山口県

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やまぐちけん
山口県
Tunoshima sea side.JPG
山口県旗
山口県旗
日本の旗 日本
地方 中国地方
山陽地方山陰地方
中国・四国地方
団体コード 35000-1
ISO 3166-2:JP JP-35
面積 6,114.14km²
総人口 1,408,437
推計人口、2014年11月1日)
人口密度 230人/km²
隣接都道府県 (陸上)広島県島根県
(海上)福岡県愛媛県大分県
県の木 アカマツ
県の花 夏みかんの花
県の鳥 ナベヅル
他のシンボル 県の魚:フグ
県の獣:ホンシュウジカ
県の歌:山口県民の歌
山口県庁
知事 村岡嗣政
所在地 753-8501
山口県山口市滝町1番1号
北緯34度11分10秒東経131度28分13.8秒座標: 北緯34度11分10秒 東経131度28分13.8秒
山口県庁
外部リンク 山口県
山口県の位置

山口県行政区画図

― 市 / ― 町

ウィキポータル 日本の都道府県/山口県
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山口県(やまぐちけん)は、日本の一つで、本州最西端に位置する。中国地方を構成する五県のうちの一つで、九州地方との連接点の地域である。

概要[編集]

中国地方を構成する県(中国五県)の一つで、県土の大半は山陽地方に含まれ、北部の萩市長門市山陰地方の西端に当たるとされる。県庁所在地は県央部の山口市であるが、下関市宇部市周南市岩国市など経済規模で山口市をしのぐ都市が点在しており、下関市など県西部を中心に経済面などで福岡県北九州地区との繋がりも深い(九州・山口地方)ほか、岩国市などの県東部は広島県地域との繋がりが密接である(詳細は後述)。

令制国長門国周防国に相当するので、防長(ぼうちょう)という別名を持つ。周防国と長門国は後に毛利氏によって統治され、江戸時代には併せて長州藩と称していたことから、長州(ちょうしゅう)と呼ばれることもある。また、「西の京都」と言う意味から山口市付近は西京(さいきょう)とも呼ばれる。

県魚に指定されている下関市フグは日本一の市場取扱量を占める。地元や周辺地域では、主に取扱業者やマスコミなどが縁起を担いでフグとは呼ばず「フク」と呼ぶ(フグが「不遇」に繋がり、フクが「福」に繋がるためとされている)呼び方を定着させようとしている(下関とふく参照)。

県域の方言は「山口弁」に区分されるが、地域ごとに大きな差異が見られる。

山口県政資料館(旧山口県庁舎)

地理・地域[編集]

地形[編集]

東側を除く三方をに囲まれ、その中央部を中国山地が横断している。中国山地に水源を発する河川がいくつか存在するが、河口付近を除けば海沿いに平地は多くなく(特に日本海側)、内陸部の川沿いを中心に盆地が点在する。

周辺海域
主な河川

気候[編集]

冬期は北西の季節風の影響で肌寒い日もあり、北部・西部では曇天の日が多く日照時間が少ない。

降雪量瀬戸内海沿岸部では少ないが、山口県内の中国山地の山沿いでは積雪量は多くなり、多くの道路路面凍結する。

関門海峡周辺ではが発生しやすく、日本海側気候瀬戸内海式気候との境界に当たるため、二面性を持つ気候である。しかし福岡管区気象台の管轄であるため入梅梅雨明けともに九州北部と同時期になってしまう。

強風・風雪・波浪注意報も発令されることも多く、強い冬型の時には暴風雪・波浪警報が発令される場合もある。また、年に数日程度は積雪する日もある(平野部で積雪することは少ない)。

全体的には、太平洋側気候だが、日本海側から内陸部にかけては日本海側気候が混じり、には曇りがあり、も見られる。特に内陸部の山口市山間部、萩市内陸部、周南市岩国市のそれぞれ北部などは、県内でも積雪することがある地域である。北部は日本海に面しており、が高く、海が時化ることも少なくない。

冬でも中国山地朝鮮半島季節風が抑えられるので、日本海側と比べて曇りの日は少なく、晴れる日も多い。積雪も一冬に1・2回程度である。日本海側に対し、内海の瀬戸内海側では波は穏やかである。

