スターフライヤー

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スターフライヤー
Star Flyer
IATA
7G
ICAO
SFJ
コールサイン
STARFLYER
StarFlyer logo.svg
設立日 2002年12月17日
ハブ空港 北九州空港
焦点空港 東京国際空港
マイレージサービス STAR LINK
会員ラウンジ STAR LOUNGE[1]
保有機材数 10機
就航地 5都市
本拠地 福岡県北九州市小倉南区空港北町6番 北九州空港スターフライヤー本社ビル
代表者 代表取締役社長 松石禎己
外部リンク http://www.starflyer.jp

株式会社スターフライヤー: Star Flyer Inc.)は、福岡県北九州市小倉南区北九州空港に本拠を置く、日本航空会社である。

概要[編集]

株式会社スターフライヤー
Star Flyer Inc.
STAR FLYER HQ 2014.JPG
種類 株式会社
市場情報
東証2部 9206 2011年12月21日上場
略称 SFJ
本社所在地 日本の旗 日本
802-0003
福岡県北九州市小倉南区空港北町6番
北九州空港スターフライヤー本社ビル
設立 2002年12月17日
業種 空運業
代表者 高橋 信(社長代行)
資本金 12億5,002万7,000円(2012年3月期)
発行済株式総数 143万2,820株
売上高 225億8,024万7,000円(2012年3月期)
営業利益 11億7,626万8,000円(2012年3月期)
純利益 9億6,669万3,000円(2012年3月期)
純資産 40億4,133万円(2012年3月期)
総資産 105億5,315万2,000円(2012年3月期)
従業員数 501人
(2011年12月31日現在、出向者含む)
決算期 3月31日
主要株主 全日本空輸 17.26%
TOTO 5.08%
安川電機 3.29%
北九州エアターミナル 2.90%
九州電力 2.54%
大和証券 2.18%
大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツ 2.18%
日産自動車 2.18%
福山通運 2.00%
主要子会社 (株)スターフライヤービジネスサービス
(株)スターフライヤーフロンティア
(いずれも非連結子会社)
外部リンク www.starflyer.jp
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スターフライヤー旧本社(新小倉ビル)

2002年に「神戸航空株式会社」として設立。2006年3月に北九州空港の移転と同時に東京国際空港(羽田空港)との間の路線運航を開始した。さらに、2007年9月14日から東京/羽田 - 大阪/関西線、2011年7月1日から東京/羽田 - 福岡線、2012年7月12日から北九州 - 釜山線、2013年10月1日から大阪/関西 - 福岡線、2014年3月30日から名古屋/中部 - 福岡線をそれぞれ運航開始した。北九州市を拠点とする航空会社として、TOTO安川電機九州電力など福岡県・北九州市の地場企業からの出資を受けている。

1990年代規制緩和後に発足した日本の新規航空会社としては初めてエアバス社旅客機を導入した。社長以下経営陣は旧・日本エアシステム (JAS) の元社員を中心とした日本航空 (JAL) や全日本空輸 (ANA) の出身者で成り立っている。

ANAでは北九州空港発着の路線はなく、同じエアバスA320を運航していることから、就航にあたり双方の強化を図るため業務提携しており、2007年6月1日からは東京/羽田 - 北九州線、2008年11月1日からは東京/羽田 - 大阪/関西線、2014年2月1日からは東京/羽田 - 福岡線でのコードシェアを開始した[2]。2007年12月21日に行った第15次第三者割当増資ではANAも増資を引き受けており、資本関係に発展している。

就航以来貨物の搭載は行っていなかったが、2008年3月21日に福山通運と包括的業務提携を結び、同年8月1日から航空貨物事業を開始した。

2011年12月21日、東京証券取引所第二部株式上場[3]

2012年に入って以降、格安航空会社 (LCC) 等の参入に伴って経営が悪化し、国際線の廃止や機材削減、ANAを株主とする増資などを含めた経営合理化策を推進している。

正式な航空会社コードは「7G」だが、国内線運航に際しては便宜上「MQ」[4]を利用することがある[5]

沿革[編集]

