テッド・ネルソン

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テッド・ネルソン(Theodor Holm Nelson 1939年 -)は、アメリカ社会学者であり思想家であり情報工学のパイオニアである。彼は1963年に「ハイパーテキスト」という用語を生み出し1965年に発表した。彼はまた、ハイパーメディアトランスクルージョンVirtuality(電子書籍システムの概念構造)、Intertwingularity(知識の相互関連性)、テレディルドニクスといった用語も生み出した。彼の仕事の主要な推進力は、コンピュータを普通の人々に容易にアクセス可能にすることであった。彼の座右の銘は以下の通りである。

ユーザーインターフェイスは、急いでいる初心者が10秒以内に理解できるぐらい簡単にすべきだ。

目次

[編集] 経歴

ネルソンは1960年にザナドゥ計画を立ち上げ、コンピュータネットワーク上に単純なシステムを構築することを目標とした。その成果は1974年の著書『コンピュータ・リブ/夢の機械』および1981年の『リテラリーマシン』で文書化されている。彼の成人後の人生はほとんどザナドゥの実現とその概念を広めることに費やされている。

ザナドゥ計画は実りのない結果となった。その原因は様々に議論されている。ジャーナリストのゲーリー・ウルフはWIRED誌の1995年6月号でネルソンとザナドゥのありのままの歴史を発表した。ネルソンはこれに対して彼のWebサイト上で嫌悪感を表し「残虐なジャッカル」を訴えると脅した。[1]

その構想の一部はティム・バーナーズ=リーが発明したWorld Wide Webによって実現されつつある。Webの大部分はザナドゥに触発されたものだが、ネルソンはWorld Wide WebもXMLも全てのマークアップも嫌い、バーナーズ=リーのやったことは彼の構想を単純化しすぎていると断じた。

HTMLは正に我々がPREVENTでやろうとしていたことである。壊れることを想定したリンク、外に向かうだけの単方向リンク、ただし版も著作権もオリジナルも管理されていない。– テッド・ネルソン (Ted Nelson one-liners )

ネルソンは新しい情報構造ZigZagに取り組んでおり、ザナドゥ計画の Webサイトで説明されている(ザナドゥの2つのバージョンのコードもある)。

彼は現在、思想家であり、オックスフォード大学の客員教授として情報やコンピュータやマンマシンインターフェイス関連分野で活動している。

[編集] 学歴と受賞歴

ネルソンは1959年スワスモア大学で哲学の学士号を受け、1963年ハーバード大学で社会学の修士号を受け、2002年には慶應義塾大学で政策・メディアの博士号を受けている。

1998年、オーストラリアのブリスベンで開催された第七回WWW会議でネルソンはユーリ・ルビンスキー記念賞を受賞し、仕事で初めて表彰されたと述べた。

2001年、フランスから 「Officier des Arts et Lettres」としてナイトに叙された。 2004年、オックスフォード大学のウォドム・カレッジのフェローに任命され、現在は同大学のインターネット研究所で研究活動を行っている。

彼の父はエミー賞を受賞したTVディレクターのラルフ・ネルソン、母はアカデミー賞を受賞した女優のセレステ・ホルムである。

[編集] 著書

  • Life, Love, College, etc. (1959年)
  • Computer Lib: You can and must understand computers now/Dream Machines: New freedoms through computer screens—a minority report (1974年), マイクロソフト出版 1987年版: ISBN 0914845497
  • The Home Computer Revolution (1977年)
  • 『リテラリーマシン – ハイパーテキスト原論』(原著は1981年), アスキー 1994年版: ISBN 4756104185
  • The Future of Information (1997年)

[編集] 外部リンク

すべて英語