瀬戸内海側は瀬戸内海式気候で、比較的温暖な気候であるが、冬は北西の季節風の影響で寒い日もある。冬季の降水日数が日本海側ほどではないものの、他の瀬戸内側の地域に比べて多く、西に行くほど日本海側気候の特徴も混じる。また、瀬戸内海側の周南市宇部市周辺でも冬季の降水日数は他の瀬戸内海側の沿岸地域に比べるとやや多くなっている。

関門海峡周辺の下関市山陽小野田市宇部市などでは日本海側気候と瀬戸内海式気候との境界に当たり、二面性を持つ気候である。冬は周防灘側でも曇りがちの天気になることもあり、時雨や雪を降らせることもある。しかし、周防灘は穏やかで荒れることは少ない。

春先は中国大陸から流入する黄砂が飛来することがある。

上記のように、同じ県内でも地域ごとの気象傾向に差があることもあり、天気予報を発表する際の一次細分区域は「西部」「中部」「東部」「北部」の4つに設定されている(元々は「東部」「西部」「北部」の3区分だった)。2003年(平成15年)3月3日には気象に関する注警報・警報発表区域の細分化(二次細分区域の設定)が行われ、県内が7区域「西部」(豊田 / 下関・宇部)、「中部」(山口・防府 / 周南・北玖珂)、「東部」、「北部」(長門 / 萩・美祢)に細分化された。2007年(平成19年)3月1日には市町村合併を反映する形で二次細分区域が再編され、二次細分区域が8区域に再設定されている。

  • 現行の気象区分(2007年(平成19年)3月1日現在、カッコ内は二次細分区域)[1]
    • 山口県西部(下関 / 宇部・山陽小野田)
    • 山口県中部(山口・防府 / 周南・下松)
    • 山口県東部(岩国 / 柳井・光)
    • 山口県北部(長門 / 萩・美祢)

山口県は地震の起こりにくい地域とされているが、台風梅雨前線などによる被害を受けることがある。特に、台風は九州方面、朝鮮半島方面、四国方面のどの地域を通っても強風域に入る。

1991年(平成3年)の台風19号1992年(平成4年)の台風10号などで大きな被害を受けている。また、2009年(平成21年)と2010年(平成22年)には梅雨前線の活動が非常に活発となり、瀬戸内側で大雨による被害が続出した(平成21年7月中国・九州北部豪雨)。

山口県各地の平年値(統計期間:1971年 - 2000年、出典:気象庁・気象統計情報
平年値
(月単位)
日本海沿岸部 内陸部 瀬戸内海沿岸部 関門海峡
萩市
須佐
長門市
油谷
岩国市
玖珂
岩国市
広瀬
阿東町
徳佐
山口 美祢市
秋吉台
下関市
豊田
岩国 周防大島町
安下庄
柳井市 下松 防府 宇部 下関
平均
気温
(°C)
最暖月 25.8
(8月)
26.3
(8月)
26.4
(8月)
26.2
(8月)
25.2
(8月)
24.5
(8月)
26.7
(8月)
24.7
(8月)
25.3
(8月)
26.2
(8月)
26.2
(8月)
26.8
(8月)
26.3
(8月)
26.9
(8月)
- 27.1
(8月)
最寒月 5.2
(2月)
5.7
(1月)
5.6
(1月)
3.2
(1月)
2.3
(1月)
1.7
(1月)
4.1
(1月)
2.9
(1月)
3.3
(2月)
3.9
(1月)
5.7
(1,2月)
4.8
(1月)
4.5
(1月)
4.7
(1月)
- 6.6
(1,2月)
降水量
(mm)
最多月 266.1
(7月)
244.5
(7月)
287.0
(6月)
341.4
(6月)
372.1
(6月)
303.4
(7月)
308.0
(6月)
327.2
(6月)
317.5
(6月)
315.8
(6月)
304.3
(6月)
314.1
(7月)
325.2
(6月)
287.4
(7月)
293.5
(7月)
290.4
(6月)
最少月 80.3
(12月)
73.4
(12月)
61.4
(12月)
41.0
(12月)
58.6
(12月)
90.3
(12月)
50.6
(12月)
63.4
(12月)
65.1
(12月)
39.3
(12月)
40.8
(12月)
37.0
(12月)
37.0
(12月)
34.8
(12月)
40.6
(12月)
52.0
(12月)

自然公園[編集]

県内の国定公園指定地域である、秋吉台

地域圏[編集]