  • 2002年平成14年)
  • 2003年(平成15年)
    • 5月 : 移転後の北九州空港にターゲットを代え、商号株式会社スターフライヤーに変更、本社を福岡県北九州市小倉北区に移転。
  • 2004年(平成16年)
    • 8月11日 : 第2次第三者割当増資を実施、資本金が5億6,200万円になる。
    • 10月4日 : エアバスA320-200型新造機3機のリース導入仮契約をGE Capital Aviation Services, Ltd.と締結。
    • 10月8日 : 第3次第三者割当増資を実施、資本金が6億5,200万円となる。
    • 11月11日 : 第4次第三者割当増資を実施。
  • 2005年(平成17年)
  • 2006年(平成18年)
    • 1月12日 : 国土交通省から航空運送事業に関わる事業許可証が交付され、正式に航空運送事業者となる。これを受け即日運送約款認可申請、運航計画および混雑飛行場運航許可申請、運賃を届出。
    • 1月16日 : 予約センター開設、搭乗予約の受付開始。
    • 1月29日 : エアバスA320-200の2号機(機体記号:JA02MC)が日本到着。
    • 2月24日 : 国土交通省から「混雑飛行場(東京国際空港)を使用して運航を行うことの許可」を取得。
    • 3月1日 : エアバスA320-200の3号機(機体記号 : JA03MC)が日本到着。
    • 3月16日 : 北九州空港が現在地に移転、東京/羽田 - 北九州線就航開始
    • 5月26日 : 第8次第三者割当増資を実施。1株75円で普通株式865万7,000株を発行し、6億4,927万5,000円を調達。資本金は3億2,896万6,000円増の46億4,096万6,000円となる。
    • 7月14日 : 第9次第三者割当増資を実施。1株75円で普通株153万5,000株を発行し、1億1,512万5,000円を調達。資本金は5,833万円増の46億9,929万6,000円になる。
    • 10月5日 : グッドデザイン賞受賞(部門は新領域デザイン部門)。
    • 11月1日 : 独自のマイレージプログラム「STAR LINK」を導入(同年9月12日発表)。
  • 2007年(平成19年)
    • 2月15日 : エアバスA320-200の4号機 (機体記号 : JA04MC)が日本到着。
    • 2月23日 : 第10次第三者割当増資を実施。1株75円で普通株1,826万8,000株を発行し、13億7,010万円を調達。資本金は6億9,418万4,000円増の53億9,348万円となる。
    • 3月23日 : 第11次第三者割当増資を実施。1株75円で普通株213万4,000株を発行し、1億6,005万円を調達。資本金は8,109万2,000円増の54億7,457万2,000円となる。
    • 5月23日 : 第12次第三者割当増資を実施。1株75円で普通株306万7,000株を発行し、2億3,002万5,000円を調達。資本金は1億1,654万6,000円増の55億9,111万8,000円となる。
    • 6月1日 : ANAとのコードシェアを開始(同年4月12日発表)。
    • 8月9日 : 総搭乗者数が100万人に達する。
    • 8月30日 : 第13次第三者割当増資を実施。1株75円で普通株263万3,000株を発行し、1億9,747万5,000円を調達。資本金は1億5万4,000円増の56億9,117万2,000円となる。
    • 9月14日 : 東京/羽田 - 大阪/関西就航開始(ANAとは完全競合)。
    • 10月4日 : 機長が操縦時に航空法で携行を義務づけられている免許証相当書類一式を、自宅に置き忘れ不携行のまま前日から2日間で5便を運航(「トラブル」を参照)。
    • 10月9日-20日 : シブヤ西武で「メンズスタイルフェア スターフライヤーコラボレーション」を実施。
    • 12月21日 : 第14次第三者割当増資を実施。1株75円で374万8,000株を発行し、2億8,110万円を調達。資本金は1億4,242万4,000円増の58億3,359万6,000円となる。今回をもって大規模な第三者割当増資はいったんストップする。
  • 2008年(平成20年)
    • 8月1日 : 福山通運との業務提携で航空貨物を、東京/羽田 - 北九州線で開始。
    • 11月1日 : 東京/羽田 - 大阪/関西線においてもANAとのコードシェア開始。
  • 2009年(平成21年)
    • 6月23日 : 定時株主総会において、経営陣交代。
  • 2010年(平成22年)
    • 7月30日 : 累積損失解消・財務内容改善のため、減資資本準備金の取り崩しを実施。資本金は10億円に減額された[9]
    • 11月1日 : 本社を北九州空港島内に移転。
  • 2011年(平成23年)
    • 2月4日 : エアバスA320-200の5号機(機体記号 : JA05MC)が日本到着。
    • 4月12日 : 普通株180万株を発行。ただし増資に伴うものではなく、同数のA種株式(A株)と交換・交付するための措置[10]。A株は自己株式とした後、同年5月2日付で消却。
    • 7月1日 : 東京/羽田 - 福岡(1日5往復)を就航開始[11]
    • 7月29日 : 100株を1株にする株式併合を実施。
    • 12月21日 : 東京証券取引所第二部に株式上場[3]
  • 2012年(平成24年)
    • 7月12日 : 北九州 - 釜山(1日2往復)就航(スターフライヤーによる初の定期国際線就航)[12]
    • 12月14日 : エアバスA320型機8号機(機体記号 : JA08MC)を受領。初めてリースではなく自社購入で導入した。[13]
    • 12月12日 : 全日本空輸がDCMグループから株式17.96%を取得して、筆頭株主になった。
  • 2013年(平成25年)
    • 3月22日 : エアバス製A320型機9号機(機体記号 : JA09MC)を受領した。
    • 6月30日 : エアバス製A320型機10号機(機体記号 : JA20MC[14])を受領した。10号機は同社初[15]シャークレット装備機でもある。[16]
    • 7月9日 : 一部の航空機(JA08MC、JA09MC、JA20MC)において航空コンテナを使用した運航を開始。
    • 8月1日 : 北九州 - グアム線をチャーター便として就航開始。[17]
    • 8月26日 : 北九州 - グアム線のチャーター運航を終了。
    • 9月17日 : エアバス製のA320型機11号機(機体記号 : JA21MC)を受領した。
    • 10月1日 : 大阪/関西 - 福岡線(1日4便)を就航開始。[18][19]
    • 10月3日 : 1号機が退役[20][21]
    • 11月19日 : エアバス製A320型機12号機(機体記号 : JA22MC)を受領[22]
  • 2014年(平成26年)
    • 1月22日 : エアバス製A320型機13号機(機体記号 : JA23MC)を受領[23]
    • 2月1日 : 東京/羽田 - 福岡線においてもANAとのコードシェア開始。
    • 2月19日 : 大阪/関西 - 福岡線 (1日4便) 運休[24][25][26]
    • 3月29日 : 北九州 - 釜山線 (1日2往復) 運休[27][28]
    • 3月30日 : 名古屋/中部 - 福岡線 (1日3便) 就航開始[29]。また、同路線でコードシェアも開始[30]
    • 4月1日 : 経営悪化による責任を取るとして、米原愼一が代表取締役社長(在任2009年 - 2014年)を辞任し、後任にANAから招へいした執行役員・松石禎己が就任(松石の社長就任日は6月25日で、それまでは代表取締役常務執行役員・高橋信が社長代行を担当)などの役員人事を実施[31]
    • 10月26日 : 東京/羽田 - 山口宇部 (1日3便) 就航開始予定。また、同路線でコードシェアも開始予定[32]。同時に、東京/羽田 - 福岡線の東京国際空港(羽田空港)の発着を「第1ターミナル 南ウィング」から「第2ターミナル」に移転予定[33][34]

