エミー賞

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エミー賞
受賞対象 優れたテレビ番組やその製作関係者
主催 テレビ芸術科学アカデミー(プライムタイム賞)
全米テレビ芸術科学アカデミー(デイタイム・スポーツ)
国際テレビ芸術科学アカデミー(国際エミー賞)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
初回 1949年
公式サイト www.emmys.tv
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エミー賞(エミーしょう、エミー・アウォードEmmy Award)は、米国テレビ芸術科学アカデミー(The Academy of Television Arts & Sciences)の主催で、アメリカテレビドラマを始めとする番組のほか、テレビに関連する様々な業績に与えられる賞である。知名度が非常に高く、単に「エミー」と略されることが多い。似た賞でピーボディ賞が存在するが、エミー賞はそれに比べるとより娯楽性を重視した賞である。第1回のエミー賞は1949年1月25日に開催された。

エミー賞の対象部門は様々に分類されており、放送時間による分類(プライムタイムに放送される娯楽番組、デイタイムに放送される番組)やスポーツ、ニュース、ドキュメンタリー番組など、海外制作の番組などのほか、制作技術や放送機器・技術に対しても表彰が行われている。

プライムタイム・エミー賞[編集]

デイタイム・エミー賞[編集]

デイタイム(昼間)に放送する番組が対象なので、主に昼ドラマトーク番組に対する表彰を行っている。また、プライムタイムとは別にデイタイムでもクリエイティブアート部門がある。

スポーツ・エミー賞[編集]

優れたスポーツ番組に与えられる。毎年4月後半か5月初旬に授与式が開かれる。

技術・工学エミー賞[編集]

テレビの技術・工学的側面に対して優れた発展・貢献をもたらした個人・企業・科学技術関連組織に与えられる。

地域エミー賞[編集]

全米を20の地域に分け、それぞれの地域で優れた報道や娯楽を提供したプログラムに与えられる。

国際エミー賞[編集]

2012年で第40回を数える。アメリカ以外のテレビ番組を対象に、世界のテレビ作品や俳優などに贈られる賞。2003年までは米国テレビ芸術科学アカデミーが主催していたが、2004年からは別団体である国際テレビ芸術科学アカデミー (International Academy of Television Arts & Sciences) の主催となった。

以下の部門賞が設けられている。

  • 芸術番組部門 (Arts Programming)
  • 男優部門 (Best Performance by an Actor)
  • 女優部門 (Best Performance by an Actress)
  • 青少年・子供向け番組部門 (Children & Young People)
  • コメディー番組部門 (Comedy)
  • ドキュメンタリー部門 (Documentary)
  • 連続ドラマ部門 (Drama Series)
  • 報道部門 (News)
  • リアリティ・バラエティ部門 (Non-Scripted Entertainment)
  • テレビ映画/ミニシリーズ部門 (TV Movie/Mini-Series)
  • 子ども向け(International Emmy Kids Awards)(2013年から新設の賞)
  • デジタル(International Digital Emmy Awards)

特記事項[編集]

  • 第15回(1975年)で、日本テレビNNNドキュメント『明日をつかめ!貴くん〜4745日の記録』(1975年6月29日放送)がドキュメンタリー部門を初受賞。
  • 第25回(1985年)では、NHK芸術劇場『創作舞踊 無明』」(主演:瀬川仙魚)が公演芸術部門で優秀賞を受賞。日本作品初の受賞となった。
  • 第29回(1999年)では、毎日放送ドキュメンタリー番組「映像'90『ふつうのままで』」が、ドキュメンタリー部門でグランプリを獲得する快挙を達成した。脳性麻痺に冒されて手足が不自由になった奈良市在住の夫婦が、多くの人たちとふれあいながら、一人息子を育て上げる日々を描いたヒューマンドキュメンタリーだった。毎日放送は、第31回(2001年)でも、同じドキュメンタリーシリーズの「映像'01『生まれくるわが子へ』」を出品、入賞した。
  • 第31回の最終ノミネートでは、テレビ朝日では初のノミネートとして「トリセツ」が選出されたが、グランプリ受賞はならなかった。
  • 第35回の最終ノミネートでは、日本からの出展のうち、芸術番組部門で「プレミアム10『この世界に 僕たちが生きてること』」(NHK)が、コメディー番組部門で「サラリーマンNEO」(NHK) が、リアリティ・バラエティ部門で「たけしのコマネチ大学数学科」(フジテレビ)が、ドキュメンタリー部門で「NHKスペシャル『恐竜vsほ乳類 1億5千万年の戦い』」(NHK・国際共同製作)がそれぞれ選出されていたが、いずれも受賞はしなかった。
  • 第36回の最終ノミネートでは、芸術番組部門で「名門に生まれるということ…〜市川海老蔵・宿命と苦悩の物語〜」(フジテレビ)、青少年・子ども向け番組部門に「ドキュメント にっぽんの現場『ことば あふれ出る教室〜横浜市立盲学校〜』」(NHK)、コメディ部門に「サラリーマンNEO」(NHK、2年連続ノミネート)、リアリティ・バラエティ番組部門に「DOORS 2007」(TBS)が選出されていたが、いずれも受賞を逃した。
  • 第37回の最終ノミネートでは、芸術番組部門で「サントリー1万人の第九」(毎日放送)、コメディー部門に「星新一ショートショート特集」(NHK)が選出。そのうち「星新一ショートショート特集」が受賞した。
  • 第38回(2010年)では、連続ドラマ部門で「坂の上の雲」(第一部)(NHK)がノミネート。
  • 第39回(2011年)では、時事問題部門で「NHKスペシャル『奇跡の生還〜スクープ チリ鉱山事故の真実〜』」(NHK)が最優秀賞を受賞。他に連続ドラマ部門で「坂の上の雲」(第二部)(NHK)、テレビ映画/ミニシリーズ部門でテレビ東京の「シューシャインボーイ」、芸術番組部門で「ノンフィクションW はじまりの記憶~現代美術作家・杉本博司~」(WOWOW)がノミネート。
  • 第40回(2012年)では報道部門でNHKの東日本大震災報道が、キッズドラマ部門で『中学生日記』(NHK名古屋)が受賞したほか、キッズアニメ部門に「デジモンクロスウォーズ」(テレビ朝日)、テレビ映画/ミニシリーズ部門に『初秋』(中部日本放送)、芸術番組部門で「ブルーマン」(WOWOW)がノミネートされた。
  • 第41回(2013年)ではテレビ映画/ミニシリーズ部門に『連続ドラマW「天の方舟」』(WOWOW)、男優部門に堤真一(NHK「とんび」)がノミネートされた。
  • 第42回(2014年)ではテレビドラマ部門に『八重の桜』(NHK)、テレビ映画/ミニシリーズ部門に『特集ドラマ ラジオ』(NHK)、アートプログラム部門では『ノンフィクションW 触れる 感じる 壊れる絵本~造本作家・駒形克己の挑戦~』(WOWOW[1]、デジタルプログラム部門に『リアル脱出ゲームTV』(TBS)がノミネートされた。

学生エミー賞[編集]

高校生・大学生が作成した作品に与えられる賞。正課・課外活動で作成した作品を地域の支部に提出すると、作成に関わった学生(最大100人)に参加賞としてバッチが与えられる。その上で、各地域ごとの優秀賞が選ばれる。不況による財政難で2009年以降中断している。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  1. ^ “エミー賞発表!日本勢は受賞逃す 綾瀬はるか「八重の桜」などノミネート”. シネマトゥデイ. (2014年11月26日). http://www.cinematoday.jp/page/N0068481 2014年11月26日閲覧。