iPhone (初代)
Apple iPhone
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| メーカー | Apple Inc. |
| 製造元 | Foxconn (OEM)[1] |
| 種別 | スマートフォン |
| 世代 | 第一世代 (1G) |
| 発売日 | 2007年06月29日 |
| 売上台数 | 610万台[2] |
| OS | iOS 3.1.3 (build 7E18) 2010年02月2日にリリースされたOSはアップルによるサポートはないがサードパーティ製のOSあり[3] |
| 電源 | 内蔵再充電可能リチウムイオン充電池[4] 3.7 V 1400 mAh |
| CPU | Samsung 32-bit RISC ARM 1176JZ(F)-S v1.0[5] 620 MHz 412 MHzまでアンダークロック[6] |
| ストレージ | 4、8、16 GB フラッシュメモリ |
| メモリ | 128 MB eDRAM[7] |
| ディスプレイ | 3.5インチディスプレイ(対角線上) 解像度 320×480-ピクセル、163 ppi アスペクト比 2:3 18-bit (262,144-color) LCD |
| GPU | PowerVR MBX Lite 3D GPU[8] |
| サウンド | 2 スピーカー TRRSヘッドホンジャック、周波数 20 Hzから20 kHz(内蔵、ヘッドセット) マイクロフォン |
| 入力装置 | マルチタッチパネルディスプレイ 3軸加速度計 近接センサー 周囲光センサー マイクロフォン ヘッドセットコントロール |
| デジタルカメラ | 2.0 MP、ジオタギング付き |
| 外部接続 | クワッドバンド GSM/GPRS/EDGE (850 900 1,800 1,900 MHz) Wi-Fi (802.11 b/g) Bluetooth 2.0 USB 2.0/Dockコネクタ[9] |
| オンラインサービス | App Store, iTunes Store, MobileMe, Safari |
| サイズ | 縦 115 mm (4.5 in) 横 61 mm (2.4 in) 奥行 11.6 mm (0.46 in) |
| 重量 | 135 g (4.8 oz) |
| 次世代ハードウェア | iPhone 3G |
| 関連商品 | iPad, iPod touch(一覧) |
| ウェブサイト | www.apple.com/iphone |
本項ではアップル インコーポレイテッドが販売していた初代のiPhone(レトロニム:オリジナルiPhone、iPhone 2G、iPhone 1)について記述する。後継機種はiPhone 3G。噂や憶測が流れていた中で[10]正式に発表されたのは2007年1月9日だった[11]。
そしてアメリカ合衆国で発売されたのは同年6月29日だった。クワッドバンド GSMセルラー接続で、GPRSとEDGEによるデータ転送対応だった。
初代iPhoneのソフトウェアアップデートは終了しており、最後の公式ファームウェアバージョンはiPhone OS 3.1.3である。
目次 |
歴史 [編集]
開発 [編集]
アップルのスティーブ・ジョブズCEOはマルチタッチパネルを使ってタブレットコンピュータのようにキーボードやマウスなしでディスプレイに直接入力するアイデアを考えており、サイドプロジェクトの形でこのアイデアを研究することをアップルの技術者集団に求めた[12]。ジョブズは試作品やそのユーザインタフェースを見直していた時、携帯電話に技術を実装する次のアイディアを考えついたという[13]。Project Purple 2と称された開発は2005年より開始された[14]。アップルはデバイスの製作をAT&T(旧シンギュラー・ワイヤレス)との前代未聞のコラボレーションで秘密裏に進めた。このコラボレーションでの開発費は30か月間以上で推定1億5千万ドルだった[15]。また、モトローラとのコラボレーションであるMotorola ROKR E1が失敗に終わったことで委員会による設計を拒否している[16][17]。
スティーブ・ジョブズによって初代iPhoneが発表されたのは2007年1月9日にカリフォルニア州サンフランシスコのモスコーン・ウェストで開催されたMacworld Conference & Expoの基調講演だった[18]。講演の中でジョブズは「2年半の間、この日を楽しみにしていた」「本日、アップルは電話を再発明する」と述べ[19]、iPhoneを「タッチ操作のできるワイドスクリーンのiPod」「革命的な携帯電話」「インターネットコミュニケーター」の3つを統合したデバイスとして紹介した[20]。
発売 [編集]
iPhoneはアメリカ合衆国で2007年6月29日に発売された。アップルやAT&T直営店の周囲では発売日前から1000人の行列ができた上[21]、多くの店で1時間で在庫切れになった。PlayStation 3の発売で発生した強盗や銃撃を防ぐため、非番の警察官が一晩店舗を警備した[22]。
その後、同年11月にイギリス、フランス、ドイツで2008年春にアイルランド、オーストリアでも発売された。
調査でアメリカ人の10人に6人がiPhoneは発売前からチェックしていたと述べている[23]。
新モデルの発売 [編集]
2007年9月5日にiPod touchというiPhoneから携帯電話ネットワークを介しての電話・インターネット機能を削除した形のタッチスクリーン機器を発売した。同時期にアップル8GBモデルの値下げと4GBモデルの販売を終了した[24]。iPhone自体の発売から74日後にあたる5日後、iPhoneの売り上げは100万台に達した[25]。値下げに関する「混乱を示す何百ものメール」を受けたアップルはアーリーアダプターにストアクレジットを付与した[26]。
