オマージュ

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オマージュの様子(エドモンド・レイトン画)

オマージュ: hommage[※ 1])は、芸術文学においては、尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事。また作品のモチーフを過去作品に求めることも指す。しばしば「リスペクト」(尊敬、敬意)と同義に用いられる。ただしフランス語として使う場合は他の単語と組み合わせて「尊敬を込めた作品」の意味で使われることが多く、hommageだけでは「尊敬、敬意」の意味だけになる。

概要[編集]

創作作品においてオマージュの語を比喩的に尊敬の意に用いる例は、既に20世紀初めのジョージ・オーウェルHomage to Catalonia[※ 2]』(直訳:カタルーニャへのオマージュ、邦題:カタロニア讃歌)に見られる。ロックやポピュラー音楽において、盛んにオマージュの語が用いられるようになり、普及した。

デジタル技術により複製精度の向上でオリジナルと変わらない複製も作れるようになった昨今は、斬新なアイディアの欠如などから、「オマージュ」と称して過去の作品に頼る場合がある。また、「敬意」という曖昧な示準に頼り許可取りをしないことから、しばしば著作権モラルの問題に上がる(盗作に繋がり易い)。

例として女性歌手ジェニファー・ロペスのプロモーションビデオ「アイム・グラッド」が、デヴィッド・ラシャペルの手によって、映画『フラッシュダンス』のオマージュとして制作されたが、あまりにも映画と似すぎていて、制作者に了解を得ていなかったことから、苦言を呈された。

映画などにおいては、好きな監督や作品などへの敬意や愛情を示すために、その作品をイメージさせる映像(演出)を挿入することがある。

脚注[編集]

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  1. ^ フランス語発音: [ɔmaʒ] オマージュ
  2. ^ 英語発音: /ˈhɒmɪdʒ tə ˌkatəˈləʊnɪə/ ミジ・トゥ・カタロウニヤ

関連項目[編集]