iPhone

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iPhone
IPhone 5s.png
2013年に発売されたiPhone 5s
製造元 Apple
種別 スマートフォン
発売日 オリジナル: 2007年6月29日[1]
3G: 2008年7月11日[2]
3GS:2009年6月19日[3]
4:2010年6月24日
4S:2011年10月14日
5:2012年9月21日
5s:2013年9月20日
5c:2013年9月20日
6:2014年9月19日
6 Plus:2014年9月19日
売上台数 50 million (as of Q2 2010)[4]
入力装置 マルチタッチタッチスクリーン液晶、ヘッドセットコントロール、近接周囲光センサ、3軸加速度計、ジャイロスコープ[5]
3GS44S55s5c デジタルコンパスも含む[6]
オンラインサービス iTunes Store, App Store, iCloud
関連商品 iPod touch, iPad

iPhone(アイフォーン)は、アップル製のスマートフォンである。オリジナルのモデルは2007年1月に発表され、最新モデルのiPhone 6/6 Plusは2014年9月19日に発売された。

概要と歴史[編集]

iPhone[編集]

2007年に発売された初代iPhone

2007年1月9日に開催されたアップル製品の展示会のひとつ、Macworld Expo 2007にて発表され、同年6月29日アメリカ合衆国にて発売された。

同社のデジタルオーディオプレーヤーであるiPod携帯電話インターネット電子メールの送受信等が行える携帯情報端末、これら三つの機能を併せ持った機器として登場した。既存のタッチパネルの多くは同時に一箇所のみでしか操作を行えなかったが、iPhoneではマルチタッチと呼ばれる技術で、複数の指を同時に操ることで画面の拡大縮小などバリエーションに富んだ操作が可能となった。カラーはシルバーのみ、容量は発売当初は4GBと8GBの2通りだったが、4GBは2007年9月5日に販売を終了した。一方2008年2月5日には16GBモデルが販売開始された。同時になお、初代iPhoneはクワッドバンドGSM端末で、通信方式にGSMを採用していない国・地域では使用できないため、日本などこれらの国・地域では初代iPhoneは販売されていない。

iPhone 3G[編集]

2008年6月9日WWDC 2008の基調講演にて発表され、北米や欧州、オーストラリア日本香港など22地域で同年7月11日に発売された[7]UMTS (W-CDMA)の規格で第3世代移動通信システム(3G)の通信に対応し、GPS搭載、MobileMe対応など、新たに機能が追加された。カラーはホワイトとブラックの2種類。容量は8GB(ブラックのみ)と16GBモデルが用意された。2010年6月24日に販売終了。

iPhone 3GS[編集]

2009年6月9日、WWDC 2009にて発表された[8][9]。発表時は「iPhone 3G S」と表記されていた。処理性能がiPhone 3Gと比べて最大2倍高速化され、バッテリー寿命も長くなったほか、3メガピクセルのオートフォーカスカメラ、ビデオ撮影、テザリング機能、音声コントロール(ハンズフリーボイスコントロール)、アクセシビリティ、デジタルコンパスといった機能が追加された。リモコンマイク付きイヤホンにも対応。カラーは従来通りホワイトとブラックの2色、記憶容量は16GBと新たに32GBモデルが用意された。iPhone 3Gは8GBのブラックのみが引き続き販売されていた。

2010年6月24日のiPhone 4発売後は新たに8GBモデルが発売された(16GBモデル、32GBモデル、またiPhone 3Gは販売終了)。またiPhone 4S発売と同時に、SIMロック版は2年契約条件で無料化された。2011年10月14日提供終了。

iPhone 4[編集]

2010年6月7日のWWDC 2010にて発表され、同年6月24日に発売された。背面がポリカーボネート製の丸みを帯びたものから強化ガラスを用いた平面なデザインとなり小型化が図られた。ハードウェアではマイクロプロセッサGPU半導体メモリをひとつの集積回路にまとめたApple A4を搭載。液晶は「Retinaディスプレイ」と名付けられた高精細の液晶を採用し、3.5インチの液晶画面を据え置きながら画面解像度は4倍の960×640に広げられた。また、テレビ電話機能であるFaceTimeのために本体前面にカメラが搭載された。2011年2月10日にはUMTS版とは別にCDMA2000 1xに対応したモデルも発売された。カラーはブラックとホワイトの2色があったが、当初ホワイトモデルは製造上の問題により発売延期を繰り返し、10カ月後となる2011年4月28日に発売された[10]

2011年10月14日、iPhone 4S発売開始と同時に本モデルにおいては8GBモデル(ホワイト・ブラック)が発売開始され、それまでの16GB及び32GBモデルは販売を終了した。iPhone 5の発売と同時に無料化された(iPhone 3GSは提供終了)。2013年9月20日からのiPhone 4sの無償提供開始により、iPhone 4は提供(販売)を基本的に終了したが、インドなど一部市場ではその後も販売され続け、そのために一部で生産を再開した。

iPhone 4S[編集]

2011年10月5日に発表。アメリカ、カナダイギリスフランスドイツ、オーストラリア、日本の7地域で同年10月14日に発売され、3日間で400万台を突破した[11]

利用者の音声で応答や処理を行う自然言語処理システムであるSiriを搭載した(4SのSはSiriのSである)[12]。外観はiPhone 4からほぼ変更は無く(マナーモードボタン位置、アンテナ本数のみ)プロセッサはデュアルコアApple A5チップを搭載、グラフィック性能では7倍に向上している。背面カメラは800万画素裏面照射型CMOSを採用、レンズもF2.4になり性能が向上し、動画撮影もフルHD1080p動画の撮影が可能となった。HSDPA通信が14.4Mbpsと高速化した他、同一モデルでUMTS (W-CDMA)・GSM及びCDMA EV-DO Rev.Aに対応するよう作られている。ただしSIMロックフリー版のiPhone 4SではCDMA回線利用はできない[13]。従来からのGPSに加え、ロシアの軍事衛星GLONASSによる位置情報検出に対応。

ラインナップにはブラック・ホワイト各色に16GB、32GB、64GBが用意される。日本ではキャリアとして従来のソフトバンクに加え、auKDDI / 沖縄セルラー電話連合)でも発売された。

2012年9月のiPhone 5発売後は16GBモデルのみが販売され続けた。

2013年9月のiPhone 5s/5cの販売に合わせて、名称を「iPhone 4s」(大文字のSから小文字のs)に変更[14]。新たに8GBを設定し、5cの下位モデルとして無料で提供されることになった[15]。これに伴い16GBモデルも販売終了した。

iPhone 5[編集]

2012年9月12日に発表され、アメリカ・日本など一部の国は9月21日、その他の国は同28日に発売された。画面サイズはこれまでの3.5インチから4インチに変更され、縦に大きくなった。これに合わせる形で外観もサイズが縦長になったほか、イヤホンジャックが下面に移動しDockコネクタも8ピンのLightningコネクタに変更、薄さも7.6mmと従来よりも薄くなった。

Apple A6プロセッサーを搭載、カメラ性能も向上させたほか、iPad第3世代モデルではアメリカとカナダしかサポートしなかったLTEを本格的に対応、対応バンドとGSM/CDMAの別にあわせて3モデル用意する。日本ではソフトバンクとauから発売されている。

2013年9月20日のiPhone 5s/5c販売に伴い販売終了した[15]。従来行われていた旧モデル併売はiPhone 5では行われず、ほぼ同等のスペックのiPhone 5cによって置き換えられることになる。

iPhone 5s/5c[編集]

2013年9月10日(日本時間では11日午前2時)のアップルのスペシャルイベントで二つのiPhoneが発表され[16]、同年9月20日に発売開始した[17]

ハイエンドモデルのiPhone 5sは、ホームボタンが初めて変更となり指紋認証センサーの「Touch ID」が搭載され、指紋認証でロック解除やiTunes Store、App Storeでの購入ができるようになる。スマートフォン用としては世界で初めての64ビットに対応したApple A7チップを搭載しており、CPUとGPUがApple A6よりも2倍高速化している。センサーが取得した情報をより効率よく処理するコプロセッサとして、iPhoneとしては初めてモーションコプロセッサを搭載しており、M7と名づけられている。また、カメラの性能が向上してセンサーサイズが大きくなり、F値も2.2となってより明るくなったほか、バーストモードや120fpsの720pスローモーションビデオ撮影などが可能となった。これまで「ブラック」「ホワイト」のみであったカラーバリエーションが「スペースグレイ」「ゴールド」「シルバー」の三色となる[18]

廉価版となるiPhone 5cは、背面にカラフルな一体成型のポリカーボネートを使っている。「グリーン」「ブルー」「イエロー」「ピンク」「ホワイト」の5色展開。スペックはiPhone 5と同等。2年契約で、16GBは99ドル(約9900円)、32GBは199ドル(約1万9900円)で発売される[18]

キャリアにNTTドコモが加わり、これにより主要な日本の携帯会社3社がiPhoneを扱うことになった[18]

同年11月22日、日本市場でもアップルストアでSIMフリーモデルの販売を開始した[19][20]

iPhone 6/6 Plus[編集]

