小松市
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小松市(こまつし)は、石川県の南部に位置する日本海に面した市。花山天皇が巡幸した際、梯川のほとりにマツを植え「園の小松原」と呼ばれたのが地名のおこりとされる。 北陸随一の工業地帯として知られるが、自然や文化にも恵まれている。
人口では金沢市に次ぎ長らく石川県第二の都市であったが2005年2月1日白山市の誕生で第三の都市となった。
目次 |
[編集] 地理
西は海、東は山に囲まれており、山のある東から西に川が流れている。 西側に平野部、東側に山地が広がっている。 平野部、山地とも面積は広いが海岸線は短い。 主な市街地は市内を南北に貫くJR北陸本線、国道8号沿いの平野部にある。 平野部には住宅地が集中しているが、それ以上に田畑が多く、米の産地となっている。 山地はブナなど森林に覆われており、豊かな自然が残っている。
[編集] 気候
夏
夏場は天気の良い日が続き、気温は太平洋側とそれほど変わらない。 湿度が非常に高く、南風が吹くと北陸に多いフェーン現象が起こるため非常に暑くなることもある。
冬
石川県は日本海側気候に入り、小松市も冬場は雪の日が多い。 山麓には雪が多くスキー場もある。 しかし暖かい対馬海流のため、海に近い平野部にはそれほど雪は積もらない。 秋から冬のはじめにかけては時雨(しぐれ)と言われる天気が多くなる。 晴れのち嵐、というような天気で、晴天と激しい風雨が交互にやってくる日本海側独特の天気である。 この時期からブリの旬に入るため、時雨のことを鰤起こしと言ったりする。 年間降水量は日本でもトップクラスの多さである。
[編集] 歴史
[編集] 沿革
- 1590年(天正18年)2月 - 7月小田原攻めに従軍した功によって、丹羽長重に、加賀国小松12万石が加増移封され、この時、従三位、参議・加賀守に叙位・任官されたため、小松侍従(小松宰相)と称ばれる。
- 1639年(寛永16年)加賀藩藩主前田利常が隠居地として小松城に住み城下町としての基礎が固められた。
- 1921年5月 小松製作所(コマツ)が設立される。
- 1940年12月1日 小松町、安宅町、牧村、板津村、白江村、苗代村、御幸村、粟津村が合併・市制施行(江沼郡から分離)。
- 1944年11月 小松飛行場が完成する。
- 1952年 - 1969年 加賀三湖の干拓
- 1955年4月1日 矢田野村、那谷村、中海村、月津村の一部を編入する。
- 1956年9月30日 金野村、西尾村、大杉谷村、新丸村、国府村の一部を編入する。
- 1961年6月 航空自衛隊小松基地が開庁される。
- 1971年12月30日 尾小屋鉱山が閉山される。
- 1977年3月20日 尾小屋鉄道が廃止される。
- 1986年6月1日 北陸鉄道小松線が廃止される。
- 2009年4月14日 コマツは小松駅に並行する小松工場を2010年3月をめどに閉鎖すると発表。
[編集] 人口
| 小松市と全国の年齢別人口分布図(比較) | 小松市の年齢・男女別人口分布図 | ||||||||||||||||||
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■紫色は小松市
■緑色は日本全国 |
■青色は男性
■赤色は女性 |
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| 総務省統計局 / 国勢調査(2005年) | |||||||||||||||||||
[編集] 経済
[編集] 産業
産業機械大手、建設機械のシェア世界第2位の小松製作所(コマツ)の本拠地である。 そのためいわゆる企業城下町となっており、小松市とその周辺は日本有数の機械工業の産業集積地域であると言われる。 コマツ以外にも、村田製作所、ジェイ・バス、コマニー、小松ウオールなどの事業所がある。 また、近隣の能美市・能美郡川北町には東芝、ソニー、松下電器産業などの事業所があり、その関連企業が小松市を含む南加賀地方に集積している。 繊維業も盛ん。能美市にある小松精練、東レ、加賀市にある帝人などの事業所の関連企業がある。 このように機械工業・繊維業が盛んなので、小松市とその一帯は北陸随一の産業地帯としてのイメージが強い。イグサの生産の北限であり、そのイグサを使用した畳は「小松表」の名で知られる。
また、加賀絹や九谷焼などの伝統工芸の産地としても有名である。
[編集] 主な事業所
- コマツ粟津工場 - (コマツの主力工場、建設機械の製造など)
- コマツ小松工場 - (大型プレス機の製造など)
- コマツ工機 - (工作機械の製造など、コマツのグループ会社)
