ティム・バーナーズ=リー

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ティム・バーナーズ=リー
Tim Berners-Lee
ティム・バーナーズ=リー(2012年)
国籍 イギリスの旗 イギリス
居住地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国マサチューセッツ州[1]
生誕 1955年6月8日(59歳)[1]
イングランドの旗 イングランドロンドン[1]
最終学歴 オックスフォード大学クイーンズ・カレッジ
職業 計算機科学者
両親 父:コンウェイ・バーナーズ=リー
母:メアリー・リー・ウッズ
業績
所属機関 World Wide Web Consortiumマサチューセッツ工科大学およびサウサンプトン大学
成果 World Wide Webの発明
公式サイト
Tim Berners-Lee
補足
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サー・ティモシー・ジョン・バーナーズ=リー英語: Sir Timothy John Berners-Lee, OM, KBE, FRS, FREng, FRSA1955年6月8日 - )は、イギリス計算機科学者ロバート・カイリューとともに、World Wide Web(WWW)を考案し、ハイパーテキストシステムを実装・開発した人物である。URLHTTPHTML の最初の設計は彼によるもの。

経歴[編集]

黎明期の電子計算機の一つである Manchester Mark Iの開発チームに参加していた数学者夫妻コンウェイ・バーナーズ=リーとメアリー・リー・ウッズのもと、ロンドンに生まれる。

1973年にロンドンのエマニュエル校を卒業後、オックスフォード大学クイーンズ・カレッジに進学し物理学を専攻。在学時には自身最初のコンピュータをはんだごてTTLゲート、M6800プロセッサ、中古のテレビ受像機を使って組み立てたこともあり[2]、大学のコンピュータで友人とハッキングをして使用禁止にされたりもしたという[3]1976年に卒業後、英プレッセイ電信電話会社に2年間勤務。分散トランザクションシステムやメッセージ転送、バーコード技術などを担当した。1978年に英 D・G・ナッシュ社に転職し、インテリジェントプリンタ用のソフトウェアやマルチタスクOS などを開発した。

バーナーズ=リーが CERN で使用したNeXTcube。初のWebサーバとなった。

その後会社を辞めて個人でコンサルタントを営み、1980年6月にスイスジュネーヴ欧州原子核研究機構(CERN)にソフトウェア技術のコンサルタントとして6ヶ月間在籍した。バーナーズ=リーは数千人に上る研究者や参加者に効率よく情報を行き渡らせるためのシステム開発を命じられるが、折しもバーナーズ=リーは個人的開発作業の一環として、ランダムに他の文書と連結できる仕組みを持ったENQUIREを開発していた。公表はされなかったものの、WWW の概念の基礎となるものであった。

1981年から4年間英イメージ・コンピュータ・システムズ社の技術デザインの責任者を務めた後、1984年にCERNへ復帰すると科学データ閲覧のための分散リアルタイムシステムに関する業績でフェローシップを贈呈される。1989年3月、後にWWWへ発展することになる、CERN内の情報にアクセスするためのグローバルハイパーテキストプロジェクトの提案を公式に行う[4]。上司Mike Sendallや同僚ロバート・カイリューの支援も受け、1990年11月にはより具体化した提案書 "WorldWideWeb: Proposal for a HyperText Project" を提出[5]。同年12月にNEXTSTEP上で世界初のWebサーバであるhttpdと世界初のウェブブラウザHTMLエディタであるWorldWideWebを構築する[6]

1991年8月6日には「World Wide Web プロジェクトに関する簡単な要約」をalt.hypertext ニュースグループに投稿[7]。この日、WWWはインターネット上で利用可能なサービスとしてデビューした。同日、世界最初のウェブサイト http://info.cern.ch/ が設立されている。公開に際しては社会全体への貢献を第一に考え、特許を一切取得せず使用料も徴収しなかった。CERNは1993年4月30日、WWW を誰に対しても無償で開放することを発表した[8]

1994年マサチューセッツ工科大学に着任した直後 World Wide Web Consortium(W3C)を設立。WWWの仕様や指針、標準技術を策定・開発することで、WWWの可能性を最大限に導くことを目的としている。1999年MITコンピュータ科学研究所内の 3Com 創業者会会長に就任。2004年12月にはサウサンプトン大学電子コンピュータ科学部の学部長兼教授に就任し、次世代のWeb技術として、Semantic Web技術の標準化を進めている。