2014年9月9日に行われたアップルのスペシャルイベントで発表された[21][22]

2014年9月19日オーストラリア日本香港シンガポールドイツフランスイギリスカナダアメリカ合衆国プエルトリコ時差順)で先行発売[23]。日本国内では主要キャリア3社が扱うほか、アップルストアでも同時にSIMフリーモデルの販売を行う[24]

画面サイズを従来モデルから大きくし、通常モデルのiPhone 6は4.7インチ(1334×750ドット)、大画面モデルのiPhone 6 Plusは5.5インチ(1920×1080ドット)のディスプレイを搭載、広視野角でコントラストが高く、より正確な色を出せる「Retina HD displays」を採用している。また本体の厚さもiPhone 6で6.9mm、iPhone 6 Plusで7.1mmで、従来より薄くなっている。また、内蔵ストレージに128GBモデルが追加され、32GBモデルが無くなった。

基本スペックは両モデルとも共通で、システムプロセッサにApple A8を搭載、CPUは従来比25%高速化し、グラフィックは従来比最大50%パフォーマンスを向上させている。モーションコプロセッサはM8を搭載し、高度情報を取得できる気圧計が追加された。通信ではLTEのキャリアアグリゲーションに対応し、最大150Mbpsでの通信のほか、VoLTEでの通話も可能となった。日本ではWiMAX2+やAXGPで使われているTD-LTEのBand 41など最大20の帯域に対応している。Wi-FiではIEEE802.11acに対応したほか、T-Mobileなど一部の通信会社ではWi-Fiを介して電話をかけることができる「Wi-Fi calling」にも対応する。

カメラ機能では、メインカメラのiSightのセンサー性能を強化、Focus Pixelsと呼ばれるプロセッサでオートフォーカスのスピードを向上させ、顔検出機能も強化されったほか、最大60fpsの1080p動画撮影や最大240fpsの720pスローモーションビデオ撮影、タイムラプスビデオ撮影も可能となった。さらにiPhone 6 Plusでは光学手ぶれ補正にも対応している。内向きのFaceTimeカメラもF2.2の明るいレンズになった。

新たにNFCが搭載され、アメリカでは2014年10月より開始するアップル独自の決済サービス「Apple Pay」に対応、Touch IDでの指紋認証と連携して決済処理を行う。

iPhone 6とiPhone 6 Plusの違いとしては上述の画面サイズ・本体サイズとiSightの光学手ぶれ補正のほか、iPhone 6 Plusでは横画面表示時に大画面に最適化された表示が可能となっている。

主な仕様[編集]

販売終了 販売中
機種ごとの仕様一覧表
機種 iPhone iPhone 3G iPhone 3GS iPhone 4 iPhone 4s (←4S) iPhone 5 iPhone 5c iPhone 5s iPhone 6 iPhone 6 Plus
初期搭載iOS iPhone OS 1.0 iPhone OS 2.0 iPhone OS 3.0 iOS 4 iOS 5 iOS 6 iOS 7 iOS 8
iOS最終サポート iPhone OS 3.1.3 iOS 4.2.1 iOS 6.1.6 iOS 7.1.2 未定 未定 未定 未定 未定 未定
ディスプレイ 3.5インチ(89mm)、画面比率3:2 4インチ、画面比率16:9 4.7インチ、画面比率16:9 5.5インチ、画面比率16:9
HVGA (HalfVGA) 480×320px(163ppi) 960×640px(326ppi) 1136 x 640px(326ppi) 1334 x 750px(326ppi) 1920 x 1080px(401ppi)
262,144色 TFT LCD IPS型TFT液晶[25]
傷のつきにくい光沢ガラス[26] アルミノケイ酸ガラス[27]
N/A 耐指紋性撥油コーティング[28]
N/A 拡大表示、簡易アクセス
ストレージ N/A 128GB
N/A 64GB N/A 64GB
N/A 32GB N/A
16GB
8GB N/A 8GB N/A
4GB N/A
CPU ARM 1176JZ(F)-S[29][30] Samsung S5PC100[31][32] Apple A4[33] Apple A5 Apple A6 Apple A7 Apple A8
412MHz
(620MHzからアンダークロック)
600MHz
(833MHzからアンダークロック)
800MHz
(1GHzからアンダークロック)
1.3 GHz[34] 1.25 GHz[35] 1.3 GHz[36] 1.4 GHz[37][38]
32 Bits 64 Bits
ARMv6 ARMv7 ARMv7s ARMv8 不明 不明
ARM 11 Cortex-A8[31][39] Cortex-A8 ベース デュアルコア
Cortex-A9 ベース
デュアルコア
L2キャッシュなし L2キャッシュ256KB L2キャッシュ640KB L2キャッシュ1MB[35][36][37][38]
グラフィック GPU PowerVR MBX Lite 3D[40] PowerVR SGX535[31] PowerVR SGX543MP2
2コア 200MHz[41]
PowerVR SGX543MP3
3コア 266MHz[41]
PowerVR G6430
4コア[42]
不明 不明
メモリ
DRAM
128MB[43] 256MB[31][39] 512MB[44] 512MB 1GB[45][46][35][36][37][38]
LPDDR SDRAM LPDDR2 SDRAM LPDDR3 SDRAM[46]
通信方式
(2G/3G)
GSM/GPRS/EDGE (850, 900, 1800, 1900MHz)
※iPhone 4 CDMAモデルは未対応
N/A UMTS (W-CDMA)/HSDPA (850, 1900, 2100MHz)[47] (左記に加えて)
7.2Mbit/s HSDPA
UMTS (W-CDMA)/HSDPA (850, 900, 1900, 2100MHz)[48],
7.2Mbit/sHSDPA,5.76Mbit/s HSUPA
(左記に加えて)
ワールドフォン(UMTS/GSM/CDMA),
14.4Mbit/s HSDPA,
CDMA EV-DO Rev. A(800、1,900MHz)
(左記に加えて)
HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,900、2,100MHz)
N/A CDMAモデル:
CDMA2000/EV-DO Rev. A (800, 1900MHz)
(左記に加えて)
CDMA対応モデル:CDMA EV-DO Rev. A/Rev. B[49](800、1,900、2,100MHz)
N/A TD-SCDMA対応モデル:TD-SCDMA(1,900 (F)、2,000 (A))
通信方式
(LTE)
N/A GSM北米モデル:
LTE(バンド4、17)
モデルA1532/A1533:LTE (バンド 1、2、3、4、5、8、13、17、19、20、25) モデルA1522/A1549:LTE (バンド 1、2、3、4、5、7、8、13、17、18、19、20、25、26、28、29)
GSM国際モデル:
LTE(バンド1、3、5)
モデルA1456/A1453: LTE (バンド 1、2、3、4、5、8、13、17、18、19、20、25、26)
CDMAモデル:LTE(バンド1、3、5、13、25) モデルA1507/A1457: LTE (バンド 1、2、3、5、7、8、20) モデルA1524/1586: FDD-LTE (バンド 1、2、3、4、5、7、8、13、17、18、19、20、25、26、28、29)、TD-LTE (バンド 38、39、40、41)
モデルA1516/1518/1529/1530: FDD-LTE (バンド 1、2、3、5、7、8、20)、TD-LTE (バンド 38、39、40)
SIMカード mini SIM micro SIM nano SIM
通信方式
(Wi-Fi, Bluetooth, 接続)
Wi-Fi (IEEE 802.11b/g) Wi-Fi (IEEE 802.11b/g/n:2.4GHzのみ) Wi-Fi (IEEE 802.11a/b/g/n:5GHz対応) Wi-Fi (IEEE 802.11a/b/g/n/ac)
Bluetooth 2.0 + EDR Bluetooth 2.1 + EDR Broadcom 4325[50] Bluetooth 4.0+HS[51]
ドックコネクタ Lightningコネクタ
N/A NFC/Apple Pay
位置情報 GPS (Assisted GPS) GPS (Assisted GPS)およびGLONASS
N/A デジタルコンパス, Wi-Fi, 携帯電話通信
センサー 加速度センサー, 近接センサー, 環境光センサー
N/A 3軸ジャイロスコープ
N/A 指紋認証センサー (Touch ID)
N/A 気圧計
カメラ
(背面)
2.0メガピクセル 3.0メガピクセル 5.0メガピクセル 8.0メガピクセル
N/A 裏面照射型CMOSイメージセンサ (左記に加えて)
Focus Pixels
不明 F2.8 F2.4 F2.2
N/A LEDフラッシュ True Tone
フラッシュ
N/A VGAサイズ 30fps
ビデオ撮影
HD 720pサイズ 30fps
ビデオ撮影
FHD 1080p サイズ 30fps
ビデオ撮影
FHD 1080p サイズ 30/60fps
ビデオ撮影
N/A HD 720p サイズ 120fps
スローモーションビデオ撮影
HD 720p サイズ 120/240fps
スローモーションビデオ撮影
N/A ビデオの手ぶれ補正 ビデオおよび写真の手ぶれ補正 光学式手ぶれ補正
N/A パノラマ
N/A バーストモード
カメラ
(正面)
N/A 0.3メガピクセル 1.2メガピクセル(裏面照射型センサー)
N/A VGAサイズ 30fps ビデオ撮影 HD 720pサイズ 30fps ビデオ撮影
カメラ(共通) 位置情報(ジオタグ)
N/A オートフォーカス, タップしてフォーカス
N/A 静止画像の顔検出 ビデオおよび写真の顔検出
本体材質と色 アルミニウムとプラスチック ジルコニアイットリウムを用いた材質にシリコンコーティングされたもの[52][53]。本体色は黒と白 (8GBモデルは黒のみ) アルミノケイ酸ガラスとステンレス鋼。本体色は黒と白。 酸化皮膜処理アルミニウム6000
黒:着色ガラス
白:セラミックガラス
プラスチック
本体色はグリーン、ブルー、イエロー、ピンク、ホワイト
酸化皮膜処理アルミニウム6000
本体色はスペースグレイ、シルバー、ゴールド
電池 3.7V 内蔵式リチウムイオンポリマー二次電池 3.8V 内蔵式リチウムイオンポリマー二次電池 不明 不明
1400mA·h 1150mA·h 1219mA·h[54] 3.7V 1420mA·h[55] 1440mA·h[56] 1510mA·h[45] 1560mA·h[46] 不明 不明
連続利用時間(時) 待受:250
通話:8
ウェブ:6
音楽:24
ビデオ:7
待受:300
通話:5 (3G), 10 (2G)
ウェブ:6
音楽:24
ビデオ:7
待受:300
通話:5 (3G), 12 (2G)
ウェブ:9 (Wi-Fi), 5 (3G)
音楽:30
ビデオ:10
待受:300
通話:7 (3G), 14 (2G)
ウェブ:10 (Wi-Fi), 6 (3G)
音楽:40
ビデオ:10[57]
待受:200
通話:8 (3G), 14 (2G)
ウェブ:9 (Wi-Fi), 6 (3G)
音楽:40
ビデオ:10
待受:225
通話:8 (3G), 14 (2G)
ウェブ:10 (Wi-Fi), 8 (3G), 8 (LTE)
音楽:40
ビデオ:10
待受:250
通話:10 (3G)
ウェブ:10 (Wi-Fi), 10 (LTE)
音楽:40
ビデオ:10
待受:250
通話:10 (3G)
ウェブ:11 (Wi-Fi), 10 (LTE)
音楽:50
ビデオ:11
待受:384
通話:24 (3G)
ウェブ:12 (Wi-Fi), 12 (LTE)
音楽:80
ビデオ:14
サイズ(高 x 幅 x 厚) 115 x 61 x 11.6 mm 115.5 x 62.1 x 12.3 mm 115.2 x 58.6 x 9.3 mm 123.8 x 58.6 x 7.6 mm 124.4 x 59.2 x 8.97 mm 123.8 x 58.6 x 7.6 mm 138.1 x 67.0 x 6.9 mm 158.1 x 77.8 x 7.1mm
質量 135g 133g 135g 137g 140g 112g 132g 112g 129g 172g
SAR値 0.98W/kg[要出典] 1.541W/kg (UMTS I 2100)[58] 1.305W/kg (UMTS I 2100)[59] 0.975W/kg (UMTS I 2100)[60] 0.98W/kg (UMTS I 2100)
0.976W/kg (CDMA 1900 MHz Band Class 6)[61]
[62]
発売開始日
(米国)
4/8GB:2007年6月29日
16GB:2008年2月5日
2008年7月11日 16/32GB:2009年6月19日
8GBブラック:2010年6月24日
ブラック:2010年6月24日
CDMAモデル:2011年2月10日
ホワイト:2011年4月28日
8GB:2011年10月14日
2011年10月14日
8GB:2013年9月10日
2012年9月21日 2013年9月20日 2014年9月19日
発売終了日 4GB:2007年9月5日
8/16GB:2008年7月11日
16GB:2009年6月8日
8GBブラック:2010年6月4日
16/32GB:2010年6月24日
8GBブラック:2012年9月12日
16/32GB:2011年10月4日
8GB:2013年9月10日
32/64GB:2012年9月12日
16GB:2013年9月10日
8GB:2014年9月9日
2013年9月10日 16/32GB:2014年9月9日
8GB:(生産中)
64GB:2014年9月9日
16/32GB:(生産中)
(生産中) (生産中)
機種 iPhone iPhone 3G iPhone 3GS iPhone 4 iPhone 4s (←4S) iPhone 5 iPhone 5c iPhone 5s iPhone 6 iPhone 6 Plus