- コマツ産機 - (プレス機械の製造など、コマツのグループ会社)
- コマニー - (名証二部上場、間仕切り(パーティション)で売り上げ、シェア共にトップ)
- 小松ウオール工業 - (東証一部上場、大証一部上場、間仕切り(パーティション)の製造)
- 共和工業所 - (ジャスダック市場上場、各種ボルトの製造)
- ジェイ・バス小松事業所 - (日野・いすゞ合弁のバス生産拠点。元日野車体工業)
- 小松村田製作所 - (電子部品の製造、村田製作所の関連企業 )
- クマリフト小松工場 - (昇降機の製造、小荷物用エレベータでトップシェア)
- 大京 - (建設機械の部品製造など
- ブリヂストン北陸化成 - (ブリヂストンのグループ会社)
[編集] 工業団地
- 小松鉄工団地
- 南部工業団地
- 東部産業振興団地
[編集] 物流
小松市には市の中心部から程近いところに小松空港がある。 北陸の拠点空港で、北陸地方と日本各地を結んでいる。 最近では韓国や中国との定期便も開設され、国際空港としての機能も整ってきた。 そのため小松市は北陸地域の重要な物流拠点でもある。 また、小松空港は自衛隊との共用空港であり、航空自衛隊が駐屯している。 自衛隊の小松市への経済波及効果も大きい。
[編集] 観光
工業・空港の町として見られることの多い小松市だが、市内中心部から加賀市動橋(いぶりばし)までの旧北国街道(北陸街道)沿いには、約10kmにわたって往事を偲ばせる町並みがある。
有名なものとしては歌舞伎の定番「勧進帳」の舞台安宅の関がある。 歌舞伎といえば、市の中心部では5月中頃に子供歌舞伎で有名なお旅まつりが行われる。 お旅まつりでは、京都の祇園祭のように曳山(山車)が町を巡る。曳山はそのまま小さな歌舞伎舞台となり、町の辻々で子供たちが歌舞伎を披露する。 歌舞伎に所縁のある市として、小松市は「歌舞伎の町」をスローガンに町興しをしている。
市役所の近くには芦城公園がある。これは明治37年に小松城三ノ丸跡に作られた回遊式庭園である。 兼六園を手本に作られており、園内には小川や池が多数配されている。 石川県の桜の名所として有名である。
市内の粟津温泉には世界一古いホテルとしてギネスブックにも載る法師旅館という温泉旅館がある。この旅館は養老2年(718年)の創業であり、実に1300年の歴史を誇り、開業当初から続く家系によって経営されている。 粟津温泉近くの那谷寺は奇観を有する境内が有名で、秋の紅葉が特に美しい。
粟津温泉以外にも、市内には多数の温泉が湧く。 総湯と呼ばれる共同浴場や銭湯が町のあちこちにあり、手軽に温泉を楽しめる。 温泉が水道のように供給されているマンションもある。
市街地から東に行くと山岳地域に入り、美しい渓谷に恵まれている。 古い集落が点在しており、山村文化が色濃い。 豊かな自然とその景観を活かして、山菜料理を楽しめる民宿やレストランが点在している。 キャンプ場も多く、自然の中でキャンプやバーベキューを手軽に楽しめる。
市内から少し山に入ったところにあるハニベ巌窟院は、いわゆるB級スポットとして密かな人気がある。
海岸線は短く大半が砂浜、砂利浜である。 安宅神社近くに海水浴場、安宅新町には海岸に面して設備の整った小松ふれあい健康広場キャンプ場がある。
[編集] 祭り・イベント
[編集] 名所・旧跡
[編集] 保養・休憩施設
[編集] 温泉
[編集] スキー場
- 大倉岳高原スキー場
[編集] ゴルフ場
- 加賀芙蓉カントリー倶楽部
- 小松カントリー倶楽部
- GOLF CLUBツインフィールズ
- ゴルフコース小松パブリック
[編集] 行政
[編集] 市長
- 和田慎司(わだ・しんじ) 2009年4月13日〜 1期目
[編集] 庁舎
- 小松市役所 本庁舎
- 〒923-8650
- 石川県小松市小馬出町91番地
- 電話番号 0761-22-4111
- 小松市役所 南支所
- 〒923-0305
- 石川県小松市蓑輪町ハ84番地2
- 電話番号 0761-44-2535
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 海外
- スザノ市 (ブラジル サンパウロ州)
- ビルボールド市 (ベルギー)
- ゲイツヘッド市 (イギリス)
- 桂林市 (中華人民共和国 広西壮族自治区)
- 友好交流都市提携
- 昌寧郡 (大韓民国 慶尚南道)
- 友好交流都市提携
[編集] 地域
[編集] 公共機関
[編集] 警察
- 小松警察署
[編集] 消防
小松市消防本部が管轄する。
- 小松市消防本部
- 中消防署
- 東出張所
- 西出張所
- (中央出張所 - JR線高架化により出動時間が短縮したため、2005年に廃止)
- 南消防署
