グイド・ヴァンロッサム
| グイド・ヴァンロッサム | |
|---|---|
| 生誕 | 1960年1月31日(53歳) オランダ |
| 国籍 | オランダ人 |
| 出身校 | アムステルダム大学 |
| 職業 | コンピュータプログラマ、著述家 |
| 雇用者 | Dropbox[1] |
| 著名な実績 | Python |
| 受賞 | FSFフリーソフトウェア賞(2001年) |
| 公式サイト | |
| www.python.org/~guido/ | |
グイド・ヴァンロッサム(Guido van Rossum、1960年[要出典]1月31日[2] - )は、オランダ人プログラマであり、プログラミング言語Pythonの作者として知られている。Pythonコミュニティでは "Benevolent Dictator for Life"(BDFL、慈悲深き終身独裁者)として知られ、Python開発を常に監督し決定を下す(本人のブログで自身を "Python's BDFL" と紹介している)。2012年末までGoogleに勤務し、勤務時間の半分はPython開発に費やしていた。2013年1月以降はDropboxに勤務している。[1]
目次 |
経歴 [編集]
オランダで生まれ育ち、アムステルダム大学で1982年に数学と計算機科学の修士号を取得した。その後、アムステルダムの国立情報工学・数学研究所 (CWI)、アメリカ国立標準技術研究所 (NIST)、Corporation for National Research Initiatives (CNRI) といった研究機関で働いた。
2005年12月、Googleに雇われた[3]。そこで彼はGoogleのためにウェブベースのコードレビューツールをPythonで書いた[4]。
ヴァンロッサムは2002年、ベルギーのブリュッセルで開催されたFOSDEMにて、フリーソフトウェア財団から2001年度のFSFフリーソフトウェア賞を授与された。また2003年5月にはNLUUG(オランダのUnix/Linuxユーザーグループ)からNLUUG賞を授与された。2006年には Association for Computing Machinery (ACM) から Distinguished Engineer の称号を与えられている。
私生活 [編集]
兄弟の Just van Rossum はタイプフェースデザイナー兼プログラマである。彼のデザインしたフォントは "Python Powered" ロゴに使われている。グイドは現在、アメリカ人と結婚し、カリフォルニア州に住んでいる。
業績 [編集]
1986年、CWI(オランダ国立情報工学・数学研究所)で働いているころ、BSD系UNIX向けのglob()ルーチンを作成し提供した[5][6]。また、プログラミング言語ABCの開発にも携わった。
Python [編集]
Pythonの起源について、ヴァンロッサム自身は1996年に次のように書いている。
Over six years ago, in December 1989, I was looking for a "hobby" programming project that would keep me occupied during the week around Christmas. My office … would be closed, but I had a home computer, and not much else on my hands. I decided to write an interpreter for the new scripting language I had been thinking about lately: a descendant of ABC that would appeal to Unix/C hackers. I chose Python as a working title for the project, being in a slightly irreverent mood (and a big fan of Monty Python's Flying Circus).[7]
- (日本語訳)「6年以上前の1989年12月、私はクリスマス前後の週の暇つぶしのため「趣味」のプログラミングプロジェクトを探していた。オフィスは閉まっているが、自宅にはホームコンピュータがあるし、他にすることがなかった。私は最近考えていた新しいスクリプト言語のインタプリタを書くことにした。それは、ABCからの派生であり、Unix/Cハッカーの注意をひきつけるかもしれないと考えた。ちょっとしたいたずら心から(『空飛ぶモンティ・パイソン』の熱烈なファンだったというのも理由の1つ)、プロジェクトの仮称をPythonにした」
2000年にはさらに次のように書いている。
Python's predecessor, ABC, was inspired by SETL – Lambert Meertens spent a year with the SETL group at NYU before coming up with the final ABC design![8]
- (日本語訳)「Pythonの先祖であるABCは、SETLの影響を受けている。Lambert Meertens はABCの設計に到達するまでニューヨーク大学のSETLグループで約1年を過ごしていた」
万人のためのコンピュータプログラミング [編集]
1999年、ヴァンロッサムは Computer Programming for Everybody(万人のためのコンピュータプログラミング)と題した出資申込書をDARPAに送った。その中でPythonの目標を次のように定義している。
- 容易かつ直観的な言語で、主要なプログラミング言語と同程度に強力である。
- オープンソースであり、その開発に誰でも貢献できる。
- 平易な英語のように分かりやすいコード。
- 日常的タスクに適しており、開発時間を短くできる。
これらの目標のある程度が既に現実となっていることは間違いない。Pythonはプログラミング言語として広く使われるようになっており、特にインターネット環境で顕著である。
脚注 [編集]
- ^ a b Constine, Josh. “Dropbox Hires Away Google’s Guido Van Rossum, The Father Of Python”. Techcrunch. 12/7/2012閲覧。
- ^ Python-Dev - Happy Birthday, Guido! 2007年1月31日
- ^ Python Creator Guido van Rossum now working at Google - O'Reilly ONLamp Blog、2005年12月21日
- ^ Google Mondrian: web-based code review and storage Niall Kennedy's Weblog、2006年11月30日
- ^ 'Globbing' library routine
- ^ File::Glob - Perl extension for BSD glob routine - search.cpan.org
- ^ Foreword for "Programming Python" (1st ed.) Guido van Rossum, Reston, VA, May 1996
- ^ [Python-Dev] SETL (was: Lukewarm about range literals) 2000年8月29日
外部リンク [編集]
- 本人のホームページ
- Neopythonic (新しいブログ)
- All Things Pythonic (以前のブログ)
- The History of Python Pythonの歴史や設計上の判断についてグイド自身が語っているブログ
- Computer Programming for Everybody
- FLOSS Weekly 11: Guido van Rossum on FLOSS Weekly(インタビュー記事)、2006年8月
- The A-Z of Programming Languages: Python Computerworld(インタビュー記事)、2008年8月
- Google App Engine - Run your web applications on Google's infrastructure - Google App Engine に関してスタンフォード大学で行ったヴァンロッサムの講演(オンラインビデオ録画)