ダウンロード販売

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

ダウンロード販売(ダウンロードはんばい)とは、電子商取引の一種で、インターネット上での商品販売方法の1つである。

取り扱う商品は、音楽音楽配信)、動画画像電子書籍デジタルコミック)、ダウンロードコンテンツゲームソフト)、ソフトウェアなどのデジタルデータを対象とする。決済はプリペイドカード電子マネークレジットカード、銀行振込、コンビニエンスストアでの決済、販売店舗専用のポイントなどを利用する。

購買の流れはインターネットショッピングと同じく、購買者はデータ販売サイトで商品となるデータの購入を確認するページに移動した後、購入を認証することによって契約が成立し、購入者はデータをダウンロードする権利を得られる。

目次

[編集] 利点

売り手の利点

  • 販売する商品がデジタルデータであるため、「売り切れによる機会損失」や「売れ残りによる値崩れ」も起こらない。
  • 物理的な商品がないため、店舗や倉庫が不要で、店舗料や輸送費がゼロとなり、サーバー運用管理の費用のみでまかなえる。
  • 修正や改良もサーバー上に置かれているデータを書き変え修正パッチを配布するだけで済み、商品の回収・交換が要らない。利用者の声を即座に反映させて随時改良を続けることもできる。
  • コピー対策が施されている商品は、アクティベーションによってひも付けされたコンピュータでしか利用できないことがほとんどであり、その場合は商品の貸し借り、中古店での売買が発生しない。
  • インターネット接続環境がある場所にならどの地域・国の客にも販売できる。
以下はインターネットショッピング全般に共通する利点である、
  • 商品が窃盗(万引き)の被害に遭うことがない。
  • 販売手続きはコンピュータが自動的に処理するため、来客数がどれだけ多くても店頭販売のような接客要員がいらない。
  • 販売サーバの停止や保守作業の場合を除き、24時間365日の販売が可能。
  • 購買者の年齢、性別、住所、購入日時、他に何を購入しているか、などの情報を正確に把握できる。今日が誕生日の購買者のみに割引を行うという売り方もできるし、未成年に成年向けの商品を売るという手違いも減らせる。

買い手の利点

  • 販売店まで出向く手間と交通費、あるいは商品配送料が掛からない。
  • 目当ての商品が品切れ・生産中止になって買い逃す心配がない。
  • 商品が欲しいと思い立ったらすぐさま入手できる。
  • 上記売り手の経済的利点から、商品を店頭販売版よりも安価に購入できる場合がある。
  • パッケージの保管スペースを確保する必要がない。

[編集] 欠点

  • 商品の複製が作りやすくなるやめ、アクティベーションやプロテクトなどによる複製対策の強化を余儀なくされることがある。
  • コンピュータとの相性で購入したソフトウェアが使えないなど理由があっても、大抵の場合は返品ができない(体験版によって動作の確認を促すサイトもある)。
  • 商品に購入日からのダウンロード期限が定められている場合、期限が過ぎたら、例えまだダウンロードしていない場合でもダウンロードできなくなる。
  • 他の記憶媒体CD-RDVD-Rなど)を介したバックアップを行わないと商品の移動ができない。
    家庭用ゲーム機Wii/DSiPS3/PSPXbox 360など)用のゲームソフトまたは追加データ(ダウンロードコンテンツ)のダウンロード販売では、パッケージソフトの記憶媒体(DVD-ROMUMDBD-ROMなど)とは切り離される形で保存されることになるが、違法コピー対策として、外部記憶媒体(SDメモリーカードメモリースティックハードディスクなど)へはコピーできないか、または記憶媒体から直接起動できないなどのプロテクトが施されており、その場合はバックアップを行うことができない。当然、本体設置場所以外(例えば友人宅)へ出向いてのゲーム利用・およびソフトの貸し借りも行えない。
  • 不要になった場合に転売が不可能(ダウンロードした商品をCD/DVD-Rに書き込んでリサイクルショップへ持ち込んだ場合、違法コピーとみなされ、買い取りを拒否される)。ただし、小売側から見れば中古市場形成による作品の値崩れを防げる利点となる。
  • 販売物の販売経路がダウンロード販売のみに限られている場合、販売が終了した時点で入手する手段が限りなく狭くなる。
  • 購入にはインターネットネット環境が必要となるが、数十MB~数百MBにもなる大容量な商品は、ブロードバンド(ADSLFTTH)での接続しか想定していない場合が多いため、ナローバンドフレッツ・ISDNなど)接続での不便さ、およびブロードバンドが利用できない地域の事情についてはほとんど考慮されていない。
    ADSLでは数分~1時間程度でダウンロードできるのに対し、ナローバンドでは数十MBのダウンロードでさえ数時間は掛かる。
    ナローバンドによるダウンロードが不可能または著しく困難な場合に備え、併せてパッケージ版を販売している業者もある。
  • コレクターの収集欲を満たせない(パッケージ版の場合は、ディスクのレーベルに書き下ろしのイラストがプリントされていたり、付属品や限定版が存在するものもある)。
以下はインターネットショッピング全般に共通する欠点である
  • 店舗側が商品に誤った値段を付けた場合、その値段で売らざるを得なくなる場合がある。
  • 18歳以上であることを明確にするため、クレジットカード決済でしか販売していない店舗(一般向け商品と成人向け商品を同時に扱う店舗など)では、クレジットカードを持てない(または利用枠が制限される)児童や学生、無職者などが購入に差し支えないはずの商品を購入できない場合がある。
  • 個人情報がデータ販売サイトに詳らかに知られてしまう。
  • クレジットカードの番号や購入履歴などの個人情報が漏れ、犯罪被害に遭う可能性がある。

[編集] 関連項目

[編集] ソフトウェア

[編集] 経済

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語