- 粟津温泉出張所
- 中消防署
[編集] 医療
- 国民健康保険 小松市民病院
- 粟津診療所
- 大杉診療所
- 尾小屋診療所
- 小松能美広域事務組合
- 南加賀急病センター(小松市民病院に併設)
[編集] 上水道
小松市が手取川の伏流水を水源に、石川県企業局が手取川を水源に供給する。
- 石川県営水道
- 花坂配水場
- 小松市上水道
- 上清水揚水場
- 旭台配水池
- 川北揚水場
- 湊配水場
- 丸の内配水場
- 上清水揚水場
- 小松市簡易水道
[編集] 下水道
小松市単独の公共下水道と、石川県下水道公社の加賀沿岸流域下水道に接続されている。
- 小松市公共下水道
- 小松市中央浄化センター
- 加賀沿岸流域下水道 (能美市の翠ヶ丘浄化センターで処理)
[編集] 都市ガス
小松ガスが天然ガス(13A)を供給する。
- 小松ガス
- 園工場
[編集] ゴミ処理
小松市が処理する。
- 小松市環境美化センター
[編集] 電話
金沢市のNTT西日本 金沢支店が管轄する。
- 市外局番は0761。なお、天気予報は0761-177である。
[編集] 郵便
市内の集配は以下の局が行う。
- 小松郵便局 - 〒923
- 粟津郵便局 - 〒923
- 金野郵便局 - 〒923
- これ以外に30局の郵便局がある。
[編集] 税務
金沢国税局小松税務署が管轄する。
- 小松税務署
[編集] 特別支援学校
- 石川県立(3校)
- 小松養護学校
- 小松瀬領養護学校
- 医王養護学校小松みどり分校
[編集] 専修学校
- 専門学校
- こまつ看護学校
[編集] 各種学校
- 石川県加南自動車学校
- こまつ自動車学校
- 小松市医師会附属小松准看護学院
[編集] 社会教育
[編集] 図書館
[編集] 博物館・美術館等
- 石川県立
- 航空プラザ
- 尾小屋鉱山資料館 (マインロード)
- 小松市立
- 小松市立博物館
- 宮本三郎美術館
- 本陣記念美術館
- 錦窯展示館
- 登窯展示館
- ポッポ汽車展示館
- 河田山古墳群史跡資料館
- 那谷寺宝物館
- 日本自動車博物館
[編集] ホール・その他の文化施設
- 石川県こまつ芸術劇場うらら
- 小松市公会堂
- 小松市民センター
- 小松芦城センター
- ゆのくにの森
- 第一コミュニティセンター
[編集] 体育施設
- こまつドーム
- 小松運動公園
- 小松末広野球場
- 小松屋内水泳プール
- 小松総合体育館
- 桜木体育館
[編集] 交通
[編集] 道路
- 県道
- 主要地方道
- 一般県道
- 石川県道101号小松根上線
- 石川県道107号新保矢田野線
- 石川県道109号阿手尾小屋線
- 石川県道111号大野八幡線
- 石川県道145号串加賀線
- 石川県道149号潮津串線
- 石川県道154号滝ヶ原栄谷線
- 石川県道156号高塚粟津線
- 石川県道158号日末村松線
- 石川県道160号尾小屋尾小屋停車場線
- 石川県道161号大杉長谷線
- 石川県道163号瀬領粟津線
- 石川県道164号津波倉寺井線
- 石川県道165号金平寺井線
- 石川県道167号布橋出合線
- 石川県道169号粟生小松線
- 石川県道170号西二口長田線
- 石川県道294号金沢小松自転車道線 (加賀海浜自転車道)
- 石川県道295号小松加賀自転車道線 (小松加賀健民自転車道)
[編集] 小松市を舞台とした作品
- 文学
- 漫画・アニメ
- 映画
- 『あらくれ』 (小林旭主演 和泉雅子 藤竜也 他 初公開年月 1969/06/14 任侠映画)
[編集] 出身有名人
- 石田寛人 (官僚)
- 今垣光太郎 (競艇選手)
- 織作峰子 (写真家)
- 川岸良兼 (プロゴルファー)
- 橋本崇載 (棋士)
- 桝野幸宏 (放送作家)
- 宮本三郎 (画家)
- 豊田陽平 (プロサッカー選手)
- アルコ (漫画家)
- 中祥人 (漫画家)
- 青戸千春 (WEBプログラマー)
[編集] 歴代市長
[編集] 歴代市長
| 代 | 氏名 | 読み | 年代 | 期 |
|---|---|---|---|---|
| 初代 | 和田伝四郎 | わだ でんしろう | 1947~1963 | 4期 |
| 二代 | 藤井栄次 | ふじい えいじ | 1963~1967 | 1期 |
| 三代 | 佐竹弘造 | さたけ こうぞう | 1967~1972 | 2期 |
| 四代 | 竹内伊知 | たけうち いち | 1972~1980 | 2期 |
| 五代 | 竹田又男 | たけだ またお | 1980~1992 | 3期 |
| 六代 | 北栄一郎 | きた えいいちろう | 1992~1997 | 2期 |
