ファーストリテイリング

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株式会社ファーストリテイリング
Fast Retailing Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
東証1部 9983 1994年7月14日上場
略称 FR、ファストリ
本社所在地 日本の旗 日本
107-6231
東京都港区赤坂9丁目7番1号 ミッドタウン・タワー(※1)
本店所在地 754-0894
山口県山口市佐山717-1(※1)
設立 1963年5月1日(小郡商事株式会社)
業種 小売業
事業内容 衣料品製造販売等子会社の経営管理・戦略統括
代表者 代表取締役会長兼社長 柳井正
資本金 102億7395万円
売上高 連結:9,286億円
(2012年8月期)
営業利益 連結:784億円
(2012年8月期)
純利益 連結:559億円
(2012年8月期)
純資産 連結:3,948億円
(2012年8月31日現在)
総資産 連結:5,951億円
(2012年8月31日現在)
従業員数 連結:18,854人
(2012年8月31日現在)
決算期 8月31日
主要株主 柳井正 21.67%
(2012年8月31日現在)
主要子会社 株式会社ユニクロ株式会社ジーユー
関係する人物 玉塚元一(前社長)
外部リンク www.fastretailing.com
特記事項:※1:本社は東京本部の概要(公的には山口市の住所を本社としている)。
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株式会社ファーストリテイリングは、株式会社ユニクロなどの衣料品会社を傘下にもつ持株会社である。東京証券取引所第一部上場

概要[編集]

カジュアル衣料品の「ユニクロ」を中心として、衣料・靴等の小売店舗を展開する企業群を傘下に有する。社名は英語で「素早く(提供する)」を意味する "Fast" と 「小売業」を意味する "Retailing" を組み合わせた造語で、ファストフード的に素早く商品を提供できる小売業(=ファストファッション)を目指して名付けられたものである。企業理念は「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」。

経営者である柳井正代表取締役会長兼社長のもと、GAPに代表されるような世界的な衣料品企業を目指し、積極的に海外展開及びM&Aを行いグループを拡大している。

代表的ブランドの「ユニクロ」はもともとファーストリテイリングが自社で直接手がけていたブランドだったが、2005年11月に衣料品の製造・小売に関する営業を会社分割(吸収分割)により完全子会社の株式会社ユニクロ(旧商号:株式会社サンロード)に承継している。当初は持株会社移行時に商号を「株式会社FRホールディングス」へ変更することを発表したが、後に撤回した。

2014年3月5日、中国や東南アジアなどで知名度を向上させ、存在感を高めることを目的に香港証券取引所に上場を予定している[1][2][3]

傘下ブランド[編集]

完全子会社によるブランド[編集]

  • 株式会社ユニクロ
    • UNIQLO(ユニクロ) - カジュアル衣料ブランド
    • UNIQLO SHOES(ユニクロシューズ) - カジュアル靴ブランド
    • CANDISH(キャンディッシュ) - 靴全般の小売店ならびに婦人靴ブランド
  • 株式会社ジーユー
    • GU(ジーユー) - ファミリー向けカジュアル衣料ブランド
  • セオリー(株式会社リンク・セオリー・ジャパン) - アメリカ発の総合ファッションブランド(2009年7月完全子会社化)
    • Theory
    • HELMUT LANG
  • 株式会社キャビン - 婦人服専門店チェーン(2007年12月完全子会社化・2010年9月1日付でリンク・セオリー・ジャパンに吸収合併)
    • ZAZIE(ザジ)
    • Real Riche(リアルリッシュ)
    • e.a.p.(イーエーピー)
    • enracine(アンラシーネ)
    • we-nge
旧キャビンのブランドは2011年初頭を目処に廃止予定。

一部出資子会社によるブランド[編集]

  • FRフランス(中間持株会社)
    • プリンセスタム・タム(プティ・ヴィクル社) - ヨーロッパのランジェリーブランド、95.0%出資(連結子会社)
    • コントワー・デ・コトニエ(ネルソン・フィナンス社) - フランス発のファッションブランド
      • コントワー・デ・コトニエ ジャパン株式会社(日本法人)

かつて存在した傘下ブランド[編集]