オペレーティングシステム[編集]

機能[編集]

概略[編集]

マルチタッチスクリーンによる直感的操作
キー入力やスタイラスなどは必要なく、指で直接画面上のアイコンやキーボード、ボタン等に触れるマルチタッチスクリーン方式を採用している。フリック(はじく)、タップ(軽く叩く)、ピンチ(つまむ)の3種類のシンプルな動作により直感的な操作ができる。
iPhone発売後、他メーカーからもマルチタッチスクリーンパネルを利用した携帯電話製品が出ているが、これらの製品の操作性はiPhoneを完全に再現・模倣しているわけではなく、多くの相違点がある。また、アップルはマルチタッチに関する特許を所有しており、Androidでマルチタッチを利用した端末を発売しているメーカーを特許侵害で提訴している。
電話
着信拒否機能はiOS 7から対応している。日本においては、公衆電話からの着信が非通知と表示されてしまう。
留守番電話機能は「ビジュアルボイスメール」として搭載され、登録された音声をファイルにしてiPhoneに配信されるようになっている。キャリア側の留守番電話サービスが対応する必要があり、ソフトバンクでは3Gでの販売から対応、auでは2012年4月14日に対応している。
iPhone 4からはビデオチャット/IP電話機能であるFaceTimeに対応し、iOS 5以前ではWi-Fi接続時に、またiOS 6からはモバイルネットワーク接続時でも、他のiOS端末やMacとの間でテレビ電話として利用可能となる。なお、日本国内ではソフトバンクではリリース当初から、またauではiOS 5.1へのアップデートが行われた2012年3月8日から対応している。
iPhone 6/6 PlusからはLTEネットワークを介したVoLTEやWi-Fiを介して電話回線に接続できるWi-Fi Callingに対応するが、いずれも携帯電話会社のネットワークが対応する必要がある。
インターネット
搭載されているSafariJavaScriptエンジンを内蔵しAjaxアプリケーションを利用可能。RSSやSVG、タブブラウズに対応している。JavaアプレットおよびFlashには対応していない。iPhone/iPod touch対応サイトを除く携帯電話端末専用サイトは閲覧不可。
メール
MMSにiPhone OS 3.0で対応、一般のPOP3、IMAPメールサーバにも接続することが可能である。
米国Yahoo! Mail(@yahoo.com)に関しては携帯メールのようなプッシュ型電子メール(自動受信)にも対応したメールが利用可能である。日本のYahoo! メールも2011年10月19日よりIMAPアクセス使用時にプッシュ通知が可能となっている[63]
アップルのサービスiCloud(旧MobileMe)や、MicrosoftのMicrosoft Exchange OnlineMicrosoft Exchange Server(2製品共に法人向け)のメールアカウントもプッシュ機能を備えており、Exchange ActiveSyncをサポートするメールサービス(Gmail(現在はGoogle Apps利用者のみ)、Outlook.com(旧Windows Live Hotmail)など)でもプッシュ機能が使えるようになっている。
メッセージングサービス
SMSは初代iPhoneより、MMSはiPhone OS 3.0より対応し、iChatを思わせる吹出しを使った対話形式で、メッセージが表示される。最大670文字まで送信できる。
iOS 5からはSMS/MMSに加え、iOS端末及びOS X Mountain Lion搭載Macとの間でメッセージや写真、動画などのやりとりが可能となる「iMessage」に対応している。
無線アクセス
Bluetooth による無線PANIEEE 802.11a/b/g/nによる無線LAN(Wi-Fi)、EDGE/GPRS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA/EV-DO Rev. A/EV-DO Rev. B/LTEなどのパケット通信規格による無線WANなど、多様な無線アクセスを内蔵。
カメラ
iPhoneとiPhone 3Gでは、2メガピクセルカメラを搭載。ボタンはシャッターのみで機能設定、オートフォーカス、ライト、動画撮影機能は搭載されていない。
iPhone 3GSでは、3メガピクセルオートフォーカスカメラを搭載し、動画撮影にも対応している。
iPhone 4では、LEDフォトライト付の5メガピクセルオートフォーカスカメラ(裏面照射型CMOSセンサ採用、HD動画撮影対応)、およびFaceTime用のフロントカメラ(VGA画質)を搭載している。4Sではこれを強化し8メガピクセルオートフォーカスカメラ(裏面照射型CMOSセンサ採用、フルHD動画撮影対応)を、5ではさらに1.2メガピクセル(HD動画撮影対応)のフロントカメラを搭載している。6ではオートフォーカスが強化され、さらに6 Plusでは光学式手ぶれ補正機構が内蔵されている。
写真
写真管理ソフトウェアにより写真をアップロード、表示、メールに添付できる。マルチタッチで画像を自由に拡大したり、回転させたりできる。
音楽
音楽ライブラリのレイアウトはこれまでのiPodから変更され、より分かりやすいセクション、大きなフォントになっている。Cover Flowにより、iTunesのようなカバーを写真ライブラリで表示可能である。
動画
3.5インチのワイドディスプレイでテレビ番組、映画などを見ることができ、iPhone 3GS以降では、撮影した動画も見ることができる。
アップルとYouTubeの提携によりiPhoneに最適化された (H.264) YouTubeが利用可能である。ソフトバンクの3G回線でネットワークに接続している場合は、低ビットレートの動画の視聴に制限される。iOS 5まではアップル製のYouTubeアプリが用意されていたが、iOS 6ではライセンス契約が切れたことから搭載されていない。ただしSafari上でHTML5に最適化されたYouTubeサイトを使用するか、Googleが提供するYouTubeアプリを使うことで視聴することが可能となる。
地図
アップルとGoogleの提携により、iPhone 4S、またはiOS 5まではiPhoneに最適化されたGoogle Mapsが利用可能だった。最新版のiPhone OSだとWi-Fiホットスポットや携帯電話基地局から自分の位置情報を取得できる。iPhone 3GではGPSを搭載したことにより、精度の高い位置情報を取得できる。専用アプリケーションを追加することでGoogle Earthも利用可能となった[64]
マップアプリについてはiOS 6ではベクターベースのアップルの独自の地図となったが、Googleマップに比べて圧倒的に情報量が少なく、機能も少なく間違った場所に表示されるなど地図としては致命的な不具合が多数見つかっている。現在はApp Storeで最適化されたGoogleマップも使用可能である。
アクセシビリティ
iPhone 3GSでは視覚障害のあるエンドユーザ向け機能として、ボイスオーバーによる画面の操作ガイド、ズーム・反転表示を搭載した。また聴覚障害のあるエンドユーザ向けには、モノラル音声出力機能を搭載した。
センサ
iPhoneは、3つの異なるセンサを搭載している。
  • 近接センサは、筐体のそばに耳があることを検知すると、誤作動が起きないようにタッチスクリーンが無効化される。
  • 輝度センサは、周囲の明るさをセンシングする。センシング結果に基づきタッチスクリーンの明るさを調整する。
  • 3軸加速度センサは、筐体の姿勢をセンシングする。センシング結果に基づき、本体の向きに合わせて画面の表示を縦と横に切り替える。
ウィジェット
天気予報、株価が見られるウィジェットがプリインストールされている。
電子決済機能
iPhone 6/6 PlusからNFCが搭載され、アップルとVISAマスターカードアメリカンエキスプレスとの提携による電子決済サービス「Apple Pay」が開始される。
その他の機能
iTunesやMobileMeからアドレスブック、E-mailアカウント、ブラウザのブックマークの情報を同期できる。iOS 5からはMobileMe後継サービスのiCloudによって、iTunesで購入した楽曲の自動ダウンロード、撮った写真を他の端末へ自動転送する機能、編集した書類データの自動同期、端末のバックアップなど、クラウドコンピューティングサービスが利用できるようになっている。
iPhoneのカレンダー相当ソフトはiPhone単独での予定の追加機能とパソコンへの再同期をサポートしている。