| 七代 | 西村徹 | にしむら とおる | 1997~2009 | 3期 |
[編集] 歴代市長選結果
| 回 | 選挙執行日 | 投票率 (%) |
候補者 | 政党 | 得票数 | 得票率 (%) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1947年(昭和22年)4月5日 | 和田伝四郎 | 11,384 | 42.52 | ||
| 麦谷太一 | 10,273 | 38.37 | ||||
| 渡辺栄吉 | 5,117 | 19.11 | ||||
| 2 | 1951年(昭和26年)4月24日 | 96.0 | 和田伝四郎 | 18,976 | 55.85 | |
| 渡辺栄吉 | 15,003 | 44.15 | ||||
| 3 | 1955年(昭和30年)4月30日 | 94.0 | 和田伝四郎 | 21,251 | 54.19 | |
| 宮川精一 | 15,946 | 40.46 | ||||
| 山口又八 | 2,021 | 5.15 | ||||
| 4 | 1959年(昭和34年)4月30日 | 94.98 | 和田伝四郎 | 25,619 | 51.73 | |
| 上田政次 | 23,910 | 48.27 | ||||
| 5 | 1963年(昭和38年)4月30日 | 94.29 | 藤井栄次 | 27,964 | 52.69 | |
| 和田伝四郎 | 25,110 | 47.31 | ||||
| 6 | 1967年(昭和42年)4月28日 | 93.62 | 佐竹弘造 | 27,378 | 50.3 | |
| 藤井栄次 | 25,195 | 46.29 | ||||
| 大谷充 | 1,854 | 3.41 | ||||
| 7 | 1971年(昭和46年)4月25日 | 93.12 | 佐竹弘造 | 44,007 | 77.67 | |
| 林勇 | 12,654 | 22.33 | ||||
| 8 | 1972年(昭和47年)8月6日 | 87.41 | 竹内伊知 | 29,931 | 51.98 | |
| 竹田又男 | 26,741 | 46.47 | ||||
| 林勇 | 902 | 1.57 | ||||
| 9 | 1976年(昭和51年)8月1日 | 82.66 | 竹内伊知 | 30,641 | 54.48 | |
| 国分茂保 | 25,601 | 45.52 | ||||
| 10 | 1980年(昭和55年)7月20日 | 87.03 | 竹田又男 | 30,836 | 50.13 | |
| 竹内伊知 | 30,680 | 49.87 | ||||
| 11 | 1984年(昭和59年)7月29日 | 57.77 | 竹田又男 | 36,789 | 88.84 | |
| 本田正和 | 4,622 | 11.16 | ||||
| 12 | 1988年(昭和63年)7月24日 | 70.49 | 竹田又男 | 44,562 | 87.56 | |
| 庭田一義 | 6,332 | 12.44 | ||||
| 13 | 1992年(平成4年)7月12日 | 86.45 | 北栄一郎 | 36,252 | 53.80 | |
| 竹田又男 | 31,127 | 46.20 | ||||
| 14 | 1996年(平成8年)7月7日 | 54.75 | 北栄一郎 | 37,594 | 87.41 | |
| 新井田義弘 | 5,414 | 12.59 | ||||
| 15 | 1997年(平成9年)4月13日 | 74.00 | 西村徹 | 33,513 | 56.07 | |
| 北栄一郎 | 21,324 | 35.68 | ||||
| 谷口尭郎 | 4,934 | 8.25 | ||||
| 16 | 2001年(平成13年)3月25日 | 52.35 | 西村徹 | 37,375 | 86.87 | |
| 新井田義弘 | 5,649 | 13.13 | ||||
| 17 | 2005年(平成17年)3月25日 | 73.75 | 西村徹 | 28,633 | 45.26 | |
| 和田慎司 | 25,973 | 41.05 | ||||
| 北栄一郎 | 8,658 | 13.69 | ||||
| 18 | 2009年(平成21年)3月29日 | 72.10 | 和田慎司 | 34,646 | 56.02 | |
| 西村徹 | 27,221 | 43.98 |
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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