バーバラ・リスコフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
バーバラ・リスコフ
人物情報
生誕 Barbara Jane Huberman
1939年11月7日(75歳)
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身校 カリフォルニア大学バークレー校
スタンフォード大学
学問
研究分野 計算機科学
研究機関 マサチューセッツ工科大学
博士課程
指導教員
ジョン・マッカーシー[1]
主な受賞歴 フォン・ノイマンメダル
チューリング賞
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

バーバラ・リスコフ(Barbara Liskov、1939年11月7日 - )はアメリカ合衆国計算機科学者。MIT電気工学/計算機科学部門の教授を務めている。

経歴[編集]

ロサンゼルス生まれ。1961年、カリフォルニア大学バークレー校で数学の学士号を取得し、1968年スタンフォード大学でアメリカ合衆国で女性として初の計算機科学の博士号を取得した[2][3]。博士論文のテーマは、チェスの終盤をプレイするプログラムに関するものだった[4]。当時、計算機科学部門を有する大学は少なく、スタンフォードでも計算機科学の学位を取得する学生は非常に限られていた。

リスコフは数々の重要なプロジェクトを主導した。

また、Jeannette Wing と共に派生型という概念を定義し、現在ではリスコフの置換原則として知られている。MIT では Programming Methodology Group を率い、ビザンチン・フォールトトレラント性分散コンピューティングを研究している。

リスコフは全米技術アカデミーの会員であり、アメリカ芸術科学アカデミーAssociation for Computing Machinery (ACM) のフェローである。2004年、「プログラミング言語、プログラミング手法、分散システムの理論的貢献に対して」、フォン・ノイマンメダルを授与された。3冊の著書と百以上の論文を発表している。

2008年、オブジェクト指向プログラミングの発展へとつながったプログラミング言語(特にCLUとArgus)設計とソフトウェア方法論についての貢献により[5]、ACMチューリング賞を受賞[6]。ACMでは、プログラミング言語とシステム設計への実用的および理論的基盤への貢献を挙げており、特にデータ抽象化フォールトトレラント設計分散コンピューティングに関連した業績を挙げている[7]

脚注[編集]

  1. ^ バーバラ・リスコフ - Mathematics Genealogy Project
  2. ^ Barbara Liskov -- Engineergirl”. 2007年9月6日閲覧。 Profile from the National Academies of Engineering.
  3. ^ UW-Madison Computer Science Ph.D.s Awarded, May 1965 - August 1970”. 2010年11月8日閲覧。 PhDs granted at UW-Madison Computer Sciences Department.
  4. ^ Huberman (Liskov), Barbara Jane (1968). A program to play chess end games. Stanford University Department of Computer Science, Technical Report CS 106, Stanford Artificial Intelligence Project Memo AI-65. http://oai.dtic.mil/oai/oai?verb=getRecord&metadataPrefix=html&identifier=AD0673971 
  5. ^ Barbara Liskov Wins Turing Award | March 10, 2009 from the Dr. Dobb's Journal website
  6. ^ Top prize in computing goes to MIT professor from the website of The Boston Globe
  7. ^ ACM Names Barbara Liskov Recipient of the 2008 ACM A.M. Turing Award”. Association for Computing Machinery. 2009年3月10日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]