特徴[編集]

スターフライヤー エアバスA320-200型機の内装

機体を含めたトータルデザインはデザイナーの松井龍哉によるものである。

コーポレートカラーは黒。受け付けカウンターや自動チェックイン機・運航機材のみならず、オリジナルグッズも黒を基調としている。

東京国際空港では、自社カウンターを使用する北九州線・福岡線は第1旅客ターミナルビル南ウィング(かつて日本エアシステムが使用していたスポット)を使用する。第1旅客ターミナルの発着スポットは、出入口から最も遠い位置にある1番と2番、またはオープンスポットが多い。なお、関西線は第2旅客ターミナルビルのANAカウンターにて搭乗手続きを行う。

客室乗務員制服は女性についてもパンツルックを採用している[35]

2006年上半期はほぼ50%台の搭乗率であり、8月は夏休みもあって70%を超えたが、当初経営陣が予想していた搭乗率を割り込んでいる。また、上半期の収入と赤字幅を見ると採算ラインは70%辺りと推測され[要出典]、採算性向上を目的に、2007年6月1日から全日本空輸とのコードシェアを開始した。2007年度の年間搭乗率は75%と改善し、2008年度においては80%前後で推移している。

大阪/関西線ではほとんどの座席を全日本空輸に卸しているため、割引運賃ではスターフライヤー自体からの予約は確保しにくい[要出典]

離陸前に機内で放送される「非常用設備のご案内」には「FLYER NINJA」というオリジナルキャラクター[36]が登場する。

大阪/関西線に就航する前は、新規航空会社にしては珍しく、周遊チャーター便を頻繁に運航していた。大阪/関西線就航後も、2008年には初日の出フライトを実施した。

5号機新規導入に伴い、2007年12月から機内インターネットサービスを導入する予定だったが、5号機の導入予定を延期したため見送られた。5号機は2011年に受領したが、インターネットサービスは行われていない。また、2009年春を目処に、機内での携帯電話の使用を可能とするサービスを開始したいと表明したが、これも2013年7月時点では開始されていない。なお、機内での携帯電話が使用可能となるのは、導入するエアバスA320の最新型が、翼などを制御するフライ・バイ・ワイヤのパーツとして銅線ではなく光ファイバーを用いるため、計器に与える影響が少ないことによる。

機材[編集]

退役(リースバック)した1号機
シャークレット初装備の10号機

2014年6月現在、エアバス社製A320-200型機を10機保有している。経費削減のため、2014年度には9機保有となる予定[37]

