日本特殊陶業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
日本特殊陶業株式会社
NGK SPARK PLUG Co. ,LTD.
A sign construction at the head office of NGK Spark Plug Co., Ltd.jpg
本社看板塔
The head office of NGK SPARK PLUG Co.,LTD.jpg
本社社屋
種類 株式会社
市場情報
東証1部 5334
名証1部 5334
略称 日特陶、NTK、日特
本社所在地 日本の旗 日本
467-8525
名古屋市瑞穂区高辻町14-18
設立 1936年昭和11年)10月26日
業種 ガラス・土石製品
事業内容 スパークプラグおよび内燃機関用関連品の製造、販売
ニューセラミックおよびその応用商品の製造、販売、その他
代表者 尾堂真一(代表取締役社長)
資本金 478億69百万円
発行済株式総数 2億2354万4820株
売上高 連結:3,027億円
単独:2,203億円
(2013年3月期)
経常利益 連結:276億円
単独:209億円
(2013年3月期)
純利益 連結:209億円
単独:157億円
(2013年3月期)
純資産 連結:2,683億円
単独:2,218億円
(2013年3月期)
総資産 連結:3,664億円
単独:3,062億円
(2013年3月期)
従業員数 連結:12,563名
単独:5,881名
(2013年3月期)
決算期 3月31日
主要株主 第一生命保険株式会社 7.30%
明治安田生命保険相互会社 6.01%
ステートストリートバンクアンドトラストカンパニー 5.55%
(2011年3月31日現在)
関係する人物 江副孫右衛門
外部リンク http://www.ngkntk.co.jp/
テンプレートを表示

日本特殊陶業株式会社(にっぽんとくしゅとうぎょう、: NGK Spark Plug Co.,Ltd.)は、スパークプラグセラミックス製品を製造するメーカーである。森村グループの一員。1936年設立。本社は愛知県名古屋市瑞穂区にある。

概要[編集]

日本特殊陶業はかつて日本碍子の事業部の一つであったが、森村の一業一社の思想から、スパークプラグの立ち上がりに応じて独立したものである。スパークプラグの商標は、日本ガイシの商標であるNGKを引き続き使用しているが、それ以外ではNTKを商標としている。

スパークプラグ(世界シェア31%)、車載用酸素センサー(同36%)、超音波振動子、セラミック切削工具(同30%)の世界シェアトップのメーカーであり、MPUオーガニックパッケージ(同22%)では世界第3位(イビデン新光電気工業に次ぐ)である。

主力製品であるスパークプラグは、国内外ほぼ全ての自動車メーカーに採用され供給を行っている[1]。 また、F1等のモータースポーツにおいても、多くのチームに採用され供給を行っている[2]

2013年(平成25年)、オーガニックICパッケージ事業の製造部門全てが他社に委託となる。これにより、オーガニックICパッケージ事業については、設計・開発機能と販売機能に特化したファブレス体制となる[3]

沿革[編集]