山口県 地域区分図

地形は、県中央部が山地で沿岸・山あいに小規模な平野や盆地が分散している。海岸線は臨海工業が立地して、それぞれの工場地区ごとに労働力を引き寄せた。また、幹線交通網である国道2号山陽本線も海岸線沿いに走っているため、物流・内陸工業の面でも労働力を引き寄せた。このような産業構造と分布をしているため、特定地域への人口・物流・資本・情報の一極集中は発生せず、多極分散型の地域構造となっている。

県庁所在地である山口市の県内他地域に対する求心力が低いこともあって、同市など県央地域よりも県外の地域との交流が深い自治体もある。県西部の下関市福岡県北九州市とともに関門都市圏の核都市となっており、宇部市山陽小野田市美祢市などが同都市圏に含まれるほか、県東部の岩国市和木町などは広島県広島市を核都市とする広島都市圏に含まれる。また、萩市の江崎・小川地区(旧・田万川町)や須佐・弥富地区(旧須佐町)などは島根県益田市との結び付きが強く、益田都市圏に含まれる。

都市圏[編集]

地域圏にはいくつかの区分方法が考えられるが、一例として山口県による8つの広域都市圏がある[2]。下関広域都市圏と長門広域都市圏は、広域都市圏内で合併が進み、圏内1市となった。以下に記載する人口は、2014年11月1日現在。なお、山口県の総人口は1,408,437人[3]

地区 広域都市圏
(通称;読み)
構成市郡 圏域人口
(人)
岩柳 岩国広域都市圏
(岩国・玖珂地域;いわくに・くが-)
岩国市玖珂郡
(1市1町)
144,116
柳井広域都市圏
(柳井・大島地域;やない・おおしま-)
柳井市熊毛郡大島郡
(1市4町)
81,847
周南 周南広域都市圏
(周南地域;しゅうなん-)
周南市下松市光市
(3市)
251,982
山防 山口・防府広域都市圏
(県央地域)
山口市防府市
(2市)
311,182
厚狭 宇部・小野田広域都市圏
(宇部・美祢地域;うべ・みね-/厚狭地域;あさ-)
宇部市山陽小野田市美祢市
(3市)
259,383
豊関 下関広域都市圏
(豊関地域;ほうかん-)
下関市(1市) 270,787
長北 長門広域都市圏
(長門大津地域;ながと・おおつ-)
長門市(1市) 35,670
萩広域都市圏
(萩地域)
萩市阿武郡
(1市1町)
53,470
  • 基本的に旧郡単位で広域都市圏の線引きがなされている(かつては複数の広域都市圏にまたがる旧郡も存在した)。ここでいう広域都市圏は、基本的に地域圏であって都市圏ではない。
  • 気象予報の二次細分区域は上記の広域都市圏と微妙に異なる。詳細は気候の項を参照。

自治体[編集]

以下の13市・4郡・6町がある。山口県では、町はすべて「ちょう」と読む。村(「そん」と読む)は2006年(平成18年)3月20日本郷村の合併に伴って消滅している。

市部(13市)
郡部(4郡6町)

平成の大合併により消滅した市町村[編集]

2003年(平成15年)4月1日時点で存在し、現在はすでに消滅した市町村の一覧。

歴史[編集]

県名の由来[編集]

廃藩置県の際、県庁が置かれた山口町(現・山口市)の町名がそのまま県名に採用された。「山口」という地名は、阿武郡にある「山の入り口」に由来する。山口弁では、県名は共通語と同じ「やぐち」、市名は「まぐち」とアクセントによる区別がある(後ろに「県」や「市」など接尾語が付く場合は、どちらも共通語と同じアクセントになる)。

先史[編集]

  • 今から約2万5000年前、鹿児島県錦江湾の奥にそびえる姶良火山が大爆発し、火山灰が1500キロも離れた本州の最北端津軽海峡まで降り注いだ。山口県周辺では50 - 70cm程度の堆積があった。
  • 古くは大陸文化の窓口として栄え、綾羅木郷遺跡土井ヶ浜遺跡などの弥生遺跡が多数残る
  • 現在の長門市油谷に世界三大美女のうちの一人といわれる楊貴妃が流れ着いたといわれる
  • 伊都都比古(いつつひこ)は防長地方で文献(『日本書紀』垂仁天皇二年条)に見える最初の人物であり、穴戸に大きな勢力を持つ豪族がいたことを示す伝承である。さらに防長地方が朝鮮半島に至るルートの中継地であったことを示すのが雄略天皇九年条である。これらの伝承から5世紀頃には防長地方は大和政権の勢力下に入っていたと考えられている。そして、各地の豪族は国造という地方行政官に任命されていた。「国造本紀」によれば、周防部で四国造、長門部で二国造の六国造が存在した。