2008年2月5日に16GBモデルを発売[27]。同年3月6日にはユーザーが無料でアップグレードしたiPhone OS 2.0対応のアプリケーションを開発者が製作するためのSDKをリリースした。6月9日、アップルはiPhone 3Gを発表し7月11日に出荷を開始した[28]と同時に初代iPhoneは販売を終了した。総売上台数は6,124,000台だった[2]。
アップルが「初代iPhone」のことを「iPhone」と表記するようになったのは2010年7月のプレスリリースからである[29]。
デザイン [編集]
初代iPhoneには3.5インチ (89 mm)のガラス製マルチタッチスクリーンが搭載されている。また、5つの物理的なボタンはiPhoneの後継機種にも受け継がれている。そしてメタルフレームはクロムメッキ (Chrome plating) 仕様である。背面がアルミニウムと黒のプラスチックになっているのは金属でセルラーやWi-Fi信号をブロックしなければならないためである[30]。
カメラは背面の左上に搭載されている。ヘッドホンソケットはアダプタを使わないほとんどのヘッドセットと互換性がない作りになっており、他のモデルとは異なっている[31]。
ソフトウェア [編集]
iPhoneは販売している間、OS Xで動作していると称して販売されていたが、オペレーティングシステムの名前はiPhone 2.0 SDKにてiOSであることが明らかにされた。アップルは初代iPhoneにバンドルされていたのを含めて5つの主要なiPhone対応ソフトウェアをリリースしている。
現在では初代、3GのiPhoneでのソフトウェアアップデートは終了しているが、非公認のサードパーティがAndroidをiPhoneで起動させるためなどのカスタムファームウェアを制作している。
ソフトウェアのバージョンアップ [編集]
初リリースのオペレーティングシステムにはビジュアルボイスメール、マルチタッチジェスチャー、HTMLメール、Safariウェブブラウザ、スレッドテキストメッセージング、YouTubeが使用可能だったが、MMS、アプリケーション、コピー・アンド・ペーストはサポートされていなかったため、脱獄することによってそれらの機能を使用可能にしようとした。公式的なソフトウェアアップデートでそれらの機能は段階的に追加されていった。
2008年7月11日のiPhone OS 2.0によってアプリケーション、Microsoft Exchangeに対応、プッシュメールが追加された。
2009年6月17日のiPhone OS 3.0ではコピー・アンド・ペースト、新しいYouTubeの機能が追加されたが、初代iPhoneは対応から外された。
iPhone 3Gと同じCPU/RAM/GPUを搭載している初代iPhoneだったが、3Gと異なりiOS4にアップデート出来ないため、初代iPhoneにiOS 4/5の機能を移植させるサードパーティ製プロジェクトがある[32]。
評価 [編集]
ニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルはiPhoneの評価に関して肯定的かつ慎重な論調だった。主な批判としてAT&Tの2.5G EDGEネットワークが比較的遅いことと、携帯電話として3Gサービスを使うことができないことを挙げている。
ウォール・ストリート・ジャーナルの技術コラムニストであるウォルター・モスバーグは「いくつかの欠点や機能の足りない点はあるものの、iPhoneはハンドヘルドコンピュータよりバランスが取れていて美しい。」と述べている[33]。
タイム誌はiPhoneを2007年における「今年の発明品」に選出している[34]。
関連項目 [編集]
脚注 [編集]
- ^ Dalrymple, Jim (July 28, 2009), iPhone manufacturer to pay family of dead worker, CNET 2010年4月6日閲覧。
- ^ a b Table of iPhone sales by quarter 2010年6月21日閲覧。
- ^ Main Page – iDroidWiki, Idroidproject.org 2010年11月11日閲覧。
- ^ iPod and iPhone Battery and Power Specifications, iPodBatteryFAQ.com 2009年5月12日閲覧。
- ^ Patterson, Blake (July 7, 2008), Under the Hood: The iPhone’s Gaming Mettle, touchArcade 2009年3月20日閲覧。
- ^ Dilger, Daniel Eran (March 20, 2008), iPhone 2.0 SDK: Video Games to Rival Nintendo DS, Sony PSP, RoughlyDrafted Magazine 2009年5月12日閲覧。
- ^ Apple (Samsung S5L8900) applications processor with eDRAM, SUBM TechInsights 2009年5月12日閲覧。
- ^ Clarke, Peter (July 6, 2007), “Update: U.K. graphics specialist confirms iPhone design win”, EE Times: p. 2 2009年6月20日閲覧。
