FLOSS

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FLOSS (フロス) は、Free/Libre and Open Source Software の頭字語であり[注釈 1]フリーソフトウェアオープンソースソフトウェアをまとめて表現する語である。Free/Open Source Software の頭字語を取って FOSS とも呼ばれる。

目次

FLOSSという名称の背景[編集]

古くからフリーソフトウェアという用語はあったが、自由なソフトウェアを扱う企業からみるといくつかの問題点があった。そのため、1998年には中立的な用語としてオープンソースという用語が作られ、多くのユーザーや開発者、マスメディアに広まった。しかし、その一方で、フリーソフトウェア運動の創始者であるリチャード・ストールマンは、その用語が意図を厳密には表していないとして、これを非難した[1]

その結果、フリーソフトウェアやオープンソースという区分のソフトウェアの双方を包括する表現として FOSS (Free/Open Source Software) や FLOSS が使われるようになっていった。

FOSS と FLOSS[編集]

Free/Open Source Software という英語頭字語である FOSS は、時が経つにつれ、より多くの言語で概念を伝えるために FLOSS となっていった[注釈 2]。L は「自由な」を意味するフランス語やスペイン語の libre、イタリア語の libero を表す。

フリーソフトウェアやオープンソースの概念を生み出した陣営はそれぞれの用語を生み出した経緯もあり、FLOSSなどの頭字語を支持する立場ではない。しかし、両陣営間での摩擦を望んでいる訳ではないため、両者の関係を良好にするこの用語を歓迎している。事実、フリーソフトウェアの創始者であるリチャード・ストールマンは、公共の場でもこの頭字語を用いている。とりわけ、研究プロジェクトなどではこの頭字語を使って中立性を保っている[2]

2004年末には、FLOSSという頭字語は、南アフリカ共和国[3]やスペイン[4]、ブラジル[5]を含むいくつかの国の英語での公式文書内で使われている。しかし、スペイン・ポルトガル語で書かれた文書にはこの頭字語は用いられておらず、というのはlibreまたはlivreでは誤解が生じることなく十分だからである。

ただし、概念は今のところ定義されていないので、より良い理解を行うためにその概念を明文化して説明することが望まれている。


脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ libre はフランス語で「自由な」の意。
  2. ^ ドイツ語の「自由な」は frei であるため FOSS にすでに入っている。

出典[編集]

  1. ^ Richard M. Stallman 「第6章「オープンソース」ではなく「フリーソフトウェア」と呼ぶべき理由」『フリーソフトウェアと自由な社会 Richard M. Stallmanエッセイ集』 訳者: 株式会社ロングテール/長尾高弘、アスキー、2003年5月11日、初版、89ページから98ページ。ISBN 4-7561-4281-8
  2. ^ Free Software - Free Society! : リチャード・ストールマンとのインタビュー、2004年。
  3. ^ Free/Libre and Open Source Software and Open Standards in South Africa: A Critical Issue for Addressing the Digital Divide、National Advisory Council on Innovation (NACI) による。2004年7月。
  4. ^ FLOSS deployment in Extremadura, Spain、Interoperable Delivery of European eGovernment Services to public Administrations, Business and Citizensによる。2003年10月。
  5. ^ Relatório da ONU aponta o Software Livre (FLOSS) como melhor、softwarelivre.orgにて。2004年2月2日。

外部リンク[編集]

関連項目[編集]