古代[編集]

  • 飛鳥時代には、百済復興戦争の敗戦により、国防最前線として朝鮮式の山城が築かれた。『日本書紀』によれば天智天皇九年に「長門城一・筑紫城二」を築いたという。この長門の城については呼称も位置も明らかでない。
  • 奈良時代以降は、長門周防の2国が設置され、国府は、長門が下関市長府、周防が防府市におかれた。日本唯一の鋳銭所が最初は下関市、のちに山口市に置かれていた地域で、奈良時代から平安時代初期の貨幣が鋳造された。今も山口市には鋳銭司(すぜんじ)という地名や学校名(山口市立鋳銭司小学校)がある。
  • 平安時代末期には源平合戦(治承・寿永の乱)の最終決戦地となり、1185年壇ノ浦の戦いで平家(伊勢平氏)が滅亡。その内乱の際に焼失した奈良の東大寺を復興するため、重源の指導のもとで周防が東大寺料国となった。

中世[編集]

近世[編集]

  • 1600年関ヶ原の戦いでは、中国地方全域を支配していた毛利氏は西軍に参加。毛利輝元が総大将となったが、毛利勢は一族の吉川広家徳川家康に内通したため戦闘に参加せず。西軍の敗戦後は吉川広家の取り成しで毛利家は改易を免れ、減封されて防長2州を領有。以後、幕末まで毛利氏の支配する土地となる。
    • 両国には長門国の萩藩(長州藩)・長府藩清末藩・周防国の徳山藩岩国領の5藩が成立、宇部福原氏館いずれの藩主も萩宗家を中心に団結していたが、岩国領と萩藩の関係は良くなかった。減封を吉川家の裏切りのせいと見る向きも多く、末家として独立した扱いを宗家がしなかったためである。
  • 1838年 : 藩主毛利敬親に登用された村田清風による藩政改革が開始される
  • 1863年 : 毛利敬親が山口に新たな藩庁を築いて移住。以後、長州藩(萩藩)は「山口藩」と称される。
  • 1863年 - 1864年 : 下関戦争(馬関戦争)。外国船に発砲し、4国の連合軍による報復攻撃で馬関砲台などが一方的に壊滅状態となる。以後、藩の大勢は攘夷から開国路線に転じる。
  • 1864年 - 1865年 2度にわたる江戸幕府の長州征伐。藩内部の権力闘争が続いていたが、第二次長州征伐では奇兵隊を率いた高杉晋作らの活躍で幕府軍を撃退。以後、尊皇倒幕で藩論を集約し、明治維新の原動力としてその名を残す。

近・現代[編集]

今後の予定[編集]

人口[編集]

Demography35000.svg
山口県と全国の年齢別人口分布(2005年) 山口県の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 山口県
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
山口県(に相当する地域)の人口の推移
1970年 1,511,448人
1975年 1,555,218人
1980年 1,587,079人
1985年 1,601,627人
1990年 1,572,616人
1995年 1,555,543人
2000年 1,527,964人
2005年 1,492,606人
2010年 1,451,372人
総務省統計局 国勢調査より

政治・行政[編集]

国政[編集]

衆議院小選挙区が4。参議院では、全県で1区を構成する。

山口県と政治家[編集]

長州藩薩摩藩とともに明治維新を主導し、両藩の出身者は明治新政府の枢要な地位に就いた。薩摩が西南戦争で大打撃を受け多数の人材を失ったのに対し、総帥・木戸孝允亡き後の世代交代も順調で、明治時代を通じて形成された長州閥と呼ばれる政治的人脈は山口県出身の有力政治家を輩出し続ける土壌となった。その結果、山口県は大日本帝国憲法日本国憲法の両方の時代を通じて最も多くの首相(9人)を輩出する都道府県となった。こうした背景から、山口県は「大臣、大将を目指せ」という教育を施すような風土を持ち、政治色が強い土地柄となっている。選挙では概して保守系勢力(自由民主党)が強い支持を集める傾向がある。一方で、革新系の政治指導者も少なからず山口県から輩出しており、2010年(平成22年)に首相に就いた菅直人(16歳まで宇部市在住)は非保守系(非自民党系)では初の山口県出生の総理大臣となった。