内装
1クラス標準164席[38]エアバスA320を144席または150席[39]仕様に減じて運航するため、普通席としては比較的シートにゆとりがある(前後間隔は91 - 94cmで、ANA国内線仕様より12 - 15cm拡大)。座席は全席黒の本革張りで、可動式ヘッドレストやフットレスト、電子機器用電源コンセントと個人型液晶モニターなどの装備があり、全席普通席であるにも関わらず、過去に日本エアシステムで設定されていたレインボーシートや、プレミアムエコノミーに近い装備との評価もある。
本革張りシートは顧客に豪奢な印象を与えると同時にモケット張りの座席と比べると清掃が容易なため、国内外の格安航空会社でも多くみられる装備である。液晶モニターはパナソニックアビエーション社製eX2を日本で最初に導入した。さらに5号機以降はパナソニック製の機体エンターテイメント設備であるeX2(ハンドセット付き)とUSB電源が追加された[40]。同等の装備は日本航空のボーイング737-800国際線機材や、全日本空輸のボーイング777-300ERボーイング767-300ERの一部にも搭載されている。
12号機(機体記号:JA22MC)からはエンターテイメント設備が刷新され、液晶画面も薄型になったことにより、シートピッチは変わらないもののシート上部が4cm薄くなった[41]。また、新型のエンターテイメント設備では読売新聞電子版(日本語・英語)が閲覧できるほか、搭乗時には座席番号を表示するようになった[41]
外装
機体の塗色の大半は民間航空機としては珍しい黒色が採用されている。また、主翼ウイングチップあるいはシャークレット垂直尾翼はポートサイド(左側面)が黒、スターボードサイド(右側面)が白の塗装となっている。このように左右で塗装が違うのも珍しい。また、機体後部には「City Of Kitakyushu」、初の自社購入機である8号機は「Heart Of Kitakyushu[13])、13号機には「Spirit of Kitakyushu」と表記して地元・北九州市への敬意を表している。

早朝・深夜運航[編集]

2014年7月現在、通年運航されるダイヤの日本の国内線旅客便では、最も早く運航を開始し、最も遅く運航を終了する航空会社である[42]。北九州5:30発→羽田7:00着の早朝第1便、羽田22:55発→北九州0:30着の最終便(いずれも2014年7月時点)など、日本では異例の深夜早朝便を設定し、他社との差別化を図っている。

2006年11月から当時の羽田発の早朝第1便、北九州発の最終便を運休した。これにより1日12往復から11往復となった。これは、早朝深夜便の搭乗率が約30%(羽田発の早朝便、羽田着の最終便では1割台)と低迷していたためである(2006年6月分)。低迷の理由として、公共交通機関によるアクセスが少ない北九州側は自家用車(マイカー)の利用が多いが、逆に自家用車でのアクセス利用が少ない東京側では接続する公共交通機関がないことが挙げられる。北九州23:15発の上り最終92便が0:45に到着した時点では、東京国際空港からの鉄道(東京モノレール京急線)や路線バスの運行が終了しており、一般タクシーや自家用車以外には予約制の乗合タクシーしか利用可能な交通手段が存在しない。

サービス[編集]

関西国際空港チェックインカウンター

予約発券等のCRSシステムは、AIRDOなどと同様に業務提携している全日本空輸のable-Dを用いており、大半の係員操作端末や自動チェックイン機(SCM)・航空券自動販売機(ATV)は過去に全日本空輸で用いられていた機種を流用している。その関係で、スターフライヤー利用者でも機種によっては発券される航空券が「全日空航空券」と印字される場合があったが、その後[いつ?]は「スターフライヤー航空券」表記で発券されるようになった。一方SCM・ATVで発行されるレシートは全日本空輸で、ANAロゴの下に「(STAR FLYER)」と印字され発行される。全日本空輸とのコードシェア便も含めてSKiPサービスの利用はできなかったが2007年12月下旬から取扱を開始した。SCMの外観は全日本空輸と同一であるが、ATVは全面ブラックに塗装されている。

機内誌として『Mother Comet』を制作している。また、北九州市発行の情報誌『雲のうえ』(3か月毎に発行)を希望者に配布している。

ヘッドホンは座席ポケットに入っておらず、搭乗時に客室乗務員が配布している。個人型液晶モニターに表示される飛行位置表示システムの地図は、中規模の都市名も日本語・英語表示されるほど細かい。