2007年現在マサチューセッツ州に在住し[1]、W3CのディレクターとしてWWWに使用される各種技術の標準化を進める傍ら、MITコンピュータ科学・人工知能研究所の上級研究科学者を兼務し分散情報グループ(Decentralized Information Group, DIG)の指揮を取っている。

2009年 World Wide Web Foundationを設立した。[9]

栄誉[編集]

ティム・バーナーズ=リー(2005年11月18日)

著書[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d Berners-Lee biography at the World Wide Web Consortium
  2. ^ Berners-Lee, Tim. “Longer Bio for Tim Berners-Lee” (英語). World Wide Web Consortium. 2007年7月20日閲覧。
  3. ^ Tim Berners-Lee / Great British Design Quest : Software Engineer (1955-) - Design/Designer Information” (英語). Design Museum. 2007年7月20日閲覧。
  4. ^ Berners-Lee, Tim (1989年3月). “The original proposal of the WWW, HTMLized” (英語). World Wide Web Consortium. 2007年7月20日閲覧。
  5. ^ Berners-Lee, Tim; Robert Cailliau (1990年11月12日). “WorldWideWeb: Proposal for a HyperText Project” (英語). World Wide Web Consortium. 2007年7月20日閲覧。
  6. ^ Berners-Lee, Tim. “Tim Berners-Lee: WorldWideWeb, the first Web client” (英語). World Wide Web Consortium. 2007年7月20日閲覧。
  7. ^ WorldWideWeb: Summary - alt.hypertext, Googleグループ
  8. ^ 10 Years Public Domain” (英語). 欧州原子核研究機構. 2007年7月20日閲覧。
  9. ^ http://www.webfoundation.org/
  10. ^ 1996年「C&C賞」(平成8年度)受賞者の決定について”. C&C財団 (1996年9月20日). 2007年7月15日閲覧。
  11. ^ MIT scientist Timothy Berners-Lee with $270,000 MacArthur Fellowship” (英語). マサチューセッツ工科大学 (1998年6月2日). 2007年7月15日閲覧。
  12. ^ Tim Berners Lee - Time 100 People of the Century”. タイム. 2010年5月5日閲覧。 “He wove the World Wide Web and created a mass medium for the 21st century. The World Wide Web is Berners-Lee's alone. He designed it. He loosed it on the world. And he more than anyone else has fought to keep it open, nonproprietary and free.”
  13. ^ ICTlogy, review of ICT4D » Tim Berners Lee: doctor honoris causa”. Open University of Catalonia (2008年10月10日). 2010年5月5日閲覧。
  14. ^ http://www.computerhistory.org/fellowawards/index.php?id=88
  15. ^ WWW発明のバーナーズ・リー氏、Millennium Technology Prize受賞”. ITmedia (2004年4月16日). 2007年6月14日閲覧。
  16. ^ WWW発明のバーナーズ・リー氏にナイトの称号”. ITmedia (2004年7月16日). 2007年6月14日閲覧。
  17. ^ Sturgeon, Will (2005年2月1日). “T・バーナース・リー、「Greatest Briton 2004」を受賞”. CNET Japan. 2007年6月14日閲覧。
  18. ^ "Top 100 living geniuses" デイリー・テレグラフ 2007年10月28日
  19. ^ Schorow, Stephanie (2007年1月5日). “Tim Berners-Lee receives Draper Prize” (英語). マサチューセッツ工科大学. 2007年6月14日閲覧。
  20. ^ Web inventor gets Queen's honour” (英語). BBCニュース (2007年6月13日). 2007年6月14日閲覧。
  21. ^ Timothy Berners-Lee Elected to National Academy of Sciences”. Dr. Dobb's Journal. 2010年5月5日閲覧。
  22. ^ (オランダ語) アムステルダム自由大学 (2008年7月22日). “Uitvinder World Wide Web krijgt eredoctoraat Vrije Universiteit”. 2010年5月5日閲覧。
  23. ^ (オランダ語) NU.nl (2008年7月22日). “'Bedenker' wereldwijd web krijgt eredoctoraat VU”. 2010年5月5日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]