戦後における山口県出身の有力政治家として、菅直人の他に、首相経験者では岸信介佐藤栄作兄弟と安倍晋三自民党総裁選出馬経験者では安倍晋太郎(元外務大臣で安倍晋三の実父)、林義郎(元大蔵大臣)、高村正彦(元外務大臣)、閣僚経験者では田中龍夫(初代山口県知事、元通産大臣)、佐藤信二(元運輸大臣で佐藤栄作次男)、河村建夫(元文部科学大臣、元内閣官房長官)、吹田愰(元自治大臣)、そのほかの国会議員経験者では重宗雄三(元参議院議長)、徳永正利(元参議院議長)、野坂参三(元日本共産党議長)、宮本顕治(元日本共産党議長)などがいる。

ただし、これらの人物が全て山口県の選挙区からの選出議員というわけではなく、参議院全国区比例区で選出された者(重宗・徳永・宮本)や、上京後に東京都の選挙区から選出された者(菅・野坂)、逆に東京生まれながら山口県の選挙区から選出された者(安倍晋三)もいる。

県政[編集]

歴代知事(公選)[編集]

  • 初代 田中龍夫(1947年4月5日 - 1953年3月24日、2期)
  • 2代 小澤太郎(1953年4月30日 - 1960年8月17日、2期)
  • 3代 橋本正之(1960年9月25日 - 1976年6月30日、4期)
  • 4代 平井龍(1976年8月22日 - 1996年8月21日、5期)
  • 5代 二井関成(1996年8月22日 - 2012年8月21日、4期)
  • 6代 山本繁太郎(2012年8月22日 - 2014年1月14日、1期)
  • 7代 村岡嗣政(2014年2月25日 - 現職、1期目)

議会[編集]

財政[編集]

平成18年度[編集]
  • 標準財政規模 3486億3900万円
  • 一般会計歳入 7470億8700万円 
  • 一般会計歳出 7386億5800万円
  • 財政力指数 0.40885(都道府県平均 0.46)
    • 財政力指数0.4 - 0.5のIIグループ(9自治体)に分類されている
  • 経常収支比率 92.5%(都道府県平均 92.6)
  • 実質収支比率 1.0
  • 人口一人当たり人件費・物件費 14万5634円 (都道府県平均 12万4759円)
  • 実質公債費比率 12.6%(都道府県平均 14.7%)
  • 人口100,000人当たり職員数 1,384.32人(都道府県平均 1,173.11人)
    • 平成17年度から平成22年度までの5年間で1,164人(5.3%減)の削減を目標としている
  • ラスパイレス指数 99.3(都道府県平均 99.6)
地方債残高
  • 普通会計分の地方債現在高 1兆1295億7100万円
  • 上記以外の特別会計分の地方債(企業債)現在高 576億7900万円
第3セクター等債務保証残高
  • 山口県土地開発公社 338億5300万円
  • やまぐち農林振興公社 203億8900万円
平成17年度[編集]
  • 財政力指数 : 0.37(平成17年度)

経済・産業[編集]

産業[編集]

山陽地方に当たる瀬戸内海側は、重化学コンビナートを中心とした工業と、高速道路網などを生かした流通業などが発展しており、瀬戸内工業地域の一角を成す。一方で、山陰地方に当たる日本海側は、農業漁業などの第一次産業観光業などのサービス産業が中心である。

かつては宇部・美祢で鉱業が盛んであり、宇部炭鉱 (宇部市) や大嶺炭鉱 (美祢市) で無煙炭を中心とした石炭が採掘されていた。いずれも現在は閉山しているが、県西部 (宇部市・山陽小野田市など) の重化学工業地域は元々この炭鉱を背景としている。現在美祢地区では石炭に代わって石灰石の採掘が行われており、セメントの製造企業が集中している。一方、周南・岩国などの東部では太平洋戦争当時の海軍燃料廠などに由来する石油精製コンビナートを展開、ソーダなど化学系の製品製造を主とする工業地域を形成している。