機内ではドリンクサービスを実施している。2011年11月時点ではミネストローネタリーズコーヒーチョコレートカレ・ド・ショコラ」、アップルジュース日田天領水冷茶、温茶、シャルドネスパークリングテイスト(ノンアルコール飲料、東京/羽田 - 福岡線の一部のみ)を提供している[43]。2006年9月30日までは、18時以降の出発便でビールキリン一番搾り新日鉄八幡製鐵所の鋼材で作った缶とアナウンスしている)も提供されていたが、本社のある福岡県内で発生した福岡海の中道大橋飲酒運転事故を受け、飲酒運転防止のために提供が中止された。なお、2007年9月14日から同年10月31日まで、東京/羽田 - 大阪/関西線の17時以降の出発便に限り、ビール(サントリー ザ・プレミアム・モルツ)の提供を再開していた[44]

2008年2・3月、東京/羽田 - 大阪/関西線で、南海電気鉄道および京浜急行電鉄と提携して、Wアクセスキャンペーンというキャンペーンを実施した。これは、東京発の利用者に南海空港特急「ラピート」の特急券を、大阪発の利用者に東京国際空港から品川駅までの乗車券を無料で提供するサービスである。

また、着陸時の気圧変化で耳が痛くなった乗客の症状緩和のために着陸後に飴を配布するサービスも行っている。

割引運賃[編集]

STAR LIMITED
搭乗日、座席数を限定して発売される最安運賃。2008年3月まで東京/羽田 - 大阪/関西線には設定が無かった。予約期間は搭乗日の約2か月前に10日間ほど設定される。
STAR 55、STAR45、STAR28、STAR14、STAR 7、STAR 1
搭乗日、座席数を限定して発売される割引運賃。予約期間は搭乗日の2か月前から、それぞれ55日前、45日前、28日前、14日前、7日前、前日まで。
スターQ割
東京/羽田 - 北九州・福岡線の地元割引運賃。AIRDOの「道民割引」と同等の制度で、福岡県・山口県大分県佐賀県熊本県に居住・在勤・本籍を有する人などが「スターQ割会員カード」を作成し会員となった本人が利用することができる。ただし、「道民割引」と異なり、この5県に本社が所在する勤務先であっても、この5県以外に在勤している場合は対象にはならない[45]
スター学割
学生割引運賃。スカイメイトとは異なり、予約可能である。2006年11月1日から導入した。
スターシニア
満65歳以上が対象の老年者割引運賃。2006年11月1日から導入した。
株主優待割引運賃
株主に対して株主優待割引券を贈呈しており、同券を用いることで普通運賃の約半額の運賃となる。

過去の割引運賃[編集]

関西空港就航記念運賃・関西空港就航記念運賃II
2007年9月から2008年3月まで東京/羽田 - 大阪/関西線に設定されていた最安運賃。予約期間は搭乗日の2か月前から搭乗前日まで。10月搭乗分以降は座席数が、2008年1月搭乗分以降は設定便と座席数が限定されていた。運賃は2007年9月は片道7,900円、同年10月以降は片道8,900円、2008年2月以降は片道8,900円 - 9,900円、同年3月14日以降は片道9,900 - 10,900円であった。宣伝などで「片道○○○○円、という非常識」というキャッチコピーを用いていた。
シャトル往復運賃
2008年4月1日から2011年3月24日まで東京/羽田 - 大阪/関西線に設定されていた運賃。スターフライヤーと全日本空輸、日本航空のいずれかの便を利用して東京(羽田、成田) - 大阪(関西、伊丹神戸)を7日以内に往復する場合に、往路搭乗日の35日前から搭乗当日の20分前まで予約・購入が可能だった。予約変更は全日本空輸・日本航空便も含めて有効期間内なら可能であった。また、全日本空輸の「シャトル往復運賃」、日本航空の「シャトル往復割引」を利用してスターフライヤー運航便に搭乗することも可能であった。
国際線乗継割引運賃
指定の空路もしくは海路から入国(出国)し、72時間以内にスターフライヤーに(から)乗継ぐ場合に適用される。空港のチェックインカウンターで国際線の利用を証明する書類を提示する必要がある。座席数を限定して発売されていた。2008年10月31日をもって設定終了。

運航路線[編集]

自社単独運航路線[編集]

共同運航路線[編集]

以下の路線はスターフライヤー機材・乗務員による全日本空輸との共同運航便。

  • 東京国際空港(第2ターミナル) - 関西国際空港(全便)
  • 東京国際空港(第1ターミナル) - 北九州空港(上記単独運航便以外)
  • 東京国際空港(第1ターミナル) - 福岡空港(全便) : 2014年10月26日から東京国際空港では第2ターミナル発着に変更[33][34]
  • 東京国際空港(第2ターミナル) - 山口宇部空港(全便):2014年10月26日就航予定[32]
  • 中部国際空港 - 福岡空港(全便)

チャーター実績[編集]

