トップキュウシュウ

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トップキュウシュウは、九州ラグビーフットボール協会が主催する地域リーグである。

概要[編集]

ジャパンラグビートップリーグ発足前は、「西日本社会人リーグ」という名で、日本におけるラグビーの最上位リーグの一つとなっていたが、2003年からは、そのトップリーグへの登竜門の一つとして「トップキュウシュウ」に改められる。キュウシュウと名乗っているが、西日本リーグ時代からの流れで九州地方だけでなく中国地方のチームも加盟している。

A・Bの2部によって構成され、Aの上位チームがトップリーグ昇格へ挑戦権を得られる。

トップリーグへの道[編集]

トップキュウシュウAの上位3チームは、「トップリーグチャレンジマッチ順位決定戦」に駒を進めるが、2009年までは決定戦1位は「トップチャレンジ1」へ進み、2位以内に入れば自動昇格、3位でも入れ替え戦に勝てば昇格、決定戦2位は「トップチャレンジ2」へ進み、1位なら入れ替え戦へ進出という制度だった。

2010年から、1位の「トップチャレンジ1」、2位の「トップチャレンジ2」進出はこれまでどおりだが、先に行う「-チャレンジ2」で1位になったチームはその後「-チャレンジ1」にコマを進め、チャレンジ1で2位までに入れば自動的にトップリーグ昇格、3位・4位でも入れ替え戦でトップリーグ昇格をかけて争う形式となった。

なお、シーズン順位と決定戦の順位は別である。

2015年度参加チーム[編集]

トップキュウシュウA[編集]

前年(2014-2015)シーズンの成績上位順に記載。太字トップリーグに昇格したことがあるチーム

チーム 母体 愛称 練習グラウンド 創設年 参加シーズン[1] 備考
宗像サニックスブルース サニックス ブルース 福岡県宗像市 1994年 2004-2005、2013-2014、2015-2016 2003-2004のみ「福岡サニックスボムズ」、2004-2005から2013-2014まで「福岡サニックスブルース」
九州電力キューデンヴォルテクス 九州電力 キューデンヴォルテクス 福岡県福岡市 1951年 2003-2004~2006-2007、2010-2011~2011-2012、2014-2015~ 2006-2007まで「九州電力ラグビー部」
マツダブルーズーマーズ マツダ ブルーズーマーズ 広島県府中町 1961年 2003-2004~ 1983年まで「東洋工業ラグビー部」
中国電力ラグビー部 中国電力 中国電力 広島県広島市 不明 2003-2004~
JR九州サンダース JR九州 サンダース 不明 1931年 2003-2004~ 1986年まで「門鉄ラクビー部」
三菱重工長崎ラグビー部 三菱重工業長崎造船所 三菱重工長崎 長崎県長崎市 1927年 2003-2004~2011-2012、2013-2014~
福岡銀行ブルーグルーパーズ 福岡銀行 ブルーグルーパーズ 福岡県古賀市 不明 2011-2012~2012-2013、2014-2015~
新日鉄住金八幡ラグビー部 新日鐵住金八幡製鐵所 不明 福岡県北九州市 1927年 2012-2013~2013-2014、2015-2016 1969年まで「八幡製鐵ラグビー部」、2011-2012まで「新日鉄八幡ラグビー部」

トップキュウシュウB[編集]

歴代順位表[編集]

西日本社会人Aリーグ(1972年〜2002年)[編集]