経済圏は県内各地域に分散しているが、下関市宇部市山口市 (特に旧小郡町) 、周南市 (特に旧徳山市)、岩国市などにそれぞれ地域の中心都市としてある程度の集積がなされている。山口県全体でみると、多くの金融機関が拠点を置く下関市での集積が顕著であり、地方金融グループである山口フィナンシャルグループ(傘下に山口銀行もみじ銀行北九州銀行)、山口県中西部と島根県の一部を営業エリアとする西中国信用金庫 (下関、吉南宇部津和野の4信金合併で誕生)が下関市に本店を置き、また、日本銀行が山口県唯一の支店を同市に置く。近年の経済停滞によって多くの金融機関が下関市から撤退したものの、現在においても金融機関の集積地たる地位は健在であり、多くの銀行・証券・保険会社が同市に支社・支店を開設している。また、一般紙「山口新聞」や国内最大の水産業界紙「みなと新聞」(全国紙)を編集・発行するみなと山口合同新聞社の本社も同市に置かれている。

主な企業[編集]

山口県内に本社・本部を置く企業(東証一部上場)
山口県内に生産拠点を置く主な企業
山口県発祥の企業

このほか、かつての財閥の一つである日産コンツェルンの創業者たち(鮎川義介久原房之助ら)は山口県出身であり、日産コンツェルンの流れをくむ複数の企業の生産拠点が山口県に残っている。

生活・交通[編集]

警察[編集]

交通[編集]

道路[編集]

高速道路・自動車専用道路
国道
県道
1963年(昭和38年)の山口国体開催にあたり、県管理道路(県道と一部の国道)のガードレールを特産の夏みかんにちなんだ黄色にしようということになった。それ以来県道のガードレールには黄色いものが使われている。

鉄道[編集]

西日本旅客鉄道(JR西日本)
九州旅客鉄道(JR九州)
  • 山陽本線(下関駅 - 門司駅(福岡県北九州市))
錦川鉄道第三セクター鉄道

バス事業者[編集]

航空[編集]

航路[編集]

海外行フェリー
国内フェリー
その他の航路
  • 柱島航路(岩国市)
  • 端島航路(岩国市)
  • 黒島航路(岩国市)
  • 浮島航路(周防大島町)
  • 前島航路(周防大島町)
  • 情島航路(周防大島町)
  • 平郡航路(柳井市)
  • 祝島航路(上関町)
  • 馬島航路(田布施町)
  • 牛島航路(光市)
  • 大津島・馬島・黒髪島航路(周南市)
  • 野島航路(防府市)
  • 蓋井島航路(下関市)
  • 巌流島航路(下関市)
  • 六連島航路(下関市)
  • 関門連絡船(下関市・北九州市)
  • ヴォイジャー(下関市・北九州市)
  • 相島航路(萩市)
  • 大島航路(萩市)
  • 見島航路(萩市)

医療・福祉[編集]

岩国、柳井、周南、山口・防府、萩、宇部・小野田、長門、下関の8つの二次医療圏が設定されている。また、山口県内における三次救急指定医療機関としては、以下の4つがある。

なお、萩医療圏と長門医療圏の全域では、これら4機関への自動車での移動が1時間を越えるため、医療体制や交通網の整備が課題となっている。

災害拠点病院
保育所

教育[編集]

大学

国公立

私立

高等専門学校

国立

中等教育学校

公立

専修学校
特別支援学校
高等学校
中学校
小学校
幼稚園
文部科学省所管外の教育施設

マスメディア[編集]

新聞[編集]

一般紙(全国紙)[編集]

以下の全国紙が購読可能である。読売・朝日・毎日は西部本社(読売は福岡市、朝日・毎日は北九州市に立地)、日経は西部支社(福岡市に立地)、産経は西部本部(福岡市に立地)の管轄となっている。

一般紙(地方紙)[編集]

以下の地方紙が購読可能となっている。

県下全域を発行エリアとする地方紙
県内特定地域を発行エリアとする地方紙
県外に本社があり山口県も発行エリアとする地方紙
専門紙[編集]
日本全国を発行エリアとする専門紙
スポーツ紙[編集]

デイリースポーツ(大阪・神戸本社管轄の広島支社のエリア)を除き、西部本社の販売エリアである。なお、日刊スポーツは2010年(平成22年)4月に防府市以東の管轄が大阪本社版に変更された。そのこともあって、県内で販売されるスポーツ新聞は福岡ソフトバンクホークスアビスパ福岡などの福岡県に本拠地を置く話題が多い(デイリーに関しては阪神タイガースあるいは広島東洋カープまたはサンフレッチェ広島などの広島にフランチャイズがあるもの)。

