ビデオ・オン・デマンド

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ビデオ・オン・デマンド(Video On Demand)とは、視聴者が観たい時に様々な映像コンテンツを視聴する事が出来るサービスである。略称「VOD」。別名「電子レンタルビデオ」。

VODに於いて配信されるコンテンツは、公開済の映画や放送済の放送番組などが一般的であるが、オリジナルの映像作品を配信するものもある。

課金方法としては、コンテンツ毎に課金するもの(ペイ・パー・ビュー)が多いが、一定金額を支払えば観放題となるサービスを提供しているものもある。

目次

概要 [編集]

ユーザが要求した時点でコンテンツを配信する通信であり、放送では行う事が出来ない映像の一時停止・巻戻し・早送りなどの操作が可能なサービスが多く、利便性が高い。

例えば、ある映画を観たくなった時、レンタルビデオ店に借りに行ったりする代わりに、VODならパーソナルコンピュータ(PC)でインターネット(主にブロードバンド回線)により視聴する事が可能である。また、セットトップボックス(STB)を用いて、テレビ受像機で視聴可能なサービスもある。レンタルDVDショップでは店舗側事情や制作元・配給元からの推薦上の関係で店舗により配置の取り扱いのない[1]作品でも、このシステムにより利用可能な場合もある。

最大で同時刻帯にアクセスのある視聴者数だけ個別にコンテンツを送出しなければいけないため、送出サーバや通信回線の帯域が多く必要とされる。このため、テレビ放送画質で自由なVODを実現するのは困難が伴う。

また、従来技術の延長でVODに似たサービスを実現するものとして、NVOD(Near VOD)がある。これは、比較的短時間の間隔をずらして次々と同じ番組を送出するもので、例えば120分番組を12のチャンネルで10分おきに送出すると、視聴者は最大10分待てば必要な番組を冒頭から観る事ができる。技術的には単なる多チャンネル放送であり、帯域さえ確保できればよい。しかし、あらゆる番組を常時NVODで放送するほどの帯域は用意できないため、現実的には本来のVODに期待されるサービスとは隔たりがある。

主なサービス [編集]

CATV [編集]

有線テレビジョン放送事業者又はRF方式の有線役務利用放送をする電気通信役務利用放送事業者が行うものであり、これらが行うCATV(有線テレビジョン放送又は電気通信役務利用放送)に附随するサービスとしてVODを提供している(インターネット(電気通信事業)に附随するサービスでない)。

IPTV [編集]

IP方式の有線役務利用放送(IPTV)をする電気通信役務利用放送事業者が行うものである。利用するにはSTBが必要であるが、STBの機能を搭載するテレビ受像機もある。主なものは次の通り。

携帯電話 [編集]

携帯電話フィーチャーフォン)、スマートフォンのインターネット接続機能を利用したコンテンツの配信もVODの一種と言える。

PC [編集]

PCを利用し、ウェブブラウザメディアプレーヤーなどのソフトウェアで再生する。ネット配信とも呼ばれる。

主なものは次の通り(提携先にコンテンツの提供のみを行い自ら配信を行わないもの及びいわゆる動画共有サービスを除く)。

インターネットテレビ [編集]

インターネット接続機能を搭載するテレビ受像機(インターネットテレビ)利用しVODを提供する。

その中でも、スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスなどに対応(マルチデバイス)したものは次の通り。

他国の主なサービス [編集]

脚注 [編集]

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  1. ^ 店舗側の裁量による非入荷や、出荷側が特定の店舗以外には出荷を頑なに行わない事から店頭で取り扱いが出来ない場合がある。

関連項目 [編集]