大理石

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結晶質石灰岩
結晶質石灰岩

大理石(だいりせき)は、石灰岩接触変成作用(熱変成作用)を受けてできる変成岩の一種。古代より建築彫刻に使われた。「大理石」という名前は、大理(現在の中国雲南省大理ペー族自治州を中心とする地域)で産出することにちなんでいる。マーブル (英語 marble) とも。

[編集] 岩石学上の大理石

岩石学上の「大理石」は石灰岩マグマの熱を受けて変成、再結晶したもの。結晶質石灰岩(けっしょうしつせっかいがん、crystalline limestone)という。主な構成鉱物方解石で、個々の結晶が肉眼で見える大きさになっていることも多い。化石や層状構造など、元の石灰岩ができた時の内部構造はほとんど残っていないのが普通である。スカルンと呼ばれる金属鉱床を従う事がある。

[編集] 石材としての大理石

タージ・マハル
タージ・マハル

石材として「大理石」と呼ばれるものには、岩石学上の大理石(結晶質石灰岩)のほか、非変成の石灰岩トラバーチン(平行な縞状構造を持つ多孔質石灰岩)、鍾乳石オニキスなどが含まれる。なかでもイタリアトスカーナ州のカラーラビアンコやギリシャのペンテリコンなどの白大理石が有名である。

大理石でできた建造物は数多いが、古代ギリシアパルテノン神殿ローマコロッセオインドタージ・マハル宮殿などがよく知られている。また、ルネサンス期の彫刻家ミケランジェロは大理石から数多くの傑作を彫り上げている。

建築材としてビル内装に、特に上等な仕上げ材として、イタリア産大理石がよく使われる、最近は価格の安いアジア産のものも使われている。

日本では建築に利用できる大理石は山口県美祢市以外には産出しないが、岐阜県福島県高知県徳島県福岡県埼玉県茨城県静岡県岩手県などでも産出する。多くは粉砕し工業原料(炭酸カルシウム)として利用されているが、彫刻、工芸品やインテリア製品にも加工される。

また人造大理石はアクリルポリエステル等の樹脂に無機物を混ぜたものや、「テラゾー」と称されるセメントに大理石粉を混ぜたものがある。

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