iPod touchとの相違[編集]

iPhoneとiPod touchはハードウェアソフトウェア共に共通点が多い。iPhoneのみで使用可能な機能は以下の通り。

  • 音声通話やSMS、 MMSが利用できる。
  • HSDPA (W-CDMA) などにより、無線LAN以外のデータ通信ができる。
  • 近接センサを搭載している。
  • デジタルコンパスを搭載している(3GS以降)。
  • バイブレータを内蔵している。
  • GPS(全地球測位システム)を搭載している。

また、第3世代までのiPod touchは、カメラを搭載していない、マイクがないなどの違いもあった。

他の携帯電話との相違[編集]

以下の機能はiPhoneには搭載されていない。

  • メールアプリで受信したメールのSMS/MMSへの転送(ただしメールにはソフトバンクから付与されるアカウント以外も設定可能)
  • MMSの件名を含めた転送
  • グループMMSの送信者一人への個別返信(一人に返信/全員に返信を選べない。SMS/MMSアプリはチャット風のUIなので宛先欄が無く変更できない為、全員に返信することしかできない。メールアプリの場合、返信時に宛先欄を削ることは可能)
  • ワンセグ(ただし下記で述べるソフトバンクモバイルの「TV&バッテリー」をはじめ、バッファロー製の「ちょいテレi」、BitBay製の「eSegTV ワイアレスTV チューナー」などの外付けチューナーを使えば視聴可)
  • おサイフケータイFeliCa)(iPhone 4およびiPhone 4S(ソフトバンクモバイル扱い)には「電子マネーシール for iPhone 4」があるもののiPhoneにリーダー・ライターの機能はなく電子マネーチャージ等の連携ができないため擬似的なものである。実態としてはiPhoneに最適化されたカード型とみなされる。iPhone 6/6 PlusではNFCが搭載されているが、Apple Payに使われる物でFeliCa対応ではない)
  • 着うたの購入などといった日本独自のサービス(ただしiTunes Storeにおいて類似のサービスを提供している)
  • 電池交換(iPod同様ユーザ自身での電池交換は認められておらず、メーカー側での有料(アップル社では6,800円、ソフトバンクショップでは9,800円)の本体交換となる)
  • 外部メディアの利用(そのぶん内蔵ストレージの容量が多めとなっている)
  • ソフトバンクモバイルでは、Yahoo!Japanのプレミアム会員向けサービスを非会員でもYahoo!ケータイから利用することで会員並みにサービスを受けられるが、iPhoneにおいては例外となり利用できない(Yahoo!オークションに関しては公式アプリ経由で取引を行った場合、入札金額の上限緩和などのサービスが受けられるようになった)。

他のスマートフォンの多くと同じようにグローバルモデルであるため、現在の主要な日本国内向け携帯電話に搭載されている、多くの機能が装備されていない。修理についても、原則として本体交換での対応となる。

またかつては以下の機能が対応していなかった。

  • 「ネットワーク自動調整」による日時修正(ただしiTunesにより、同期対象のPCと日時を同期可能) →iOS 4から対応。
  • 緊急地震速報(「ゆれくるコール」などのサードパーティ製アプリを使用する必要があった)→iOS 5からOSレベルで対応。

アクセシビリティ[編集]

iPhone 3GSから視覚障害のあるエンドユーザ向け機能として、ボイスオーバーによる画面の操作ガイド、ズーム・反転表示を搭載した。また聴覚障害のあるエンドユーザ向けには、モノラル音声出力機能を搭載した。これらの支援機能をアップルはiPhoneにおけるアクセシビリティ機能として位置づけている。触覚によるフィードバックが期待できないタッチパネル方式を採用しつつ、視覚障害者でも操作ができるインターフェースとして音声による操作ガイドを搭載したことは、他社のアクセシビリティ機能で類をみない先進的な取り組みであると評価されている。

アクティベーション[編集]

iPhoneは、購入後や初期化後の初回起動時のアクティベーションに成功しない場合、ほぼ全ての機能が働かない。GSM及びUMTS(W-CDMA)方式のiPhoneでは、通信会社が提供するSIMカードを装着するとアクティベーションが可能となる。なお通信会社提供ではなく、保守製品かと思われるSIMカードによってアクティベーションに成功した報告例もある。また、iOSのメジャーアップデートの際にもアクティベーションが必要である。

充電[編集]

iPhoneは、iPad同様に通常充電モードと高速充電モードの二つの充電モードが存在する。通常充電ではUSB2.0規格に準ずるUSBポートと接続することにより、およそ500mAを充電できる。高速充電モードを利用するには、1A以上の高出力のUSBポートを利用する必要があり、またUSBピンアサインのD+D-データラインに特殊のバイアス信号による高速充電モードの起動が必要。通常のUSB2.0規格に準ずるUSBポートであっても、一部のバイアスを供給する市販商品を使用すれば、約700mAの高速充電モードを起動させることができる。

年表[編集]