  • 1920年(大正9年) - 江副孫右衛門チャンピオン (自動車)の工場見学したことがきっかけとなり研究に着手。1930年に「NG点火栓」を発売[4]
  • 1936年(昭和11年) - 日本特殊陶業設立、資本金100万円。
  • 1937年(昭和12年) - NGKスパークプラグ製造開始。
  • 1949年(昭和24年) - NTKニューセラミック製造開始、東京・名古屋両証券取引所に株式上場。
  • 1958年(昭和33年) - セラミックバイト、チップ製造開始。銅軸入りワイドレンジプラグ発売。
  • 1959年(昭和34年) - ブラジル特殊陶業設立。
  • 1962年(昭和37年) - 小牧工場(愛知県)操業開始。
  • 1964年(昭和39年) - ホンダとともにF1世界選手権に参戦を開始。
  • 1966年(昭和41年) - 米国NGKスパークプラグ設立(販売会社)。
  • 1967年(昭和42年) - セラミックICパッケージ製造開始。
  • 1973年(昭和48年) - マレーシアNGKスパークプラグ設立。自動車用温度センサ製造開始。
  • 1974年(昭和49年) - 日和機器設立。宮之城工場(鹿児島県)操業開始。サイアムNGKスパークプラグ設立。日特運輸設立。
  • 1975年(昭和50年) - 英国NGKスパークプラグ設立。
  • 1976年(昭和51年) - 米国NGKスパークプラグ製造設立(製造会社)。
  • 1977年(昭和52年) - インドネシアNGKスパークプラグ設立。
  • 1978年(昭和53年) - 米国特殊陶業設立(セラミック製造会社)。
  • 1979年(昭和54年) - エクアドルNGKスパークプラグ設立。ドイツNGKスパークプラグ設立(現 欧州NGKスパークプラグ)。
  • 1980年(昭和55年) - オーストラリアNGKスパークプラグ設立。クイックグローシステム(QGS)製造開始。
  • 1982年(昭和57年) - カナダNGKスパークプラグ設立。神岡セラミック設立。東濃セラミック設立(現 日特スパークテック東濃)。自動車用酸素センサ製造開始。
  • 1984年(昭和59年) - 米国特殊陶業を設立(販売、製造合併)。可児セラミック設立。台湾NGKスパークプラグ設立。飯島セラミック設立。
  • 1985年(昭和60年) - セラミックグロープラグ製造開始。
  • 1989年(平成元年) - 友進工業資本参加。セラミックセンサ設立(日本碍子と折半出資)。
  • 1990年(平成2年) - ヨーロッパ特殊陶業設立(現 フランスNGKスパークプラグ)。欧州テクニカルセンター完成。バイオセラミックス製造開始。
  • 1991年(平成3年) - スパークプラグ生産累計50億個突破。
  • 1992年(平成4年) - メキシコNGKスパークプラグ設立。
  • 1993年(平成5年) - ブラジルテクニカルセンター完成。フランスNGKスパークプラグ設立。中津川セラミック設立。韓国NTK工具設立(現 韓国NTKセラミック)。
  • 1994年(平成6年) - 伊勢工場(三重県)操業開始。米国センサー設立。台湾NTKセラミック設立。
  • 1995年(平成7年) - 米国ホールディング設立。
  • 1996年(平成8年) - 米国テクニカルセンター完成。
  • 1997年(平成9年) - NGKイリジウムプラグ発売。小牧テクニカルセンター完成。オーガニックICパッケージ量産開始。
  • 2000年(平成12年) - NGKイリジウムIXプラグ発売。
  • 2001年(平成13年) - シンガポールNGKスパークプラグ設立。医療用酸素濃縮器量産開始。小牧研究棟完成。南勢セラミック設立。
  • 2002年(平成14年) - 米国特殊陶業と米国センサーを製品市場別に米国特殊陶業と米国テクノロジーに再編成。中東NGKスパークプラグ設立。
  • 2003年(平成15年) - 上海特殊陶業設立。ポーランドNTK設立。
  • 2004年(平成16年) - 急速昇温タイプのセラミックグロープラグ量産開始。
  • 2005年(平成17年) - タイNGKスパークプラグ設立。生体活性骨ペースト販売開始。
  • 2006年(平成18年) - インド特殊陶業設立。プラグ国内生産100億個達成。
  • 2007年(平成19年) - 南アフリカNGKスパークプラグ設立。日本碍子から発行済み株式の50%を113億円で取得しセラミックセンサを完全子会社化。
  • 2008年(平成20年) - フィリピンNGKスパークプラグ設立。
  • 2009年(平成21年) - 中津川セラミックを存続会社とし同社と飯島セラミック及び可児セラミックを合併、社名をNTKセラミックに変更。
  • 2010年(平成22年) - フランスNGKスパークプラグを存続会社とし同社とヨーロッパ特殊陶業を合併。ポーランドNTKを解散。
  • 2011年(平成23年) - 常熟特殊陶業設立。
  • 2012年(平成24年) - ベトナムNGKスパークプラグ設立。名古屋市民会館の命名権を取得し「日本特殊陶業市民会館」とした。MPU用オーガニックICパッケージの生産を海外メーカーに委託。
  • 2013年(平成25年) - イースタンと資本・業務提携、オーガニックICパッケージの製造を全面移管。NGKスパークプラグユーラシア設立。スパークテックタイランド設立。日特電子設立、オーエンスから電子回路事業を譲り受ける。

主な商品[編集]

自動車関連事業[編集]

  • スパークプラグ
    • 一般プラグ
    • グリーンプラグ
    • 白金プラグ
    • イリジウムプラグ
    • 多極プラグ
    • 突き出しプラグ
    • 沿面プラグ
  • グロープラグ
    • セラミックグロープラグ
    • メタルグロープラグ
  • 自動車用センサ
    • ジルコニア酸素センサ
    • 二輪車用小型ジルコニア酸素センサ
    • 広範囲排気温度センサ
    • ノックセンサ

テクニカルセラミックス関連事業[編集]

  • 半導体部品
    • 水晶デバイス・SAWフィルタ用パッケージ
    • オーガニックICパッケージ
    • ウェハーテスター用大型基板
    • カメラモジュール用パッケージ
    • LED照明用パッケージ
    • 高周波用パッケージ
  • 機械工具
    • セラミック工具
    • SSバイト
    • スローアウェイドリル
    • フライスカッター
  • その他
    • バイオセラミックス
    • 医療用酸素濃縮器
    • 静電チャック
    • 真空スイッチ容器
    • ベアリング用ボール
    • 誘電体共振器
    • セラミックヒータ
    • 超音波振動子

