KDE
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| K Desktop Environment | |
|---|---|
| 開発元 | The KDE Team |
| 最新版 | 4.2.4 / 2009年6月3日 |
| 対応OS | クロスプラットフォーム |
| 種別 | デスクトップ環境 |
| ライセンス | GNU General Public Licenseほか |
| 公式サイト | http://www.kde.org |
KDE (K Desktop Environment) は、X Window System上などで動作するデスクトップ環境である。この分野ではGNOMEと双璧をなす存在で、Slackware、SUSE、KNOPPIX、Kubuntu、TurbolinuxなどのLinuxディストリビューションの他、PC-BSDやDesktopBSDといったFreeBSDディストリビューションが標準で採用している。
GPLなどライセンスで提供されていて、フリーソフトウェアである。
目次 |
[編集] 沿革
- 1996年10月14日 - マティアス・エトリッヒが KDEプロジェクトを開始[1]
- 1998年7月12日 - KDE 1.0リリース
- 1999年2月6日 - KDE 1.1リリース
- 2000年10月23日 - KDE 2.0リリース
- 2001年2月26日 - KDE 2.1リリース
- 2001年8月15日 - KDE 2.2リリース
- 2002年4月3日 - KDE 3.0リリース
- 2003年1月28日 - KDE 3.1リリース
- 2004年2月3日 - KDE 3.2リリース
- 2004年8月19日 - KDE 3.3リリース
- 2005年3月16日 - KDE 3.4リリース
- 2005年11月29日 - KDE 3.5リリース
- 2008年1月11日 - KDE 4.0リリース
- 2008年7月29日 - KDE 4.1リリース
[編集] 概要
KDEのKはとくに意味はない。創始者が発足時に"Kool Desktop Environment"と称していたが、"K"は特別意味を持たせないことがすぐに決められた。デスクトップ環境Common Desktop Environment(CDE)をもじって命名したともされる。
なお、収録されていたヒント(KTip)の一つに、「Linuxの頭文字"L"の前のアルファベットだ」とする記述が見受けられたが、この説は正しくない[2]。
インタフェースは、明らかにMicrosoft Windowsからの影響が見られる。デフォルトで画面下部に配置されるパネルには、タスクバー、アプリケーションランチャ、システムトレイ、ページャ(仮想デスクトップ)などを備える。freedesktop.orgを通じて、他のデスクトップ環境との操作体系の互換性も確保されている。
ウィンドウマネージャにはKWinを採用し、ルック・アンド・フィールは、KDE標準、Windows風、BeOS風など、導入時点から複数のテーマを利用できるほか、インターネット上にも多数公開されている。壁紙は、仮想デスクトップ毎に変更することや、アプリケーションの出力を表示することもできる。
KDE4からはファイルマネージャとしてDolphinを標準で採用している。Dolphinの採用以前にファイルマネージャとしても使用されていた、ウェブブラウザのKonquerorは、KDEチームが独自に開発したレンダリングエンジンであるKHTMLを搭載する。
環境設定はKControlから管理できる。このアプリケーションでは、KDEの環境だけではなく、KDMというログインアプリケーションや、ハードウェアへの設定変更もできるようになっている。
その他、オフィススイート(KOffice)やメールソフト(KMail)、テキストエディタ(KEdit、KWriteやKate)などの多くのアプリケーションを含む。
KDE4が現行のバージョンで、すでに安定版(4.1.x)がリリースされている。最大の変更はこれまで別種のアプリケーションとして提供されていたルートウィンドウ(KDesktop)、パネル(Kicker)、ウィジェットエンジン(SuperKaramba)をPlasmaに統合したこと。これによって操作感が刷新されたほか、古いウィンドウマネージャとの互換性を高めた。ファイルマネージャには、KDE4よりKonquerorに替わりDolphinが採用された(Konquerorも利用できる)。そのほか、ハードウェアとの関係が強化され、洗練されたマルチメディア環境が整えられた。
Konquerorなど、KDEアプリケーションの一部はKDE Windows ProjectによってWindows向けに移植されている[3]。Mac OS Xにも移植されている[4]。
[編集] KDEアプリケーション
- Konqueror
