小松製作所

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株式会社小松製作所
Komatsu Ltd.
Komatsu company logos.svg
Komatubil.jpg
小松製作所本社
種類 株式会社
市場情報
東証1部 6301
大証1部(廃止) 6301 2013年7月12日上場廃止
略称 コマツ、KOMATSU
本社所在地 日本の旗 日本
107-8414
東京都港区赤坂二丁目3-6
設立 1921年5月13日
業種 機械
事業内容 建設機械・車両、産業機械他などの事業を中心に、住宅関連、運輸・物流などの事業を展開
代表者 代表取締役社長兼CEO 大橋 徹二(おおはし てつじ)
資本金 678億70百万円
売上高 単体7425億円
連結1兆8431億円
(2011年3月期)
純資産 単体5416億円
連結9726億円
(2011年3月31日現在)
総資産 単体9908億円
連結2兆1491億円
(2011年3月31日現在)
従業員数 連結4万1059人
(2011年3月31日現在)
決算期 3月31日
関係する人物 竹内明太郎, 河合良成, 坂根正弘, 野路國夫
外部リンク http://www.komatsu.co.jp/
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株式会社小松製作所(こまつせいさくしょ)は、日本の建設機械・重機械のメーカー。

建設機械の日本でのシェアは1位。世界で2位。日本以外にも南北アメリカヨーロッパCIS中近東アフリカ東南アジアオセアニア中国にグループ企業を展開する。

TOPIX Core30銘柄の一社に選ばれている。アメリカにおいてニューヨーク証券取引所やNASDAQには上場していないが、米国預託証券(ADR)を発行している(証券コード:KMTUY)。

日本経済新聞社が毎年行っている2006年度、2007年度の優れた会社ランキング(多角的企業評価システム:PRISM)でトヨタ自動車キヤノンを抜き1位となった。 また、同日本経済新聞社が2012年に行った、総合企業ランキングNICESでは、3位に選ばれた[1]

なお、呼称としてカタカナ表記のコマツを用いている。英表記はKOMATSUである。

企業概要・沿革[編集]

発祥[編集]

1917年1月、石川県能美郡国府村(現・小松市)で銅山を経営していた竹内鉱業(吉田茂の実兄である竹内明太郎により創業)が自家用機械生産のため、同郡小松町の小松駅近傍に小松鉄工所を開設したのが始まりである。また太平洋戦争中に日本海軍が米軍のブルドーザーを鹵獲、日本でも同じものを生産可能にする為、同社に送られて実用化の研究が始まったが、これが同社とブルドーザーの関わりの始まりである(詳細は「ブルドーザー」を参照)。

1921年5月13日に小松鉄工所が竹内鉱業から分離独立、現在の登記社名である小松製作所に改称し発足した。当初は不況の煽りを受け細々と経営していたが、満州事変を境に業績が好転。各種工作機械をはじめ、トラクターブルドーザーの国産化にも成功した。

1951年8月には本社機能を小松から東京に移転、屋上に巨大ブルドーザーがあった通称・コマツビル(1991年春に、このブルドーザーを撤去。)に移転して営業を始め、油圧ショベルやフォークリフト、ダンプトラックなどの建機製品を次々と手掛けていった。油圧ショベルは「パワーショベル」の商品名で発売されたが、この言葉は今日では油圧ショベルの一般的な呼び名として定着している。また、1990年代にはF1のチーム・ロータスおよびウィリアムズにデジタル技術やギアボックス周辺の部品の供与などを行った。

国際企業[編集]

グローバル化にいち早く手を付けた企業としても知られ、自動車メーカーより早い1950年代頃から海外への輸出や海外工場の展開を進めていた。1960年頃、キャタピラー社の日本進出に伴いマルA対策と呼ばれる品質向上活動が行われた。この結果、飛躍的に製品の品質が向上した。これを一つの契機として世界進出が本格的に開始される。現在ではアメリカ、ヨーロッバ、アジア、中国、ブラジルなどに50近い生産拠点がある。

70周年[編集]