  • 2008年9月 : 北九州空港 - 仁川国際空港韓国・ソウル)[46][47]
  • 2009年 秋 : 北九州空港 - 香港国際空港
  • 2011年2月9日 : 東京国際空港 - 仁川国際空港(スターフライヤーとして東京発着の初のチャーター便)[48]
  • 2011年2月11日 : 関西国際空港 - 仁川国際空港(スターフライヤーとして関西発着の初のチャーター便)[48]
  • 2013年8月1日 - 26日 : 北九州空港 - グアム国際空港

運航していた路線[編集]

  • 関西国際空港 - 福岡空港(全便・全日本空輸との共同運航便)(2013年10月1日 - 2014年2月19日)
  • 北九州空港 - 韓国・釜山金海国際空港(2012年7月12日 - 2014年3月29日)

新規路線構想[編集]

国内線[編集]

2011年8月のインタビューの中で米原愼一社長(当時)は、2013年に拡大が予定されている羽田空港の発着枠の確保に全力を挙げ、確保できた場合には羽田と九州以外の空港を結ぶ路線の就航を検討していることを明らかにした[49]

2012年10月、地域航空設立準備会社リンク」と業務提携[50]したが、リンクは2013年に自己破産した。

国際線[編集]

公式ホームページの会社概要の「コンセプト」項目で、「将来的には北九州空港から上海・杭州・ソウルなど近距離国際線や国内主要都市も視野へ入れ」と触れられており、北九州空港をハブに路線を拡大する構想を表している。2012年1月時点では、運航中の北九州-釜山線以外にチャーター便による実績を上げて定期便就航する予定である。なお、国際線就航に伴い同社の国際線航空券発券業務を日本国内は全日空系列のインフィニ、海外では全日空、キャセイ・パシフィック航空中華航空フィリピン航空ロイヤル・ブルネイ航空マレーシア航空シンガポール航空ガルーダ・インドネシア航空などアジア主要な航空会社が共同で開発設置したアバカスが予約管理システムとして独占計画販売を締結[要出典]

2008年3月28日に発表された2008年度事業計画[51]では、2008年7月後半以降北九州空港 - 仁川国際空港間に月2往復程度の夜間チャーター便の運航を計画するほか、2008年度からの5年間の中期経営計画では福岡空港への参入や韓国・中国台湾香港マカオなど東アジアへの近距離ビジネス路線の展開も盛り込まれている。

エピソード[編集]

  • シブヤ西武で2007年10月9日から20日にかけてメンズファッションフロアで、期間限定のスターフライヤーコラボレーションキャンペーンを実施した。特設ショップで機内座席などの展示があり着席体験ができるほか、スターフライヤーの黒と白のモノトーンをテーマとしたオリジナルブランド「NOIR」商品や、エルゴポックのバッグ、ジョゼフオムのレザージャケット・パンツなど独自のコラボ商品を販売した。

トラブル[編集]

技能証明等不携帯事案
2007年10月4日に、外国人機長(パイロット)が操縦時に航空法で携行を義務づけられている航空従事者技能証明書類一式を自宅に置き忘れ不携行のまま大阪/関西→東京/羽田 SFJ20便に乗務・操縦し、折返しの東京/羽田→大阪/関西 SFJ21便乗務の際に羽田で国土交通省職員に提示を求められて不携行が発覚した。この結果、代替スタンバイ要員の手配がつかなかった同便と折返しのSFJ22便(大阪/関西→東京/羽田)を欠航し、他社便への振替輸送となった。この機長は昨3日に自宅から出勤後、同日4便を同じく不携行のまま操縦・運航していたことが報道された。また、同社広報は個人情報保護を理由に、この機長の国籍や年齢などについては答えられないとしている。
福島第一原発事故に伴う運航乗務員の欠員による欠航
スターフライヤーの運航乗務員(パイロット)は外国人が多い。[要出典]2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)・福島第一原子力発電所事故による各国の渡航自粛勧告により必要な運航乗務員が確保できないことを理由とし、2011年4月に運休便が発生している[52]。なお同文書においては外国人という表記を使わないものの、「各国の渡航自粛勧告 - 」という文言からパイロットが外国籍(外国人)であることが読み取れるようになっているが、具体的な国籍については伏せられている。
無許可離陸
2013年8月、北九州空港で管制官が離陸をやめるよう指示したが、スターフライヤー機側が無線の指示内容を正確に理解できなかったため、結果として管制官の許可なく離陸することになった[53]

広告宣伝[編集]

スポンサー番組[編集]

  • 2007年8月から、CROSS FMのレギュラー番組『STARFLYER Presents Groovin' Jazz Trippin'』の番組スポンサーを担当(番組終了)、2008年4月以降、Inter FMLOVE FM(ともに外国語FM局)のレギュラー番組『STARFLYER Groovin' Aviator』の番組スポンサーを担当(現在終了)。

スポーツ関連[編集]