  • 2004年
    • アップルコンピューターが有名な日本の家電企業に携帯電話の開発を依頼するが発売には至らなかった[65]
    • ソフトバンクの孫正義がスティーブ・ジョブズの自宅を訪ねiPod携帯電話について提案すると、ジョブズは既に考案中だと答える[66]
  • 2005年
    • 2005年前後、アップルコンピューターがNTTドコモとiPod携帯電話を共同開発するが発売には至らなかった[67]
    • 9月7日 - モトローラよりiTunesを搭載した携帯電話Motorola ROKR E1が発売される。アメリカで販売を担当する携帯電話事業者はシンギュラー・ワイヤレス(2007年1月15日よりAT&Tモビリティに社名変更)。
    • 2005年 - モトローラ社よりiTunesを搭載した携帯電話Motorola RAZR V3iが発売される。
  • 2006年
    • 1月31日 - モトローラよりiTunesを搭載した携帯電話Motorola SLVR L7が発売される。アメリカで販売を担当する携帯電話事業者はシンギュラー・ワイヤレス。
  • 2007年
    • 1月9日 - Macworldで初代iPhoneが発表される。同日「アップルコンピュータ」が「アップル」に社名を変更する。
    • 1月10日 - シスコシステムズが商標権を不当に侵害されたとしてアップルを提訴する。
    • 2月21日 - シスコとアップルは両社で自由に世界中でiPhoneの商標を使うことが出来るという合意に達した[68][69]
    • 6月29日 - アメリカ合衆国で販売開始。携帯電話事業者はシンギュラー・ワイヤレス。
    • 9月10日 - 前日(9月9日)の時点で販売台数100万台となったことが発表された[70]
    • 11月9日 - イギリス、ドイツで販売開始。
    • 11月29日 - フランスで販売開始。
  • 2008年
    • 1月15日 - 販売台数が400万台となった事が発表された[71]
    • 2月5日 - 16GBモデル発表、販売開始[72]
    • 3月 - 3月末時点で累計販売台数は540万台と公表[73]
    • 5月 - カナダ、中南米チェコエジプトギリシャイタリアインドポルトガル、オーストラリア、ニュージーランド南アフリカトルコの各国および地域における販売が決定した。
    • 6月4日 - ソフトバンクモバイルがアップルとの契約締結を発表[74]
    • 6月9日 - iPhone 3Gを日本を含む22カ国で7月11日より販売すると発表[75]。販売台数は600万台に達したと発表[76]
    • 6月8日 - ソフトバンクモバイルがiPhone 3Gを7月11日販売すると発表。
    • 7月11日 - ソフトバンクモバイルがiPhone 3Gを12時から、表参道店では7時から(MNPは9時から)販売。
    • 7月14日 - iPhone 3G の販売台数が3日間で世界で100万台を突破[77]。App Storeによる、アプリケーションのダウンロード数は1000万を突破[78]
  • 2009年
    • 2月27日 - ソフトバンクモバイルが「iPhone for everybody キャンペーン」を開始(当初は5月31日までだったものが9月30日まで延長され、さらに2010年1月31日まで延長された)
    • 6月9日 - iPhone 3GSを発表。
    • 7月10日 - 台湾・香港・マカオにおいて販売を開始。
    • 8月 - iPhoneが爆発し、スクリーン部分のガラスの破片が目に刺さる事故がフランスで2件発生した[79][80][81]
    • 10月30日 - 中国本土において販売を開始。
    • 11月28日 - 韓国において販売を開始。
  • 2010年
    • 4月 カリフォルニアで従業員がiPhone 4試作機を紛失。ガジェット系ブログで売られる騒動となった。
    • 6月8日 - iPhone 4を発表。
    • 6月24日 - iPhone 4、日本・アメリカ・イギリス・ドイツ・フランスにおいて販売を開始。
  • 2011年
    • 1月11日 - CDMA版iPhone 4を発表。
    • 2月10日 - アメリカ合衆国のベライゾン・ワイヤレスよりCDMA版iPhone 4が発売開始となり、同国における1事業者独占販売が崩れる。
    • 4月28日 - iPhone 4 ホワイトモデルがアメリカや日本などで発売開始[10]
    • 7月 サンフランシスコで従業員が次期iPhoneの試作機と思われるものを紛失と報道[82]
    • 10月5日 - iPhone 4Sを発表。このモデルから、日本ではソフトバンクモバイルに加えてKDDIからも発売すると正式に発表され、日本のソフトバンクモバイルにおけるiPhone独占販売が崩れる。
    • 10月14日 - iPhone 4S、日本・アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・カナダ・オーストラリアにおいて販売を開始。
  • 2012年
    • 9月12日 - iPhone 5を発表。
    • 9月21日 - iPhone 5、日本やアメリカなど販売開始。
  • 2013年
    • 9月11日 - iPhone 5s及び5cを発表。このモデルから、日本ではNTTドコモからも発売すると正式に発表され、日本の携帯電話大手三社全てがiPhoneを取り扱うこととなる。
  • 2014年
    • 9月10日 - iPhone 6及び6 Plusを発表。iPhoneでは初となる画面サイズが異なる2機種の発表となった。

製造[編集]

iPhoneやiPodの製造は、台湾の鴻海精密工業が中国・深圳の工場で行っている[83]。この工場については、従業員の自殺や違法な若年労働者の使役などが問題として指摘されている。iPhoneが中国で発売された際には、欧米メディアを中心に「iPhone里帰り」といった報道がなされた。なお、iPadの製造拠点はiPhoneと同じであったが、一部を四川省成都の工場に移管している。

アメリカの試算調査会社iSuppliによると、iPhoneの部品等コストから算出した利益率は最大53.1パーセントである[84]

故障[編集]

iPhone 3Gに付属していた「Apple 超コンパクト USB 電源アダプタ」について、特定の状況下においてプラグ部分(金属製の差し込み部分)が外れて電源コンセント内に残り、それが感電の原因となる可能性があることが確認されたため、アップルは「Apple 超コンパクト USB 電源アダプタ交換プログラム」を実施している[85]

インターネット上で「電子レンジで充電できる」「水に浸けると音質向上」という嘘情報がたびたび流れ、前者に関しては有志による検証動画がインターネット上で多数公開されている。前者については電子レンジを用いての充電はできず、機器の破損や火災等の事故を招く恐れがある[86]。また後者も水没状態となり故障の原因となる[87]

教育での活用[編集]

2009年に、渋谷区に本部をおく青山学院大学とソフトバンクモバイル、ソフトバンクテレコムは、iPhone 3Gを活用したモバイル・ネット社会の教育および研究を進める基本協定を締結。それに伴い青山学院大学社会情報学部の学生にiPhone 3Gが配布された[88]

SIMロックと解除[編集]

iPhone(初代)のSIMカードスロット

SIMロック版のiPhoneは購入後、販売している地域でiPhone専用の料金プランと契約しなければ緊急電話としてしか機能しない。しかし、発売当初からユーザにより様々な不正解除方法が紹介されている。SIMロックを解除すればGSM及びUMTS(W-CDMA)方式を採用している携帯電話事業者で使用できる。アップルもソフトウェアアップデートで対策しているが、いたちごっこになっている。

2007年7月、ヨン・レック・ヨハンセンがAT&Tへの登録なしに起動させるツール「Phone Activation Server」を公開。電話としては機能しないものの、その他は機能したとしている。同年8月25日、アメリカ在住の17歳の少年が夏休み中に計500時間を費やし、iPhoneのSIMロックを解除したと発表した[89]。また「iPhoneSimFree」というグループが、iPhoneのSIMロックを簡単に解除できるソフトウェアを開発した。同グループはこのソフトの販売を予定している。

アップルの2007年9月27日に公開したiPhone 1.1.1で、一部の非正規の手順でロック解除されたiPhoneが使用できないようになった[90]

一部の国では、不正にSIMロックを解除したiPhoneも流通しており、タイの携帯電話最大手AISによると、2008年7月現在、タイで14万人が利用していると推計されている[91]。2007年10月時点では、125万台のうち20%の25万台がAT&T以外と契約されていた[92]

一方で、香港、イタリア、ニュージーランド、ロシアなどいくつかの国ではSIMロックを施されていない端末が正規に販売されている[93]。この事から、当該国から個人輸入及び、業者やバイヤーによりSIMロックフリー版の並行輸入をするケースがある。こういった輸入品の使用そのものは日本国内においても合法であり、通信方式が合致するNTTドコモなどの回線でも使用できる。ただしパケ・ホーダイをはじめとする安価な料金サービスは、PC接続扱いとなる為に8千円台と他のスマートフォンより割高なプランになるか128K接続の速度制限付きプラン、又はデータカード向けの音声通話無しプラン(定額データプラン)となる(NTTドコモの場合。その代わりに公式にテザリング無制限という特典がある)。同社がLTEサービス(Xi)を開始した後は定額対象内で全機能が使えるため、Xiプランを利用するのが現実的である。或いは(ソフトバンクの場合)現在のところ合法で利用できるとは言いきれない(本来公開されていない、不正に割り出された定額APNとパスワードを利用する行為はキャリアとの契約上の問題があると推測できるが、現在のところ判例はまだない)。携帯電話専用のメールサービスの互換性は無い。

また、ソフトバンクのSIMを海外のSIMロックフリーのiPhoneで使用することはできるが(iPhone専用SIMでなくても作動する)、例え「パケットし放題」を契約していても、ソフトバンクで購入したiPhone以外には適用されないので、ソフトバンクのSIMは事実上SIMロックフリーのiPhoneには使用できないと言える。

日本では総務省が現在、通信事業者にSIMロックの解除を要請する方針を掲げており、事業者元のソフトバンクモバイル社長の孫正義も「強制でなくて選択ということであれば」とコメントしたが、2010年7月に副社長の松本徹三は「現時点で解除する考えは全くない」と発言している[94]。孫正義は「iPhoneの場合は、ほとんどの国でSIMロックがかかって売られている」と述べている[95]