創立70周年にあたった1991年5月、社名表示と呼称がコマツになってからは新事業を続々展開、CIの導入と新たな経営戦略で立ち向かった。2003年1月、石川県出身と父・松井昌雄が以前勤めていたという縁から、プロ野球選手松井秀喜とCMなどでライセンス契約した。ニッポン放送で日本のプロ野球シーズン中に放送されるラジオのMLBミニ情報番組「コマツ・メジャーショウアップ」を提供することとなった。(それ以前にも1996年頃よりマイク・ピアッツァ選手と契約を結んで宣伝活動を行なっていたことがある)また、70周年を記念して始められた女子柔道部の活動にも力を入れている。所属選手の谷本歩実が、2004年アテネ五輪、2008年北京五輪の2大会連続で金メダルを獲得した。(谷本選手は、2大会連続のオール一本勝ちである)

企業イメージ[編集]

堅実な経営で比較的財務体質の良い会社として知られ、投資家エコノミストからの評価は高い。好悪含めて新聞雑誌の経済欄を飾ることも多い。斜陽産業などと言われた時期もあったが、建機業界が活況を帯びていることもあって、最近では成長企業として見られている。

日本のものつくりを代表する企業の一つでもある。建設機械にとって最も重要なエンジントランスミッション、油圧機器、アクスル、コントローラー等の電子制御部品を全て自社開発・生産できる。2008年5月には、市販ベースの建設機械で世界初となるハイブリッド油圧ショベル「PC200-8ハイブリッド」を発表した。IR活動企業統治にも比較的力を入れている。

石川県では地元に縁のある企業としては別格の存在で、特に小松市はコマツの企業城下町となっている。また、一般の人や子供たちが建設機械に対して親しみを持ってもらえるよう、2010年に閉鎖した小松工場跡地の「こまつの杜」内に「わくわくコマツ館」を開設。旧本社社屋を復元した建物の1階は、建設機械や産業機械の展示・体験コーナー、建設機械のジオラマや3Dシアターなどとなっており、2階では、理科教室などのイベントが行われている[2]。同じく小松市内にある粟津工場の開放日は家族連れに人気のイベントとなっている。また、静岡県にあるテクノセンタで年に2回見学会を開催したり、子供向けウェブサイト「ケンケンキッキ」を公開するなどのコミュニケーション活動も展開している。

930E-2(こまつの杜)
930E-2のスペック

東日本大震災への対応[編集]

2011年3月11日に東北地方・太平洋沖にて発生した大震災では、北関東に所在する一部工場などの操業に影響が出た。復旧に関わる支出が見込まれるが、2011年3月期業績への影響は軽微の見通しである。また地震から1週間の3月18日時点で、建設機械の無償貸与やプレハブハウスの提供、義捐金等、合計8億円の支援を決定している[3]。 さらに被災した高専学生を対象とする「コマツ奨学金」を創設し、震災後10年間にわたり、毎年2千万円(合計2億円)の支給支援を実施する[4]

所在地[編集]

主力コマツ粟津工場

主要事業所[編集]

本社
〒107-8414 東京都港区赤坂二丁目3番6号 コマツビル
研究本部
〒254-8567 神奈川県平塚市万田1200
大型プレス事業本部
〒923-0868 石川県小松市八日市町地方5
コマツテクノセンタ
〒410-2506 静岡県伊豆市徳永697

主要工場[編集]

  • 粟津工場(石川県小松市)
  • 金沢工場(石川県金沢市)
  • 大阪工場(大阪府枚方市)
  • 六甲工場(兵庫県神戸市)
  • 茨城工場(茨城県ひたちなか市)
  • 小山工場(栃木県小山市)
  • 栃木工場(栃木県小山市)
  • 郡山工場(福島県郡山市)
  • 湘南工場(神奈川県平塚市)

閉鎖された工場[編集]

主要製品[編集]

建設機械[編集]

