リチウムイオンポリマー二次電池

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ノートパソコンに使用されているポリマー電池の一例
iPhone4Sに内蔵されているバッテリー (1)
iPhone4Sに内蔵されているバッテリー (2)
Aterm3500Rに内蔵されているバッテリー (1)
Aterm3500Rに内蔵されているバッテリー (2)
デジタルカメラ用ポリマー電池
定格は3.7ボルトになっている

リチウムイオンポリマー二次電池(リチウムイオンポリマーにじでんち)は、リチウムイオン二次電池の一種である(以下ポリマー電池と記す)。

概要[編集]

狭義のポリマー電池は、電解質重合体(ポリマー)を使用したものである。広義のポリマー電池とは電解質以外にも、負極・正極の活物質に導電性高分子などを用いたものも含まれる。

ポリマーを用いていないリチウムイオン二次電池と比べ安全性が高く、爆発などの危険性も低い。

現在、携帯機器用などで実用化されているポリマー電池とは電解質にポリエチレンオキシドポリフッ化ビニリデンからなるポリマーに電解液を含ませてゲル化したものであり、本質的にはリチウムイオン二次電池と変わりはない。しかしながら、電解質が準固体状態であるため、液漏れしにくいという利点がある。形状の柔軟性などを謳う場合もあるが、ポリマーを使ったというよりも、単に外装容器としてではなくアルミラミネート袋を用いているためであるともいえる。

他の方式の二次電池に比べて軽量で、メモリー効果がなく、自由な形状に作られるため普及が進んでいる。

現状[編集]

ほぼすべてのスマートフォン、携帯電話の電池として使用されている。また、UltraBookなどの箔薄型ノートパソコンの電池としても一般的である。近年では安全性の高さから、自動車用途としての使用も考えられている。

使用時の注意[編集]

模型用などのごく特殊なものを除き、通常は特に使い方を意識する必要はない。これは、リチウムイオンポリマー電池自体に充放電制御回路が搭載されている事が一般的であるためで、セル単体で市販されているためではないからである。ただし、一部海外で販売されるようなセル単体のものは、専用の充電器を用い、放電の際にも十分な注意を払わなくてはならない。

関連項目[編集]

ヒュンダイ・アバンテLPiハイブリッドCT&T・e-Zone - このタイプの電池を搭載した市販車。

外部リンク[編集]