- ^ iPhone – Tech Specs, Apple; Wayback machine, (July 14, 2007), オリジナルのJuly 14, 2007時点によるアーカイブ。 2009年1月19日閲覧。
- ^ Dolan, Brian, Timeline of Apple "iPhone" Rumors (1999–Present) 2008年2月17日閲覧。
- ^ Honan, Mathew (2007年1月9日). “Apple unveils iPhone”. Macworld 2008年4月6日閲覧。
- ^ cfgvhbj, Peter (2007年1月9日). “Macworld Expo Keynote Live Update”. Macworld 2007年2月1日閲覧。
- ^ ウォルター・モスバーグ; カラ・スウィッシャー (2010年6月2日). D8: Steve Jobs on the iPhone's Origin. All Things Digital.. 該当時間: 0:20 2010年6月20日閲覧。
- ^ Murtazin, Eldar (2010年6月20日). “Apple's Phone: From 1980s' Sketches to iPhone. Part 3”. Mobile-review 2011年3月27日閲覧。
- ^ Vogelstein, Fred (January 9, 2008), “The Untold Story: How the iPhone Blew Up the Wireless Industry”, Wired News (Condé Nast Publications): p. 4 2008年1月10日閲覧。
- ^ Lewis, Peter (2007年1月12日). “How Apple kept its iPhone secrets”. CNNMoney.com 2009年1月11日閲覧。
- ^ Vogelstein, Fred (January 9, 2008), “The Untold Story: How the iPhone Blew Up the Wireless Industry”, Wired News (Condé Nast Publications): p. 4 2008年1月10日閲覧。
- ^ Cohen, Peter (March 13, 2007), “Macworld Expo Keynote Live Update”, Macworld 2010年7月21日閲覧。
- ^ Farber, Dan (January 9, 2007), “Jobs: Today Apple is going to reinvent the phone”, ZDNet "Between the Lines" blog 2010年6月20日閲覧。
- ^ Jobs, Steve (2007年1月19日). Macworld San Francisco 2007 Keynote Address. San Francisco: Apple, Inc..
- ^ (PDF) Apple Inc. Q3 2007 Unaudited Summary Data, Apple Inc., (July 25, 2007) 2008年6月6日閲覧。
- ^ Hart, Kim; Valle Sabrina (2007年6月30日). “Macworld Expo Keynote Live Update”. The Washington Post 2007年2月1日閲覧。
- ^ Johnson, Bobbie (2007年6月30日). “iPhone causes big Apple swarm in Big Apple storms”. The Guardian (London) 2007年2月1日閲覧。
- ^ Apple Sets iPhone Price at $399 for this Holiday Season, Apple 2010年6月21日閲覧。
- ^ Apple Sells One Millionth iPhone, Apple 2010年6月21日閲覧。
- ^ Jobs, Steve, To all iPhone customers:, Apple
- ^ Apple Adds New iPhone & iPod touch Models, Apple 2010年6月21日閲覧。
- ^ Apple Introduces the New iPhone 3G, Apple 2010年6月21日閲覧。
- ^ Statement by Apple on iPhone 4 reception issues, Apple, (2010年07月02日) 2010年07月02日閲覧。
- ^ That damned recessed iPhone headphone jack, ZDNet, オリジナルの2009-06-29時点によるアーカイブ。 2012年9月1日閲覧。
- ^ That damned recessed iPhone headphone jack, ZDNet, オリジナルの2009-06-29時点によるアーカイブ。 2012年9月1日閲覧。
- ^ Whited00r
- ^ “iPhone rush despite mixed reviews”. The Australian. (2007年7月3日) 2007年2月1日閲覧。
- ^ Grossman, Lev (2007年10月31日). “Invention Of the Year: The iPhone”. Time 2008年6月6日閲覧。
外部リンク [編集]
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