一方、日本通信後述するように2010年8月よりSIMロックフリー版iPhone向けのSIMカードの発売とサービス展開を開始している。このSIMを使用する場合別途海外からSIMロックフリー版iPhoneを手に入れる必要があるが、2010年9月にはイギリスの通販会社eXpansysと提携[96]、同年10月には携帯電話販売会社トップワイジャパンと国内でのSIMロックフリー版iPhoneとSIMカードのセット販売で代理店網を構築する[97]など、SIMロックフリー版iPhoneを手に入れやすくする体制を整え始めている。

以後日本国内では携帯電話会社が発売するiPhoneについてはSIMロックがかかった状態で販売され、SIMロックの解除も受け付けていない。一方アップルは2013年11月22日よりiPhone 5sと5cのSIMフリー版を日本国内でもオンライン版のApple Storeで販売を開始、正式に国内でSIMフリー版が取り扱われる形となった[98]

iPhone 6とiPhone 6 PlusのSIMフリー版は、同時に発売された。

アメリカ著作権局は「ユーザーが合法的に入手したアプリケーションなどを実行するためにJailbreakする行為」や「携帯電話を他の携帯キャリアに接続させるためのJailbreak」などは合法との判断を下している[99]

販売されている国および地域一覧[編集]

iPhoneの販売地域:
  初代iPhoneから発売
  iPhone 3G以降からの発売
  計画中

2009年12月現在、世界94カ国・地域で販売されている[100]

世界各国での販売には、商標の調整が必要だった。以下は、その一例。

シスコシステムズやアイホンからは使用許諾を得て共存する事になったが、漢王科技からは同意を得られていない。また、ブラジルではグラジエンチ・エレクトロニカとの間で係争状態となっており、ブラジル国立工業所有権院は「グラジエンチ社が2018年まで独占使用権を有する」との判断を示した[103]

出荷台数[編集]

四半期毎の世界の売上(単位:100万台)。 Q1は10〜12月
  初代 iPhone
  iPhone 3G
  iPhone 3G および 3GS(アップルは両者を区別していない)
  iPhone 4

2007年9月10日には、前日の時点で累計出荷台数100万台となったことが発表された[70]。2008年5月末現在、欧米など6カ国での累計出荷台数は600万台に達した[76]。アップルは2008年末までに累計出荷台数1000万台を目指していた。

米市場調査会社IDCによると、2008年第1四半期の米国スマートフォン市場におけるアップルのシェアは19.2%。ちなみにカナダのリサーチ・イン・モーション (RIM) が販売する「BlackBerry」(ブラックベリー)のシェア44.5%には及ばないが、パームのシェア13.4%を上回る[104]

2008年10月22日、アップルは2008年度第4四半期にiPhoneを6,892,000台とRIMよりも多くの台数を販売したと発表[105]。目標より3ヶ月以上早く累計で1000万台を超えたことが判明した。

2008年7〜9月の米国内での販売台数でも、それまで3年間首位を維持してきたモトローラのMotorola RAZRを初めて抜き、首位に躍り出た[106]

日本においては、iPhoneの新規発売に際しては、元々からの話題性の高さもあったにせよ、アップルが予約販売を認めなかった為に、全国各地で購入希望者の行列が作られ、携帯電話の新機種発売としては異例の盛り上がりを見せた。ソフトバンクモバイルの販売ランキングでは、iPhone 3G(16Gバイト)が2008年9月14日時点までは10週連続首位であった[107]

2009年6月19日から米国などで販売が開始されたiPhone 3GSは、発売から3日で100万台以上出荷された[108]

なお、日本単独での出荷台数は公開されていないが、市場調査会社MM総研は、2009年度の国内出荷台数はシェア4.9%で約169万台、累計出荷台数は約230万台としている[109]

期間 出荷台数(世界) 累計出荷台数(世界) 出典(世界) 出荷台数(日本) シェア(日本) 出典(日本)
2007年 4- 6月 27万 27万 [2]
7- 9月 111万 138万 [3]
10-12月 231万 369万 [4]
2008年 1- 3月 170万 539万 [5]
4- 6月 71万 610万 [6]
7- 9月 689万 1,299万 [7]
10-12月 436万 1,735万 [8]
2009年 1- 3月 170万 1,905万 [9]
4- 6月 520万 2,425万 [10]
7- 9月 740万 3,165万 [11]
10-12月 870万 4,035万 [12]
2010年 1- 3月 875万 4,910万 [13]
4- 6月 840万 5,750万 [14]
7- 9月 1,410万 7,160万 [15] 106万 12.2% [16]
10-12月 1,624万 8,784万 [17] 6位以下 [18]
2011年 1- 3月 1,865万 10,649万 [19] 99万 11.4% [20]
4- 6月 2,034万 12,683万 [21] 99万 12.1% [22]
7- 9月 1,707万 14,390万 [23] 大きく減少 (IDC) [24]
10-12月 3,704万 18,094万 [25] 283万 26.6% [26]
2012年 1- 3月 3,510万 21,604万 [27] 226万 22.2% [28]
4- 6月 2,603万 24,207万 [29][30] 148万 18.8% [31]
7- 9月 2,691万 26,898万 [32][33] 199万 18.0% [34]
10-12月 4,780万 31,678万 [35] 372万 32.8% [36]
2013年 1- 3月 3,743万 35,421万 [37][38] 270万 28.2% [39]
4- 6月 3,124万 38,545万 [40][41] 230万 27.9% [42]
7- 9月 3,380万 41,925万 [43][44] 372万 41.4% [45]
10-12月 5,103万 47,028万 [46][47]

日本における販売・価格・契約[編集]

2013年9月現在、日本におけるアップルの公式なキャリアはソフトバンクモバイルとKDDI(au、2011年10月14日発売開始のiPhone 4Sより)、NTTドコモ(2013年9月20日発売開始のiPhone 5s/5cより)である。3キャリアともに端末と回線をセットで提供しているため、iPhone本体にはSIMロックがかけられている。しかし、アップルがSIMロックフリーの端末を香港で販売していることを利用して、2010年8月より日本通信がSIMロックフリー端末専用の回線(電波)のみの提供を開始した。海外で販売されているSIMロックフリーのiPhone 4/3GS用にtalking b-microSIM Platinum Service/talking SIM Platinum Serviceという通信(携帯電話)事業サービスのみを提供する(端末自体は自分で手に入れなくてはならない)。他のMVNO各社も独自にiPhoneでの動作検証を行っているところもある。

日本通信のサービスに対して、アップルから公式なアナウンスは一切出ていない。日本通信が、海外でのみ販売されているSIMロックフリー版iPhone 4の端末を利用した、国内で単独で行っているサービスである。そのため、2010年8月頃以前は故障など購入後のサポートに関して、ソフトバンクモバイルはもちろんのこと国内でのアップルのサービスも受けることができなかった[110]。現在ではアップルのサービスを受けることが可能[111]

2013年11月22日、日本でもSIMフリーのiPhoneの販売がApple Storeにおいて開始された[112]

ソフトバンクモバイル[編集]

価格、サービス概要に関しては2008年7月4日、同社のサイト[113]で公開された。

日本国内での発売日は2008年7月11日で、ソフトバンクショップと一部の家電量販店で一斉に販売開始された。なお、日本のApple Storeでは当初デモ機の展示、ワークショップ、購入後のサポート及び各種アクセサリーの販売のみに留まっていたが、2008年12月16日から本体の販売が開始された。

契約(ソフトバンク)[編集]

iPhoneの仕様・インターフェイス・操作性は、日本で販売されている一般的な携帯電話とは異なるため、販売店ではiPhoneを販売する前に「iPhone ご契約に際してご注意項目」を説明し、内容を確認した旨のサインを求めている。

ただし、説明用書面に記されている「いかなる状況においてもキャンセルできない」や「キャンセルは受付しませんのでご注意ください」との文言は消費者契約法などに照らして無効であると特定非営利活動法人消費者機構日本は指摘している。また、同機構は、他機種の第3世代携帯電話では通話・通信が正常に可能であるのにiPhone 3Gでは通話・通信に不具合が生じる場合がある点についてiPhone 3G自体に由来する瑕疵であるとし、その瑕疵の存在を契約前に確認していなければ、民法上、契約を解約できるようにするべきだと指摘している[114]

MMS/メール[編集]

2009年6月に実施のiPhoneOS 3.0アップデートによって、iPhone3Gおよび出荷時からこのOSを搭載したiPhone3GSはMMS(S!メール)に対応し、@softbank.ne.jpドメインによるメールの送受信が可能になった。このため、iPhone購入時はMMSである@softbank.ne.jpとEメール(i)として一般のPCメールに分類される@i.softbank.jpの2つのメールアドレスが付与される。MMSはメッセージアプリで、Eメール(i)はメールアプリで送受信する。

Eメール(i)と呼ばれる@i.softbank.jpドメインのEメールはiPhoneがMMSに対応していない時から用意されている物であり、プッシュ配信ではないが「メッセージを受信しました」という画面表示と着信音によってメールの新着が通知される。これはプッシュ配信が当たり前であるケータイメールが普及している日本市場のために、iPhoneが MMS(S!メール)に対応していないときにSoftBankが構築した独自のシステムである[115]。2013年12月10日からEメール(i)でのプッシュ通知に対応、順次ユーザーが使用できるようになる[116]