- ウェブブラウザ兼ファイル管理ソフトウェア。機能的にはWindowsのExplorerとInternet Explorerを模倣した性格を持つものだが、タブ機能、多彩なコンテキストメニュー(ファイルのコピー、移動などがコンテキストメニューから行える)、画像データやテキストデータのプレビューなど、独自の機能を多数備える。ウェブブラウズの機能には、KHTML及びKJSが搭載されている。
- KEdit
- KDEのテキスト編集部分を担うSDIアプリケーション。普段は、KonquerorのプレビューやKDevelopのテキスト編集に利用されており、単体のアプリケーションとしては、KWriteやKateなどが使われる。KEditにはテキスト編集に利用する最低限の機能しか持たない。より高機能なテキスト編集用にはKWriteやKateが用意されている。
- KDevelop
- KDEアプリケーション及びQt用アプリケーションを作成するための統合開発環境。これと、デザイナを組み合わせることによって、GUIアプリケーションの開発が容易に行える。基本的にはC/C++の開発環境ではあるが、他にもPerlやRubyといったスクリプティング言語の開発にも利用できる。
- Umbrello
- UMLドローイングツール。クラス図を基にしてC++、Java、PHPのソースコードを自動的に生成できる。以下のダイアグラムの作成が可能。クラス図、シーケンス図、コラボレーション図、ユースケース図、ステートチャート、アクティビティ図。
- Kontact
- MS-OfficeのOutlookに似たPIM。メール管理部分にKMailを採用。アドレス管理、TODOリスト管理、カレンダー、RSSビューワなどの多くの機能を備えている。
- KMail
- 電子メールクライアント。ネットワーク上のメールの他、Unixらしく、Maildirの読み書きもできる。また、学習機能付きのアンチスパム機能も備える。
- Kopete
- インスタントメッセンジャー
- KOffice
- 「Kword」(ワープロ)、「Kspread」(表計算)、「Kchart」(グラフ作成ツール)、「Kpresenter」(プレゼンテーション)、「Kivio」(図形作成ソフト)、「Kfomula」(数式作成ソフト)、「Krita」(画像作成ソフト)、などからなるオフィススイート。各ソフトウェアを個別に利用できるが、「Kofice ワークスペース」という統一されたインタフェースから、それらのアプリケーションを一括して利用できる。
- KMPlayer
- 音楽、画像、動画などを一括して利用できる統合メディアプレイヤー。MPlayerをベースとしたアプリケーションで、MPlayerで利用できるコーデックを使って、様々なデータを再生できる。
- Amarok
- 音楽管理ソフト。ローカルディスク内のMP3、Ogg Vorbisなどの音楽データをタグを読み取って統一的に利用できる。また、last.fmへの接続インタフェースも備えており、これにより、再生した楽曲の情報をネットワーク上に送ることができる。
- KBabel
- gettextのpoファイルを編集するためのソフト。ソフトウェアを開発する際は、これを使って様々な言語のためのインタフェースを作成できる。
- Plasma
- デスクトップとパネルウィジェットエンジン
- Phonon
- マルチメディアフレームワーク
- Solid
- デバイス統合フレームワーク
- Sonnet
- スペルチェッカー
- ThreadWeaver
- より効果的にマルチプロセッサーシステムを活用するためのライブラリ
他にも、様々なアプリケーションがKDEアプリケーションとして開発されているが、KDEを採用するプロジェクトによって採用するアプリケーションはまちまちである。従って、上記にあがっているアプリケーションや、KDEプロジェクトのページからたどれるアプリケーションでも、利用するには自分で手を入れなければならない場合もある。
[編集] 旧KDEアプリケーション
[編集] KDE4のスクリーンショット
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KDE 4.0 Alpha 1 。Dolphinと初期のOxygenアイコンが見える。 |
Beta 4 。新しいKickoffメニューが見える。 |
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[編集] 脚注
- ^ KDE開発の発表
- ^ "Bug#26414: incorect tip KDE acronym" (英語). 2008年12月23日 閲覧。
- ^ Projects/KDE on Windows/Installation
- ^ KDE on Mac OS X
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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