WebKit
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| WebKit | |
|---|---|
| 開発元 | Apple Inc., Trolltech, Nokia, Adobe, Google, 他 |
| 対応OS | クロスプラットホーム |
| 種別 | アプリケーションフレームワーク |
| ライセンス | LGPL/BSD-style |
| 公式サイト | http://webkit.org/ |
WebKit(ウェブキット)はアップルが中心となって開発されているオープンソースのHTMLレンダリングエンジン群の総称である。HTML、CSS、JavaScript、SVGなどを解釈する。
目次 |
[編集] 概要
Mac OS X v10.3以降に搭載されているMac OS X標準のWebブラウザ、Safariの基礎を成している。プログラマは僅かな作業でその機能を外部アプリケーションから利用できる。
2008年3月26日、WebKit r31356(最初のスコア100はr31342)が、世界で最初に公開されたAcid3(Web標準準拠の指標の一つ)に合格したレンダリングエンジンとなった[1]。2008年9月25日、スムーズなアニメーションを含め、Acid3を完全にパスしたと発表[2]。
Objective-CからWebKitのAPIにアクセスすることでWebサーバとの通信、Webページの取得および表示、外部プラグインの利用などを扱うことができる。
WebKitはKHTMLを基にしたHTMLパーザかつレンダラであるWebCoreと、KJSを基にしたJavaScriptエンジンであるJavaScriptCoreを下位ライブラリとして含む。両方のライブラリともパフォーマンス向上やWebサイトの表示の改善、Web標準へのさらなる準拠のために、基となったKDEの実装からかなりの修正が加えられている。
2005年6月7日、Safariの開発者Dave Hyattは自身のブログ上でAppleがWebKitをオープンソース化し(それまではWebCoreとJavaScriptCoreのみがオープンソースであった)、CVSとBugzillaへのアクセスを公開することを発表した[3]。これに関してはBertrand SerletがAppleのWWDC 2005にて初めて公式発表を行っている。また、2006年1月10日にCVSからSubversionに移行した。
2008年6月2日、発表時点で従来より1.6倍の高速化を果たした、新たなJavaScriptCoreとしてバイトコードインタプリタVM[4]のSquirrelFishが発表された[5]。また、9月18日には、SquirrelFishよりおよそ2倍の高速化を果たしたSquirrelFish Extreme(SFX)が発表された[6]。
当初Mac OS Xのために開発されたため、WebKitを使用したウェブブラウザはMac OS X専用のものが多かったが、Apple自身がWindows版のSafariの開発にも用いている。また、WebKitを初めてWindows環境に移植したSwiftというブラウザが以前開発されていた。
最近ではWebKitはMac OS X以外のプラットフォームでも活用され始めている。
- Nokiaは、自社のSymbian OS上のインターフェース環境S60 3rd Editionのブラウザ用に、WebKitをS60に移植した (S60 WebKit)[7]。
- Adobeは、Flash、Flex、HTML、JavaScript、Ajaxの技術を用いて、高度なインターネットアプリケーションを構築するクロスプラットフォームなランタイムであるAIR(コードネームApollo)において、HTMLやJavaScriptを処理するエンジンとしてWebKitを採用している[8]。また、Adobe Dreamweaver CS4での採用が発表された[9]。
- Googleは、Google Chromeや携帯電話プラットフォームAndroidで採用している[10]。
- WebKit/GTK+は、GTK+向けのポート。様々なWebブラウザやメールクライアント等で利用されている[11]。
- Windows向けのウェブブラウザであるLunascapeは、バージョン5.0αから、WebKitを選択可能なエンジンの一つとして搭載。
- Iris Browserは、Touch MobileによるWebKitをベースにした、QTとQtopia、Windows Mobile向けブラウザ。1.0.5PreviewよりWindows Mobile 5もサポートされた[12]。
[編集] ライセンス
ライセンスはLGPLの部分と、修正BSDライセンスの部分が混在している。KHTML由来の部分はLGPLである。また、例えば、Cameron Zwarichが最初のバージョンを作った、JavaScriptCoreのVM版は、BSDライセンスである。
[編集] WebKitを使用するソフトウェア
[編集] ウェブブラウザ
- Mac OS X及びWindows向け
- Windows向け
-
- Google Chrome(Mac OS X 及びLinux版も開発予定)
- Swift (for Windows)
- Lunascape(5.0α以降)
- SRWare Iron
- モバイル向け
-
- Iris Browser (for Windows Mobile 5/6)
[編集] その他のソフトウェア
- Mac OS X及びWindows向け
-
- iTunes
- AIR
- Dreamweaver CS4 - Webオーサリングソフト
- モバイル向け
-
- Android - Googleの提唱する携帯電話用プラットフォーム
- iPhone - OS Xに内包され、SafariやMail等で利用されている
- Palm WebOS-Palm社のAccess Linux Platform (ALP)をベースとした携帯電話用プラットフォーム
[編集] 脚注
- ^ WebKit achieves Acid3 100/100 in public build
- ^ Full Pass of Acid3
- ^ http://weblogs.mozillazine.org/hyatt/archives/2005_06.html#008281
- ^ SquirrelFish – WebKit – Trac
- ^ Surfin’ Safari - Blog Archive » Announcing SquirrelFish
- ^ Introducing SquirrelFish Extreme
- ^ http://www.nokia.co.jp/about/release_060524.shtml ノキア、'Web Browser for S60'エンジンのコードをオープンソース・コミュニティに公開
- ^ Adobe Integrated Runtime(AIR)
- ^ Adobe Dreamweaver CS3 10 周年記念イベント レポート
- ^ What is Android?
- ^ WebKitGtk - GNOME Live!
- ^ Touch Mobile
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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