テレビ・ラジオ放送[編集]

テレビの県域放送局[編集]
ラジオの県域放送局[編集]
在日アメリカ軍のラジオ放送局[編集]
山口県の電波事情[編集]

在山県域局の地上デジタル放送2006年(平成18年)10月から本放送を開始した。完全移行した現在でも山口朝日放送はNHKや先発2社に比べ中継局の整備で遅れを取っている。

山口県の県域放送局の送信所周防灘を望む大平山送信所(標高631m)にあり、ここから発射する電波が福岡・大分・愛媛・広島の周防灘沿岸の広範囲にまで到達する。また、関門海峡を望む火の山下関市)からも高出力の電波が発射されており、福岡県北部で視聴可能なエリアが存在する。逆に三方を海に囲まれている山口県では、福岡や広島から発射される高出力電波の受信可能なエリアも多く存在する。これらが通称「電波銀座」と呼ばれる所以(ゆえん)でもある。

青森県山梨県徳島県と同様、県域局に FNN の系列局は存在しない(かつて tys が FNS に加盟していた。現在は離脱)が、山口県では隣接県に存在する FNN の系列局を受信できるエリアが多い(これを加味してか、RKB・KBC・FBS・TVQが「福岡・佐賀」をメインエリアにしているのに対し、TNC は「福岡・山口」をメインエリアにしてニュースを放送することがある(佐賀には同系列のサガテレビがある))。

  • 下関市(旧市域)や宇部市など県西部の大半でTNCテレビ西日本が受信可能。
  • 岩国市(旧市域)などでtssテレビ新広島が受信可能。
  • 柳井市(沿岸部)や周防大島町などでEBCテレビ愛媛が受信可能。
  • 萩市北部(須佐田万川地区)などでTSK山陰中央テレビが受信可能。
  • 県西部や中部の沿岸部では、TOSテレビ大分(ただし、FNN/NNNクロスネット局)が受信できる場所もある。
    山口県のFNN報道取材担当局は、主に TNC が担当するが、県東部は tss が、県北部は TSK が担当することもある。
    山口県の県域民放局では系列外の FNN・TXN の番組を番組ごとに番組購入を行って時差ネット(数日 - 数ヵ月遅れ)を行っている。一方、ケーブルテレビの普及率が比較的高く[4]、特に県央部をエリアに持つ山口ケーブルビジョンではエリア内の加入率を75%以上と公表しており[5]区域外再放送によって FNN、TXN を視聴する家庭も多い。なお、県西部の大半で、福岡のTXN系列局TVQ九州放送が受信可能。

これらの事情から、2大テレビ専門誌週刊TVガイドザテレビジョン)では、県東部で「広島・島根・鳥取・山口東版」(山口県域局と広島県域局・鳥取県・島根県の番組表を収録)を、県西部で「福岡・佐賀・山口西版」(山口県域局と福岡県域局・佐賀県域局の番組表を収録)をそれぞれ発行・発売しており、同じ雑誌でありながら同一県内で2種類の冊子を発行している[6]。県の西部では主に「福岡・佐賀・山口西版」を、県東部では「広島・島根・鳥取・山口東版」を発売し、その他の地域ではどちらも発売されている。また月刊の「TVnavi」では九州版で山口県(他、福岡・佐賀・長崎・大分・沖縄も)の番組表を載せている。ただし、「ガイド」「テレビジョン」「Navi」以外の「TVぴあ」「TV Bros.」などは、「福岡・佐賀(・山口)」を発売している。

また、他県のラジオでは県西部の大半でRKB毎日放送KBC九州朝日放送FM FUKUOKACROSS FMLOVE FMOBS大分放送FM大分が、県東部でRCC中国放送HFMRNB南海放送FM愛媛、県北部でBSS山陰放送V-airが聴取可能。そのため、山口県のラジオ局はネット番組が比較的多いが、自社制作率の高い福岡や広島、愛媛の県民からは全国ネットのアーティスト番組聴取のために山口県の電波をキャッチするというケースも多く見られる。

山口県は土地柄上、夜間のAM在京・在阪電波よりも、日中から韓国ラジオ電波がよく入り、日本海側ではFMの韓国波も入る。中には、韓国からのAM波に阻害されて県域放送さえ入りにくい地域もある。山口は特に、在京では文化放送 (QR) (1134kHz) が韓国波と被るため、出力の関係で受信不可に近い。在阪局は文化放送ほどではないが入感しづらい。在阪局ではないが電波が飛びやすいといわれるラジオ関西 (CRK) (558kHz) も入らない。夜間になると、日本海側ではKRYラジオ(萩・1485kHz)は萩市内でなければ聴こえなくなり、本来のサービスエリアである長門市などでは入らなくなる。