同社製の油圧ショベル GALEOシリーズ
ブルドーザー「D61PX」
  • 油圧ショベル
  • ホイール式油圧ショベル
  • ハイブリッドショベル
    • 2008年6月、市販車としては世界初のハイブリッドシステムを導入したショベルを発売した[5]。旋回モータ、発電機モータ、キャパシター(蓄電器)と、ディーゼルエンジンを併用することにより、通常型の同サイズの油圧ショベルと比べて燃費低減を実現している。これは旋回の減速時に発生するエネルギーを電気エネルギーに変換し、キャパシターに蓄え、これを発電機モータを通じてエンジン加速時の補助エネルギーとして活用している。また、このハイブリッド・システムを構成するコンポーネントは、キャパシタセルを除いて、すべてコマツで内製されている。
  • ブルドーザ
  • 水陸両用ブルドーザ
    • 船が侵入できないような浅瀬などの整地や橋梁の工事のために開発された水陸両用ブルドーザ。1968年から旧建設省の指導の元で開発に着手した。操縦は車体上部に組んだ櫓の上か陸地から無線で行う。動力は通常のエンジンであるが、吸排気用に長いパイプが上に伸びているのが特徴である。需要の低迷により1993年に製造中止したが,2013年に東日本大震災によって破損した橋脚工事の為、所有していた青木あすなろ建設がコマツに修理を依頼し,被災地での作業を行った[6][7]
  • ICTブルドーザ
    • 2013年4月,世界初となる全自動ブレード制御機能を搭載した中型ICT(情報通信技術)ブルドーザーを発売することを発表した[8]. 従来の情報化施工商品でも実現されていた整地の仕上げ作業時だけではなく、掘削作業時を含む全てのブレードコントロールを自動化した,世界初の全自動ブレード制御機能を搭載している.株式会社トプコン社製のGNSSアンテナ、慣性計測装置(IMU)、ストロークセンシングシリンダーなどの情報を利用することにより,ブルドーザの姿勢や位置,ブレードの刃先位置などを高精度に計測することで,高精度な施工を可能にしている.
  • ホイールローダー
  • ダンプトラック
  • 無人ダンプトラック運行システム (Autonomous Haulage System:AHS)
    • 2005年、南米チリ北部の銅鉱山に、運転手を必要としない無人ダンプトラック運行システムを世界で初めてトライアル導入し[9]、2007年末には本格導入されている。2008年末にオーストラリア西部の鉄鉱山でのテストランも開始され,2015年までに150台以上の無人ダンプシステムを導入する予定であることが発表された[10]。このシステムは世界最大級のダンプトラック(タイヤの直径だけで3.8メートル)に、「高精度GPS位置情報システム」「ミリ波レーダ」「光ファイバージャイロ」などのトラックの状態・周辺環境の状態を検知するセンサを取り付け、トラックの中に人を乗せることなく土砂の運搬を可能にしたものである。過酷な環境のため、人材を集めることが困難な鉱山の開発を可能にするとともに、鉱山の運営において生産性の向上が可能になるとされている。
  • 不整地運搬車
    • くるくるダンプシリーズ
  • モーターグレーダー
  • ロードローラー
  • 自走式破砕機
    • ガラパゴスシリーズ
  • 自走式土質改良機
    • リテラシリーズ
  • 自走式木材破砕機
    • リフォレシリーズ
  • バックホーローダー
  • スキッドステアローダー
  • テレスコピックハンドラー

その他[編集]

気動車用SA6D125H形エンジン(JR北海道 N-DMF11HZB形)
クボタZ482-KA、ヤンマーディーゼル3TNE68-U
  • 対人地雷除去機
    対人地雷除去機(こまつの杜)
  • KOMTRAX
    • KOMTRAXはコマツが開発した建設機械の情報を遠隔で確認するためのシステムである[11]。建設機械にGPSや通信システムなどを搭載し、その建設機械の位置や稼働状況をデータサーバに集約する。建設機械の利用者や代理店はその情報をインターネットで閲覧することが可能であり、それらの情報から車両の保守管理や省エネ対策などが可能になる。2010年時点で全世界で15万台を越えるKOMTRAXシステムが稼働している。

防衛省向け[編集]

軽装甲機動車

※旧防衛庁向けも含む

提供番組[編集]

映像作品[編集]

  • DVD「建機 THE MOVIE-コマツテクノロジー特集編-」(2011年テイチクエンタテインメント)

関連企業[編集]

脚注[編集]

  1. ^ “働きやすさや成長性、1位はドコモ 2位セブン&アイ 「NICES」上場企業を総合評価”. 日本経済新聞社. (2012年11月30日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASGD2400Y_Z21C12A1MM8000/ 
  2. ^ こまつの杜
  3. ^ 2011年3月14日、15日および18日付プレスリリースによる。
  4. ^ 2011年4月15日付プレスリリースによる。
  5. ^ 2008年05月13日付プレスリリースによる
  6. ^ 2013年2月7日付朝日新聞デジタル記事による
  7. ^ 水陸両用ブルドーザー、被災地で活躍 asahicom
  8. ^ 2013年4月16日付け プレスリリースによる
  9. ^ コマツ採用HPによる
  10. ^ 2011年11月02日プレスリリースによる
  11. ^ コマツHPによる

関連項目[編集]

外部リンク[編集]