コンピュータ歴史博物館

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マウンテンビューのコンピュータ歴史博物館
コンピュータ歴史博物館のCray-2スーパーコンピュータ
コンピュータ歴史博物館に展示されているGoogleのカスタムのサーバーラック

コンピュータ歴史博物館Computer History Museum)は、カリフォルニア州マウンテンビューにある1996年設立の博物館である。

歴史[編集]

ボストンのコンピュータ博物館(The Computer Museum)英語版が歴史に関するコレクションをカリフォルニアのMoffet Fieldに送って、そこに博物館を設立したのがコンピュータ歴史博物館の始まりである。したがって最初はコンピュータ博物館の西海岸部門という扱いで、名前もコンピュータ博物館歴史センターComputer Museum History Center)だった[1]。2001年に現在の名前に変わり、この情報時代のストーリーや制作物とその影響とを保存し展示する専門の施設として運営されている。元のコンピュータ博物館は1999年に閉鎖されて、そこの展示物は一度全部ボストンの科学博物館に移設されたが、2000年2月、歴史的価値のある残りの展示物が現在のコンピュータ歴史博物館に移された。当初、博物館はMoffet Fieldの以前は海軍基地の家具屋として使われていた古いビルに入居していたが、その後現在のビル(このビルは以前シリコングラフィックスのものだった)を取得し、そこに2003年に移転した。

現在[編集]

以前はメディア担当責任者だったJohn Hollarが、2008年7月からコンピュータ歴史博物館のCEOを務めている。博物館で展示されているものは、コンピュータの歴史の主要なマイルストーンに関する展示物、コンピュータチェスの歴史、シリコンバレーの企業や人々の発明品などである。チャールズ・バベッジが1840年代にデザインして、その後ロンドンの科学博物館が制作した階差機関も、2008年5月10日から2009年12月にかけて展示されている。[2][3]

博物館の1,400m²にもなる「コンピュータの年表」(Timeline of Computing History)という展示は、この2000年間のコンピューティングの歴史をカバーする予定で、2009年末に公開される予定である。

コンピュータ歴史博物館は、世界最大級の重要なコレクションを所有している。多数のレアな物あるいは一点物が展示されており、そのなかにはCray-1スーパーコンピュータ、Cray-2Cray-3、Cray-4のパーツ、ユタティーポット、Neiman Marcusの1969年のキッチンコンピュータ、Hewitt Craneの磁気論理回路のみからなるコンピュータ、Apple I、カスタマイズされたWebサーバが搭載されたGoogleの初期のサーバーラック[4]、世界で最初のコインを入れて遊ぶビデオゲームの筐体などがある。

案内人や受付のボランティアグループに参加して、コンピュータ歴史博物館の活動を手伝うこともできる。活動には、定期的な展示品ツアー、レクチャー、コンピュータ歴史博物館フェロー賞、コンピュータの復旧[5]、保存作業、そのほか特別イベントなどがある。営業時間内には、ボランティアがバベッジの階差機関を実際に動かしてみせている。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

コンピュータ歴史博物館のそのほかの写真[編集]

座標: 北緯37度24分52秒 西経122度04分37秒 / 北緯37.414371度 西経122.076817度 / 37.414371; -122.076817