボーブリッジで犯人残り3名を確保するシーンで現場に急行するSATのヘリコプター及び、隊員が降下して犯人を制圧するシーン、意外なところでは、最後に室井が警視総監賞を受賞するシーンの列席者(実際の撮影では20名ほどしかおらず、後でコンピューターでコピーして列席者が沢山いるように見せている)などがある。
- 2009年7月18日に青島役の織田が主演する映画『アマルフィ 女神の報酬』の公開記念として土曜プレミアム枠で放送されたが、裏番組では脚本を務める君塚が脚本を担当したドラマ『華麗なるスパイ』(日本テレビ系、第1話)が放送された。
[編集] 主要受賞
[編集] BAYSIDE SHAKEDOWN 2
国際戦略版として『踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2』が制作された。
オリジナル版から、日本独特のギャグシーンやシリーズを通して見ないと理解できない部分をカット。主人公・青島ひとりの視点から描くように、未使用部分の追補や、同じシーンでも未公開シーンなどによる別バージョンのカットに差し替え、構成を変更。外国人や、『踊る』シリーズの初心者にも見やすいものにし、上映時間も欧米の標準的な上映スケジュールに対応して約19分カット、1時間59分に短縮した。スタッフロールや説明用の字幕は英語のみとなり、オープニングのメインキャスト紹介にユースケ・サンタマリアが追加された。
6.1ch音声によるスカイウォーカー・サウンド制作による音響が、オリジナル版よりも迫力があると話題となった。DVDは、日本映画として初めてのTHX社認定のTHX-DVDとなっている。
しかし、実際に海外で公開・DVD発売・テレビ放映されたかは定かではない(少なくともアメリカ、イギリスでは公開されていない)。
[編集] スタッフ
- 監督:本広克行(ROBOT)
- 脚本:君塚良一
- 製作:村上光一(フジテレビ)
- エクゼクティブ・プロデューサー:亀山千広(フジテレビ)
- プロデューサー:臼井裕詞、堀部徹、安藤親広、石原隆、高井一郎
- キャスティング・プロデューサー:東海林秀文
- アシスタント・プロデューサー:前田久閑、関口大輔
- 監督補:長瀬邦弘
- セカンドユニット監督:羽住英一郎(ROBOT)
- 編集:田口拓也
- 録音:芦原邦雄
- 撮影:藤石修
- 美術:梅田正則
- 音響制作:スカイウォーカー・サウンド
[編集] 出典
- ^ このようなロケーションは『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』でも行われた。
- ^ レインボーブリッジ封鎖! 「東京レインボーウオーク」開催 産経新聞 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/227159/ 他。
[編集] 外部リンク
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