  • ナショナルスタンダード(株式会社ナショナルスタンダード) - 84.6%出資子会社、2006年6月清算。
  • アスペジ(アスペジ・ジャパン株式会社) - イタリアのシャツブランド、60%出資、旧シールド社。2008年7月に保有全株式をアルベルト・アスペジ(アスペジのイタリア本部)に売却。
  • FOOT PARK(フットパーク) - 靴全般の小売店、靴小売事業再編のため2010年8月廃止。
  • AIR・KICK(エアキック) - 若者向けの靴小売店、靴小売事業再編のため2010年8月廃止。
  • CALZADOR(カルサドール) - 婦人靴小売店、靴小売事業再編のため2010年8月廃止。

沿革[編集]

  • 1949年3月 - 柳井等が宇部市に個人営業として、メンズショップ小郡商事を創業。
  • 1963年5月 - 法人化し、小郡商事株式会社を設立。
  • 1972年8月 - 柳井等の長男である柳井正が入社。
  • 1984年
    • 6月2日 - 広島市中区に「ユニーク・クロージング・ウエアハウス」(略称・ユニクロ)1号店(袋町店)を開店。
    • 9月 - 柳井正が代表取締役社長に就任。
  • 1985年6月 - 下関市にロードサイド型1号店(山の田店)を開店。その後のユニクロ店舗の原形となる 。
  • 1986年10月 - 山口市にフランチャイズ型1号店(山口店)を開店。
  • 1989年2月 - 自社企画商品の開発体制の充実を目的として、吹田市に大阪事務所を開設。
  • 1991年9月 - 株式会社ファーストリテイリングに社名変更。
  • 1994年
    • 3月 - 分散していた本部機能の効率化のため、宇部市に本社新社屋を建設し移転。
    • 7月 - 広島証券取引所上場。
  • 1996年11月 - 自社企画商品の開発体制の充実を目的として、渋谷区に東京事務所を開設。
  • 1997年
    • 4月 - 東京証券取引所二部上場。
    • 10月 - スポーツカジュアル店「スポクロ」、ファミリーカジュアル店「ファミクロ」の新業態店舗を出店。
  • 1998年
    • 2月 - 事業拡大に対応する本部機能充実のため、山口市に本社新社屋を建設し移転。大阪事務所と東京事務所を統合し、新たに渋谷区に東京事務所を開設。
    • 11月 - 首都圏初となる都心型店舗(原宿店)を開店。
  • 1999年2月 - 創業者の柳井等が逝去。
  • 2000年4月 - マーチャンダイジング及びマーケティング機能の強化を図るため東京事務所を閉鎖し、山口にあるその機能と統合し渋谷区に東京本部を開設。
  • 2001年9月 - ユニクロ海外進出(イギリス・ロンドンに4店舗)。
  • 2002年
    • 2月 - 東京証券取引所第一部指定。
    • 9月 - 子会社・株式会社エフアール・フーズ(青果通信販売SKIP)設立。
    • 11月 - 玉塚元一が代表取締役社長に、柳井正が代表取締役会長に就任。
  • 2003年6月 - 東京本部を大田区に移転。
  • 2004年
    • 1月 - 株式会社リンク・ホールディングス(後の株式会社リンク・セオリー・ホールディングス)に資本参加。
    • 2月 - 株式会社ナショナルスタンダードを子会社化。
    • 3月 - エフアール・フーズを解散。青果通信販売SKIP終了。
  • 2005年
    • 3月 - 会社再建中だった、株式会社ワンゾーン(旧株式会社靴のマルトミ)を100%子会社化。
    • 8月 - 日経平均株価の構成銘柄に採用。
    • 9月
      • 玉塚元一社長が退任(事実上の解任)、柳井正会長が社長を兼任。
      • シールド社(現・アスペジ・ジャパン株式会社)を子会社化。
    • 10月 - ミーナ天神オープン、商業施設開発・運営事業に進出。
    • 11月 - 会社分割により持株会社化。
  • 2006年
    • 3月 - 東京本部を千代田区に移転。ナショナルスタンダードを解散。
    • 4月 - 株式会社キャビンの株式25.7%を取得し業務提携。
    • 8月24日 - 株式公開買い付けによりキャビンを連結子会社化(51.66%)。
    • 10月13日 - ユニクロよりも低価格志向の新ブランド「ジーユー」1号店を、ダイエー南行徳店内に開店。
    • 10月25日 - 株式会社ビューカンパニー(婦人靴業者)と資本業務提携。2006年11月13日に33.4%の株式を取得。
  • 2007年
    • 7 - 8月 - Jones Apparel Group, Inc.が売却予定であったBarneys New York, Inc.(バーニーズ・ニューヨーク社)の全株式買収に名乗りを上げるが、競合相手のドバイ政府系投資会社「イスティスマール」が買収価格を大きく引き上げたため断念。
    • 11月9日 - ミーナ津田沼オープン。
    • 7月23日 - 株式会社キャビンの完全子会社化を目指して同社に2度目の株式公開買い付けを実施、8月21日成立(96.94%)。
    • 12月29日 - 株式会社キャビンの残る少数株式をすべて取得して、完全子会社化。
  • 2008年
    • 2月28日 - 株式公開買い付けにより株式会社ビューカンパニーを連結子会社化(98.96%)。同年7月には残る少数株式もすべて取得して、完全子会社化。
    • 4月25日 - ミーナ京都オープン。
    • 5月23日 - ミーナ町田オープン。
    • 7月8日 - アスペジ・ジャパン株式会社の全保有株式をAlberto Aspesi & C S.p.A.(アルベルト・アスペジ本部)に売却、同社は子会社から離脱。
    • 9月1日 - 株式会社ワンゾーンを株式会社GOVリテイリングに社名変更。株式会社ジーユーと株式会社ビューカンパニーの事業をGOVリテイリングに統合。
  • 2009年
    • 1月29日 - 株式会社リンク・セオリー・ホールディングスの完全子会社化を目指して同社に株式公開買い付けを実施。3月13日成立(74.58%取得)。7月には残りの株式も取得し、完全子会社化。
    • 7月1日 - 株式会社グローバルリテイリング及び株式会社グローバルインベストメントを、簡易・略式合併方式で吸収合併。
    • 12月 - 中国・上海市に出店する旗艦店の運営会社として「迅銷(中国)実業有限公司」を設立。
  • 2010年
    • 3月1日 - 東京本部を千代田区九段北から港区赤坂東京ミッドタウン内のミッドタウン・タワーに移転。
    • 3月 - 台湾に現地法人「台湾優衣庫有限公司」を設立、同年秋に1号店をオープン予定。
    • 6月 - リンク・インターナショナルが、リンク・セオリー・ホールディングスならびに株式会社リンク・セールスポーポレーションを吸収合併し「株式会社リンク・セオリー・ジャパン」に商号変更、旧リンク・セオリー・ホールディングスに代わって直接の100%子会社となる。
  • 2014年