2007年から、ギラヴァンツ北九州(当時Kyuリーグ、現Jリーグ)のスポンサーとなったほか、2008年からはJリーグセレッソ大阪のオフィシャルスポンサーとなっている。

その他バスケットボールbjリーグライジング福岡のオフィシャルスポンサーとなり、ライジングの関東、東北方面への遠征時に利用されている。

脚注[編集]

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  1. ^ 北九州空港のみに設定、年間搭乗60回以上で利用可能
  2. ^ 東京/羽田 - 北九州線の下り最終便の93便、上り始発便の70便ならびに大阪/関西 - 福岡線(現在は運休済み)はコードシェア対象外である。
  3. ^ a b “東京証券取引所 市場第二部 上場のお知らせ” (PDF) (プレスリリース), スターフライヤー, (2011年12月21日), http://www.starflyer.jp/starflyer/press/2011/press_20111221.pdf 2011年12月21日閲覧。 
  4. ^ 実際にはアメリカン・イーグル航空に割り当てられたレターコードだが、両者に関係はなく運航区間の重複も存在しない。
  5. ^ スターフライヤー/コードシェア便 - ANA
  6. ^ 情報システムの“安全運航”を目指して (PDF)”. スターフライヤー. 2012年11月13日閲覧。
  7. ^ この日はライト兄弟の「ライトフライヤー号」初飛行からちょうど99年目である。
  8. ^ 機内放送のビデオより
  9. ^ 資本金は差額の48億3,359万6,000円が減資され、資本準備金は9億8,155万4,000円が取り崩され5億円とされた。
  10. ^ A種株式を保有していた株主から、株式取得請求を受けたため。
  11. ^ 福岡⇔東京(羽田)線就航予定”. スターフライヤー. 2011年2月8日閲覧。[リンク切れ]
  12. ^ 北九州-釜山線国際定期便の就航について (PDF)”. スターフライヤー (2012年3月22日). 2012年10月13日閲覧。
  13. ^ a b “スターフライヤー 初の自社購入機受領 〜 8号機の機体マーキングは「Heart of Kitakyushu」〜” (PDF) (プレスリリース), スターフライヤー, (2012年12月14日), http://contents.xj-storage.jp/contents/92060/T/PDF-GENERAL/140120121214049476.pdf 2013年11月23日閲覧。 
  14. ^ 機体記号が9号機から連番にならず"20MC"となったのは、森ビルシティエアサービス所有のヘリコプターが既に"JA10MC"として登録されているためである。
  15. ^ 日本国内ではジェットスター・ジャパンで導入済みの2機に次ぐ3機目である。
  16. ^ “スターフライヤーに初のシャークレット装備機 JA20MCがデリバリー”. Flyteamニュース. (2013年6月26日). http://flyteam.jp/news/article/24143 2013年6月26日閲覧。 
  17. ^ 【北九州空港発着】 グアム チャーターフライト 好評発売中!!! スターフライヤー 2013年6月12日付
  18. ^ スターフライヤー 関西-福岡線 就航記念キャンペーン スターフライヤー
  19. ^ スターフライヤー、関西/福岡線の記念運賃1,000円 サービスもアピール Fly Team 2013年7月30日付
  20. ^ スターフライヤー、初号機のJA01MCが10月3日にラストフライト FlyTeam 2013年9月27日付
  21. ^ スターフライヤー、1号機の「JA01MC」が離日 FlyTeam 2013年10月11日付
  22. ^ スターフライヤー、GECASからA320新造機を受領 JA22MC FlyTeam 2013年11月21日付
  23. ^ スターフライヤー、自社購入2機目のJA23MCを受領 日本へフェリー中 FlyTeam 2014年1月23日付
  24. ^ スターフライヤー、福岡/関西線を運休へ 中部就航を計画 FlyTeam 2013年12月18日付
  25. ^ スターフライヤー、経営合理化で福岡/関西線を運休 3月末に名古屋就航 FlyTeam 2013年12月18日付
  26. ^ <スターフライヤー> 福岡-関西線、2月で運休発表 毎日新聞 12月18日付
  27. ^ スターフライヤー、北九州/釜山線の運休を正式発表 FlyTeam 2013年11月15日付
  28. ^ “経営合理化計画に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), スターフライヤー, (2013年11月15日), http://contents.xj-storage.jp/contents/92060/T/PDF-GENERAL/140120131115060621.pdf 2013年11月23日閲覧。 
  29. ^ “スターフライヤー、福岡-関西運休 福岡-中部新設へ”. Aviation Wire. (2013年12月18日). http://www.aviationwire.jp/archives/30032 2014年7月24日閲覧。 
  30. ^ “ANA、スターフライヤー運航の名古屋/福岡線でコードシェア”. FlyTeam. (2014年1月11日). http://flyteam.jp/news/article/30734 2014年7月24日閲覧。 