グループ会社[編集]

2013年3末月現在、子会社34社(国内9社、海外25社)と関連会社7社を有する[5]

国内[編集]

  • セラミックセンサ株式会社 - 自動車用センサの製造
  • 株式会社日特製作所 - スパークプラグ部品、自動車用センサ部品の製造
  • 日和機器株式会社 - プラグキャップ、プラグコード等の製造 自動車用センサ部品の製造
  • 株式会社神岡セラミック - グロープラグ、機械工具の製造
  • NTKセラミック株式会社 - セラミックICパッケージ、自動車用センサ部品の製造
  • 株式会社日特スパークテック東濃 - スパークプラグ部品の製造
  • 株式会社南勢セラミック - 電子部品の製造
  • 株式会社日特運輸 - 一般貨物自動車運送業
  • 株式会社イースタン - 半導体パッケージ基板の製造販売
  • 日特電子株式会社 - 自動車部分品および付属品の製造販売、プリント基板組立の製造販売
  • 東海耐摩工具株式会社
  • 早川精機工業株式会社
  • 日特アルファサービス株式会社

海外[編集]

  • 米国ホールディング株式会社 - 米国における子会社の統括
  • 米国特殊陶業株式会社 - スパークプラグ、自動車用センサの製造販売 機械工具の販売
  • ブラジル特殊陶業有限会社 - 自動車関連、セラミック関連製品の製造販売
  • フランスNGKスパークプラグ株式会社 - スパークプラグの製造販売 自動車関連、情報通信関連、セラミック関連製品の販売
  • マレーシアNGKスパークプラグ株式会社 - スパークプラグの製造販売 自動車用センサ、情報通信関連製品の販売
  • サイアムNGKスパークプラグ株式会社(タイ) - スパークプラグ、グロープラグの製造販売 自動車用センサの販売
  • インドネシアNGKスパークプラグ株式会社 - スパークプラグの製造販売 自動車用センサの販売
  • 上海特殊陶業有限会社 - スパークプラグ、自動車用センサの製造販売 機械工具の販売
  • 常熟特殊陶業有限会社(中国) - 自動車用センサの製造販売
  • 友進工業株式会社(韓国) - 自動車関連製品の製造販売
  • 韓国NTKセラミック株式会社 - セラミック関連製品の製造販売
  • インド特殊陶業株式会社 - スパークプラグの製造販売 自動車用センサの販売
  • 南アフリカNGKスパークプラグ株式会社 - スパークプラグの製造販売
  • タイNGKスパークプラグ株式会社 - 自動車用センサの製造販売 自動車関連製品、セラミック関連製品の販売
  • 株式会社スパークテックタイランド - スパークプラグの製造
  • 米国テクノロジー株式会社 - 情報通信関連、セラミック関連製品の販売
  • カナダNGKスパークプラグ株式会社 - 自動車関連製品の販売
  • メキシコNGKスパークプラグ株式会社 - 自動車関連製品の販売
  • エクアドルNGKスパークプラグ有限会社 - 自動車関連製品の販売
  • 欧州NGKスパークプラグ有限会社(ドイツ) - 自動車関連、情報通信関連、セラミック関連製品の販売
  • 有限会社NGKスパークプラグユーラシアロシア) - 自動車関連、セラミック関連製品の販売
  • 英国NGKスパークプラグ株式会社 - 自動車関連、情報通信関連、セラミック関連製品の販売
  • オーストラリアNGKスパークプラグ株式会社 - 自動車関連、セラミック関連製品の販売
  • 中東NGKスパークプラグ株式会社(UAE) - スパークプラグの販売
  • 台湾NGKスパークプラグ株式会社 - 自動車関連製品の販売
  • 台湾NTKセラミック株式会社 - 情報通信関連、セラミック関連製品の販売
  • フィリピンNGKスパークプラグ株式会社 - スパークプラグの販売
  • ベトナムNGKスパークプラグ有限会社 - 自動車関連製品の販売

関連項目[編集]

参考資料[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ プラグスタジオHOME > 適応検索/品番一覧
  2. ^ エンタメSPARK!トップ > モータースポーツ > Formula 1
  3. ^ オーガニックICパッケージ事業における株式会社イースタンとの資本・業務提携のお知らせ (pdf)”. 日本特殊陶業株式会社. 2013年7月24日閲覧。
  4. ^ 中日新聞経済部[編]「時流の先へ 中部財界ものがたり」p166-p167
  5. ^ 日本特殊陶業グループ CSR報告書2013 ダイジェスト版(日本語版) (pdf)”. 日本特殊陶業株式会社. pp. P.3. 2013年9月15日閲覧。

外部リンク[編集]