模倣

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模倣(もほう)とは、

  • 他のものをまねること[1]。似せること[1]
  • 他者の行動と同様・同類の行動をとること。

幼児の学習過程、社会的流行などがこのかたちをとる。

生物学における模倣[編集]

舌を出す行為を模倣するマカクザルの新生児。

例えば、マウスがT字路を右折してを採ると、そのマウスを手本として、他のマウスも何度かくり返すうちにT字路を右折して餌を採るようになる。これが模倣である。これは人間でも5歳頃から見られるようになる対人行動の一種である。[2]

サル類の場合も、子が親の行動を模倣することで、様々な行動が伝承されている。

社会学における模倣[編集]

社会学における模倣概念は、必ずしも主体の自覚的・意識的な行為を指すものではない。フランス社会学者ガブリエル・タルドは、社会実在論を否定し、個体の(無意識的)模倣とその反復過程から全体社会の現象を説明した(模倣説)。ただ、長らくこうしたタルド流の発想は、非主流派の位置にあった。

しかし、近年、ジル・ドゥルーズの「差異と反復」の哲学(生気論の再評価、ラッツァラート)、カオス複雑性の理論の社会学的展開(ジョン・アーリら)、アクター・ネットワーク理論(ブルーノ・ラトゥールら)やグローバル・ネットワーク論(マニュエル・カステルボブ・ジェソップら)における「感染」概念への注目などを背景にして、主体/客体、構造/主体図式を超えるエージェンシー論のキー概念として再評価が進んでいる。

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 大辞泉
  2. ^ ある程度の学習を要する行動である[要出典]模倣は本能ではないことが実証された[要出典][誰?][いつ?]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]