また現時点では、デコレメール(一部は受信可能。送信は不可)は利用不可(MMSには対応していないが@i.softbank.jp及びPCメールアドレス使用で受信は可能である。またデコレメールを送信できるアプリも有る)。

USIMカード[編集]

USIMカードはiPhone専用となり、既存のSoftBank 3G契約のUSIMカードは使用できない。また、iPhone専用のUSIMカードを他のSoftBank 3G端末に使用することもできない[117]

ソフトバンクモバイルによる独自のサービス[編集]

2008年10月30日に、ソフトバンクモバイルから自社のiPhoneユーザのみに対する新たなサービスと機能が追加が発表された[118]

発表内容は次の3点である。

  • ソフトバンクテレコムによる公衆無線LANの「BBモバイルポイント」を無料で利用できる「公衆無線LANし放題」を提供すること。
  • iPhone 3G専用の「TV&バッテリー」(ワンセグチューナーと無線LANとバッテリーを内蔵)を2008年内に発売する予定であること。
    • 「TV&バッテリー」は2008年12月31日にソフトバンクの直営店舗である、ソフトバンクショップ仙台クリスロード、渋谷、六本木、表参道、八重洲中央、名古屋、横浜ザ・ダイヤモンドの7店舗で先行販売された。そして新年が明けて1月1日にApp Storeよりワンセグ視聴アプリ「テレビ」の無料配布が始まりiPhone 3Gでワンセグ視聴が可能となった。2009年1月6日に「TV&バッテリー」の全国販売が1月9日からであることが発表された。
    • 2010年1月からは「TV&バッテリー」で受信したワンセグ映像を、無線LAN使用時にインターネット経由で遠隔受信可能にする「TVモバイル」が開始している(有料)。
  • 2008年内に絵文字の送受信に対応すること。

絵文字[編集]

絵文字に関しては、iPhone OS 2.2(2008年11月21日配信開始)より対応した。絵文字が送信できるのは、SoftBankのメールアカウントおよびSoftBank SIMを使っている、OS バージョン2.2以降のiPhoneのみである。SMS、MMS、Eメール(i) 作成時において絵文字キーボードが表示される。キャリア間の相互変換については下記の通り。

  • ソフトバンク、ディズニー・モバイル 2008年11月21日対応
  • イー・モバイル、ウィルコム 2009年1月22日対応
  • KDDI 2009年2月25日 iPhoneへ送信対応(iPhoneからauへの送信は2009年2月26日対応)
  • ドコモ 2009年6月1日 iPhoneへ送信対応(iPhoneからドコモへの送信は2009年2月26日対応)

利用可能な周波数帯(ソフトバンク)[編集]

iPhoneの3G対応周波数帯は3Gと3GSでは850MHz帯、1.9GHz帯、2.1GHz帯のトライバンド、4と4Sでは900MHz帯を加えたクワッドバンド対応となっているが、日本国内では周波数割り当ての関係上2.1GHz帯のみ使用可能だった(これはソフトバンクだけでなくドコモも同様である)。2012年3月1日にソフトバンクに900MHz帯が割り当てられ、同年7月25日より「プラチナバンド」としてこの周波数帯が使用可能になると、iPhone 4、4Sでもこの周波数帯による通信が可能となる。

iPhone 5のLTE(SoftBank 4G LTE)については、当初は2.1GHz帯のみ使える形だったが、2012年10月1日のソフトバンクとイー・アクセスとの業務提携を受け、2013年3月21日よりイー・モバイルの1.7GHz帯が使える「ダブルLTE」を開始している[119]。iPhone 5s/5cでは900MHz帯に対応するが、同帯域でのLTEサービスは2014年4月以降開始予定となっている[120]。また、6/6 PlusではTD-LTE互換サービスであるSoftBank 4G(AXGP)の2.5GHz帯にも対応、Hybrid 4G LTE対応端末となる。

au(KDDI/沖縄セルラー電話)[編集]

従来、auにおいては通信方式が異なるため、物理的にau回線を使用したiPhoneを発売・利用することは不可能であった。

しかし、2011年初頭にアメリカ合衆国の携帯電話会社であるベライゾン・ワイヤレスから“CDMA版iPhone4”が発売されたことを受けて、「同社と同じ通信方式を備え持つauからも発売されるのではないか」という憶測が飛び交い始めた。そんな中同年9月22日、「KDDIも新型iPhoneを発売することをアップルと調整している」と突如日経ビジネスが報道したことを皮切りに、各種メディアが一斉に報じた[121]。しかし、結局iPhone4のCDMA版については同社が販売することはなかった。

そして、2011年10月5日(日本時間)、開催されたアップルの発表会において新モデル「iPhone 4S」を同月14日から発売を開始し、このモデルよりauでのiPhone提供が正式発表された。同月7日にはKDDIから料金等の詳細も発表され、[122]10月14日、発売開始となった。

このKDDIによるiPhoneは、au_ICカード(4SはmicroSIMカードと同じ形状、5以降はnanoSIMカードと同じ形状)を本体のSIMカードスロットに差して使用する。画面上部には「KDDI」、iOS 7以降は「au」が表示される。ただし、同社の一連のスマートフォンシリーズ(ISシリーズLシリーズ)にはラインナップされていない。安心セキュリティパックに関してもサポートされず、代わりに「AppleCare+」を受ける事となる。

契約(au)[編集]

店頭受付となり、当初はauショップおよびPiPitを含む一部のトヨタディーラー各店、量販店など全国1200店舗で取り扱っていたが、半年以内に取り扱い店舗を順次拡大した。

なお、新規契約であっても郵便局のお取次サービス特典対象外となっている。

料金(au)[編集]

従来通りの料金プランが利用可能なほか、iPhone利用者向けにパケット定額サービス「ISフラット」(4Sでの場合。5以降は「LTEフラット」)の利用料を割り引くキャンペーンも実施する。

SMS / MMS / メール[編集]

SMS(「Cメール」)は「SMS(i)」として提供。当初はパケット通信を利用していたため、その料金が別途発生していた(定額料金の対象にはなる)が、現在はパケット通信を使用しない。国際SMSにも対応している。 キャリアメールであるEZwebメール(@ezweb.ne.jp)はiPhone 4S発売時から利用可能。当初はMMSは利用できずメールアプリを使用する形で、プッシュではなく最短15分おきのフェッチ取得だった。2012年3月13日から、リアルタイム着信通知機能に対応した。このリアルタイム着信はソフトバンクで行っているSMSを利用した新着通知方式ではなく、iOSメールアプリがサポートするプッシュ取得による、完全なリアルタイムでのメール取得と新着通知である。ただし、フェッチ取得でのメールアカウントとプッシュ受信でのメールアカウントは別扱いのため、リアルタイム着信を利用するには設定しなおす必要がある[123]

絵文字の利用は当初はiPhone同士でのみ可能であったが、2012年1月27日からはauの他の携帯電話および他社携帯電話とのEメールでの絵文字の利用が可能になった。

2012年4月14日からはキャリア設定のアップデートによってMMSの使用が可能となった。auのiPhone同士であれば電話番号を宛先にすることができる。これによってメッセージアプリでEZwebメールをMMSとして送受信できるようになり、購入時は、メッセージアプリで送受信するMMSとして設定されている。ただし、デコレーションメールの受信には未対応で、Wi-Fiのみでの接続時には受信ができないほか、メールアプリで送受信するリアルタイム受信はメッセージアプリで送受信するMMSと併用できず、いずれか1つを選ぶ必要がある(フェッチ受信するようメールの設定を変更すれば、アプリ自体の併用は可能)。メールアプリで受信していて、メッセージアプリでの受信に切り替える際、メールアプリで受信したメールはMMSには引き継がれない仕様となっている。 なお、au内であってもiPhone以外の移動機はMMSに対応しないため、電話番号のみで長文や画像の送信をする事はできない。また、SMSと違いMMSはキャリア間相互接続されていない。

このほか、iMessageは2012年3月8日にリリースされたiOS 5.1で対応、ビジュアルボイスメールも2012年4月14日のキャリア設定のアップデートで対応している。

au独自のサービス[編集]

auが他のスマートフォン等で展開しているサービスは対応を検討している。公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」は2011年12月に対応した。2012年3月21日からは「待ちうた」への対応も行われ(新規楽曲購入サービスは同年5月9日開始)[124]、2012年9月21日からは「auスマートパス」の対応も開始した[125]

海外利用の際にはグローバルパスポートを利用した国際ローミングが利用可能で、通信の際にはCDMA/UMTS(W-CDMA)/GSMのいずれかが利用可能となる。

au ICカード[編集]

au ICカードはiPhone 4SではマイクロSIMサイズのMicro 02が、iPhone 5以降ではau Nano ICカード (LTE)がそれぞれ使用されている。auの場合は携帯電話本体とSIMカードが紐付けされ、他人のSIMに差し替えたとしても使用できないようになっているが、au向けのiPhone 4Sではキャリア内ロックがかかっていないため白ロムを通販やオークションなどで購入した際、ロッククリアの手続きは不要。なおカードは通常サイズのVer.002と同一の扱いとなるため旧800MHz帯のみの対応機では使用できない。ソフトバンクとの違いはSIMを他のマイクロSIM対応のauスマートフォンに差し替えての使用ができるが、通常サイズのSIMに変換するアダプターは保証していないので差し替え時には注意が必要となる。ロッククリアは一部ロッククリアの解除をしなくてもよい機種ではそのまま使用ができるが、ロッククリアの必要なマイクロSIM対応の機種以外はauショップの対応によりできない場合がある。