  31. ^ “代表取締役及び役員等の異動に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), スターフライヤー, (2014年3月19日), http://contents.xj-storage.jp/xcontents/92060/60eba4bb/e136/440d/adef/310aa494bb43/140120140319023305.pdf 2014年7月24日閲覧。 
  32. ^ a b “ANAとSFJの提携がさらに広がります! 〜2014年10月26日より、羽田-山口宇部線のコードシェアを開始〜” (プレスリリース), 全日本空輸・スターフライヤー, (2014年7月23日), http://www.ana.co.jp/pr/14_0709/14-ana-sfj0723.html 2014年7月24日閲覧。 
  33. ^ a b “山口宇部-羽田線就航便数 及び 羽田空港発着ターミナル一部変更のお知らせ” (PDF) (プレスリリース), スターフライヤー, (2014年7月23日), http://contents.xj-storage.jp/xcontents/92060/8f521994/b123/497d/aa5c/bc706c6bb85f/140120140723018067.pdf 2014年7月24日閲覧。 
  34. ^ a b “スターフライヤー、10月下旬から羽田/福岡線の羽田発着ターミナルを変更”. Flyteamニュース. (2014年7月24日). http://flyteam.jp/news/article/38338 2014年7月24日閲覧。 
  35. ^ 日本国内ではスカイネットアジア航空(ソラシド エア)やAIR DOなどで女性客室乗務員の制服としてパンツルックも選択できるが、スカートを全く採用していない航空会社はアジアでは珍しい。
  36. ^ FLYER NINJA”. ブログ. DESIGN BASE (2011年6月20日). 2012年11月13日閲覧。
  37. ^ “経営合理化計画に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), スターフライヤー, (2013年11月15日), http://contents.xj-storage.jp/contents/92060/T/PDF-GENERAL/140120131115060621.pdf 2013年11月23日閲覧, "9機体制での再出発(平成 26 年度)" 
  38. ^ 青木謙知[監]『旅客機年鑑2010-2011』イカロス出版 p116
  39. ^ 1号機から4号機は144席。2011年導入の5号機以降は150席。
  40. ^ XSeries XSeries” (英語). Products. パナソニック アビオニクス (2011年2月20日). 2012年11月13日閲覧。
  41. ^ a b 月刊エアライン 2014年2月号 61ページ
  42. ^ 夏季には他社も臨時の深夜便を運航することがあり、スターフライヤーより遅い発着時刻となることがある。また、2011年の時点ではスカイマークが羽田空港発着便を中心として通年の深夜便を運航していた。
  43. ^ お飲み物/アメニティのご案内”. 機内サービス. スターフライヤー. 2012年11月13日閲覧。
  44. ^ ザ・プレミアム・モルツが無料で飲める、という非常識。”. スターフライヤー. 2008年1月21日閲覧。[リンク切れ]
  45. ^ 「道民割引」は北海道に本社が所在する勤務先に在勤していれば住所は北海道以外でも適用可能。
  46. ^ “スターフライヤー、チャーター便で9月韓国初就航”. 聯合ニュース. (2008年6月16日). http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2008/06/16/0200000000AJP20080616002700882.HTML 2012年11月13日閲覧。 
  47. ^ “スターフライヤーの韓国チャーター、読売旅行が計画 - 9月の運航に向け準備”. トラベルビジョン. (2008年6月16日). http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=36496 2012年11月13日閲覧。 
  48. ^ a b “スターフライヤー 羽田‐ソウル線(仁川)、関西国際空港‐ソウル線(仁川)チャーターフライト実施について” (PDF) (プレスリリース), スターフライヤー, http://www.starflyer.jp/starflyer/news/2010/news_20110215.pdf 
  49. ^ “スターフライヤー、国内線拡大へ 羽田枠確保を視野に”. 47NEWS. 共同通信. (2011年8月15日). http://www.47news.jp/CN/201108/CN2011081501000494.html 2011年8月18日閲覧。 
  50. ^ 新航空会社リンク、ATR72を日本初導入 上場視野に”. アビエーション・ワイヤー (2012年10月10日). 2012年10月10日閲覧。
  51. ^ “スターフライヤー2008年度事業計画(概要)について” (PDF) (プレスリリース), スターフライヤー, (2012年11月13日), http://www.starflyer.jp/starflyer/press/2007/press_20080328.pdf 
  52. ^ “4月の運休便の追加について” (PDF) (プレスリリース), スターフライヤー, (2011年3月24日), http://www.starflyer.jp/starflyer/news/2010/news_20110324.pdf 
  53. ^ スターフライヤー機、管制官の許可なく離陸 北九州空港朝日新聞 2013年9月13日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]