フォスター電機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
フォスター電機株式会社
Foster Electric Company, Limited
種類 株式会社
市場情報
東証1部 6794 1963年5月1日上場
本社所在地 日本の旗 日本
196-8550
東京都昭島市つつじが丘1丁目1番地109号
設立 1948年(昭和23年)6月1日(注)
(株式会社フォスター研究所)
業種 電気機器
事業内容 スピーカーおよび音響機器・電子機器の製造、販売
代表者 宮田 幸雄(代表取締役社長)
資本金 37億70百万円
売上高 連結:1,196億1百万円
単独:879億72百万円
総資産 連結:700億50百万円
単独:418億33百万円
従業員数 連結:67,148名 単独:435名
決算期 3月31日
主要株主 日本トラスティ・サービス信託銀行(株)(信託口) 10.28%
日本マスタートラスト信託銀行(株)(退職給付信託日立金属口) 6.98%
日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口) 5.03%
関係する人物 西村茂廣、篠原弘明
外部リンク www.foster.co.jp
特記事項:各種経営指標は2012年3月期のもの
株式額面変更のため、1962年(昭和37年)2月15日に(旧)フォスター電機株式会社を吸収合併し、旧会社は消滅した。旧会社の設立日は1953年(昭和28年)5月13日である。
テンプレートを表示
Fostex NX-6A and NX-5A nearfield active monitors

フォスター電機株式会社(フォスターでんき、Foster Electric Company, Limited)は、各種音響機器OEM専業メーカーである。

概要[編集]

現在では、下記の通りスピーカーヘッドホンOEM供給などを行っている。

なお、1959年当時の概要は以下のとおり。

  • 商標:フオスター
  • 社名:信濃音響株式会社
  • 住所:本社 東京都中野区新井町 658
  • 営業品目 トラ用SP、一般SP、HiFiSP

(1959年電波科学 付録パーツガイド 日本放送出版協会 住所禄より)

沿革[編集]

  • 1949年6月 - 西村茂廣と篠原弘明が東京都渋谷区に信濃音響研究所を設立し、スピーカーの製造を開始したのが始まり。創業者の篠原弘明はその後1966年から1994年まで長く社長を務める。
  • 1953年5月 - 株式会社に改組し、商号をフォスター電機株式会社に変更。「フォスター」を商標登録した。
  • 1959年5月 - フォスター電機株式会社へと改称。
  • 1960年 - ソニー躍進のきっかけとなったポータブルトランジスターラジオTR-55にスピーカー部品を提供。
  • 1962年2月 - 株式会社フォスター研究所を吸収合併。
  • 1963年5月 - 東証の第二部に上場。
  • 1965年2月 - 香港にフォスターエレクトリックCo.,(ホンコン)Ltd.を設立。
  • 1969年2月 - 台湾高雄市に豊達電機台湾股份有限公司を設立。
  • 1972年7月 - フォスターエレクトリック(シンガポール)Pte.Ltd.を設立。
  • 1972年10月 - フォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.)Inc.を設立。
  • 1973年6月 - フォステクス株式会社を設立。
  • 1973年10月 - ドイツハンブルクにフォスターエレクトリック(ヨーロッパ)GmbHを設立。
  • 1986年5月 - フォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.)Inc.の100%出資により、アコースティックオーソリティーInc.を設立。
  • 1986年11月 - 株式会社トネゲンを吸収合併。
  • 1987年 - アメリカ合衆国でスピーカーの製造を開始。
  • 1991年3月 - シンガポールにフォスターエレクトリック(シンガポール)Pte.Ltd.の100%出資により、インドネシアバタムにピー.ティー.フォスターエレクトリックインドネシアを設立。
  • 1993年5月 - フォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.)Inc.の100%出資により、メキシコチワワ州にフォスターエレクトリック(メキシコ)S.A.deC.V.を設立。
  • 1995年9月 - カルバーエレクトロニックセールスInc.を完全子会社化。
  • 1996年9月 - フォスターノースアメリカInc.を設立。
  • 1996年10月 - カルバーエレクトロニックセールスInc.、アコースティックオーソリティーInc.、フォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.)Inc.の3社を合併。フォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.)Inc.を存続会社とする。
  • 1999年9月 - 東証第二部より第一部に指定替え。
  • 2000年9月 - フォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.)Inc.を解散し、フォスターノースアメリカInc.がそれを吸収。その後、フォスターノースアメリカInc.の商号をフォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.)Inc.に変更。
  • 2001年10月 - 中国広州市に広州豊達電機有限公司を設立。
  • 2003年4月 - 関連会社だったフォステクスを吸収合併。
  • 2006年1月 - ベトナムのビンズォンにフォスターエレクトリック(ベトナム)Co.,Ltd.を設立。
  • 2006年5月 - 中国の常州市に豊達電機(常州)有限公司を設立。
  • 2006年7月 - 韓国慶尚南道のESTecコーポレーションの株式を追加取得し、持分法適用関連会社化。

DIY用スピーカーユニット[編集]

店頭に並ぶフォステクスのスピーカーユニット

フォスター電機は「フォステクス」ブランドで数多くの自作スピーカー用スピーカーユニットを販売している。かつてはコーラル、テクニクス(松下電器、現パナソニック)など他ブランドのDIY用スピーカーユニットも発売されていたが、徐々に撤退し、80年代以降は国産メーカーではほぼフォステクスブランドが独占している。

一方、自作マニア向けの記事の執筆者としては、長岡鉄男が突出した存在であったため、結果的に同社の製品は長岡鉄男の発表したスピーカー設計図に数多く採用されている[1]

なお、90年代以降から、DIY用スピーカーユニットとして海外メーカーの製品が輸入されるようになっており、この市場でのフォステクスブランドの寡占状態は解消されている。しかしながら、その製品数の多さで、未だにフォステクスブランドのスピーカーユニットが突出している[2]

関連会社[編集]

  • フォステクス(商標:FOSTEX) - デジタルレコーダ、スピーカおよび関連製品。2003年に合併し社内カンパニーのフォステクスカンパニーとなる。
  • フォスター電子
  • フォスター運輸

[編集]

  1. ^ カネコ木工のホームページ・長岡鉄男スピーカー
  2. ^ 各種DIY用スピーカーユニットを販売しているコイズミ無線のサイト

外部リンク[編集]