年度 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位
1 1972 西方自衛隊
新日鉄八幡
東洋工業
淀川製鋼呉 山陽国策パルプ 九州電力
2 1973 新日鉄八幡 東洋工業 九州電力 淀川製鋼呉 西方自衛隊 山陽国策パルプ
3 1974 淀川製鋼呉 新日鉄八幡 東洋工業 九州電力 北九州コカコーラ 山陽国策パルプ
4 1975 新日鉄八幡 北九州コカコーラ 東洋工業 九州電力 淀川製鋼呉 東洋曹達
5 1976 三菱重工長崎 新日鉄八幡 九州電力 北九州コカコーラ 淀川製鋼呉 東洋工業 新日鉄大分 山陽国策パルプ
6 1977 新日鉄八幡 九州電力 東洋工業 三菱重工長崎 北九州コカコーラ 新日鉄大分 淀川製鋼呉 東洋曹達
7 1978 新日鉄八幡 三菱重工長崎 北九州コカコーラ 九州電力 東洋工業 三菱自工水島 新日鉄大分 東洋曹達
8 1979 三菱重工長崎 九州電力 新日鉄八幡 新日鉄大分 東洋工業 三菱自工水島 山陽国策パルプ 北九州コカコーラ
9 1980 新日鉄八幡 三菱重工長崎 九州電力 三菱自工水島 北九州コカコーラ 東洋工業 新日鉄大分 山陽国策パルプ
10 1981 九州電力
日新製鋼
三菱重工長崎 新日鉄八幡 東洋工業 三菱自工水島 ゆうかり学園 北九州コカコーラ 新日鉄大分
11 1982 九州電力 日新製鋼 東洋工業 新日鉄八幡 三菱重工長崎 ゆうかり学園 三菱自工水島 北九州コカコーラ 新日鉄大分
12 1983 東洋工業
日新製鋼
新日鉄八幡 九州電力 三菱重工長崎 ゆうかり学園 三菱自工水島 新日鉄大分 北九州コカコーラ
13 1984 九州電力 日新製鋼 新日鉄八幡 三菱重工長崎 マツダ
14 1985 日新製鋼 マツダ 新日鉄八幡 九州電力 三菱重工長崎
15 1986 日新製鋼 マツダ 九州電力 新日鉄八幡 三菱重工長崎 ゆうかり学園
16 1987 九州電力
マツダ
日新製鋼 ゆうかり学園 新日鉄八幡 三菱重工長崎
17 1988 九州電力 日新製鋼 新日鉄八幡 マツダ 三菱重工長崎 ゆうかり学園
18 1989 九州電力 三菱重工長崎 日新製鋼 新日鉄八幡 マツダ ゆうかり学園 NTT九州
19 1990 九州電力 マツダ 日新製鋼 ゆうかり学園 三菱重工長崎 新日鉄八幡 ニコニコドー
20 1991 マツダ 九州電力 日新製鋼 新日鉄八幡 三菱重工長崎 ニコニコドー ゆうかり学園
21 1992 日新製鋼 九州電力 マツダ ニコニコドー 新日鉄八幡 NTT九州 三菱重工長崎 ゆうかり学園
22 1993 マツダ 日新製鋼 九州電力 ニコニコドー 新日鉄八幡 NTT九州 三菱重工長崎
23 1994 日新製鋼 マツダ 九州電力 新日鉄八幡 三菱重工長崎 ニコニコドー 中国電力 NTT九州
24 1995 マツダ 日新製鋼 九州電力 ニコニコドー 中国電力 三菱重工長崎 新日鉄八幡 三菱自工水島
25 1996 マツダ 日新製鋼 ニコニコドー 九州電力 中国電力 NTT九州 新日鉄八幡 三菱重工長崎
26 1997 日新製鋼 マツダ ニコニコドー 九州電力 サニックス NTT九州 中国電力 新日鉄八幡
27 1998 マツダ ニコニコドー 日新製鋼 サニックス 九州電力 中国電力 三菱自工水島 NTT九州
28 1999 サニックス 九州電力 マツダ 中国電力 コカコーラWJ NTT九州 三菱自工水島 三菱重工長崎
29 2000 サニックス 九州電力 コカコーラWJ マツダ NTT西日本福岡 中国電力 三菱自工水島 三菱重工長崎
30 2001 サニックス 九州電力 コカコーラWJ マツダ 中国電力 三菱自工水島 三菱重工長崎 JR九州
31 2002 サニックス 九州電力 コカコーラWJ マツダ 中国電力 三菱重工長崎 JR九州 三菱自工水島

トップキュウシュウA(2003年〜)[編集]