利用可能な周波数帯(au)[編集]

iPhone 4SではCDMAモデルの使用帯域が800MHz帯と1.9GHz帯のみだったため、auで使用できるのは800MHz帯(いわゆるN(新)800MHz帯)だけで、EV-DOもRev.Aのみだった。iPhone 5からは2.1GHz帯も対応するようになったため、auでも同帯域を使えるようになったほか、EV-DOもRev.B(MC-Rev.A)をサポートし、WIN HIGH SPEEDによる高速通信が使用可能となった。

LTEはiPhone 5においては2.1GHz帯のみで、au 4G LTEでAndroid端末がメインにしているN800MHz帯や1.5GHz帯は使用できなかった。5s/5cからはN800MHz帯にも対応することでサービスエリアが広がった。6/6 Plusではこの2つの周波数帯に加え、WiMAX2+(TD-LTE)で使用されている2.5GHz帯にも対応、さらにN800MHz帯と1.5GHz帯のキャリア・アグリゲーションにも対応することで、LTEで最大150Mbps、WiMAX2+で最大110Mbpsでの受信速度で高速通信が可能となる

NTTドコモ[編集]

日本最大手の携帯電話会社であるNTTドコモは、日本国内でiPhoneが発売されてから、iPhoneを取り扱うかその去就が注目されてきた。2013年9月11日にiPhone 5s/5cの発表が行われた際にドコモが提供する事が発表され、アップルと共同でニュースリリースを発表している[126]。同年9月13日にはサービス内容の詳細と料金体系が発表されている。

契約(NTTドコモ)[編集]

ドコモでの契約・販売は、当初は全国のドコモショップのうち1,057店舗、一般家電量販店を含めて千数百店舗で行われる[127]

料金(NTTドコモ)[編集]

料金プランは基本的に他のXiのスマートフォンと同様だが、パケット定額サービスが「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」のみ用意されており、「Xiパケ・ホーダイ ライト」「Xiパケ・ホーダイ ダブル」の設定が無い。また、iPhone本体はau・ソフトバンクモバイル版と同様にキャリア設定によりAPN設定画面がロックされており、利用可能なISPサービスは専用の「spモード」のみとなる。端末価格はソフトバンクやauに比べると高く設定されているが、各種割引施策によって2年間利用後の実質価格が2社よりも安くなるようになっている[128]

SMS / MMS / キャリアメール[編集]

SMSは2013年9月20日の発売から対応する。docomo.ne.jpドメインのキャリアメール(spモードメール)は、MMSではないためメッセージアプリでは送受信できない。そこで同年10月1日から、docomo独自のアプリではなくiOSの標準メールアプリを使う形として、spモードメール及びメッセージR/F/Sが利用可能となる。しかし、2014年1月まではプッシュ取得には対応せず最短15分間隔でのフェッチもしくは手動取得となる。2013年9月20日から10月1日までの間に受信されたメールは、spモードセンターに蓄積され10月1日以降に閲覧できる[129][130]。また、12月17日からはSMSによる着信通知機能が導入された[131]。spモードメールの後継となるドコモメールは12月17日に開始し[131]、それに伴うメールのプッシュ配信は2014年1月中旬となる[132]

ドコモ独自のサービス[編集]

これまでスマートフォンで展開してきたサービスのうち、留守番電話サービス(ビジュアルボイスメールはサービスイン時点では未対応)などの通話関連サービスや公衆無線LANサービスのdocomo Wi-Fiなどが2013年9月20日の販売開始より対応する。コンテンツ配信サービスのdマーケットiコンシェルiチャネルなども順次提供を開始する。一方でNOTTVやドコモ電話帳、ドコモプレミアクラブ安心サポートなどには未対応または対応時期未定となっており、またmopera UもiPhoneで使用できるISPがspモードに固定されているため使用できなくなっておりiPhone5s/5c契約時にiモードmopera Uを契約していた場合、自動解約となる。[129][130]

利用可能な周波数帯(NTTドコモ)[編集]

3GサービスのFOMA、LTEサービスのXiともに対応し、FOMAは2GHz帯と800MHz帯(FOMAプラスエリア)で使用可能だが、1.7GHz帯と新800MHz帯には対応しない。Xiは800MHz帯、1.7GHz帯、2GHz帯で使用可能となる[127]

アメリカにおける販売・価格・契約[編集]

2011年までiPhoneのアメリカ合衆国でのキャリアはAT&T Mobilityのみであり、初代の価格は2年間契約の縛り付きで4GBモデルが499ドル、8GBモデルが599ドルだった。2007年9月5日に、4GBモデルの生産停止と8GBモデルの値下げが発表され、4GBモデルの在庫が299ドル、8GBモデルが399ドルとなった。この値下げは既存の購入者から反発が大きく、8GBモデルの購入者に100ドルのAppleStoreクレジットが配布される事態となった[133]。2008年2月5日には16GBモデル(US$499)が追加された。その後の本体価格は、2代目であるiPhone 3Gが2年縛りで8GBモデルUS$199, 16GBモデルUS$299。3代目のiPhone 3GSと4代目のiPhone 4は2年縛りで16GBモデルUS$199, 32GBモデルUS$299となっている。

アメリカでは従来の携帯電話の大半は端末の売りきりだったが、iPhoneはユーザの月間料金の一定の割合がオペレータからアップルへ支払われる収入配分方式(Revenue Sharing)をとっている。アクティベーションと契約プランの選択、番号ポータビリティの手続き等は、初代は本体購入後にユーザがiTunesで行う形式だったが、2代目のiPhone 3G以降は店頭で行う形態へ変更された。初代は後払い式の他にプリペイド式を選ぶことも出来た。プリペイド式は後払い式より割高だが、ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)を所持していない、もしくはクレジットスコアが低かったりしてAT&Tの審査を通らない人も契約することが出来た。しかし2代目のiPhone 3G以降はプリペイド式は廃止された。

iPhoneのデータ通信は3代目のiPhone 3GSまでは、どのプランを選択しても定額になっていたが、AT&Tの回線はパンク寸前となってしまった。2009年時点で、AT&Tのデータトラフィックは2年前の500倍に膨れ上がっていた[134]。AT&Tの回線はエリアや能力にムラがあり、特にヘビーユーザの多いニューヨークサンフランシスコは深刻となった[135]。結局2010年6月、4代目のiPhone 4の発表と共に新規契約者に対するデータ通信の定額制は廃止された[136]。2011年2月から、アメリカ合衆国でのキャリアにベライゾン・ワイヤレスが加わり[137]、同年10月からはスプリント・ネクステルも加わった。ベライゾンも当初は定額制のデータ通信プランを提供していたが、AT&Tと同様に現在は廃止している。

ヨーロッパにおける販売・価格・契約[編集]

イギリスにおける販売キャリアはO2、ドイツではT-Mobile、フランスではorange(フランステレコム)と発表された。フランスでは法律との兼ね合いでSIMロックなしのモデルも発売されている。フランスではその後、Bouygues Telecom, SFRも含めた3キャリアによって販売開始された。ドイツにおいても裁判所の命令を受け、一時SIMロックがなくT-mobileとの契約なしで販売された[138][139]

イギリスにおける販売キャリアはO2のみであったが2009年11月よりOrange UK(フランステレコム)もiPhoneの販売に参入し、2つのキャリアからの販売となった。2010年1月14日からVodafon ukもiPhoneの販売に参入し、これでイギリスでは、O2、Orange、Tesco Mobileに続き4番目のiPhone提供キャリアになる。

ドイツでも、それまでのT-Mobileに続き2010年10月29日よりO2 GermanyVodafon D2が販売を開始した。なおO2 Germanyでは、SIMロックなしモデルでの販売となっている。

価格はイギリスで税込み269ポンド、ドイツで399ユーロ、フランスでは価格は料金プランによって399、549、649ユーロの3種類(価格は全て2007年12月現在)。SIMロックフリー端末はドイツ、フランスで、iPhone 4 16G/32G、3GSがそれぞれ629、739、519ユーロで販売されている(2011年1月現在)。

脚注[編集]

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    孫正義はどうやってジョブズからiPhoneを手に入れたのか? 米メディアのインタビューを書き起こし ログミー 孫:彼に電話をかけ、会いにいきました。モバイル機能を加えた iPod のちょっとしたスケッチも持って行って、ジョブズに渡しました。するとジョブズが「マサ、君のスケッチなんかくれなくてもいいよ。僕には自分のがあるから。そんなひどいのは要らない」と(笑)。私は「ひどいスケッチなんか渡す必要はないんだけど、あなたの製品が完成したら日本用に私にください」と言いました。すると彼は「マサ、君はクレージーだ。まだ誰にも話してないのに、君が最初に会いにきた。だから君にあげよう」と。
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関連項目[編集]

外部リンク[編集]