プライバシーモード
プライバシーモードとは一部のウェブブラウザに搭載されている、履歴などプライバシーに関わる情報を保護する(ウェブサイト閲覧後に記録を自動で削除する)機能の総称。アダルトサイト閲覧に適した機能(英語では俗称ポルノモード)とも言われる。[1]
通常、ウェブブラウザは履歴と共に画像、テキスト、ビデオなどをキャッシュに格納している。プライバシーモードはこれらの履歴データやCookie、Flash Cookie(Flash Player 10.1以降がインストールされた環境のみ)などを保存せずにブラウジングを行う機能である。選択されたセッションの間のみ、これら履歴情報の保存を無効化する。このため通常と同様のウェブ閲覧は可能だが、閲覧を終えた後で履歴やキャッシュは削除され、閲覧したサイトの情報を調べることはできなきくなる。ただし、サーバー側ではIPアドレスの判別などで個人を識別することができるため、この機能はユーザーの端末側でプライバシーを保護する効果しかない。
プライバシーモードが最初に提供されたのは、2005年である。Mac OS X v10.4にバンドルされたSafariにプライバシー機能として実装された。[1]その後他のブラウザでも同様の機能が実装され、2008年頃には報道機関とIT系ウェブサイトの主導でInternet Explorer 8のベータ版にもプライバシーモードが実装された。[2][3][4]
プライバシーモードを使用した場合、ブラウザの履歴保存設定を無視してセッション終了後にすべての閲覧データを削除する。しかしSilverlightのようなプラグインでは、特定のCookieを保持することも可能である。
対応ブラウザ [編集]
プライバシーモードはブラウザによって異なる名称がつけられている。また、プライバシーモードがタブ単位で適用されるかウインドウ単位で適用されるかなどはブラウザによって異なる。
| 日付 | ブラウザ | 機能の名称 |
|---|---|---|
| 2005年4月29日 | Safari 2.0 | プライベートブラウジング |
| 2008年12月11日 | Google Chrome 1.0 | シークレットウインドウ |
| 2009年2月20日 | Arora 0.5[5] | プライバシーモード |
| 2009年3月19日 | Internet Explorer 8.0 | InPrivateブラウズ |
| 2009年6月30日 | Mozilla Firefox 3.5[6] | プライベートブラウジング |
| 2010年2月21日 | シイラ 2.3 | プライベートブラウジング |
| 2010年3月2日 | Opera 10.50[7] | プライベートタブ / プライベートウインドウ |
| 2010年3月23日 | Maxthon 2.5.12.4534[8] | プライベートブラウジング |
参考資料 [編集]
- ^ a b Trapani, Gina (2005年3月4日). “Safari's private (porn) browsing mode”. Lifehacker.com. 2010年4月11日閲覧。
- ^ Foley, Mary Jo. “Microsoft to roll out more granular 'porn mode' with IE 8”. ZDNet. 2008年10月4日閲覧。
- ^ Sadighi, Lalee. “Microsoft's Internet Explorer 8 Goes 'Porn Mode'”. Red Herring. 2008年10月4日閲覧。
- ^ Kidman, Angus. “Microsoft releases IE8 beta 2: MS porn mode included”. APC. 2008年10月4日閲覧。
- ^ Meyer, Benjamin. “0.5!”. 2009年12月24日閲覧。
- ^ “Mozilla Cross-Reference mozilla1.9.1”. mozilla. 2009年5月26日閲覧。
- ^ Mateu, Roberto. “Opera 10.5 pre-alpha for Labs”. Opera Software. 2009年12月22日閲覧。
- ^ “Maxthon Browser Changelog”. Maxthon. 2010年4月11日閲覧。
外部リンク [編集]
- Mozillaブラウザにおけるプライベートブラウジングの仕様 (英語) - Mozilla Wiki