多角化経営[編集]

多角化による経営の安定化を狙い、M&Aだけではなくファーストリテイリング自らも事業展開を模索している。

青果事業[編集]

2002年9月に子会社エフアール・フーズを設立、「SKIP」のブランド名で永田農法による農作物健康食品など非衣料品分野の販売に進出した。しかし高めの価格設定が消費者から受け入れられず黒字化の目処が立たなくなり事業の継続を断念、2004年6月に同社を解散した。社内では3年で黒字を目処に決めており、3年で約28億円の赤字が出たとされる。多角経営の一テストとみられ、今後の他産業進出への参考と位置づけられている。

衣料[編集]

1997年から1998年にかけてスポーツカジュアル衣料品店の「スポクロ(スポーツ・クロージング・ウエアハウス)」、ファミリーカジュアル衣料品店の「ファミクロ(ファミリー・クロージング・ウエアハウス)」を展開していた。ユニクロ事業の拡張の一環として位置づけられていたが専門店としては業績が思わしくなく、衣料ブランドをユニクロに一本化するために撤退している。

一方で、2006年10月より新衣料ブランドとして「g.u.(ジーユー)」ブランドを立ち上げている。ユニクロに比べて品質よりも価格を重視したブランドと位置づけられており、首都圏・近畿圏からスタートし徐々に全国展開を行っているものの、店舗展開ペースはユニクロよりもかなり緩やかである。

商業施設「ミーナ」開発・運営事業[編集]

従来は商業施設内にユニクロなどのグループ企業のブランドを出店する事業のみであったが、2005年からは自らも商業施設自体の開発・運営に乗り出している。建物全体を一括して借り上げてテナントを誘致、「ミーナ」という名称で商号施設を運営している。現在4案件が運営中である。

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]