大理石

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大理石(だいりせき)とは、石材としての石灰岩の一般的な呼び名である。古代より建築彫刻に使われている。

「大理石」という名称は、かつての大理国(現在の中華人民共和国雲南省大理ペー族自治州大理市を中心とする地域)でこれが産出されたことに由来する。英語ではマーブル (marble) である。マーブル模様は大理石の模様や色ムラに由来する。

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[編集] 結晶質石灰岩

結晶質石灰岩
 —  変成岩  —
結晶質石灰岩
結晶質石灰岩
構成物
方解石

岩石学上の「大理石」は、結晶質石灰岩(けっしょうしつせっかいがん、: crystalline limestone)と呼ばれる。石灰岩がマグマの熱を受けて接触変成作用再結晶したもので、変成岩の一種である。主な構成鉱物方解石で、個々の結晶が肉眼で見える大きさになっていることも多い。化石や層状構造など、元の石灰岩ができた時の内部構造はほとんど残っていないのが普通である。ちなみに、カルシウムは40%含まれている。

スカルンと呼ばれる金属鉱床をともなうことがある。

[編集] 石材としての大理石

タージ・マハル

石材として「大理石」と呼ばれるものには、岩石学上の大理石(結晶質石灰岩)のほか、模様や色合いの美しい非変成の石灰岩トラバーチン(層状の縞状構造を持つ化学沈殿結晶質石灰岩)、鍾乳石ケーブオニックスなどが含まれる。なかでもトルコイタリアトスカーナ州のカラーラビアンコやギリシャのペンテリコンなどの白大理石が有名。

大理石でできた建造物は数多いが、古代ギリシアパルテノン神殿ローマコロッセオインドタージ・マハルなどがよく知られている。また、ルネサンス期の彫刻家ミケランジェロは大理石から数多くの彫刻人像棺桶)を制作している。大理石板はのし台マウスパッドオーディオボードクラフトテーブル画家パレットなどにも使われる。

建築材料としてビル内装に、特に上等な仕上げ材として、イタリア産大理石がよく使われる、最近は価格の安いアジア産のものも使われている。

日本では山口県岐阜県福島県高知県徳島県福岡県埼玉県茨城県静岡県岩手県などで産出される。特に山口県美祢市で産出される物は建築材料としても利用可能である。多くは粉砕し工業原料(炭酸カルシウム)として利用されているが、彫刻、工芸品やインテリア製品にも加工される。

人工大理石アクリルポリエステル等の樹脂に無機物を混ぜたもので、そのほかにセメントに大理石粒子を混ぜた人造大理石(テラゾー)もある。

大理石は多くの方解石で構成されるが、成分が炭酸カルシウムであるため塩酸などの強酸と反応して二酸化炭素を放出する。 塩酸が含まれるサンポールなどの酸性洗剤を使ったり、誤ってこぼしたりすると光沢が無くなったり、痩せたりするので注意が必要。


[編集] 参考文献

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