年度 優勝 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位
2003 コカ・コーラウエストジャパン 九州電力 中国電力 三菱自動車水島 マツダ 三菱重工長崎 JR九州
2004 サニックス コカ・コーラウエストジャパン 九州電力 マツダ 中国電力 JR九州 三菱重工長崎 三菱自動車水島
2005 九州電力 コカ・コーラウエストジャパン マツダ 中国電力 三菱重工長崎 三菱自動車水島 JR九州
2006 九州電力 マツダ 中国電力 三菱重工長崎 JR九州 三菱自動車水島
2007 マツダ 中国電力 三菱重工長崎 JR九州 東芝大分 三菱自動車水島
2008 マツダ 三菱重工長崎 中国電力 JR九州 東芝大分 安川電機
2009 マツダ 中国電力 JR九州 鹿児島銀行 三菱重工長崎 三菱自動車水島
2010 九州電力 マツダ JR九州 三菱重工長崎 中国電力 山形屋 鹿児島銀行
2011 九州電力 JR九州 マツダ 中国電力 福岡銀行 三菱重工長崎 三菱自動車水島
2012 コカ・コーラウエスト マツダ 中国電力 JR九州 新日鐵住金八幡 福岡銀行 山形屋
2013 福岡サニックス マツダ 中国電力 JR九州 鹿児島銀行 三菱重工長崎 新日鐵住金八幡
2014 九州電力 中国電力 マツダ JR九州 三菱重工長崎 福岡銀行 鹿児島銀行

トップキュウシュウB(2003年〜)[編集]

年度 優勝 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位
2003 NTT-G福岡 鹿児島銀行 新日鐵八幡 東芝大分 福岡市消防局 どんたくクラブ 安川電機 福岡銀行
2004 新日鐵八幡 NTT-G福岡 東芝大分 安川電機 福岡銀行 福岡市消防局 鹿児島銀行
2005 福岡銀行 東芝大分 新日鐵八幡 安川電機 NTT-G福岡 鹿児島銀行 福岡市消防局 北九州市役所
2006 東芝大分 新日鐵八幡 福岡銀行 安川電機 鹿児島銀行 NTT-G福岡 福岡市消防局
2007 安川電機 鹿児島銀行 福岡銀行 新日鐵八幡 山形屋 NTT-G福岡 福岡市消防局
2008 鹿児島銀行 三菱自動車水島 福岡銀行 山形屋 NTT-G福岡 新日鐵八幡
2009 山形屋 新日鐵八幡 福岡銀行 安川電機 東芝大分 NTT-G福岡
2010 福岡銀行 三菱自動車水島 新日鐵八幡 日本特殊陶業 東芝大分 NTT-G福岡 安川電機
2011 山形屋 新日鐵八幡 安川電機 鹿児島銀行 日本特殊陶業 東芝大分 NTT-G福岡
2012 三菱重工長崎 鹿児島銀行 三菱自動車水島 東芝大分 日本特殊陶業 安川電機 NTT-G福岡
2013 福岡銀行 山形屋 日本特殊陶業 安川電機 三菱自動車水島 東芝大分
2014 新日鐵住金八幡 山形屋 三菱自動車水島 日本特殊陶業 安川電機 東芝大分

中国地方のチームが参加している経緯[編集]

上記の通り、トップキュウシュウには中国地方のチームが参加しており、これはトップキュウシュウの前身である西日本社会人リーグ(西日本社会人ラグビーフットボールリーグ)の時代からのことである。中国地方は本来、関西ラグビーフットボール協会の管轄であり、九州ラグビーフットボール協会の管轄ではない。

元々、九州では1968年(昭和43年)から大学、社会人混合のチームが「九州リーグ」として1つのリーグ戦を行なっていた。

しかし九州の社会人チームとしてはより多くの社会人チームとの対戦を増やすことでレベルアップを図ってゆきたい希望があった。そこで九州のみならず全国区の強豪であった新日鉄八幡(旧八幡製鉄)から、地域的にも九州に近い中国地方の東洋工業(現マツダブルーズーマーズ)、淀川製鋼呉、山陽国策パルプとの対抗戦が提案された。

ここで問題になるのは地域協会を跨いでの変則的なリーグ戦になることであった。この件を九州協会と関西協会の当時の書記長が会談し、1972年度より西日本社会人リーグ(当時は西日本社会人対抗戦)が始ったのである。

なお1972年度、西日本社会人リーグ発足時のチームは新日鉄八幡九州電力、西方自衛隊(以上九州)、東洋工業、淀川製鋼呉、山陽国策パルプ(以上中国)の6チーム。

脚注[編集]

  1. ^ トップキュウシュウAに在籍

関連項目[編集]

外部リンク[編集]