かつて、山口放送の徳山本局が940kcで放送していた時代には、韓国の水原に大出力局が設置され、県内の一部地域で同局の放送を受信することができなくなったこともある(山口放送三十年史)。

衛星通信についても、山口県はインテルサットのインド洋経由の欧州向け、太平洋経由の米国向けの両方向への通信が可能な位置にあり、KDDI山口衛星通信センターが山口市にある。当センターではインテルサット・インマルサットのサービスをしているが、その他、スカパーJSATが SUPERBIRD の地上局(山口ネットワーク管制センター)、自治体衛星通信機構の地上局(山口管制局)も立地している。後者については、全国瞬時警報システムなど最重要ミッションを運用している。

コミュニティラジオ局[編集]

カッコ後ろの「JW」は J-WAVE から、「MB」は Music bird からの番組配信あり(無印は自社製作中心)。

ケーブルテレビ局[編集]

山口県にFNN系・TXN系のテレビ局がないことから、県外波を受信する目的としたケーブルテレビ局の加入率が高いと言われている。

文化・スポーツ[編集]

方言[編集]

食文化[編集]

郷土料理

伝統工芸[編集]

経済産業大臣指定伝統的工芸品
伝統工芸品

特産品・名産品[編集]

岩国・柳井地区
周南・下松地区
萩・長門地区
  • いとこ煮 - 萩市周辺に伝わる煮物料理。
  • 水産加工品(特に蒲鉾などの魚肉練り製品) - 萩・長門地区を中心に沿岸各地で盛ん。
  • 夏みかん - 長門市青海島が原産、萩で多く生産される。
  • 萩焼 - 萩・長門を中心に生産され、茶器としても有名。
山口・防府地区
  • 外郎 - 山口市を中心に販売。ワラビ粉を使用しているのが特徴。
  • 大内塗 - 山口市の民芸品
宇部・小野田・美祢地区
下関
  • 辛子明太子 - 日本最初の辛子明太子業者が下関で作られ、かつては下関市が取扱量全国第一位であった。
  • 瓦そば - 下関市にある川棚温泉の名物。
  • 瓶詰ウニ - 下関発祥。
  • 巌流焼 - 下関市の土産菓子
  • 淡雪 - 下関市の土産菓子
  • 安岡ねぎ - 下関市安岡の特産小ねぎ、万能ねぎのルーツ。
  • ふぐ提灯 - フグの皮を使って作られる提灯。
  • ふぐ凧 - フグの姿を模した凧。

スポーツ[編集]

サッカー
野球
陸上競技
競輪
競艇
オートレース

観光[編集]

有形文化財建造物[編集]

国宝
重要伝統的建造物群保存地区

名所・旧跡・観光スポット[編集]

年間観光客数は、下関市が最も多く612万人(2007年度)、次いで岩国市の339万人(同年度)、以下、山口市萩市と続く。県内には、他にも観光地として名高い所が多い。

山口県を舞台とした作品[編集]

映画
テレビドラマ
アニメーション
漫画
ゲーム

山口県出身の人物[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 予報細分区域 (PDF)
  2. ^ その起源は、平井龍県知事時代における『オクトピア構想』(オクト(8)とユートピア(理想郷)の造語)にあり、1987年(昭和62年)2月に策定された「第四次県政振興の長期展望」の中で具体化された。
  3. ^ 山口県統計分析課
  4. ^ 総務省発表資料「ゲーブルテレビの現状」(平成23年6月) (PDF) によると、国内全体でのケーブルテレビ普及率48.8%に対し、山口県全体で56.7%と公表している。
  5. ^ 山口ケーブルビジョン(株)会社概要より
  6. ^ ただ、週刊TVガイドでは広島版と名乗っていた時代に、山口県の番組表を掲載し、それを全県で発売していた時期があった。一方、福岡・佐賀・大分の分を含めた「北部九州版」として発行されていた時代には、山口県の番組表は載せていなかった。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

行政
観光
先代:
山口藩
岩国県清末県豊浦県
行政区の変遷
1871年 -
次代:
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